愛知県は、日本の中部地方に位置し、人口約750万人が暮らしています。県庁所在地は名古屋市で、世界有数の大企業であるトヨタ自動車や、航空産業の拠点として知られています。

また、世界文化遺産に登録されている熱田神宮や、城下町として栄えた岡崎城など、歴史や文化にも豊かな地域です。

人口も多く、東京都、神奈川県、大阪府に続いて4番目、都道府県別の総生産量では東京都・大阪府に次ぐ3番目の規模です。

金融事情について簡単にまとめると、愛知県は東海銀行の地盤でした。そのため、東海銀行の流れを汲む三菱ＵＦＪ銀行が多くの店舗を展開していて三菱ＵＦＪ銀行のシェアが非常に高い地域です。

もちろん、愛知県は経済規模が大きいことので、他のメガバンク（三井住友銀行、みずほ銀行）や首都圏を中心に営業しているりそな銀行も店舗進出しています。

地銀や信金も多数営業していて、愛知銀行、名古屋銀行、中京銀行の第2地銀や、碧海信用金庫、瀬戸信用金庫、岡崎信用金庫などの信用金庫も一定の規模なのですが、店舗数・取引数ともに三菱ＵＦＪ銀行が圧倒しています。

なお、愛知県に住んでいる人は三菱ＵＦＪ銀行の口座を利用している人が多いと思いますが、実は愛知県はかなり幅広い住宅ローンの選択肢があるエリアと言えます。

もちろん、日本のどこに住んでいても（離島を除く）平等に利用できるネット銀行の住宅ローンも問題なく利用できます。

このページでは、愛知県にお住まいの方におすすめの住宅ローンを一覧・ランキング形式で紹介していきたいと思います。なお、都道府県を問わない住宅ローンのランキングはこちらのページで紹介していますので合わせて参照してください。

愛知県で人気１位の住宅ローンは三菱ＵＦＪ銀行

愛知県は旧東海銀行の営業基盤で盤石な地位を築いている三菱ＵＦＪ銀行が住宅ローンシェア１位となっています。

三菱ＵＦＪ銀行は国内最大の住宅ローン取扱い金融機関でもあります。三菱ＵＦＪ銀行では、ネット申込み専用（店舗相談不可）の住宅ローンも取り扱っています。このネット専用住宅ローンでは、ネット銀行と遜色ない金利水準の商品を提供しています。

また、みずほ銀行や三井住友銀行もこれに近い水準の金利で横並びになっています。三菱ＵＦＪ銀行も含んでメガバンクや地方銀行の住宅ローンの金利は審査の結果で適用する金利が変わってくるので、必ずしも最優遇金利で借りられるわけではないという点には注意が必要です。

愛知県に住んでいるのであれば三菱ＵＦＪ銀行の住宅ローンを選んでおけば問題がないようにも感じられますが、近年、三菱ＵＦＪ銀行の住宅ローン残高はかなりの速度で減少しています。

その大きな理由にインターネット銀行の住宅ローンの人気の高さがあり、三菱ＵＦＪ銀行も積極的に住宅ローンをインターネットで取り扱うようになってきましたが、残高減少を食い止めるほどには至っていません。

ネット銀行は、店舗を持たずに人件費があまりかからない効率的なコスト構造を武器に、住宅ローンの金利を店舗型の銀行では提供できないぐらいの水準まで金利を引き下げています。また、ネット銀行の住宅ローンには「疾病保障」が無料で付帯されることが多く、表面上の金利差以上の違いがあるのが実態です。

ネット銀行に住宅ローン利用者を奪われてきたメガバンクや地方銀行などの大手銀行がようやく金利の低い商品で対抗し始めていますが、残念ながらネット銀行以上に魅力的とは言えない状況で住宅ローンの残高減をなかなか止められずにいます。

参考までにネット銀行などの住宅ローンの金利を一覧形式で紹介しておきますので確認してみてください。

	変動金利	備考
auじぶん銀行	年HPご確認％（全期間引下げプラン・物件価格の80％以下で新規借入時・50歳以下で一般団信を選択時・住宅ローン金利優遇割を最大適用後） （※1）	保証料無料（審査の結果で保証会社を利用することになった場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途支払う保証料はありません）。
SBI新生銀行	年0.410%	すべてのケガや病気による介護保障が無料で付帯。 ※自己資金10％以上の場合
住信SBIネット銀行（WEB申込コース）※2	年0.448%（通期引下げプラン）	すべてのケガや病気を保障する全疾病保障が無料で付帯。保証料も無料。
PayPay銀行※4	年0.420％（全期間引下型・キャンペーン適用時）	変動金利タイプの金利の低さに注目。 個人事業主・自営業、同族企業にお勤めの方は申込不可。
ソニー銀行	年0.647%（新規購入） （変動セレクト）	2023年11月1日以降、物件の購入価格を超えて借り入れる場合は金利が年0.05%上乗せになります（新規購入時）。 がんと診断されるだけで住宅ローン残高が１／２になる疾病保障が無料付帯。
みずほ銀行ネット住宅ローン	年0.375％~	メガバンクのみずほ銀行がネット限定の低金利住宅ローンを提供中。50歳まで年0.1%の上乗せでがん団信に加入可能。
イオン銀行	年0.530%（金利プラン）	イオングループでの買い物が5％引きになるサービスがセット。保証料も無料。2025年1月の適用金利。

※1 審査結果によって、保証付金利プランとなる場合があり、その場合の金利は異なります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3ヶ月後から適用開始となります。
※2 物件価格の80％以下で住宅ローンをお借入れの場合。審査結果によって、金利に年0.1％~年0.30％上乗せとなる場合があります。借入期間を35年超でお借り入れいただく場合は、ご利用いただく住宅ローン金利に年0.15％が上乗せとなります。
※3 物件価格の80％以下で住宅ローンをお借入れの場合。借入期間を35年超でお借り入れいただく場合は、ご利用いただく住宅ローン金利に年0.15％が上乗せとなります。
※4 新規借り入れ、自己資金10％以上の場合

