2023年5月10日
イオン銀行が2023年5月の住宅ローン金利を発表しました。
イオン銀行の住宅ローンは、年収基準が100万円以上に設定されているなど、利用しやすい審査基準になっている点が特徴です。また、イオングループでの買い物で条件を満たせばいつでも5%OFFになるサービスも提供しています。
イオン銀行の住宅ローン金利が高いわけではありませんが、今月もSBI新生銀行が年0.29%(変動フォーカス・借り換え)まで金利を引き下げるキャンペーンを実施していたり、auじぶん銀行の住宅ローンも非常に魅力的で、イオン銀行よりも低い金利を提示している金融機関がいくつか存在している状況が続いています。
各社の住宅ローンの最新情報、店舗一覧などは以下から確認してください。
2023年5月のイオン銀行の住宅ローンの金利は変動金利は据え置き、10年固定金利はわずかに引き上げとなりました。
※イオン銀行は1月・4月・7月・10月の年4回(3か月間隔)で住宅ローンの金利を更新しています。それ以外の月は原則として金利を変更していませんが、イオン銀行公式サイトなどに「市場動向やイオン銀行の判断で金利が変更になる可能性がある」とされているため、当サイトでは毎月10日ごろにイオン銀行の住宅ローン金利を確認し、その金利推移を記録しています。
2023年5月は以下の金利設定になっています。
通常(疾病保障無し) | 8疾病保障付き | |
変動金利(新規借入) ※物件価格の80%以内でお借入れの場合 | 年0.380% | 年0.680% |
変動金利(新規借入) ※物件価格の80%超でお借入れの場合 | 年0.430% | 年0.730% |
変動金利(借り換え) | 年0.430% | 年0.730% |
3年固定金利 | 年0.880% | 年1.180% |
5年固定金利 | 年1.070% | 年1.370% |
10年固定金利(新規借入) | 年1.450% | 年1.750% |
10年固定金利(借り換え) | 年1.450% | 年1.750% |
※2023年5月10日にイオン銀行ホームページにて確認。なお、変動金利は「金利プラン」、3年~10年固定は「当初固定金利プラン」の金利です。
一般的に住宅ローンの金利は毎月1日前後(月末月初)に住宅ローン金利を決定・発表します。また、その際に発表される金利は、”その月に契約した人”に適用される金利”であって、申し込みした月の金利で住宅ローンではありません。
イオン銀行の住宅ローンは、申込時点では利用できる金利がわからない不透明感を排除しているのが特徴で、申し込みの時点で金利が確定できます。例えば、マイホーム購入時の新規借り入れであれば、今、発表されている金利は2023年4月10日(月)~2023年7月9日(日)までにお申込んで、2024年6月28日(金)までに借入れした人に適用されるので、1年以上先の契約の金利が確定できることになります。
イオン銀行では、原則として3か月ごとに金利を見直ししながら、上記のようにかなり先の契約月の住宅ローン金利まで確約しています。
住宅ローンは申込から契約まで時間がかかります。特に新築のマンションを購入する場合や建築前の段階で戸建てを購入する場合など、マンションが竣工して引き渡しされるまで1年以上かかることもあります。その間に、住宅ローンの金利が上昇してしまう可能性がある不安な気持ちで竣工・融資実行を待つことになります。
その点、イオン銀行の住宅ローンは、安心して契約日を待つことができます。もっとも賢い使い方はイオン銀行よりも金利が低いネット銀行の住宅ローンにも申し込みながら、契約時点までに金利が上昇するリスクに備えて、イオン銀行の住宅ローンにも申し込んでおくという方法です。(イオン銀行の住宅ローンは審査基準も利用しやすくなっているので、審査に落ちた場合への備えとしても非常に有効です)
他の銀行と比べて、住宅ローン金利を変えないようにしているイオン銀行ですが、住宅ローンの金利は原則的には長期金利などの市場動向に連動します。イオン銀行の住宅ローンも長期金利と切り離して考えることはできませんので、ここで過去1年間の長期金利の動向を確認しておきたいと思います。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策として実施されていた積極的な財政支出、金融緩和で世界はインフレ傾向を強めており、長期金利が上昇傾向にあります。
日本でも2022年に入って金利が上昇傾向で、2023年に入ってさらに上昇しています。
金融機関から独立したファイナンシャルプランナーに住宅ローンの相談ができるのがホットペッパービューティー、indeedなどを運営するリクルートが運営する「FP相談by保険チャンネル」です。全国対応ですしオンラインでも対応してくれるので住宅ローンの不安を無料で相談したい方にオススメです。
頭金をいくら用意すればいいのか?住宅ローンの金利タイプの選び方、いくら借りれるのか?万が一、失業したらどうすれいいのかなど住宅ローンについての悩みに答えてくれるのがリクルートの「FP相談by保険チャンネル」です。
