2016年11月18日
トランプ氏のアメリカ大統領選挙での予想外の当選から円安・株高・債券安(金利高)が続いています。
長期金利もアメリカ大統領選挙後から上昇し、16日には今年の2月以来となるプラス圏で終値を迎えるなど、上昇圧力が強まっています。
それを受けて日銀が長期金利のコントロールに入っています。
「指値オペ」とは、長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)を行うにあたって、日本銀行が導入した新型のオペレーションで、日銀が指定する利回りで国債を買入れることです。
今回の買い入れ対象は残存期間「1年超3年以下」と「3年超5年以下」で、2年物国債370回債の利回りはマイナス0.090%、5年物国債129回債はマイナス0.040%で無制限に国債を買い入れているようです。
この「指値オペ」により長期金利は前日より低下して終値を迎えています。
つまり「指値オペ」とは日銀が長期金利の上昇を抑えようとしているということですね。
日銀が新たに行っている「長短金利操作(イールドカーブ・コントロール)付き量的・質的金融緩和」では長期金利を0%程度に誘導するとしています。今まで下値ではマイナス0.06%前後が下限のようでしたが、今回始めて上限をどのくらいで考えているのかがわかってきましたね。
日銀は長期金利がプラス圏に入ると即座に「指値オペ」を行っています。これは長期金利をプラス圏にはさせないということでしょう。
<日銀がコントロールしたい長期金利の幅>
上限:プラスマイナス0%
下限:マイナス0.06%程度
実際に今回が「指値オペ」の初めての実施ということなので下限はまだ確実ではありませんが、少なくともマイナス0.06%程度では「指値オペ」を行っていないので容認ということでしょう。
この「指値オペ」で長期金利はどのくらい下がるのかは数日様子を見てみないとわかりませんが、おそらくマイナス圏内まで低下させるものと見られます。
長期金利の上昇で住宅ローン金利も上昇か?と心配してる方もいるかもしれませんが、この「指値オペ」で長期金利がマイナス圏内まで低下すれば12月の住宅ローン金利は低下しないまでも11月から据置きとなるかもしれません。
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