公開日: 2026年10月1日

2026年10月の35年固定を実質金利で比べると、もっとも低いのはSBIアルヒのスーパーフラット(実質 年3.980%〜4.020%)で、フラット35(実質 年4.030%)が続きます。10月は【フラット35】の金利が3か月続けて引き上げられ、現行制度になった2017年10月以降でもっとも高い水準になりました。
このページでは、表面金利に事務手数料などを加えた「実質金利」で、35年固定の住宅ローンを順位づけしています。
固定金利タイプの住宅ローンは、金利を固定する期間によって適用金利が変わります。一般的には固定する期間が長くなるほど金利は高くなりますが、その分、将来の金利上昇リスクを避けられる安心感があります。ここでは一般的な住宅ローンの最長クラスの借入期間である35年固定金利を中心に、安心感の高い固定金利タイプの住宅ローンを実質金利で比較しています。
固定金利タイプの住宅ローンは、「毎月の返済額を完済まで固定できる」点が最大の特徴です。借入時点で将来の返済額が見通しやすくなるため、教育費や老後資金など、長期的な家計設計を立てやすくなります。一方で、変動金利よりも当初の金利は高くなります。同じ35年固定でも金融機関によって実質金利に年0.5%以上の開きがあるため、どこで固定するかで総返済額が大きく変わります。
なお、ここではフラット35の基本金利を含めて比較していますが、新築物件や一定の性能を満たす住宅であれば、フラット35Sや各種金利引き下げ制度を利用できる可能性があります。条件を満たせば、このページで表示している金利よりも低い金利で利用できる可能性もあります。詳細は各金融機関や住宅金融支援機構の公式情報で確認してください。
なお、このランキングでは、金融機関が提示する表面金利だけでなく、「事務手数料や保証料」などの諸費用を加味した実質金利で比較しています。当サイトにおける実質金利の定義についてはこちらのページで解説していますので、あわせて参考にしてください。
本ページの実質金利は、事務手数料が「借入金額×2.20%(税込)」の定率型である場合に、表面金利へおおむね年0.20%を上乗せして算出しています(借入期間35年・元利均等返済を前提としたおおよその目安)。ソニー銀行のように事務手数料が定額(44,000円〔税込〕)のタイプは上乗せがごくわずかなため、実質金利は表面金利とほぼ同じになります。同じ表面金利でも手数料の型が違えば実質負担は変わりますので、比較のときはこの点に注意してください。
当編集部が2026年10月1日に主要14の金融機関・機関の公式サイトを確認し、139件の適用金利を集計したところ、前月と比べられた127件のうち121件が引き上げ、6件が据え置き、引き下げは0件でした(当社調べ)。
前月は変動金利の多くが据え置かれましたが、10月は変動金利も27件中21件が引き上げです。35年前後の固定は比較できた16件すべて、フラット35・50は38件すべてが上がりました。※当社が実測できた範囲の件数で、市場全体の統計ではありません。フラット35・50の38件は、機構の同じ最頻金利を取扱先ごとに数えたものです。
背景は長期金利の上昇です。新発10年物国債の利回りは2026年9月下旬に一時3.115%と、約30年ぶりの水準まで上がりました(報道ベース)。長期金利は全期間固定やフラット35の基準になるため、35年固定の金利はこの影響を直接受けます。
【フラット35】の10月の金利(返済期間21〜35年・融資率9割以下)は年3.830%で、前月から0.370%幅の引き上げでした(住宅金融支援機構【フラット35】借入金利)。月ごとの動きはフラット35の当月金利の速報でまとめています。
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フラット35(全期間固定) | ||
| 実質金利(35年) | 年4.030%※ | 表面金利(35年) | 年3.830%※ |
| 事務手数料(税込) | 取扱金融機関により異なる(例:借入金額の2.20%) | 保証料 | 不要 |
| 一部繰上返済手数料(税込) | 無料 | 疾病保障 | 新機構団信(加入は任意。不加入なら金利−0.2%) |
| 編集部コメント |
2位はフラット35(全期間固定)です(2026年10月の表面金利は年3.830%。前月から0.370%幅の引き上げで、3か月連続の上昇)。住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する、日本を代表する全期間固定金利型の住宅ローンです。借入時点で完済までの返済額が確定するため、金利上昇リスクを完全に避けたい人の王道の選択肢です。 表面金利は取扱金融機関にかかわらず機構の基準金利が共通ですが、事務手数料は取扱金融機関によって異なります。手数料の低い金融機関を選ぶほど実質金利を抑えられるため、「どこで申し込むか」が重要になります。表示は融資率9割以下・団信込みの最頻金利です。 また、フラット35は団信への加入が任意で、団信を付けない場合は表面金利が0.2%低くなります(保障が外れる点には注意が必要です)。健康上の理由で銀行の団信に通りにくい人でも利用しやすい傾向があります。フラット35の取扱シェアはSBIアルヒが16年連続No.1で、上位のスーパーフラットとあわせて比較しやすい金融機関です。 2026年10月1日以降に借り入れる人は、住宅金融支援機構の新サービス「フラットすまい・るポイント」(借入額に応じて楽天ポイントを最大15万ポイント)の対象になります。申請が必要で、予算に達すると年度途中でも終了することがあります(【フラット35】フラットすまい・るポイント)。 ※ 融資率9割以下・団信込みの最頻金利です(2026年10月時点)。実質金利は事務手数料2.20%(税込)の取扱金融機関を利用した場合の目安で、事務手数料がこれより低い取扱金融機関を選べば実質金利はさらに下がります。団信に加入しない場合の表面金利は年3.630%(=年3.830%−0.20%)です。フラット35の金利は毎月改定されるため、最新の適用金利は住宅金融支援機構および各取扱金融機関の公式情報でご確認ください。 |