イオン銀行は、2017年の日本経済新聞の金融機関ランキングで『顧客満足度1位』、オリコン顧客満足度調査では『ネットバンキング』部門で2019年、2020年と2年連続1位を獲得しており、高い評価を得たことがあります。
銀行口座数も順調に増えていて、750万人以上の人がイオン銀行の口座を保有しています。
なお、イオン銀行はオリコンが発表している「2023年版 オリコン顧客満足度 住宅ローンのランキング」でも3位の高い評価を獲得しています。1位と2位はネット銀行なので、店舗型銀行の住宅ローンとしては1位の評価を得ていることになります。
「オリコン顧客満足度®」調査の住宅ローン版の最新結果が2022年8月に発表されました。
総合1位はauじぶん銀行の住宅ローンが獲得しました!2021年まで11年連続で1位を獲得していたソニー銀行が2位。3位にイオン銀行、続いて住信SBIネット銀行、SBI新生銀行がランクインしています。
auじぶん銀行は当サイトでもダントツの人気を誇っていますが、ついにオリコンランキングでも総合1位を獲得し、人気を不動のものにしつつあります。
なお、1位のauじぶん銀行で金利と疾病保障サービスなどは、イオン銀行よりも低金利で保障内容も手厚くなっています。なお、auじぶん銀行の住宅ローンは、全国にあるARUHIの一部の店舗で相談・申込できるので店舗で相談したい人はARUHIに相談してみることをおすすめします。
イオン銀行は住宅ローンの金利をあまり変えません。
以下は2017年以降のイオン銀行の住宅ローン金利推移をまとめた表ですが、当サイトが毎月イオン銀行の住宅ローンの金利を記録するようになってから約4年間になりますが、変動金利も10年固定金利も数回しか変更されいません。金利上昇が心配されつつあることを考えると、イオン銀行の住宅ローンは、金利の上下に一喜一憂する必要がないと言う大きなメリットと言えそうです。
イオン銀行の住宅ローンの金利は、メガバンクや地銀と比較した場合、十分低い金利ですが、auじぶん銀行の住宅ローンやSBI新生銀行の住宅ローンなどと比較すると少し高めの金利です。また、イオン銀行の住宅ローンにはネット銀行で主流になっているがん保障や全疾病保障などの疾病保障が無料ではセットされていないので、疾病保障特約を利用する場合、保険料を別途負担(金利上乗せ)して利用する必要があります。
イオングループでの買い物が毎日5%OFFになる特典も、審査基準(利用しやすさ)も魅力的なイオン銀行の住宅ローンですが、auじぶん銀行の住宅ローンやSBI新生銀行の住宅ローンなど他の低金利の住宅ローンと比較して申込先を絞り込むようにしましょう。
変動金利 (新規借り入れ・金利プラン) | 10年固定金利 (新規借り入れ・当初固定金利プラン) | |
---|---|---|
2023年5月 | 0.380%~0.440% | 1.450% |
2023年4月 | 0.380%~0.440% | 1.450% |
2023年3月 | 0.380%~0.440% | 1.440% |
2023年2月 | 0.380%~0.440% | 1.440% |
2023年1月 | 0.380%~0.440% | 1.440% |
2022年12月 | 0.520% | 0.990% |
2022年11月 | 0.520% | 0.990% |
2022年10月 | 0.520% | 0.990% |
2022年9月 | 0.520% | 0.930% |
2022年8月 | 0.520% | 0.930% |
2022年7月 | 0.520% | 0.930% |
2022年6月 | 0.520% | 0.870% |
2022年5月 | 0.520% | 0.870% |
2022年4月 | 0.520% | 0.870% |
2022年3月 | 0.520% | 0.670% |
2022年2月 | 0.520% | 0.670% |
2022年1月 | 0.520% | 0.670% |
2021年12月 | 0.520% | 0.670% |
2021年11月 | 0.520% | 0.670% |
2021年10月 | 0.520% | 0.670% |
2021年9月 | 0.520% | 0.670% |
2021年8月 | 0.520% | 0.670% |
2021年7月 | 0.520% | 0.670% |
2021年6月 | 0.520% | 0.670% |
2021年5月 | 0.520% | 0.670% |
2021年4月 | 0.520% | 0.670% |
2021年3月 | 0.520% | 0.620% |
2021年2月 | 0.520% | 0.620% |
2021年1月 | 0.520% | 0.620% |
2020年12月 | 0.520% | 0.620% |
2020年11月 | 0.520% | 0.620% |
2020年10月 | 0.520% | 0.620% |
2020年9月 | 0.520% | 0.620% |
2020年8月 | 0.520% | 0.620% |
2020年7月 | 0.520% | 0.620% |
2020年6月 | 0.520% | 0.620% |
2020年5月 | 0.520% | 0.620% |
