2024年3月1日
この特集ページでは、今後、金利上昇のムードが高まるとより注目を集める可能性がある固定金利タイプの住宅ローンをランキング形式で比較しています。
2023年7月と10月に日銀がイールドカーブコントロール(YCC)と呼ばれる長短金利をコントロールしていく金融緩和政策の内容を調整したことで、固定金利タイプの金利を引き上げる金融機関が大半でした。2022年以降、長期金利の上昇の影響で固定金利タイプの住宅ローン金利の上昇が続いていますが、引き続きその流れは変わっていません。
固定金利タイプの住宅ローンは、金利を固定する期間によって金利が変わります。基本的には固定する期間が長ければ金利も高くなります。
今回は一般的な住宅ローンの最長の借り入れ期間である35年固定金利を中心に、30年固定金利の金利水準にも触れながら安心感の高い固定金利タイプの総返済額でオトクな住宅ローンを比較していきたいと思います。
固定金利タイプの住宅ローンは「毎月の返済額が完済まで固定できる」点が特徴です。完済までの金利が固定されるので、選んだ時点で住宅ローンの返済額が決まります。少しでも金利が低い住宅ローンを選びぬいて、より低い金利で固定することが重要になってきます。
なお、ここではフラット35の基本金利で比較していますが、新築物件や築浅物件であればフラット35Sを利用できる可能性が高く、このページで表示している金利よりも低い金利で利用できる可能性が十分あります。詳細は各社のホームページなどで確認してください。
なお、このランキングでは、金融機関が提示する金利に「事務手数料や保証料」を加味した実質金利で比較しています。当サイトにおける実質金利の定義についてはこちらのページで解説していますので合わせて参考してください。
SBI新生銀行の住宅ローン(固定金利タイプ) | |||
実質金利(35年) | 年1.750% | 表面金利(35年) | 年1.550% |
事務手数料(税込) | 2.2%(税込) | 保証料 | 不要 |
一部繰上返済手数料(税込) | 無料 | 疾病保障 | 介護保障が利用可能 |
編集部コメント | 1位はSBI新生銀行の住宅ローンです。 SBI新生銀行の固定金利タイプは業界内でも非常に低い水準です。保証料無料・一部繰上返済手数料無料などの従来からの商品性は変わりません。 他の銀行には無いSBI新生銀行独自の仕組みが多いパワースマート住宅ローン。固定金利タイプの住宅ローンの探している人はぜひチェックしておくようにしましょう。
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auじぶん銀行の住宅ローン | |||
実質金利(35年) | 年2.420% | 表面金利(35年) | 年HPご確認%(当初期間引下げプラン)※1 |
事務手数料(税込) | 2.20% | 保証料 | 不要※2 |
一部繰上返済手数料(税込) | 無料 | 疾病保障 | がん50%保障団信・全疾病長期入院保障 |
編集部コメント | 2位はauじぶん銀行の住宅ローンです。auじぶん銀行の住宅ローンは「変動金利」の低金利が目立ちますが、2020年以降は固定金利タイプの金利も非常に魅力的な水準になっています。今月の金利で比較するとフラット35にまったく引けを取らない低金利です
変動金利で圧倒的な人気を誇るauじぶん銀行が固定金利タイプのカテゴリでも存在感が強めているという点は見逃せません。もちろん、固定金利でも団信などの商品ランナップも充実していますし、返済口座も好きな銀行の口座を指定することができるのもメリットの1つです。 ※1 審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。 ※2 審査の結果、保証会社(保証付金利プラン)を利用することになる場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途発生する保証料はありません。なお、金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されるので、35年固定金利は利用できません。
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