2026年9月21日
兵庫県・神戸で住宅ローンを組むなら、店舗網で圧倒的な三井住友銀行、変動金利で年0.845%〜(2026年9月・条件あり)と健闘するみなと銀行、そして無料の疾病保障が付くネット銀行の3つを並べて比べるのが近道です。但馬銀行や尼崎信用金庫などの地域金融機関も含め、家族の暮らしに合う1本を選ぶための比較ポイントを整理しました。
神戸は関東の横浜に近いイメージがあると言われ、かつて「東洋のウォール街」とも言われていたほど商業と金融が発展していました。また、貿易・観光も盛んで経済活動も活発な都市なので多数の金融機関が店舗を構えています。

兵庫県では三井住友銀行が盛んに営業しています。地方銀行としてみなと銀行などがありますが、地方部の都道府県のように第一地銀が圧倒的なシェアを占めているわけではありません。メガバンクがここまで目立つ営業を行っているのは大都市圏ならではの金融事情と言えるでしょう。
兵庫県内にはメガバンクの三井住友銀行が多数の店舗を展開しています(三井住友銀行の前身の銀行に神戸銀行・太陽神戸銀行があるため)。
兵庫県を地盤とする地方銀行は第一地銀の但馬銀行と第二地銀のみなと銀行があります。経済基盤が大きいので、信用金庫、信用組合も多く営業をしています。
| 金融機関名 | 預金残高 | 貸出残高 | 兵庫県内の店舗数 |
| 三井住友銀行 | – | – | 169 |
| 但馬銀行 | 1兆1,544億円 | 9,638億円 | 69 |
| みなと銀行 | 3兆8,167億円 | 3兆0,531億円 | 103 |
| 尼崎信用金庫 | 2兆7,532億円 | 1兆3,196億円 | 90 |
※2025年5月末時点・当サイト調べ
2026年9月時点の新規借入金利です(各行公式サイトで確認・当サイト調べ)。地銀・信金は「店頭表示金利から取引条件に応じて引き下げ」という仕組みなので、実際に適用される金利は審査と取引内容で変わります。
| 金融機関名 | 変動金利 | 10年固定金利 | 全期間固定(35年) |
| 三井住友銀行 | 年1.525%〜(WEB申込専用・最優遇) | 年3.700%〜 | 年4.610%〜 |
| 但馬銀行 | 基準金利 年3.325%から所定の引き下げ | 基準金利 年5.60%から所定の引き下げ | フラット35を取り扱い |
| みなと銀行 | 年0.845%〜(融資手数料型・取引条件あり) | 店頭 年5.650%から引き下げ(窓口で確認) | 年3.880%〜(融資手数料型) |
| 尼崎信用金庫 | 店頭 年3.125%から所定の優遇 | 店頭 年5.700%から所定の優遇 | フラット35を取り扱い |
出典:三井住友銀行 住宅ローン金利/但馬銀行 たんぎん住宅ローン(令和8年9月1日現在)/みなと銀行 住宅ローン(2026年9月金利プラン)/尼崎信用金庫 金利情報(2026年9月18日現在)
注目したいのはみなと銀行の変動金利 年0.845%〜です。給与振込の指定とりそなグループアプリ・デビットカードの利用(または所定の取引項目3つ以上)が条件ですが、条件を満たせばネット銀行と肩を並べる水準です。一方、三井住友銀行の変動金利は年1.525%〜と高めですが、店舗数の多さと相談のしやすさ、繰上返済もネットなら無料という利便性があります。
但馬銀行と尼崎信用金庫は「基準(店頭)金利から取引内容に応じて引き下げる」方式で、引き下げ後の金利は公表されていないため、窓口で見積もりを取って比べる必要があります。共働きで給与振込や公共料金の引き落としをまとめられる家庭ほど、引き下げ幅が大きくなる傾向があります。
変動金利が上昇局面にある中で、返済額が最後まで変わらない公的な住宅ローン「フラット35」を選ぶご家庭も増えています。
フラット35では自治体と連携し、住宅取得の補助金などとあわせて当初5年間の金利を引き下げる「地域連携型」を取り扱っています。引き下げ幅は子育て支援・空き家対策で年▲0.5%、地域活性化で年▲0.25%です(住宅金融支援機構・2026年9月確認)。
兵庫県で地域連携型に対応している自治体は
| 兵庫県 | 神戸市 | 尼崎市 |
| 洲本市 | 芦屋市 | 相生市 |
| 三木市 | 高砂市 | 川西市 |
| 三田市 | 加西市 | 養父市 |
| 南あわじ市 | 淡路市 | 宍粟市 |
| 加東市 | たつの市 | 神河町 |
の18自治体です(【フラット35】地域連携型・2026年9月確認。予算に達すると受付が終了することがあり、各自治体の補助制度の対象になることが条件です)。神戸市や尼崎市など子育て世帯が多い市も含まれているので、対象地域で家を建てる・買う予定なら、自治体の窓口とフラット35取扱金融機関の両方に早めに確認しておきましょう。
兵庫県で住宅ローンを最も貸し出しているのは三井住友銀行と言われています。神戸銀行の営業基盤をしっかりと受け継いで、県内で高いシェアを維持しています。