2020年4月 | 0.520% | 0.620% |
2020年3月 | 0.520% | 0.690% |
2020年2月 | 0.520% | 0.690% |
2020年1月 | 0.520% | 0.690% |
2019年12月 | 0.520% | 0.690% |
2019年11月 | 0.520% | 0.690% |
2019年10月 | 0.520% | 0.690% |
2019年9月 | 0.520% | 0.690% |
2019年8月 | 0.520% | 0.690% |
2019年7月 | 0.520% | 0.690% |
2019年6月 | 0.520% | 0.740% |
2019年5月 | 0.520% | 0.740% |
2019年4月 | 0.520% | 0.740% |
2019年3月 | 0.520% | 0.740% |
2019年2月 | 0.520% | 0.740% |
2019年1月 | 0.520% | 0.740% |
2018年12月 | 0.520% | 0.740% |
2018年11月 | 0.520% | 0.740% |
2018年10月 | 0.520% | 0.740% |
2018年9月 | 0.570% | 0.690% |
2018年8月 | 0.570% | 0.690% |
2018年7月 | 0.570% | 0.690% |
2018年6月 | 0.570% | 0.690% |
2018年5月 | 0.570% | 0.690% |
2018年4月 | 0.570% | 0.690% |
2018年3月 | 0.570% | 0.690% |
2018年2月 | 0.570% | 0.690% |
2018年2月 | 0.570% | 0.690% |
2018年1月 | 0.570% | 0.690% |
2017年12月 | 0.570% | 0.690% |
2017年11月 | 0.570% | 0.690% |
2017年10月 | 0.570% | 0.690% |
2017年9月 | 0.570% | 0.690% |
2017年8月 | 0.570% | 0.690% |
2017年7月 | 0.570% | 0.690% |
2017年6月 | 0.570% | 0.690% |
2017年5月 | 0.570% | 0.590% |
2017年4月 | 0.570% | 0.590% |
2017年3月 | 0.570% | 0.590% |
2017年2月 | 0.570% | 0.590% |
2017年1月 | 0.570% | 0.590% |
最後にイオン銀行の住宅ローンの最大の特徴である「イオンセレクトクラブ」について解説しておきます。イオン銀行で住宅ローンを借りると無料で「イオンセレクトクラブ」の会員になることができます。このイオンセレクトクラブの会員になることで、イオングループのサービスをお得に利用できるようになるという流れです。
具体的には、「イオングループでの買い物が毎日5%OFF」になるという特典が用意されており、イオンはもちろんダイエーやマックスバリュ・まいばすけっとなどのイオングループでの買い物がオトクになります。
サービスの内容は前述の通りシンプルで、対象店舗で専用のクレジットカードでお買物をした場合に5%の割引を受けられるというものです。
変動金利 | 特徴 | |
---|---|---|
auじぶん銀行 | 年HPご確認%(全期間引下げプラン)(※1) | がんと診断されるだけで住宅ローン残高が半分になる保障とすべてのケガや病気を保障する全疾病保障が無料で付帯。保証料も無料(審査の結果で保証会社を利用することになった場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途支払う保証料はありません)。 |
PayPay銀行 | 年0.380%(全期間引下型) | キャンペーン適用金利。変動金利タイプの金利の低さに注目。 個人事業主・自営業、同族企業にお勤めの方は申込不可。 |
住信SBIネット銀行(WEB申込コース)※3 | 年0.320%(通期引下げプラン) | すべてのケガや病気を保障する全疾病保障が無料で付帯。保証料も無料。 |
住信SBIネット銀行の住宅ローン(対面)※2 | 年0.320%(通期引下げプラン) | 通常の団体信用生命保険、全ての病気やケガに備える全疾病保障に加え、お借入時のご年齢に応じてガン診断時給付を含む3大疾病保障特約(50%)を基本付帯 |
SBI新生銀行 | 年0.420% (変動フォーカス) | 変動フォーカスの場合。すべてのケガや病気による介護保障が無料で付帯。 |
ソニー銀行 | 年0.447%※4 (変動セレクト) | がんと診断されるだけで住宅ローン残高が1/2になる疾病保障が無料付帯。 |
イオン銀行 | 年0.430%(金利プラン) | イオングループでの買い物が5%引きになるサービスがセット。保証料も無料。2023年5月の適用金利。 |
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