

十六銀行は、じゅうろく銀行と読み、岐阜県を営業基盤とする地方銀行です。2021年10月に持株会社「十六フィナンシャルグループ」へ移行し、三菱UFJ銀行とも比較的親密な関係にある地方銀行として知られています。
愛知県・岐阜県・三重県の東海3県にある銀行の中では最大規模の地方銀行で、このエリアでは大きな預金シェアを持つといわれています。マイホームを地元で建てたい、住み替えたいというご家庭にとっては、相談しやすい身近な銀行のひとつです。
金利のある時代へと環境が大きく変わるなかでも、十六銀行は台頭するネット銀行に顧客を奪われないよう、利便性を高める取り組みを続けています。例えば、銀行取引でポイントが貯まるサービスや、日曜日(一部土曜日)も営業するローンサービスセンターでの住宅ローン相談など、利用者の使いやすさを意識した施策に積極的です。
十六銀行の住宅ローンは、地方銀行として標準的な商品性に、団信の選択肢の豊富さや休日相談への対応といった使いやすさを加えた内容といえます。
十六銀行の住宅ローンには、変動金利・固定金利が用意され、事前審査とローン契約をWEB経由で行う「WEB契約金利」の場合は、店頭での契約より金利が引き下げられます。2026年8月の主なWEB契約金利は次のとおりです。
| 金利タイプ(WEB契約金利) | 2026年8月の適用金利 | 備考 |
|---|---|---|
| 変動金利(全期間優遇型) | 年1.225% | 店頭表示金利 年3.125%から最大 年▲1.900% |
| 固定金利10年(二段階優遇型) | 年3.350%(Bコース)/年3.450%(Aコース) | 店頭表示金利 年5.700%から 年▲2.350%/年▲2.250% |
| 全期間固定金利 | 年3.880% | 借入期間11年~35年 |
(2026年8月時点・公式サイトにて確認。保証料金利上乗せ方式の場合は、上記の金利に保証料相当分が上乗せされます)
地銀としては比較的低金利な部類に入りますが、住宅ローン金利は毎月見直されるため、変動金利を中心にネット銀行と比べると割高になる場面もあります。適用金利は申込時ではなく実際に借り入れる日の金利が適用され、金利動向によっては月の途中で変わることもあります。最新の適用金利・引き下げ幅は、必ず十六銀行の公式サイトでご確認ください。
なお、2026年8月14日には「日本銀行が早ければ9月の金融政策決定会合で政策金利を1.25%へ引き上げることを想定している」との報道(ロイター)もありました。まだ決まったことではありませんが、変動金利を選ぶご家庭は、金利が上がったときに毎月の返済額がどれくらい変わるのかもあわせて確認しておくと安心です。
団信保険料を銀行が負担するWEB契約金利が用意されている点は、保障を確保しつつコストを抑えたい子育て世帯にとって見逃せないポイントです。なお、電子契約では収入印紙税が不要になる一方、電子契約手数料11,000円(税込)が別途かかります。
もう少し詳しく十六銀行の住宅ローンについて確認していきましょう。
十六銀行のホームページでは、次のような点がメリットとして紹介されています。
家族の働き方やライフプランに合わせて団信を選べるのは、万一への備えを大切にしたいご家庭にとって心強い特徴です。
事務手数料はネット銀行より抑えめでも保証料がかかるため、諸費用の総額では大きな差が出にくいケースがあります。加えて、無料の疾病保障が充実しているネット銀行(auじぶん銀行など)と比べると、団信に上乗せ金利が必要になる点には注意が必要です。
十六銀行の住宅ローンで注意したいのは、最大幅まで金利を引き下げてもらうには、年収・勤続年数・自己資金・所定の取引項目など、複数の条件を満たす必要があるという点です。条件の内容や対象となる取引は見直されることがあるため、自分が最大優遇の対象になるかどうかは、申込前に必ず公式サイトや窓口で確認しておきましょう。
