auじぶん銀行を給与受取口座にして住宅ローンを利用するメリットは？

低金利と充実した団体信用生命保険により、住宅ローン業界で人気の高いauじぶん銀行ですが、実は普段使いの銀行としても利便性が高くなっています。同行の普通預金口座を給与受取口座にすれば、住宅ローン返済の引き落としがスムーズになる以外に、さまざまなメリットがあります。今回は、auじぶん銀行のお得な使い方について解説します。

※auじぶん銀行の住宅ローンの最新金利・キャンペーンや商品内容についてはあまり触れていません。最新情報などは事前にこちらで確認しておいてください。

auじぶん銀行を給与受け取り口座にするメリットは以下の通りです。

※審査の結果によっては、保証付金利プランとなる場合があり、その場合、上記の金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。それぞれの金利プランの詳細はこちらから確認してください。

住宅ローンの返済遅延を防止できる

auじぶん銀行の住宅ローンの返済は、同行の普通預金から、自動引き落としで行われます。毎月引き落とされる分の残高を確実に入金しておかなければいけません。住宅ローンの返済が万が一遅れると、返済日の翌日から延滞している元金に対して年率14％の遅延損害金が日割りで発生してしまいます。毎月他の銀行からauじぶん銀行に手動で、振込をしている方はうっかり振込みを忘れてしまう可能性があるので注意が必要です。

 

auじぶん銀行を給与受取口座に指定しておけば、毎月給与の入金があるので、うっかりミスで延滞が起きる可能性をかなり下げることができます。

 

ただ、勤め先によっては、auじぶん銀行を給与受取口座にできない場合があります。その場合は、定額自動入金サービスを利用しましょう。定額自動入金サービスは、他の銀行から毎月決まった額をauじぶん銀行の普通預金口座に入金するサービスです。

 

auじぶん銀行を給与受取口座にするのも、定額自動入金サービスを設定するのも手数料無料であることを考えると、「毎月振込手数料をかけて、他の銀行からauじぶん銀行に振り込んでいた 」という方は、ただちにどちらかのサービスを、利用した方が良いでしょう。

 

便利に買い物ができる

auじぶん銀行の普通預金残高は、さまざまな決済サービスと連携させることができます。例えば、auPAYと連携させることで、簡単にチャージが可能です。

また、同行の普通預金口座は、auPAYだけでなく、メルペイ、PayB、PayPay、pring、FamiPay、LINE Pay、などのスマホ決済サービスにも対応しています。

さらに、じぶん銀行アプリから手数料無料で楽天Edyにチャージすることもできます。（2023年4月時点。当サイト調べ）

 

チャージをするタイプの電子決済サービスは、クレジットカードと違って残高を確認しながら利用することができるため、使いすぎを防止できるというメリットもあります。

auじぶん銀行は現金を持ち歩きたくないという現代人向きの銀行だといえます。

 

投資に資金を回しやすい

auじぶん銀行の普通預金は、外貨預金、FX取引、株取引、投資信託の積立投資などの運用資金としても活用できます。auじぶん銀行は、米ドル、ユーロ、豪ドル、アフリカランド、NZドル、ブラジルレアル、中国元、韓国ウォンなどの多種類の外貨預金を取り扱っています。また、短期売買やレバレッジ取引を希望する方向けにじぶん銀行FXというサービスも行っています。

（参考）

auじぶん銀行　外貨預金

https://www.jibunbank.co.jp/products/foreign_deposit/?cid=gnv04

auじぶん銀行　じぶん銀行FX

https://www.jibunbank.co.jp/products/fx/?cid=gnv03

 

 

じぶんプラスの恩恵を受けられる

じぶんプラスは、Pontaポイントが付与される際の倍率、ATM出金手数料の無料回数、振り込み手数料の無料回数が取引実績に応じたステージごとに優遇されるサービスです。

 

ステージの種類は、低い方から順にレギュラー、シルバー、ゴールド、プレミアムに分かれています。ステージは、スタンプの数が多い方ほど上がっていきます。スタンプは、定められた取引を行うと貯まっていきます。

 

