2026年6月2日
この特集ページでは、住宅ローンを利用している多くの人から選ばれている変動金利タイプの住宅ローンをランキング形式で紹介しています。
変動金利は、一般的に固定金利よりも低い金利で借り入れをスタートしやすい金利タイプです。その代わり、市場金利や金融政策の動向により、返済中に適用金利が上昇する可能性があります。
金利が変わる可能性を避けたい人には固定金利が選ばれますが、住宅ローン利用者の中心は今も変動金利です。住宅金融支援機構の2026年1月調査でも、実際に住宅ローンを利用した人の75.0%が変動型を選択しています。一方で、2025年以降は住宅ローン金利の上昇が意識されるようになっており、これまでのように「変動金利ならとにかく低い」と単純に考えにくい環境になっています。
だからこそ、これから変動金利を選ぶ人は、金利の低さだけでなく、金利上昇時の返済額、一部繰上返済のしやすさ、団信の保障内容、金融機関としての安定感まで含めて比較することが大切です。
目次
私は日頃から、「変動金利が一番お得」といった単純な見方には注意が必要だと考えています。そのため当サイトでも、特定の金利タイプ、特に変動金利の住宅ローンを無条件に“推奨”するような書き方はしていません。住宅ローンの金利タイプは、目先の金利水準だけで決めるものではなく、将来の金利動向や家計の安定性、働き方やライフプランなど、複数の要素を冷静に整理したうえで判断すべきものだからです。
変動金利については、「今は低金利でも、将来金利が上がったら家計が破綻する」といった不安を強調した記事や動画を見かけることもあります。もちろん、金利上昇が家計に与える影響を軽視すべきではありません。ただし、リスクを必要以上に大きく見せすぎると、住宅購入そのものを過度に怖がってしまうことにもつながります。
重要なのは、リスクが存在するかどうかではなく、そのリスクをどこまで許容できるのか、そしてどのように備えるのかです。金利が何%まで上がったら返済が苦しくなるのか、収入が一時的に減った場合でも耐えられるのか、繰上返済で元本を減らせる余力があるのか。こうした点を具体的な数字で確認したうえで判断することが、変動金利を選ぶうえで欠かせません。
現実の住宅ローン市場では、すでに金利上昇への警戒感が高まっています。日本銀行の金融政策が正常化に向かい、以前のような超低金利環境がいつまでも続くとは言い切れなくなっています。ネット銀行の変動金利も、かつてのような極端な低水準からは変化しつつあり、今後の金利動向を無視して住宅ローンを選ぶことはできません。
だからこそ今は、「変動か固定か」という二択を感覚的に決めるのではなく、将来を見据えた冷静な判断がこれまで以上に求められています。住宅ローンはリスクをゼロにする商品ではありませんが、仕組みを理解して選べば、必要以上に恐れるものでもありません。
今回は、変動金利型の住宅ローンを選んだ場合に、実際に金利が上昇すると返済額がどう変わるのかを具体的にイメージできるよう、シンプルなシミュレーションを紹介します。条件は以下の通りです。
借入額:3,000万円
返済期間:30年
ボーナス返済なし、元利均等返済
このシミュレーションによって、変動金利に潜む「本当の意味でのリスク」と、それに対する備えの必要性を具体的に理解しやすくなります。ぜひ、このあと紹介する返済額の比較表を参考に、あなた自身のライフプランに合った金利タイプを選んでください。
| 毎月の返済額 | 総返済額 | |
| 0.5%の変動金利で借りて金利が上昇しない | 10年間:約90,000円 10年後以降:約90,000円 |
約3,230万円 |
| 0.5%の変動金利で借りて10年後に1%に上昇 | 10年間:約90,000円 10年後以降:約94,000円 |
約3,330万円 |
| 0.5%の変動金利で借りて10年後に3%に上昇 | 10年間:約90,000円 10年後以降:約113,000円 |
約3,780万円 |
| 0.5%の変動金利で借りて10年後に5%に上昇 | 10年間:約90,000円 10年後以降:約134,000円 |
約4,290万円 |
| 1.5%の固定金利で借り入れ | 10年間:約104,000円 10年後以降:約104,000円 |
