2016年4月14日
今年2月に日銀がマイナス金利政策を導入したことから、住宅ローンの金利が下がっています。現在返済中で、完済までの期間が長かったり、残高が多かったりする場合、低金利のローンに借り換えることで、返済総額を減らせることから、住宅ローンの借り換える方が増えています。
では、タイプ別に住宅ローン金利が下がり方をまとめてみます。
まず住宅ローンの金利タイプには大きく3つあります。
(1)半年に1回、金利を見直す「変動型」
(2)10年間など一定期間金利が変わらない当初固定型
(3)返済が終わるまで同じ金利の全期間固定型
マイナス金利の影響を受けて下がっているのは固定型です。例えば、メガバンク3行(三菱UFJ、みずほ、三井住友)は、当初10年固定型の最優遇金利を1.05%(2月1日時点)から、0.85%もしくは0・9%(4月1日現在)に下げています。これにより変動型との金利差は0.25ポイント前後まで縮まりました。メガバンク3行の3月の借り換え申込件数は、前年同月比で約3倍に伸びていると新聞記事に掲載されています。
その他の銀行で見ても、三井住友信託銀行の当初10年固定金利は0.55%。イオン銀行は今年1月1日から0.79%と低金利に加えて、借入金額が1千万円以上かつ期間が10年以上だと、5年間イオングループでの買い物が5%オフになる付帯サービスが特徴的です。
次に借り換えで負担軽減効果があるのは人をまとめてみます。
一般的に、
(1)残りの返済期間10年以上
(2)残高1千万円以上
(3)借り換えによって1%以上金利が下がる
この3つの条件を満たす人はメリットがあると言われています。
また借り換えには、保証料、登記費用などがかかりますが、上記3つの条件が揃っていると、借り換え費用を払っても負担軽減効果があります。たとえ金利差1%未満でも、保証料のかからない銀行に借り換えることで負担が減るケースもあります。慎重に借り換え先の銀行を選ぶ必要があります。
最後に変動型の金利は日銀の政策金利に連動していますが、現在の政策金利はほぼゼロのため、変動型の住宅ローン金利も底値にあると言えます。中長期的にはいずれ上がる可能性の方が高いため、変動金利で負担軽減効果を最大限得たい人は、今すぐ行動に移した方が良いかもしれません。
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