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ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)の住宅ローン(WEB申込コース) | ||
| 実質金利(35年) | 年4.219% | 表面金利(35年) | 年4.019%(当初引下げプラン) |
| 事務手数料(税込) | 2.20% | 保証料 | 不要 |
| 一部繰上返済手数料(税込) | 無料 | 疾病保障 | 全疾病保障が基本付帯 |
| 編集部コメント |
3位はドコモSMTBネット銀行の住宅ローン(WEB申込コース)です。ネット銀行の住宅ローンの中でも特に長い実績を持ち、取扱残高の面でも存在感が大きい金融機関です。
WEB申込コースは2026年10月30日(金)17時で仮審査の受付を終了します。それまでに仮審査を申し込んだ人はWEB申込コースのまま手続きを進められますが、それ以降は、銀行代理業者が窓口になる「対面相談コース」での申し込みになります。 35年固定(当初引下げプラン)の表面金利は、2026年10月時点で両コースとも同じ水準です。当月の金利の詳細はドコモSMTBネット銀行の当月の住宅ローン金利で解説しています。
この住宅ローンの特徴は、保障内容が充実している点です。全疾病保障が基本付帯しており、病気やケガで働けなくなるリスクに備えられます。固定金利で将来の金利上昇リスクを避けつつ、返済中の健康リスクにも備えたい人にとって、保障面の安心感は大きな魅力です。
対面相談コースは、SBIマネープラザの店舗やオンラインで専門スタッフに相談しながら申し込む方法です。10月末以降に申し込む方や、35年固定にするか変動金利にするか迷っている方は、借入条件ごとの適用金利をあわせて確かめておきましょう。
フラット35が全期間固定の金利の安定性で優れる一方、ドコモSMTBネット銀行の住宅ローンには、インターネットで1円から一部繰上返済ができ手数料が無料である点など、返済計画を細かく調整したい人に向いた柔軟性があります。ただし、審査結果によっては表示金利に上乗せがあり(WEB申込コースは年0.1%〜0.3%、対面相談コースは最大年0.55%)、実際に適用される金利は人によって変わります。 |
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SBI新生銀行の住宅ローン(固定金利タイプ) | ||
| 実質金利(35年) | 年4.430%※ | 表面金利(35年) | 年4.330%(自己資金優遇金利)※ |
| 事務手数料(税込) | 借入金額の2.20% | 保証料 | 原則不要 |
| 一部繰上返済手数料(税込) | 無料 | 疾病保障 | 全疾病保障付団信・ガン団信を選択可能 |
| 編集部コメント |
4位はSBI新生銀行の住宅ローン(固定金利タイプ)です。 SBI新生銀行は、保証料が原則不要で一部繰上返済手数料も無料です。表示している35年固定の金利は自己資金10%以上の場合の優遇金利で、自己資金が少ない場合は金利が上がる点に注意してください。また、原則として仮審査がなく本審査から手続きが始まるため、他行と並行して検討する場合は日程の組み方が変わります。 また、団信の選択肢が充実している点も見逃せません。一般団信に加えて全疾病保障付団信やガン団信を選択でき、返済中の健康リスクにも備えられます。ガン団信は年0.1%の金利上乗せで利用でき、所定のがんと診断された場合に住宅ローン残高が保障されます。 事務手数料は借入金額の2.20%(税込)の定率型です。上位のフラット35系と比べると実質金利は高めですが、銀行の団信の選択肢で選びたい人には比較対象になります。 ※自己資金10%以上の場合 |
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A. 2026年10月時点の実質金利では、SBIアルヒのスーパーフラット(年3.980%〜4.020%)がもっとも低く、フラット35(年4.030%)が続きます。35年固定の金利は毎月改定されるため、順位も月によって入れ替わることがあります。
A. 3,000万円・35年・元利均等返済(ボーナス返済なし)で試算すると、フラット35(年3.830%)の毎月返済額は約129,791円です。変動金利を年1.600%と仮定すると約93,332円で、月あたり約36,500円の差になります(当編集部の試算・諸費用は含みません)。
この差が「返済額を最後まで確定させること」の価格です。教育費のピーク時期に返済額が上がっても家計が耐えられるかどうかを、ご家族で話し合ってから選んでください。
A. 完済まで返済額が確定し、金利上昇の影響を受けない点です。教育費や老後資金など長期の家計計画が立てやすく、金利が上がる局面ではこの安心感が見直されています。
A. フラット35は団信への加入が任意で、審査基準も機構の基準がもとになります。銀行の全期間固定は団信込みで、審査基準は銀行ごとに異なります。ご家族の健康状態や収入の安定性に合わせて選ぶとよいでしょう。
A. 2026年10月1日以降の借り入れ(借り換え、フラット20・フラット50を含む)は、住宅金融支援機構の「フラットすまい・るポイント」の対象です。申請すると借入額に応じて楽天ポイントが進呈され、借入後に子どもが生まれた場合の特典もあります。予算に達すると年度途中でも終了することがあります。
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