約3,730万円 |
| 2.0%の固定金利で借り入れ | 10年間:約111,000円 10年後以降:約111,000円 |
約3,990万円 |
まず、0.5%と1.5%の総返済額の差は約500万円、0.5%と2.0%の総返済額の差は約760万円あることがわかります。固定金利には返済額が変わらない安心感がありますが、その安心感を得るために、一定のコストを支払っているとも言えます。
一方で、変動金利が10年後に3%まで上昇した場合でも、2%の固定金利で最初から借り続けるケースと総返済額は近い水準になります。もちろん、これはあくまで一定の条件に基づく試算であり、実際の金利上昇タイミングや返済条件によって結果は変わります。
一方で、住宅ローンの変動金利が10年後に5%まで上昇してしまった場合、印象はかなり違ってきます。毎月返済額も総返済額も大きく増えるため、変動金利を選ぶ場合は、厳しめの金利上昇シナリオも一度は確認しておくべきです。
住宅ローンの変動金利には、金融機関によって「5年ルール」や「125%ルール」と呼ばれる仕組みが採用されていることがあります。
5年ルールとは、金利が変動しても毎月返済額の見直しを5年ごとに行う仕組みです。125%ルールとは、返済額を見直す際に、前回返済額の125%を超えない範囲に抑える仕組みです。これにより、金利が急上昇した場合でも、毎月返済額が一気に大きく増えることを抑えやすくなります。
ただし、これらのルールは金利上昇そのものを止める仕組みではありません。返済額の増加が抑えられても、その分だけ元本の減り方が遅くなったり、場合によっては未払利息が発生したりする可能性があります。
また、すべての金融機関や住宅ローン商品が5年ルール・125%ルールを採用しているわけではありません。変動金利を利用する場合は、金利の低さだけでなく、返済額の見直しルール、未払利息が発生した場合の扱い、繰上返済のしやすさまで確認しておくことが大切です。
この金利が上昇した場合の返済額のシミュレーション結果を見て、どのように感じるかは人それぞれです。金利上昇リスクに備えるために固定金利を選ぶ人もいれば、変動金利を選んで、浮いた返済額を貯蓄や繰上返済に回したいと考える人もいるでしょう。
大切なのは、どちらが正しいかではありません。自分の収入の安定性、今後のライフイベント、金利上昇時に取れる対策を踏まえて、納得できる金利タイプを選ぶことです。
※このシミュレーション結果を見た時に「変動金利はやはり怖い」と感じた人は、固定金利や当初固定金利を中心に検討した方が安心かもしれません。逆に、変動金利を選びつつ繰上返済や貯蓄で備えたいと感じた人には、この記事が参考になると思いますので、もう少しお付き合いください。
当サイトでは、変動金利の住宅ローンを選ぶ時に特に重要になってくるのは以下の3つの点だと考えています。どれも当たり前のように見えますが、変動金利を選ぶうえでは非常に重要です。
変動金利タイプのリスクを減らす最初の一歩は、とにかく金利の低さにこだわることです。金利の低さは元本の返済スピードに直結します。もし将来金利が上昇しても、その時点で住宅ローンの借入元本が少なければ、金利上昇の影響を小さくできます。少しでも低い金利の住宅ローンを選び、元本の返済スピードを早めることを意識しましょう。
一部繰上返済手数料も重要です。基本的な考え方は金利の低さにこだわることと同じで、変動金利を選んだら、できるだけ繰上返済を行って住宅ローンの借入元本を減らしていくことで、金利上昇時の影響を小さくできます。そのためには、繰上返済をこまめに手数料無料で行える住宅ローンを選ぶことが非常に重要です。
変動金利タイプの住宅ローンでは、将来の金利見直しを金融機関が行います。そのため、単に金利が低いだけでなく、長く安心して付き合える金融機関を選ぶことも大切です。
もちろん、銀行が自由に法外な金利を設定できるわけではありませんが、金融機関ごとに基準金利や優遇幅の考え方は異なります。住宅ローンは20年、30年、場合によっては50年近く付き合う商品です。金利の低さだけでなく、商品内容のわかりやすさ、団信の保障内容、手続きの利便性、金融グループとしての安定感なども含めて確認しておきましょう。
