2016年9月16日
日銀の金融緩和により住宅ローンは異次元の低金利となっていますが、9月の日銀金融政策決定会合では、これまでの金融緩和策を「総括的に検証」するとしています。
金融緩和の目的はデフレの脱却で、その目標である消費者物価指数(CPI)2%ですが、金融緩和の肝であるマイナス金利の導入以降マイナス圏から上昇することができずに、目標からは程遠い数字となっています。
現状では、金融緩和でデフレ脱却の効果は出ていないということになります。
しかし、この会合では目標はそのままで、マイナス金利を中心に金融緩和政策を強化・継続し、縮小はしないこと、そしてマイナス金利政策を緩和策の軸にしてさらなる深掘りも検討するとしています。
マイナス金利の更なる深掘りとなれば、住宅ローン金利は更に低下することになり、住宅ローンの借り入れや借り換えを考えている方には朗報ですね。
さらに目標である消費者物価指数(CPI)2%を達成するまでは、金融緩和策を強化・継続するということは、目標の達成までは現在の低金利が継続することになります。これも変動金利で住宅ローンを借り用としている方、借りている方に朗報でしょう。
しかし、マイナス金利の導入以降銀行の収支は悪化していて、これ以上のマイナス金利の深掘りは今まで以上の反対が予想されます。銀行の反対をどのように封じ込めるかが、マイナス金利の更なる深掘りの時期や規模に影響しそうです。
いつマイナス金利の深掘りが行われるかは微妙なところですが、今のままでは消費者物価指数(CPI)の目標には程遠いですし、そう遠くないうちに行われることになるでしょう。
まずは、9月20・21日の金融政策決定会合の結果に注目です。
すでに、先日お伝えしたとおり、三井住友銀行がATM手数料を実質値上げするなど、マイナス金利の悪影響が個人にも出始めています。マイナス金利の好影響は、御存知の通り、借入金利の低下ですね。つまり、お金を借りる人しか直接的なマイナス金利の恩恵は受けられません。
9月に上昇したものの住宅ローン金利は、歴史的低金利と言える状態です。ここで更にマイナス金利の深掘りが行われれば、更に金利は低下することになり、住宅ローンを借り入れにはとても良いタイミングです。
住宅ローンを検討中の方は、マイナス金利の深掘りが行われる前に早めに申し込んでおくことをおすすめします。
申込が殺到すればそれだけ審査に時間がかかり、希望のタイミングで融資が行えないかもしれません。住宅ローンの金利は融資実行時に決まるため、事前に審査を通しておき融資のタイミングを調整するのが賢い借り方です。
金利が下がったタイミングを逃さないように注意してください。
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