住宅ローンの商品性ではネット銀行の住宅ローンの方が魅力的にもかかわらず大手銀行の住宅ローンを利用する人がまだまだ多いのは、①多くの支店があること（店舗網）、②不動産会社に住宅ローンを紹介してもらう不動産会社提携（営業力）、③長年培ってきたブランド力（安心感）があるためです。

なお、ネット銀行の住宅ローンを利用しない人の大半はサービス内容を確認・比較したわけではなく、「ネット銀行が自分も使えると思っていない」「よくわからない銀行だから」「対面で相談できないのが不安だから」のような理由で避けているだけと言われています。

銀行選びにも情報格差が残っていると言え、低金利・疾病保障・先進性といった「商品力」で勝負しているネット銀行は住宅ローンの方が経済的メリットも大きく、疾病保障などの将来への備えが充実していることもあり、いわゆる「ネットリテラシー（インターネットに関する知識）」が高い人からネット銀行の住宅ローンに流れて行っているという構図が続いています。

最近ではネット銀行でもzoomやskypeをつかったオンラインでの対面相談を受付しているところも出てきました。対面で相談できないから不安、という人でも気軽に銀行担当者とオンラインで対面相談ができるのは嬉しいサービスです。

最終的に、メガバンクなどの大手銀行を選ぶのか、ネット銀行を選ぶのかはご自身で決めるしかありませんが、どちらの住宅ローンがオトクなのか、住宅ローンの金利と商品性をしっかりと比較して仮審査の申込先を決めて後悔しないようにしましょう。住宅ローンは借入金額が大きいので少しの金利差でも総返済額が100万円単位で変わってきますので、可能であればネット銀行の住宅ローンも検討したいですね。

愛知県の地銀・信用金庫の住宅ローンの水準は？

以下は2024年9月の変動金利の金利一覧です。

金融機関名	変動金利
三菱ＵＦＪ銀行	年0.345%~ (ずーっと一律優遇コース)
みずほ銀行	年0.375%~年0.675％ ローン取扱手数料型
三井住友銀行	年0.475%~年0.725％ WEB申込専用住宅ローン／最後までずーっと引き下げプラン
愛知銀行	年0.550%
名古屋銀行	年0.725%~
中京銀行	年0.650%~
岡崎信用金庫	年0.675％~

当サイト調べ、金利は各社の公式サイトや店舗などで必ず確認するようにしてください。条件によって適用される金利が異なります。

愛知県のおすすめのフラット３５は？

国土交通省が所管する住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携、提供しているのが長期固定型の住宅ローン、フラット３５です。愛知県でも多くの金融機関がフラット３５を扱っていますが、金利や事務手数料で差があるのでしっかり比較をしたいですね。早速ですが、愛知県で利用可能なフラット３５を取り扱う金融機関を比較してみましょう。

金融機関	フラット35の金利（2024年9月）	事務手数料（税込）
愛知銀行	1.820%	1.87%
名古屋銀行	1.820%	1.87%
中京銀行	1.820%	1.87%
岡崎信用金庫	2.040%	1.80％
アルヒ	1.820%	1.10%～2.20%※

名古屋市	岡崎市	春日井市
豊川市	碧南市	刈谷市
豊田市	西尾市	蒲郡市
犬山市	小牧市	稲沢市
東海市	知立市	田原市
大口町	扶桑町	東浦市
美浜町	幸田町

の20自治体となっています。

愛知県で利用可能な主な住宅ローン一覧

それでは、以下に福岡県で利用可能な住宅ローンを一覧形式で紹介します。最新の金利やサービス内容は各金融機関のホームページなどでご確認するようにお願いします。

愛知県に店舗を構える銀行の中で最も住宅ローンを貸し出しているランキング１位は前述の通り、三菱ＵＦＪ銀行です。

金融機関名	住宅ローン金利	一部繰上 返済手数料	保証料
auじぶん銀行	最新の金利を確認	無料	無料（※）
SBI新生銀行	最新の金利を確認	無料	無料
ソニー銀行	最新の金利を確認	無料	無料
アルヒ	最新の金利を確認	無料	無料
住信SBIネット銀行	最新の金利を確認	無料	無料
みずほ銀行	最新の金利を確認	無料	有
三菱ＵＦＪ銀行	最新の金利を確認	無料	有
三井住友銀行	最新の金利を確認	無料	有
愛知銀行	最新の金利を確認	有料	有
名古屋銀行	最新の金利を確認	有料	有
中京銀行	最新の金利を確認	有料	有
岡崎信用金庫	最新の金利を確認	有料	有
東海ろうきん	最新の金利を確認	有料	有
JAバンクあいち	最新の金利を確認	有料	有

※auじぶん銀行の住宅ローンは、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途支払う保証料はありません。

auじぶん銀行やSBI新生銀行の住宅ローンの変動金利は非常に低いだけでなく、メガバンクや地銀で優遇金利の適用の条件となる、給与受け取り口座への指定、カードローン・クレジットカードの発行などの金利優遇条件がないのでおすすめです。

 

地方銀行などは収益の確保や利用者を囲い込むために住宅ローン利用時に色々な金融商品を営業してきます。

 

店舗に住宅ローンの相談に行ったにも関わらず、カードローンとかクレジットカードなどを作らないと住宅ローンの金利が高くなると言われてしぶしぶ契約している人は多く、そのような営業を避けたい人はそのような条件が最初から存在しない住宅ローンを選ぶようにしましょう。

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