特に、変動金利で長期返済を考える場合は、将来の金利上昇に備えやすい商品設計になっているかが重要です。保証料、一部繰上返済手数料、団信、返済期間、借入可能額などを総合的に比較することで、自分に合った住宅ローンを見つけやすくなります。
![]() |
ソニー銀行の変動セレクト住宅ローン | |||
|---|---|---|---|---|
|
ソニー銀行の変動セレクト住宅ローンは、変動金利の低さとがん保障の充実度に強みがある住宅ローンです。金利を重視しながら、病気への備えも手厚くしたい人に向いています。
ソニー銀行では「住宅ローン」「変動セレクト住宅ローン」「固定セレクト住宅ローン」などの商品を取り扱っていますが、変動金利を重視する人にとって中心となるのが変動セレクト住宅ローンです。借入時の金利を抑えやすく、保証料や一部繰上返済手数料が無料である点も魅力です。
ソニー銀行の大きな特徴は、がん保障の選択肢です。金利上乗せなしで、がんと診断確定された場合に住宅ローン残高の50%が保障される「がん団信50」を利用できます。さらに、年0.1%の金利上乗せで、がん診断時に住宅ローン残高の100%が保障される「がん団信100」も選択できます。
日本人の2人に1人ががんになると言われる時代において、住宅ローン返済中の病気リスクにどう備えるかは重要な比較ポイントです。金利の低さだけでなく、がん保障の手厚さまで含めて考えたい人にとって、ソニー銀行の住宅ローンは有力な候補になります。 もちろん、「保証料」、「団体信用生命保険料」、「一部繰上返済手数料」は無料です。初期費用を抑えたい人には、事務手数料が44,000円(税込)の「住宅ローン」も用意されています。
変動金利を選びながら、がんへの備えも重視したい人には、ソニー銀行の住宅ローンを選択肢に加えることをおすすめします。
|
||||
| 金利 |
変動金利(変動セレクト住宅ローン):年1.347%(新規購入) ※2023年11月1日以降、物件の購入価格を超えて借り入れる場合は金利が年0.05%上乗せになります(新規購入時)。 |
|||
| 保証料 | 無料 | |||
| 一部繰上返済手数料 | 無料 | |||
| 団体信用生命保険料 | 無料 がんと診断されたら住宅ローン残高の50%が保障される「がん団信50」が金利上乗せなしで利用可能 |
|||
| 事務手数料 | 融資金額の2.20%(税込)※変動セレクト住宅ローンの場合 | |||
![]() |
イオン銀行 住宅ローン | |||
|---|---|---|---|---|
|
全国にあるイオン銀行店舗で対面相談ができることに加えて、イオングループでの買い物が毎日5%OFFになる「イオンセレクトクラブ」が特徴のイオン銀行の住宅ローン。 イオンでの買い物が常にお得になる特典は、イオンで買い物をする人にとって満足度が高く、住宅ローン返済中の家計メリットとしても見逃せません。住宅ローンは金利だけでなく、返済期間中の暮らし全体でどれだけメリットがあるかも重要です。
イオン銀行の住宅ローンは、変動金利が低いだけでなく、「保証料」、「団体信用生命保険料」、「一部繰上返済手数料」が無料です。
また、イオン銀行の住宅ローンは「新規借入」と「借り換え」で金利が異なる場合があり、借り換え向けの金利が魅力的に設定されることがあります。普段からイオンを利用している人や、店舗で相談しながら手続きを進めたい人には、非常に検討しやすい住宅ローンです。
また、イオン銀行ではつなぎ融資にも対応しているため、注文住宅を検討している人にとっても選択肢になりやすい金融機関です。 |
||||
| 金利 |
変動金利:年1.130%(住宅ローン金利プラン) ※2026年6月適用金利 |
|||
| 保証料 | 無料 | |||
| 一部繰上返済手数料 | 無料 | |||
| 団体信用生命保険料 | 無料 | |||
| 事務手数料 | 融資金額の2.20%(税込) | |||
![]() |
auじぶん銀行の住宅ローン | |||
|---|---|---|---|---|
|
