2018年7月23日
2018年7月23日の日本の債券市場で長期金利が急上昇しました。
長期金利の指標とされる10年もの国債利回りは先週末20日終値で0.030%でしたが、23日の午前中に約半年ぶりに0.090%まで急上昇しています。
investing.comホームページより
上記のように日銀が許容範囲とする0.10%を一気に超えそうな状況になったため、日銀は2018年2月以来、約半年ぶりに指値オペ(※)を実行して金利上昇を抑制する動きを取りました。
※指値オペとは特定の利回りで無制限に国債を買い入れて利回りの上昇を強制的にコントロールようにオペレーションすること
今回の金利上昇の理由は「日銀が長期金利目標の柔軟化を検討する」と時事通信が報道したこととされています。「長期金利目標の柔軟化の検討」とは、現在の長期金利の誘導の上限目標であるを0.100%を引き上げるもので、日銀が正式に政策として取り入れた場合、長期金利の利回りは0.100%よりも高い水準で推移するようになる可能性があります。
まだ公式に発表されたものではありませんので、しばらく憶測が憶測を呼ぶ展開で債券市場は大きな値動きになる可能性がありそうです。なお、公式発表は今月末に開催される日銀政策決定会合後になるでしょう。
日銀が指値オペでコントロールしたことで沈静化しましたが、月末にかけて長期金利が大きく下がるということはなさそうな状況です。長期金利が現在の水準0.08%~0.09%で推移した場合、住宅ローン金利のうち、固定金利タイプの金利は業界全般的に引き上げになる可能性が高いと言えるでしょう。
変動金利に関しては今すぐ金利上昇する可能性は低く今の水準が維持されると考えておいて良いでしょう。
当サイトでは住宅ローンの金利が上昇するのはまだ先と予想していましたが、その根拠は「日銀が今の政策を変えられないはずだから」でした。日銀が本当に金融政策を転換して、金利上昇を許容した場合、当然、住宅ローンの金利が上昇していく可能性があります。
まずは日銀の公式発表を待つしかありませんので今月末の日銀政策決定会合に注目したいと思います。
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