ステージごとの優遇内容、Pontaポイントが付与される取引種類、各ステージごとに必要なスタンプ数、スタンプが得られる取引は以下の通りです。（2023年4月。当サイト調べ）

 

【ステージごとの優遇内容】

	レギュラー	シルバー	ゴールド	プレミアム
Pontaポイント倍率	1倍	5倍	10倍	15倍
ATM入金手数料無料回数	月2回	無制限で無料
ATM出金手数料 無料回数	月2回	月5回	月10回	月15回
auじぶん銀行間および三菱UFJ銀行宛の振り込み手数料	無制限で無料
三菱UFJを除く他の銀行宛の振込手数料	月3回	月5回	月10回	月15回

 

【Pontaポイント付与される取引種類】

	レギュラー	シルバー	ゴールド	プレミアム
【入金】 給与・賞与の受取か定額自動入金サービスによる入金1回以上で一律	1P	5P	10P	15P
【口座振替】 クレジットカードなどの引き落とし1回以上で一律	1P	5P	10P	15P
【キャッシュレス決済】 au PAY残高へのオートチャージ、スマホ決済残高へのチャージ、じぶん銀行スマホデビットの合計利用額10,000円ごと	1P	5P	10P	15P
【積立投資】 AI外貨自動積立、外貨自動積立合計1,000円ごと	1P	5P	10P	15P

 

1ヶ月間に付与されるポイントには以下の通り上限が設けられています。

【月あたりの付与されるポイントの上限額】

	レギュラー	シルバー	ゴールド	プレミアム
【入金】	1P	5P	10P	15P
【口座振替】	1P	5P	10P	15P
【キャッシュレス決済】 利用金額10万円まで	10P	50P	100P	150P
【積立投資】 毎月の積立額10万円まで	100P	500P	1,000P	1,500P
合計	112P	560P	1,120P	1,680P

 

【各ステージごとに必要なスタンプ数】

ステージ	レギュラー	シルバー	ゴールド	プレミアム
スタンプ数	0〜1個	2〜3個	4個	5個

 

【スタンプが得られる取引】

分類	取引	得られるスタンプ数
入金	・給与、賞与の受取 ・定額自動入金サービスの入金 ・年金の受け取り	左記のどちらかでスタンプ1個
口座振替	・クレジットカードの引き落としなどの自動振替	スタンプ1個
キャッシュレス決済	・au PAY残高へのオートチャージ ・スマホ決済残高へのチャージ ・じぶん銀行スマホデビットの利用 ・じぶん銀行決済の利用	左記のどれかでスタンプ1個
エンタメ	・じぶん銀行totoの購入 ・公営競技への入金	左記のどちらかでスタンプ1個
資産運用	・外貨預金取引 ・じぶん銀行FXの取引 ・auマネーコネクトの設定 ・円定期預金の残高1円以上	左記のどれかでスタンプ1個
残高	・総資産50万円以上 ・外貨預金10万円以上 ・仕組預金残高10万円以上 ・カードローン残高1万円以上 ・住宅ローン残高1円以上	左記のどれかでスタンプ1個

なお、スタンプ数の判定とは別に、「総資産残高が1,000万円以上」でプレミアム、「総資産残高100万円以上」または「カードローン残高1万円以上」または「住宅ローン残高1円以上」でゴールドのステージが付与される特別条件もあります。

住宅ローンを借りた時点で、ゴールドステージ以上が確定するので、Pontaポイントの付与、ATM手数料の無料回数、他銀行への振り込み手数料の無料回数の優遇条件を鑑みると、給与受取口座の設定は、忘れずに申し込みをしておきたいものです。

 

給与振込口座への手続き方法

auじぶん銀行の普通預金口座を給与受取口座にする手順は以下の通りです。

 

勤務先に伝える口座情報は、金融機関名（銀行コード）、支店名（支店番号）、預金種類、口座番号、受取人名などです。初回の給与振込は、念の為無事に着金するか、確認をしましょう。

