2024年9月28日
この記事では兵庫県や神戸市でおすすめの住宅ローンを紹介しています。
神戸は関東の横浜に近いイメージがあると言われ、かつて「東洋のウォール街」とも言われていたほど商業と金融が発展していました。また、貿易・観光も盛んで経済活動も活発な都市なので多数の金融機関が店舗を構えています。
兵庫県では三井住友銀行が盛んに営業しています。地方銀行としてみなと銀行などがありますが、地方部の都道府県のように第一地銀が圧倒的なシェアを占めているわけではありません。メガバンクがここまで目立つ営業を行っているのは大都市圏ならではの金融事情と言えるでしょう。
兵庫県内にはメガバンクの三井住友銀行が多数の店舗を展開しています(三井住友銀行の前身の銀行に神戸銀行・太陽神戸銀行があるため)
兵庫県を地盤とする地方銀行は第一地銀の但馬銀行と第二地銀のみなと銀行があります。経済基盤が大きいので、信用金庫、信用組合も多く営業をしています。
金融機関名 | 預金残高 | 貸出残高 | 兵庫県内の店舗数 |
三井住友銀行 | – | – | 169 |
但馬銀行 | 1兆1,544億円 | 9,638億円 | 69 |
みなと銀行 | 3兆8,167億円 | 3兆0,531億円 | 103 |
尼崎信用金庫 | 2兆7,532億円 | 1兆3,196億円 | 90 |
※2024年9月末時点
2024年9月の金利。当サイト調べ。最新金利は公式サイトなどで必ず確認してください。
金融機関名 | 変動金利 | 10年固定金利 | 35年固定金利 |
三井住友銀行 | 年0.475%~ | 年1.750% | 年2.600% |
但馬銀行 | 年0.675%~ | 年1.950%~ | フラット35を取り扱い |
みなと銀行 | 年0.295%~ | ? | 年1.550%~ |
尼崎信用金庫 | 年2.625%~ | 年 3.950% 〜 | フラット35を取り扱い |
三井住友銀行の住宅ローンに対抗して地銀・信金が頑張っています。特にみなと銀行の変動金利は地方銀行の中ではかなり低めの金利となっていますが、都市銀行やネット銀行などと比較すると残念ながらそれでもまだ高い金利水準となっています。
住宅ローン金利の低下に伴い人気と なっているのが公的な住宅ローンであるフラット35です。
フラット35では自治体と連携し地域連携型のフラット35を取り扱っています。
兵庫県で地域連携型に対応している自治体は
兵庫県 | 神戸市 | 姫路市 |
尼崎市 | 芦屋市 | 伊丹市 |
相生市 | 三木市 | 高砂市 |
川西市 | 三田市 | 加西市 |
養父市 | 南あわじ市 | 淡路市 |
宍粟市 | 加東市 | たつの市 |
市川町 | 神河町 |
の20自治体となっています。
兵庫県で住宅ローンを最も貸し出しているには三井住友銀行と言われています。神戸銀行の営業基盤をしっかりと受け継いで圧倒的なシェア1位を維持しています。
三井住友銀行の住宅ローンは、首都圏でネット銀行などと住宅ローンユーザの獲得競争を繰り広げているので、比較的低金利ではありますが、メガバンクの中で標準的な金利水準と言えます。
兵庫県の第一地銀の但馬銀行はそもそも金利が高めに設定されていたり、連帯保証人を2名以上付けないと保証料が発生したりと条件的にはかなり見劣りする商品性となっています。みなと銀行も借入年数を最長40年に設定できる点は強みと言えますが、給与振込指定をして、デビットカードや投資商品の購入をするなどの金利引下げ条件がいくつか設定されていてネット銀行には無い悪い印象を受けます。
新型コロナウイルスで外出自粛が求められている中だと、これからインターネットで住宅ローンを選ぼうと考えている人にはちょっと使い勝手が悪い金融機関が多いという印象があります。
三井住友銀行を筆頭に通常の金融機関の住宅ローンに加えて、比較対象に加えておきたいのがネット銀行の住宅ローンです。
もちろん、兵庫県でもネット銀行の住宅ローンは全く問題なく利用できますし、ネット銀行の変動金利は年0.3%前後まで金利引き下げ競争が進んでいます。
変動金利 | 備考 | |
---|---|---|
auじぶん銀行 | 年HPご確認%(全期間引下げプラン)・新規借り入れ(※1) | がんと診断されるだけで住宅ローン残高が半分になる保障とすべてのケガや病気を保障する全疾病保障が無料で付帯。保証料も無料(審査の結果で保証会社を利用することになった場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途支払う保証料はありません)。 |
SBI新生銀行 | 年0.410% | すべてのケガや病気による介護保障が無料で付帯。 ※自己資金10%以上の場合 |
住信SBIネット銀行(WEB申込コース)※2 | 年0.448%(通期引下げプラン) | すべてのケガや病気を保障する全疾病保障が無料で付帯。保証料も無料。 |
PayPay銀行※4 | 年0.499%(全期間引下型) | 変動金利タイプの金利の低さに注目。 個人事業主・自営業、同族企業にお勤めの方は申込不可。 |
住信SBIネット銀行の住宅ローン(対面)※3 | 年0.448%(通期引下げプラン) | 通常の団体信用生命保険、全ての病気やケガに備える全疾病保障に加え、お借入時のご年齢に応じてガン診断時給付を含む3大疾病保障特約(50%)を基本付帯 |
ソニー銀行 | 年0.647%(新規購入) (変動セレクト) | 2023年11月1日以降、物件の購入価格を超えて借り入れる場合は金利が年0.05%上乗せになります(新規購入時)。