三井住友銀行の住宅ローンは、首都圏でネット銀行などと住宅ローンユーザーの獲得競争を繰り広げているので比較的低金利ではありますが、メガバンクの中で標準的な金利水準と言えます。詳しい商品性は三井住友銀行の住宅ローンのメリット・評判・デメリットで、金利の動きは三井住友銀行の住宅ローン金利推移でまとめています。
兵庫県の第一地銀の但馬銀行は、保証会社(全国保証)を使わない場合は原則として連帯保証人が2名以上必要で、保証会社を使う場合は保証料がかかるなど、ネット銀行と比べると条件面で見劣りします。ただし店舗・事務所併用住宅も対象で、融資期間は最長40年まで組めるという地域金融機関らしい柔軟さもあります。
みなと銀行も借入期間を最長40年に設定できる点は強みです。年0.845%〜の変動金利を受けるには、給与振込の指定に加えてりそなグループアプリのセットアップとデビットカード保有、あるいはクレジットカード・iDeCo・NISA口座・公共料金引き落としなどから3項目以上の取引が条件になります。
家計をまとめて預けるつもりなら好条件ですが、ネット銀行のように無条件で低金利が適用されるわけではない点は理解しておきましょう。
オンラインで住宅ローンを選びたいと考えている人にとっては、こうした地銀・信用金庫は手続き面でやや物足りなさを感じる場面もあるという印象です。
三井住友銀行を筆頭に通常の金融機関の住宅ローンに加えて、比較対象に加えておきたいのがネット銀行の住宅ローンです。
もちろん、兵庫県でもネット銀行の住宅ローンは全く問題なく利用できます。ネット銀行の変動金利は日銀の利上げを受けて上昇したものの、それでもおおむね年1%前後と低い水準で金利の引き下げ競争が続いています(2026年9月時点。適用金利は優遇条件により異なります)。
| 変動金利 | 備考 | |
|---|---|---|
| SBIマネープラザ (ドコモSMTBネット銀行の住宅ローン・対面相談コース)※3 | 年1.600%〜 (通期引下げプラン・2026年10月実行/物件価格の80%以内) | 通常の団体信用生命保険、全ての病気やケガに備える全疾病保障に加え、お借入時のご年齢に応じてガン診断時給付を含む3大疾病保障特約(50%)を基本付帯 |
| SBI新生銀行 | 年1.340%(金利優遇プログラム適用時) | すべての病気やケガによる就業不能を保障する全疾病保障付団信が金利上乗せなしで付帯。 ※金利優遇プログラム適用時 |
| PayPay銀行※4 | 年1.580%(全期間引下型) | ソフトバンクユーザ限定の金利優遇に注目。 個人事業主・法人経営者向けの専用住宅ローンも用意。 |
| ソニー銀行 | 年1.847%(新規購入) (変動セレクト) | 2023年11月1日以降、物件の購入価格を超えて借り入れる場合は金利が年0.05%上乗せになります(新規購入時)。
がんと診断されるだけで住宅ローン残高が1/2になる疾病保障が無料付帯。 |
| みずほ銀行ネット住宅ローン | 年1.275%~ | メガバンクのみずほ銀行がネット限定の低金利住宅ローンを提供中。50歳まで年0.1%の上乗せでがん団信に加入可能。 |
例えば、auじぶん銀行やソニー銀行ではがんと診断されるだけで住宅ローン残高が半分になるがん疾病保障が無料でついています。金利で換算すると年0.1%~年0.2%程度の価値があるサービスが無料でついていることを考慮すると、ネット銀行の住宅ローン金利の低さは、通常の銀行では提供できないレベルです。
このように住宅ローンの商品性を比べるとネット銀行の住宅ローンの方が明らかに魅力的に見えるのですが、それでも地銀の住宅ローンを利用する人が多いのは、地域に根差した店舗網・営業力があるからと言えます。それに加えて、審査基準の違いもあるでしょうし、「店舗でどうしても相談したい」という人は一定数存在しているためだと思います。
ネット銀行は住宅ローン契約に関する手続きを郵送、電話、インターネット上で行い、地域に根ざした地銀や信用金庫のような店舗でのサポートはありません。そのようなサポートがないから低い金利を実現できていると言えます。ただし、一部のネット銀行ではオンラインでの対面相談なども実施していますので、絶対に店舗での対面でないと嫌だ、という方を除いては問題なく利用できるケースが多いのではないでしょうか。
店舗での相談とオンライン手続きの両方に対応した銀行を選びたい方には、事務手数料が借入額の2.20%(税込)と分かりやすく、上乗せ0円の全疾病保障付団信もそろえるSBI新生銀行のような選択肢も検討に値します。店舗の安心感とネットの低コストのバランスをとりたいご家庭に向いています。
住宅ローンは借入金額が大きいので少しの金利差でも総返済額が100万円単位で変わってきます。ネット銀行の仕組みや向き不向きはネット銀行の住宅ローンの特徴・メリット・デメリットで解説していますので、可能であればネット銀行の住宅ローンも検討したいですね。
同じ兵庫県でも、家族の状況によって「合う住宅ローン」は変わります。ここでは典型的な3つのケースで考え方を整理します。