住宅ローンの基本的な利用条件としては、おおむね融資実行時年齢18歳以上70歳以下・最終返済時年齢80歳以下、年収400万円以上かつ正社員として同一勤務先での勤続2年以上、十六信用保証(株)の保証を受けられること、当行指定の団体信用生命保険に加入できること、などが目安となります(詳細は公式でご確認ください)。
金利の低さだけで選ぶなら、条件のないネット銀行の住宅ローンが候補になりますが、店舗での相談のしやすさや地元での安心感を重視して十六銀行を選ぶご家庭も少なくありません。店舗相談とオンライン手続きの両方に対応する銀行では、保証料0円・一部繰上返済手数料0円のSBI新生銀行も比較の候補になります。どちらが自分たちの暮らしに合うか、金利・保障・手続きのしやすさをあわせて比べてみるとよいでしょう。比較のため、ネット銀行の住宅ローンの詳細ページも紹介しておきます。
●じゅうろく住宅ローン
住宅の新築・増改築資金、住宅・マンションの購入資金、住宅用土地の購入資金に利用できます。
金利を変動・固定、自由に組み合わせて利用することができます。
●機構提携型住宅ローン
独立行政法人住宅金融支援機構が提供する住宅ローン(フラット35)です。十六銀行も窓口として利用することができます。最長35年の固定金利のため返済計画が立てやすく、保証料が不要で、一部繰上返済手数料も無料となっています。2026年8月の【フラット35】の最も多い金利は、返済期間21~35年・融資率9割以下・新機構団信付きで年3.290%です(住宅金融支援機構・金利は毎月見直し)。
●無担保住宅ローン(サポートプラン)
住宅取得時・リフォーム時・住宅ローン借換時の諸費用や、住宅取得時に購入する家電・家具等の購入資金、居住用住宅に施工するエコリフォーム資金、増改築・改装・補修ならびに住宅関連機器購入資金など、幅広く住宅購入に付随した資金を無担保で借りることができます。最大500万円以内となっています。
●団信のラインアップ
一般団信(地銀協団信・クレディ一般団信プラス)のほか、がん保障特約付団信(がん団信・50%保障がん団信)、長期入院時保障特約付団信(全傷病団信・全傷病団信ライト)、引受条件緩和型団信(ワイド団信)などから、保障内容に合わせて選べます(団信により金利の上乗せがあります)。また、団信に上乗せして加入できる7大疾病のみ補償特約付ローン返済支援保険「トリガーセブン」も用意されています。
事前審査とローン契約をWEB経由で行うと、店頭契約よりも低い「WEB契約金利」が適用されます。電子契約になるため収入印紙税は不要ですが、電子契約手数料11,000円(税込)が別途かかります。なお、全国保証付住宅ローンにはWEB契約金利は適用されないため、該当する場合は店頭契約の金利を確認しましょう。
収入合算は利用できます。その場合、収入を合算したご家族は十六信用保証(株)の連帯保証人になります。お子さまの教育費や、産休・育休など働き方の変化も見据えて、合算で借りられる上限額いっぱいではなく、無理なく返せる金額に抑えておくのが家計にやさしい借り方です。詳しい条件は公式サイト・窓口でご確認ください。
まずは「万一のとき、住宅ローンが残ると家計がどうなるか」を夫婦で話し合うのがおすすめです。死亡・高度障害に備える一般団信を基本に、がんへの備えを重視するならがん団信、病気やケガによる長期入院まで備えたいなら全傷病団信、健康上の理由で通常の団信に入りにくい場合はワイド団信という選び方ができます。保障を厚くするほど金利の上乗せが必要になるため、上乗せ分の負担と保障のバランスを、最新の条件とあわせて公式サイトで確認しましょう。
● 十六銀行の公式サイト
● 岐阜県にお住まいの人におすすめの住宅ローン比較ランキング
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