がんと診断されるだけで住宅ローン残高が1/2になる疾病保障が無料付帯。 |
みずほ銀行ネット住宅ローン | 年0.375%~ | メガバンクのみずほ銀行がネット限定の低金利住宅ローンを提供中。50歳まで年0.1%の上乗せでがん団信に加入可能。 |
イオン銀行 | 年0.530%(金利プラン) | イオングループでの買い物が5%引きになるサービスがセット。保証料も無料。2024年11月の適用金利。 |
例えば、auじぶん銀行やソニー銀行ではがんと診断されるだけで住宅ローン残高が半分になるがん疾病保障が無料でついていたり、金利で換算すると年0.1%~年0.2%程度の価値があるサービスが無料でついていることを考慮すると、ネット銀行の住宅ローン金利の低さは、通常の銀行では提供できないレベルです。
このように住宅ローンの商品性を比べるとネット銀行の住宅ローンの方が明らかに魅力的に見えるのですが、それでも地銀の住宅ローンを利用する人が多いのは、地域に根差した店舗網・営業力と言えます。それに加えて、審査基準の違いもあるでしょうし、「店舗でどうしても相談したい」という人は一定数存在しているためだと思います。
ネット銀行は住宅ローン契約に関する手続きが全て郵送、電話、インターネット上で行い対面でのサービスはなく、地域に根ざした地銀や信用金庫のように店舗でのサポートがありませんので。そのようなサポートがないから低い金利を実現できていると言えます。ただし、一部のネット銀行ではスカイプやzoomを使ったオンライン対面相談なども実施していますので、絶対にリアル対面でないと嫌だ、という方を除いては問題なく利用できるケースが多いのではないでしょうか。
住宅ローンは借入金額が大きいので少しの金利差でも総返済額が100万円単位で変わってきます。可能であればネット銀行の住宅ローンも検討したいですね。
最後に、兵庫県で利用可能な主な住宅ローンを一覧形式で紹介します。最新の金利やサービス内容は各金融機関のホームページなどでご確認するようにお願いします。
繰り返しになりますが、兵庫県に店舗を構える銀行の中で最も住宅ローンを貸し出しているランキング1位は前述の通り、三井住友銀行です。
金融機関名 | 住宅ローン金利 | 一部繰上 返済手数料 | 保証料 |
---|---|---|---|
auじぶん銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料※ |
PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行) | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
SBI新生銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
ソニー銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
楽天銀行(フラット35) | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
楽天銀行(金利選択型) | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
アルヒ | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
住信SBIネット銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
みずほ銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 有 |
三菱UFJ銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 有 |
三井住友銀行 | 最新の金利で確認 | 無料 | 有 |
但馬銀行 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
みなと銀行 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
尼崎信用金庫 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
ろうきん | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
JAバンク兵庫 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
※auじぶん銀行の住宅ローンは、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途支払う保証料はありません。
ネット銀行は住宅ローンの変動金利で年0.3%前後で競い合っているだけでなく、メガバンクや地銀・信金でありがちな「抱き合わせ利用による優遇金利」のような仕組みになっていないのも好感が持てるポイントの1つです。(店舗に住宅ローンの相談に行ったら、カードローンを申し込めとかクレジットカード作ったり、給与振込しないと金利を下げませんとか言われるのは決して気分のいいものではないので)
ぜひネット銀行も含めて住宅ローンを検討してみましょう。
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