共働きで給与振込や家計の口座をまとめられる家庭は、みなと銀行の取引条件付き金利(年0.845%〜)とネット銀行を並べて比べる価値があります。みなと銀行は店舗で相談でき、疾病保障付き団信も50歳までなら選べるので、対面の安心感を重視するなら有力です。
小さな子どもがいて万一の備えを重視する家庭は、がん50%保障などが上乗せなしで付くauじぶん銀行やソニー銀行、全疾病保障付団信のSBI新生銀行など、団信の中身で選ぶ方法があります。金利差が年0.1%程度なら、保障の厚さで逆転することも珍しくありません。
教育費のピークと返済が重なる家庭や、金利上昇の不安を消したい家庭は、フラット35の全期間固定が候補です。対象自治体なら地域連携型(子育て支援)で当初5年間は年▲0.5%の引き下げが受けられ、みなと銀行の全期間固定(年3.880%〜)と比較して決めるとよいでしょう。
ゆうちょ銀行の窓口でもフラット35を申し込めるので、対面で進めたい方はゆうちょ銀行の住宅ローン(ゆうちょフラット35)も参考にしてください。
最後に、兵庫県で利用可能な主な住宅ローンを一覧形式で紹介します。最新の金利やサービス内容は各金融機関のホームページなどでご確認ください。
繰り返しになりますが、兵庫県に店舗を構える銀行の中で住宅ローン貸出ランキング1位は、前述の通り三井住友銀行です。
| 金融機関名 | 住宅ローン金利 | 一部繰上 返済手数料 | 保証料 |
|---|---|---|---|
| auじぶん銀行 | — | 無料 | 無料※ |
| PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行) | — | 無料 | 無料 |
| SBI新生銀行 | — | 無料 | 無料 |
| ソニー銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
| 楽天銀行(フラット35) | — | 無料 | 無料 |
| 楽天銀行(金利選択型) | — | 無料 | 無料 |
| SBIアルヒ | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
| ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行) | — | 無料 | 無料 |
| みずほ銀行 | — | 無料 | 有 |
| 三菱UFJ銀行 | — | 無料 | 有 |
| 三井住友銀行 | — | 無料 | 有 |
| 但馬銀行 | — | 有料(ネットは無料) | 有 |
| みなと銀行 | — | 有料 | 有(融資手数料型は不要) |
| 尼崎信用金庫 | — | 有料 | 有 |
| ろうきん | — | 有料 | 有 |
| JAバンク兵庫 | — | 有料 | 有 |
※auじぶん銀行の住宅ローンは、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途支払う保証料はありません。
ネット銀行は住宅ローンの変動金利で低い水準(2026年9月時点でおおむね年1%前後)を競い合っているだけでなく、メガバンクや地銀・信金でありがちな「取引条件による優遇金利」のような仕組みになっていないのも好感が持てるポイントの1つです。
(店舗に住宅ローンの相談に行ったら、カードローンの申し込みやクレジットカードの作成、給与振込の指定をしないと金利を下げられないと言われるのは、決して気分のいいものではないので)
A. 2026年9月時点で公表されている新規借入の変動金利では、みなと銀行の年0.845%〜(融資手数料型・取引条件あり)が今回比較した対面型の金融機関の中では最も低く、ネット銀行のSBI新生銀行(年0.990%〜・SBIハイパー預金優遇)やauじぶん銀行(年1.134%)と並ぶ水準です。ただし適用金利は審査と取引条件で変わるため、必ず見積もりで確認してください。
A. 神戸市は2026年9月時点で地域連携型の連携自治体に含まれています。子育て支援や空き家対策のメニューなら当初5年間、年▲0.5%の金利引き下げが受けられます。市の補助制度の対象になることが条件で、予算に達すると受付が終わるため、早めに市の窓口と取扱金融機関へ確認しましょう。
A. 公表されているのは店頭・基準金利(変動で年3.125%〜3.325%)で、実際には取引内容に応じた引き下げが適用されます。引き下げ後の金利は公表されていないため、窓口で見積もりを取り、ネット銀行やみなと銀行の条件と並べて比べるのが確実です。
A. 使えます。ネット銀行は全国が対象で、申し込みから契約まで郵送・電話・インターネットで完結します。店舗で相談したい場合は、店舗相談とオンライン手続きの両方に対応するSBI新生銀行のような銀行を選ぶ方法もあります。
ぜひネット銀行も含めて住宅ローンを検討してみましょう。※金利・条件は改定されることがあります。最新の内容は各金融機関の公式サイトでご確認ください。
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