 

auじぶん銀行の口座を中心に家計をやりくりする

住宅ローンの返済をしながら家計を回していくためには、以下のようにお金を管理する必要があります。

auじぶん銀行で住宅ローンを借り、同行の普通預金口座を給与振込口座に指定しておけば、①は自動的に実行されます。auじぶん銀行の住宅ローンは、同行の普通預金口座から差し引かれるからです。

 

貯蓄や投資に回すお金のうち、外貨で保有する分は外貨自動積立を設定しておくことで、毎月外貨の保有残高が増えていく上、Pontaポイントも貯められます。株や投資信託で投資する際には、 auマネーコネクトを設定しておくことで、振込手続きをすることなくauカブコム証券の口座で投資をしていくことができます。

 

生活費のやりくりは、デビット機能やチャージ機能を使えば、残高の範囲で消費をする習慣が身に付くため、クレジットカード生活よりも使いすぎを防ぐことができます。また、月謝などの毎月決まった振込がある方は、無料振込を利用することが有効です。同行で住宅ローンを借りている方は、最低でもゴールドステージが付与されるため、振り込みは10回までは無料になります。

 

また、auじぶん銀行、auカブコム証券共にネット金融機関であるため、オンライン上で簡単に残高を確認することができます。資産残高の推移を毎月自身で管理していくことも難しくありません。

 

auじぶん銀行は即時入金に対応

auじぶん銀行は24時間365日振り込み手続きが可能です。

過去、インターネット銀行が現在ほど普及するまでは、「銀行は15時までしか営業していない」「14時以降に振り込みをすると相手先への着金が翌日になる」というのが一般的でした。

このルールのために、振込手続きにストレスを感じたことがある方は多いのではないでしょうか。

 

実は、2018年10月9日に全銀システムにモアタイムシステムというものが導入され、稼働時間が拡大されました。これにより、平日の夜間や土日祝日を含めて、モアタイムシステムに参加している金融機関同士の送金であれば、即時入金が可能になりました。

 

モアタイムシステムには、ほとんどといっても過言ではないくらい数多くの金融機関が参加しており、auじぶん銀行も例外ではありません。

 

例えば、自身のauじぶん銀行の預金口座に入っている資金を、他の人のauじぶん銀行の預金口座に振り込む場合は、夜間であっても即時入金ができる上、振込手数料は無料です。（auじぶん銀行同士の振込は先述のとおり無料のため）

 

しかも、auじぶん銀行であれば、スマホで振込手続きができるため、在宅中でも外出中でも送金が可能です。現在も毎月の振込を対面型銀行の振込手続きで行っている方は、auじぶん銀行等のネット銀行に移行することをおすすめします。

 

（参考）【振込】銀行間の振込みが24時間化されると聞きましたが、auじぶん銀行も対象ですか？

https://help.jibunbank.co.jp/faq_detail.html?id=1559&category=&page=1

 

auPay「お金の管理」で家計を管理する

auグループのサービスにauPay「お金の管理」という家計管理サービスがあります。金融機関と登録することでお金の流れを見える化できます。

 

たとえば、給与振り込み口座にauじぶん銀行を設定し、住宅ローンの返済も同銀行内で引き落としたとします。そして、資産形成のためにauカブコム証券に口座を開き、積み立て投資をしたとします。その際、マネーコネクト（auじぶん銀行の預金をauカブコム証券の投資資金に自動で振替するサービス）を登録すれば、わざわざauじぶん銀行から auカブコム証券に振り込み手続きをする必要はありません。

 

さらに、普段の買い物をauPayカードですることでPontaポイントを貯めることができ、当該カードの使用金額は登録さえしておけばauPay「お金の管理」に表示されます。

 

家計の一連の資金の流れを、 auPay「お金の管理」を利用すれば、スマホ画面でチェックすることができるようになります。しかも、auグループ以外の金融機関も登録の対象です。たとえば、緊急時用に、対面型銀行に資金を置いている方は、その銀行の残高も普段から把握しておくことができます。

このように家計を見える化すると、浪費を抑え貯蓄に励む意識が高まることが期待できます。

 

まとめ

 

auじぶん銀行の住宅ローンのネット申込はこちら

 

参考サイト：auじぶん銀行　住宅ローン　公式サイト

 

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