2023年11月1日
2022年・2023年と世界的には金利上昇傾向にあります。日本は、日銀の金融緩和で無理やり金利上昇を抑えてこんでいますが、日本だけが低金利を維持するのが難しい状態が続いています。
日銀はなんとか金融緩和を継続していますが、限界は近づいてきていると言わざるをえません。2023年11月のフラット35の金利は過去の水準から考えるとまだ低金利ですが、底値だった金利水準を考えるとだいぶ金利は上昇してきており、今後の金利情勢については油断できない状況が続くでしょう。
この特集ページでは、長期固定型住宅ローンの代表とも言えるフラット35を金利や手数料など様々な観点で比較してランキング形式で紹介しています。
長期固定金利型住宅ローンの代表的な商品であるフラット35は、国が支援して提供される公的側面のある住宅ローンです。全国各地の330社を超える金融機関を通じて申し込むことができます。
フラット35金利などをランキング形式で確認する前に、フラット35という住宅ローンのメリットなどを改めて確認しておきましょう。
フラット35の最大のメリットは住宅ローン金利が完済時点まで確定することです。毎月の返済額も確定しますので、計画的な収支計画を立てることができます。
例えば、子供が高校生・大学生になって養育費が増えた時に住宅ローンの金利が上昇して月々の住宅ローン返済額が増えるなど、支出が急に増えて家計が赤字になってしまうことが無いように計画的な返済計画を立てやすいのが、長期固定金利であるフラット35の大きなメリットです。
フラット35は国交省などが所管する住宅金融支援機構と民間金融機関が連携して提供されている住宅ローンです。フラット35自体は営利目的に提供されている住宅ローンではありません。そのため、一般の住宅ローンとは異なる住宅ローン審査基準が設けられている点が特徴です。
例えば年収基準。収入が少ない人でも住宅ローンを利用できるのがフラット35の魅力で100万円以上あれば利用可能です。また、個人事業主・自営業、会社経営者はもちろん、パート・アルバイトなど民間金融機関の住宅ローンで厳しく審査される職業でも審査に通りやすいとされています。
ラット35は団信に加入せずに利用できる住宅ローンです。民間の住宅ローンは団信加入必須なので、大きな病気を経験したり治療中の人の中には団信に加入できずに住宅ローンを利用できずにいる人も多くいると思います。フラット35は団信加入任意なので、団信に加入できない病歴がある人でも問題なく利用できます。
フラット35は以下の図の左端の「全期間固定金利型」の住宅ローンに該当します。
※フラット35Sは途中から金利が上がりますが「全期間の金利が最初から決定されている」ので「全期間固定金利型」に該当します。
それでは、全国で300を超えるフラット35取り扱い金融機関の中でも特におすすめしたい金融機関をランキング形式で紹介・解説していきたいと思います。
![]() | ARUHIスーパーフラット | |||
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ARUHIダイレクト利用で事務手数料が半額に! ARUHIでは、ARUHI フラット35にARUHIダイレクト(WEBページ)から申し込んだ時の事務手数料が半額※になります。 WEB申込は来店相談と比較すると手続きや審査に時間がかかりますが、事務手数料が半額※になるメリットは非常に大きいので、積極的に活用するようにしましょう。 ![]() WEB申込でも事前審査の結果は1営業日~2営業日で完了しますが、出社制限やWEB申込数の増加の影響で普段より時間がかかる可能性もありますので、時間がない人や急ぎたい人は早めに手続きしておくことをおすすめします。 ※新規借入時でARUHIスーパーフラットを利用する場合は対象外なのでご注意ください。ARUHIはフラット35を取り扱っている330以上の金融機関の中で、断トツの実行件数を誇っていますが、その大きな理由にARUHI独自のフラット35・ARUHIスーパーフラットを取り扱っている点があります。 ARUHIスーパーフラットは、ARUHI独自のフラット35で、通常の金融機関が提供するフラット35よりも金利が低いことが最大の特徴です。 マイホーム購入時の頭金の割合に応じて「ARUHIスーパーフラット5」「ARUHIスーパーフラット6」「ARUHIスーパーフラット7」「ARUHIスーパーフラット8」「ARUHIスーパーフラット9」という4つの金利設定に分かれていて、頭金が多ければ多いほど、低い金利で借り入れ可能です。 また、借り換え専用の「ARUHIスーパーフラット借換」も提供しているので、新規借り入れだけでなく借り換えの時も一般的なフラット35よりも低い金利で借り入れが可能となっています。 フラット35の特徴である最長で35年まで金利を固定できる点はそのままに、ARUHIであれば通常のフラット35よりも低い金利で借り入れ・借り換えできるわけなので、選択肢に入れないわけにはいかないでしょう。 もちろん、フラット35業界最大手として、フラット35Sはもちろん、フラット35 リノベ、維持保全型やフラット35 地域連携型にも対応していますし、複雑な制度に対する知識豊富な専門スタッフに相談できるのもメリットと言えるでしょう。 | ||||
金利 | 年1.850%~年1.950% | |||
保証料 | 無料 | |||
一部繰上返済手数料 | 無料(インターネット、期間短縮型を選択した場合) | |||