auじぶん銀行の住宅ローンは、ネット完結型の手続きのしやすさと、変動金利の競争力で人気を集めている住宅ローンです。スマートフォンやパソコンで手続きを進めやすく、来店せずに住宅ローンを申し込みたい人に向いています。 auじぶん銀行の住宅ローンは「保証料※」、「団体信用生命保険料」、「一部繰上返済手数料」が無料です。 ※審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されることがありますが、別途発生する保証料はありません。
auじぶん銀行は、審査手続きのスピード感も特徴です。書類をスマートフォンやパソコンからアップロードでき、契約までの手続きを効率よく進められます。忙しくて銀行窓口に行く時間を取りにくい人にとって、ネット完結型の利便性は大きなメリットです。 金利、手続きの利便性、繰上返済のしやすさを重視する人にとって、auじぶん銀行は変動金利住宅ローンの有力な選択肢と言えるでしょう。 |
||||
| 保証料 | 無料※審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されることがありますが、別途発生する保証料はありません。 | |||
| 一部繰上返済手数料 | 無料 ※ただし、固定金利期間中に全額返済(完済)する場合のみ33,000円(税込) |
|||
| 団体信用生命保険料 |
無料 |
|||
| 事務手数料 | 融資金額の2.20%(税込) | |||
![]() |
住信SBIネット銀行 住宅ローン(WEB申込コース) | |||
|---|---|---|---|---|
|
変動金利の住宅ローンで常に存在感を示しているのが住信SBIネット銀行です。住信SBIネット銀行の住宅ローンは、変動金利が低いだけでなく、「保証料」、「団体信用生命保険料」、「一部繰上返済手数料」が無料です。 住宅ローンの取扱実績も豊富で、ネット銀行の住宅ローンを検討するうえで候補に挙がりやすい金融機関です。 また、住信SBIネット銀行の住宅ローンと言えば全疾病保障です。病気やケガで働けなくなるリスクに備えられる保障が基本付帯されており、所定の条件を満たした場合に住宅ローン残高が保障されます。万が一の病気やケガへの備えがセットされているのは大きな魅力です。
一方で、住信SBIネット銀行の住宅ローンは、借入条件や審査結果によって金利が上乗せされる場合があります。物件価格に対する借入割合や借入期間によっても適用金利が変わることがあるため、表示金利だけで判断せず、自分の条件で実際に適用される金利を確認することが大切です。 金利の低さ、ネット完結の利便性、全疾病保障による安心感を総合的に評価すると、住信SBIネット銀行は変動金利住宅ローンの有力な候補です。特に、団信の保障内容を重視したい人は比較しておきたい住宅ローンです。 |
||||
| 金利 |
変動金利:年0.950%(通期引下げプラン) ※ 物件価格の80%以下で住宅ローンを借り入れる場合。審査結果によっては金利に年0.1%〜年0.30%上乗せとなる場合があります。借入期間を35年超〜40年以内で借り入れる場合は住宅ローン金利に年0.07%、40年超で借り入れる場合は住宅ローン金利に年0.15%が上乗せとなります。 |
|||
| 保証料 | 無料 | |||
| 一部繰上返済手数料 | 無料 ※ただし、固定金利期間中に全額返済(完済)する場合のみ33,000円(税込) |
|||
| 団体信用生命保険料 | 無料 ※すべての病気・ケガに備えられる全疾病保障に注目 |
|||
| 事務手数料 | 融資金額の2.20%(税込) | |||
今月のおすすめ特集
各社住宅ローンの金利速報
サイト更新情報
2026.06.25
2026.06.25
2026.06.25
2026.06.24
2026.06.24
2026.06.24
2026.06.23
2026.06.23
2026.06.23
2026.06.23
住宅ローンの基礎
住宅ローンの審査特集
職業別の住宅ローン審査
年収別の住宅ローン審査
地域別おすすめ住宅ローン
取扱銀行一覧
執筆・監修者
Copyright © Izit Inc. 2013 - 2025
Copyright © Izit Inc. 2013 - 202