2023年5月1日
ソニー銀行の住宅ローンは、もともと顧客満足度が非常に高い住宅ローンとして業界内では非常に有名です。顧客満足度の高さは金利の低さ・初期費用の水準も魅力で多くの住宅ローン利用者から支持を集めている証で、ソニー銀行の住宅ローンの魅力の高さを示しています。
最近も、がんと診断された時に住宅ローンの残高が半分になる疾病保障を無料でセットできることで利用者を確実に増やしています。
この記事では、ソニー銀行の住宅ローンに無料でついてくるがん保障サービスについて解説しています。一般的な金融機関が提供している住宅ローンの金利を上乗せすることで利用できる疾病保障特約付きの団信(団体信用生命保険)などと比較しながら解説しています。
目次
ソニー銀行の住宅ローンにはがんと診断された時に住宅ローン残高が半分になる”がん団信50”が無料でセットできます。また、保障を手厚くしたい人向けに、金利上乗せによる保険料の負担が必要ながん団信100、3大疾病団信、生活習慣病団信も取り扱っています。
健康状態に不安があり、通常の団信に加入できない人向けのワイド団信も積極的に取り扱っています。
ネット銀行の場合、あまりワイド団信を取り扱っているのは珍しい時期もありましたが、ソニー銀行ではワイド団信を2012年から取り扱っていて、10年を超える提供実績があります。ソニー銀行の住宅ローンは疾病保障のサービスが充実していて、ソニー銀行が住宅ローン借り入れ後の「安心」に力を入れていることがわかります。
ソニー銀行の住宅ローンには、”がんと診断されるだけで住宅ローン残高が半分になる保障”が無料でついてきます。
この疾病保障の引受保険会社はクレディ・アグリコル生命です。無料でついてくる保障にもかかわらず、保険金の支払条件ががんと診断されるだけというシンプルな保障になっていて、この無料の疾病保障がソニー銀行の住宅ローンの大きな魅力的であることは言うまでもありません。
※「上皮内がん」(子宮頸がん0期、大腸粘膜内がん、非浸潤がん、食道上皮内がんなど)や「皮膚の悪性黒色腫以外の皮膚がん」は、保障対象外です。
前述の通り、ソニー銀行の住宅ローンにはがんと診断された時に住宅ローンの残高が半分になる疾病保障が無料でセットされているわけですが、さらに詳細の病気やケガに備えたいと考える場合、ソニー銀行の住宅ローンはさらに魅力的になります。ソニー銀行の住宅ローンの疾病保障サービスの大きなの魅力に「がん団信100」の保険料負担額の安さがあるためです。
一般的な住宅ローンの場合、通常の金利に年0.20%の金利上乗せすることで利用できる「がんと診断された時に住宅ローン残高が0円になる保障(がん団信100)」が、ソニー銀行であれば半額の年0.10%の金利上乗せで利用できます。単純計算で保険料が半額で同じような保障を受けられるわけなのでオトクなのは間違いありません。しかも、100万円のがん診断給付金も受け取れ、充実した保障の団信になっています。
ソニー銀行の住宅ローンは、このがん団信100を代表として、疾病保障サービス利用時の上乗せ金利が少ないという特徴があり、疾病保障を充実させた場合の金利の低さが特に目立つという特徴があります。
基本金利(変動金利) | 上乗せ金利 | がん100%保障利用時の金利 | |
ソニー銀行(変動セレクト) 自己資金10%以上 | 年0.397% | +年0.1% | 年0.497% |
ソニー銀行(変動セレクト) 自己資金10%未満 | 年0.447% | +年0.1% | 年0.547% |
※金利は2023年5月時点
ソニー銀行のがん団信100にはがん診断給付金が付帯しています。この制度があることで、がんと診断されると速やかに給付金として100万円が支払われます。その後、住宅ローン残高がゼロとなります。がん診断給付金は一般的ながん保険では対象外となる上皮内がん・皮膚がんも給付金の対象となります(ただし50万円)。
わずか、年0.1%の金利上乗せで利用できるので、ソニー銀行のがん団信100はがんにしっかり備えたい方におすすめです。
更に保障範囲を広げた団信も用意されています。がん団信100に心筋梗塞と脳卒中の保障が付帯された団信で、金利上乗せ幅は年0.20%となっています。
厚生労働省の調査で、日本人の死因の半数が3大疾病によるもの追われていますので、年0.20%の金利上乗せで幅広い病気のリスクに対応できるのはかなり心強いと言えるでしょう。