団体信用生命保険料 | 込み(加入しない場合は金利が-0.28%) スーパーフラットはワイド団信も利用可能 | |||
事務手数料 | 借入金額の2.20%(税込)(ARUHIダイレクトを活用した借り換えは1.10%(税込)、最低事務手数料は220,000円(消費税込)) | |||
![]() |
![]() | ARUHIのフラット35 | |||
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ARUHIはフラット35を取り扱っている330以上の金融機関の中で、断トツの実行件数を誇っていて、取り扱い件数では12年連続1位を獲得しています。ARUHIの「フラット35・フラット35S」は毎月フラット35の中での最低水準の金利で提供されているのはもちろんですが、実績豊富な専門スタッフに心配事を店舗で相談できる環境が整っているのがARUHIの最大の魅力です。
フラット35の最大の特徴は、最長で35年まで固定できる点です。ARUHIであれば、インターネットで繰上返済時の手数料も無料(期間短縮型を選択した場合)で借り入れ・借り換え後も便利に利用できる点も見逃せません。 また、フラット35業界最大手として、フラット35 リノベやフラット35 子育て支援型・地域活性化型にもしっかり対応していますし、ソニー銀行やauじぶん銀行の住宅ローンもARUHIに相談しながら申し込むこともできます。フラット35の様々な優遇制度について詳しく教えてもらうこともできます。
ARUHIに相談しておけば幅広い選択肢の中からよりよい住宅ローンを選べると思いますので、迷っている人は一度、アルヒに相談してみると良いでしょう。 | ||||
金利 | 年固定金利:20年まで1.480%、20年超1.960% (団信に加入しない場合:20年まで 1.280%、20年超 1.760%)/ | |||
保証料 | 無料(制度上国が保障するため) | |||
一部繰上返済手数料 | 無料(インターネット、期間短縮型を選択した場合) | |||
団体信用生命保険料 | 込み(加入しない場合は金利が-0.20%) | |||
事務手数料 | 借入金額の2.20%(税込)(ARUHIダイレクトからの申し込み&契約で1.10%(税込)、最低事務手数料は220,000円(消費税込)) | |||
![]() |
![]() | 楽天銀行 フラット35 | |||
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楽天銀行のフラット35が人気を集める理由は、フラット35取扱金融機関の中で常に最低水準の金利を提供しているだけでなく、フラット35の取扱事務手数料が借入金額×0.990%(税込)~という事務手数料の面でも非常に魅力的な水準で提供していることです。 今もある程度の人気を維持し続けています。(ネット銀行で申し込めるフラット35としては住信SBIネット銀行のフラット35も人気です)
また、楽天銀行のフラット35の事前審査は最短翌日のスピード回答なので時間がない時でも申し込みしやすいですし、楽天銀行独自の失業保障・入院保障特約などの特約をフラット35にセットすることも可能です。 当サイトの調べでは事務手数料と金利の両方が楽天銀行よりも低い金融機関はありません。数十万円単位で違ってくる事務手数料が気にならない人がいるとは思えませんので、フラット35の借入れ・借り換えを検討している人は、金利・手数料・付帯サービスが充実している楽天銀行を選択肢の1つに加えるようにしましょう。 | ||||
金利 | 年固定金利:20年まで1.480%、20年超1.960% (団信に加入しない場合:20年まで 1.280%、20年超 1.760%)/ | |||
保証料 | 無料(制度上国が保障するため) | |||
一部繰上返済手数料 | 無料(インターネット、期間短縮型を選択した場合) | |||
団体信用生命保険料 | 込み(加入しない場合は金利が-0.20%) | |||
事務手数料 | 借入金額の0.990%~(税込) | |||
フラット35は、「少しでも金利が低い住宅ローンを契約して、返済を早めに終わらせたいと考える人には向いていない」住宅ローンです。
また、フラット35は最低でも15年以上の期間で借り入れなければなりませんので、10年間で返済する計画を立てたい人にも向いていません。(15年で借りて繰上返済する方法もありますが)
当然、住宅ローンは金利が低い方が返済額が少なくなります。金利が低い住宅ローンの金利タイプは変動金利です。変動金利のデメリットは金利が将来上昇するかもしれないこと。早期返済を考えている人は変動金利の金利上昇のリスクが少ないので、そのような人には変動金利タイプか10年固定金利タイプなど住宅ローンがおすすめです。
以下は毎月のフラット35最低金利の金利推移です。フラット35は取扱金融機関によって金利が異なりますが、ここではこのページで紹介したようなフラット35の最低金利水準を提供する金融機関から自己資金10%以上で借り入れた場合の金利を記載しています。
なお、フラット35は団信への加入が任意で、団信に加入しない場合は以下の金利から年0.2%低い金利が適用されます。
フラット20 | フラット35 | |
2023年11月 | 1.480% | 1.960% |
2023年10月 | 1.400% | 1.880% |
2023年9月 | 1.320% | 1.800% |
2023年8月 | 1.290% | 1.720% |
2023年7月 | 1.300% | 1.730% |
