2018年1月19日
アメリカの長期金利が約10か月ぶりの水準まで上昇した影響を受けて日本の長期金利(10年もの国債利回り)が0.100%に迫る、0.080%~0.090%で推移しています。
長期金利は2018年1月18日に約半年ぶりに一時0.9%を超えて、日銀が許容範囲として定めている0.1%~▲0.1%を超えるのではないか警戒されていました。1月18日は午後に落ち着いたので、0.1%を超える水準まで上昇することはありませんでしたが、1日経った1月19日も引き続き高い水準で推移しており、いつ0.1%を超えてもおかしく無さそうな状況です。
日銀が長期金利を0.1%~▲0.1%の範囲内でコントロールする金融政策を発表したのは2016年9月。それ以来、日本の長期金利は見事に0.1%~▲0.1%の範囲内でコントロールされています。2016年9月以降、この範囲を超える金利水準になったことが2回ありましたが(上記のグラフで「〇」のある個所)、いずれも日銀が国債を緊急で買い入れることですぐに0.1%~▲0.1%に戻しています。2018んん1月19日の13時時点ではまだそのような動きには至っていませんが、かなり肉薄していますので注意が必要です。
長期金利は住宅ローン金利に大きな影響を与えます。特に10年以上の金利を固定するタイプの住宅ローン金利への影響は大きく、今回の長期金利の上昇は2018年2月の固定金利タイプの住宅ローンの金利の上昇につながる可能性があります。もちろん、銀行が2月の住宅ローン金利を判断する月末付近まで金利が低下する可能性もありますのでそうなれば特に気にする必要はないでしょう。
また、”金利上昇”とは言え、しょせんは「0.1%」よりも低い範囲にあるので歴史的には”超低金利”であることに違いはありません。住宅ローンの金利が上昇したとしても0.05%程度におさまる可能性が高く、それほど気にする必要はないでしょう。
ただし、「1社に住宅ローンを絞り込んであって、あとはローン契約日を待つのみ」という人は、「その住宅ローンが契約月に想像以上に金利を引き上げた時、対策できることは何かありますか?」と聞かれて「念のため、もう1社の住宅ローンの審査に通っているので、金利引き上げ幅が極端だった場合はもう1社の住宅ローンにします」と答えられるようにしておいた方が良いでしょう。金利が上昇するかも・・・と言われている今回のような状況であればなおさらです。
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