180日以上の入院が継続した場合の保障ですが、当サイトではおすすめしません。医療の高度化で長期入院することが極めて稀になっているためです。入院が長期化するということは高度障害になっている可能性もあり、その場合には一般団信で保障を受けることが可能です。そのため金利上乗せをしてまで必要ないのではないかと思います。
次に、ネット銀行で疾病保障を充実させているauじぶん銀行とソニー銀行の住宅ローンを表形式で比較してみたいと思います。
項目 | ソニー銀行 | auじぶん銀行 |
変動金利 | 年0.397%※1~年0.447%※2(変動セレクト) | HPご確認%(全期間引下げプラン)%※3 |
10年固定金利 | 年0.995%※1~年1.045%※2(固定セレクト) | 年HPご確認%(当初期間引下げプラン)※3 |
事務手数料(税込) | 2.20%(税込) | 2.20%(税込) |
団信 | 0円 | 0円 |
保証料 | 不要 | 不要※4 |
年齢 | 借入時:満50歳未満 完済時:満80歳未満 | 借入時:満50歳未満 完済時:満80歳未満 |
年収 | 400万円以上 | 200万円以上 |
職業 | 派遣社員、契約社員不可 | 派遣社員、契約社員可 |
ペアローン・収入合算 | ペアローンのみ取り扱い(ペアローン利用はそれぞれが年収400万円以上) | ペアローン・収入合算ともに取り扱い |
住宅ローン審査・契約手続き | ネット完結 | ネット完結 |
契約書 | 電子契約で収入印紙が無料 | 電子契約で収入印紙が無料 |
仮審査期間 | 最短60分 | - |
本審査期間 | 7-10日 | - |
中古物件 | 戸建・マンションに対応 | 戸建・マンションに対応 |
リフォーム | 中古物件購入時のリフォームに対応 | 中古物件購入時のリフォームに非対応 |
5年ルール・125%ルール | 採用なし。金利が上昇した場合、すぐに変動金利タイプの毎月の返済額が増加。 | 採用あり。金利が上昇しても、5年間は毎月の返済額は変わらない。 |
諸費用の借り入れ | 諸費用を住宅ローンに含むことができる | 諸費用を住宅ローンに含むことができる |
金利タイプの変更(固定→変動) | 変更可能 | 変更できない |
※2023年5月時点。当サイト調べ。
※1 新規購入で自己資金10%以上の場合
※2 借り換え/新規購入で自己資金10%未満の場合
※3 auじぶん銀行の住宅ローンは、審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。
※4 審査の結果、保証会社をご利用いただく場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途お支払いいただく保証料はございません。
上記のように現時点では年収・収入合算・職業の観点でauじぶん銀行の住宅ローンの方が利用条件面などから幅広く利用しやすくなっていますが、ソニー銀行は年収、職業などの面で信用力が高い方に向いた住宅ローンとも言い換えることが可能です。
ソニー銀行の住宅ローンの疾病保障サービスの中で特に注目したいのは「がん団信100」で、わずか年0.10%の金利上乗せで、がんと診断された際に住宅ローン残高がゼロになる保障は非常魅力的です。
世の中には様々ながん保険がありますが、数千万円の住宅ローン残額が保険金で弁済されるようながん保険はありません。これは、がん団信を通常のがん保険と比較できないほどのメリットです。
仮に住宅ローンを5,000万円借りた場合、35年間でのがん団信100の保険料は累計で88万円。平均して月額2,000円程度の保険料です。月額2,000円のがん保険の保障がどの程度なのか確認することでソニー銀行のがん団信100のメリットを理解することができますので、最後に少し紹介しておきます。
参考までに35歳男性の月額2,000円のがん保険の保障内容を紹介します。アクサダイレクトのシミュレーションだと、入院で1日1万円、がん診断で100万円の給付金という保障内容です。高度医療費用などが保障されたりはしますが、月2000円の金額負担で得られる経済的効果には雲泥の差があることがわかります。
ネット銀行の住宅ローンを中心に無料の疾病保障サービスが充実してきています。各社の疾病保障の特徴を解説した記事もいくつか用意していますので参考にしてください。
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