2023年6月 | 1.330% | 1.760% |
2023年5月 | 1.400% | 1.830% |
2023年4月 | 1.330% | 1.760% |
2023年3月 | 1.800% | 1.960% |
2023年2月 | 1.720% | 1.880% |
2023年1月 | 1.520% | 1.680% |
2022年12月 | 1.490% | 1.650% |
2022年11月 | 1.380% | 1.540% |
2022年10月 | 1.320% | 1.480% |
2022年9月 | 1.390% | 1.520% |
2022年8月 | 1.400% | 1.530% |
2022年7月 | 1.380% | 1.510% |
2022年6月 | 1.360% | 1.490% |
2022年5月 | 1.350% | 1.480% |
2022年4月 | 1.310% | 1.440% |
2022年3月 | 1.310% | 1.430% |
2022年2月 | 1.240% | 1.350% |
2022年1月 | 1.180% | 1.300% |
2021年12月 | 1.210% | 1.330% |
2021年11月 | 1.210% | 1.330% |
2021年10月 | 1.180% | 1.300% |
2021年9月 | 1.150% | 1.280% |
2021年8月 | 1.150% | 1.280% |
2021年7月 | 1.200% | 1.330% |
2021年6月 | 1.210% | 1.350% |
2021年5月 | 1.230% | 1.360% |
2021年4月 | 1.240% | 1.370% |
2021年3月 | 1.260% | 1.350% |
2021年2月 | 1.230% | 1.320% |
2021年1月 | 1.200% | 1.290% |
2020年12月 | 1.220% | 1.310% |
2020年11月 | 1.220% | 1.310% |
2020年10月 | 1.210% | 1.300% |
2020年9月 | 1.250% | 1.320% |
2020年8月 | 1.240% | 1.310% |
2020年7月 | 1.230% | 1.300% |
2020年6月 | 1.220% | 1.290% |
2020年5月 | 1.230% | 1.300% |
2020年4月 | 1.230% | 1.300% |
2020年3月 | 1.190% | 1.240% |
2020年2月 | 1.230% | 1.280% |
2020年1月 | 1.220% | 1.270% |
2019年12月 | 1.160% | 1.210% |
2019年11月 | 1.120% | 1.170% |
2019年10月 | 1.060% | 1.110% |
2019年9月 | 1.050% | 1.110% |
2019年8月 | 1.110% | 1.170% |
2019年7月 | 1.120% | 1.180% |
2019年6月 | 1.210% | 1.270% |
2019年5月 | 1.230% | 1.290% |
2019年4月 | 1.210% | 1.270% |
2019年3月 | 1.220% | 1.270% |
2019年2月 | 1.250% | 1.310% |
2019年1月 | 1.260% | 1.330% |
2018年12月 | 1.320% | 1.410% |
2018年11月 | 1.350% | 1.450% |
2018年10月 | 1.330% | 1.410% |
2018年9月 | 1.310% | 1.390% |
2018年8月 | 1.290% | 1.340% |
2018年7月 | 1.290% | 1.340% |
2018年6月 | 1.310% | 1.370% |
2018年5月 | 1.300% | 1.350% |
2018年4月 | 1.300% | 1.350% |
2018年3月 | 1.290% | 1.360% |
2018年2月 | 1.320% | 1.400% |
2018年1月 | 1.30% | 1.360% |
2017年12月 | 1.27% | 1.340% |
2017年11月 | 1.30% | 1.370% |
2017年10月 | 1.29% | 1.360% |
フラット35だけでなく、固定金利タイプの住宅ローンの金利は上昇傾向にありますが、民間の長期固定型の住宅ローンと比較すると、フラット35は低金利になっています。
フラット35では大半の金融機関が最低金利を提示していて横並び状態です。そんな中で、ARIHIが独自で開発したARUHIスーパーフラットはその金利の低さが目立っています。
普通のフラット35では各社で金利差がないですが、ARUHIスーパーフラットは自己資金を用意できればできるほど通常のフラット35より金利が低くなるので、フラット35の利用を考えている人は必ずアルヒのフラット35はチェックしておくことをおすすめします。
今月もフラット35の金利は歴史的にも低い水準が続いて、借り入れ・借り換えタイミングとしては申し分ありません。
金利・手数料・オプションサービスをしっかりと比較してよりオトクなフラット35を利用するようにしましょう!
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