2024年9月25日
神奈川県の銀行と言えば横浜銀行です。横浜銀行(はまぎん)は全国の地方銀行の中で最も預金残高も大きい日本一の地方銀行です。横浜銀行に次いで、千葉銀行・福岡銀行・静岡銀行・常陽銀行などの大手地方銀行が続いています。預金残高は約17兆円。ゆうちょ銀行・メガバンク・大手信託銀行を含んだ日本の銀行の預金残高でもトップ10に入る規模の、日本を代表する大規模地方銀行です。
目次
2019年7月に横浜銀行が千葉銀行と業務提携することを発表しています。法人融資などの提携効果は2022年現在ですでに収益ベースで150億円を超えていて、着実に成果が出ている状況となっています。提携が順調に進んで横浜銀行と千葉銀行が一体営業に近い形になれば、地方銀行の域を超える第2のメガバンクともいえるような規模の金融機関になります。
神奈川県の銀行で横浜銀行に次ぐのが神奈川銀行(かなぎん)ですが、預金残高は4700億円程度と横浜銀行の1/30程度の規模と横浜銀行の規模の大きさが目立ちます。
また、神奈川県は信用金庫が発展しているエリアで、川崎信金(預金残高:2.3兆円)、横浜信金(2兆円)、湘南信金(1.2兆円)、平塚信金(5786億円)と比較的規模の大きい信金が川崎・横浜・湘南それぞれのエリアで営業しています。
※いずれも2024年9月末時点
横浜銀行が神奈川県全体をカバーし、それぞれの地域を信金がフォローしているのが神奈川県の金融事情と言えるでしょう。もちろん、神奈川県にはメガバンクも積極的に展開してきていますので、神奈川県内でメガバンクを見かける機会も非常に多いと思います。
神奈川県は東京都とお隣なので、東京に住んでても神奈川に住んでいても受けられる金融サービスに違いはないのですが、神奈川県内の店舗数は横浜銀行が圧倒的ですし、銀行と言えばどうしても横浜銀行をイメージすると思いますが、この特集ページでは、神奈川県にお住まいの方におすすめの住宅ローンを紹介していきたいと思います。
なお、都道府県を問わない住宅ローンのランキングはこちらのページで紹介していますので合わせて参照してください。
早速ですが、神奈川県を地盤とする金融機関の住宅ローン金利を比較してみましょう。また、神奈川県を地盤とする金融機関の金利水準を把握するため主なネット専業銀行の金利も掲載しています。
金融機関 | 変動金利 | 10年固定金利 | 35年固定金利 |
横浜銀行 | 年0.300%~ | 年1.375%~ | フラット35を取り扱い |
神奈川銀行 | 年0.675%~ | 年1.950%~ | フラット35を取り扱い |
川崎信用金庫 | 年0.570%~ | 年0.870%~ | 取り扱いなし |
横浜信用金庫 | 年0.775%~ | 年1.650%~ | フラット35を取り扱い |
※2024年9月適用金利
変動金利 | 10年固定 | 特徴 | |
---|---|---|---|
auじぶん銀行※1 | 年HPご確認% (全期間引下げプラン・新規借り入れ) | 年HPご確認% (当初期間引下げプラン) | がんと診断されるだけで住宅ローン残高が1/2に減額!入院が180日継続すると住宅ローン残高がゼロに。 |
SBI新生銀行 | 0.410%※2 | 0.950% | 介護保障が無料で利用可能。 |
住信SBIネット銀行(WEB申込コース)※3 | 年0.448%(通期引下げプラン) | 年1.303%(当初引下げプラン) | 通常の団体信用生命保険、全ての病気やケガに備える全疾病保障に加え、お借入時のご年齢に応じてガン診断時給付を含む3大疾病保障特約(50%)を基本付帯。 |
PayPay銀行※4 | 年0.499%(全期間引下型) | 年1.165%(当初期間引下型) | 変動金利タイプの金利の低さに注目。 |
ソニー銀行 | 年0.647%(新規購入) (変動セレクト住宅ローン) | 年1.419% (固定セレクト住宅ローン) | がんと診断されるだけで住宅ローン残高が1/2に減額! ※2023年11月1日以降、物件の購入価格を超えて借り入れる場合は金利が年0.05%上乗せになります(新規購入時)。 |
長期固定型住宅ローンで公的な住宅ローンとして根強い人気があるフラット35はもちろん、神奈川県でも人気です。
神奈川県で利用可能なオススメのフラット35の金利と事務手数料をまとめてみました。
金融機関 | 金利 | 事務手数料(税込) |
横浜銀行 | 年1.820% | 1.56% |
神奈川銀行 | 年1.820% | 1.10% |
横浜信用金庫 | 年1.820% | 1.53% |
アルヒ | 年1.820% | 2.20%(ARUHIダイレクトでの申し込み契約の場合には1.10%※) |
金利は全ての金融機関で横並びとなる一方で、事務手数料に大きな違いが出ています。最も事務手数料が安いのは神奈川銀行です。全国でみても神奈川銀行のフラット35は金利、事務手数料ともに割安となっていて、ARUHIとも同等の水準となっています。
ARUHIは11連続でフラット35の取り扱い実績が1位を獲得している最大手の住宅ローン専門の金融機関です。ARUHIの特徴は、全国の店舗で専門のスタッフにじっくりと相談しながら住宅ローンを申し込めることで、対面サービスで契約手続きをサポートしてもらえます。
ARUHIは店舗での申し込み契約だと2.20%(税込)と神奈川県ではかなり割高な手数料となりますが、WEB完結型のARUHIダイレクトを利用すれば1.10%(税込)と最安値の水準となります。※スーパーフラットは除く
なお、フラット35では自治体と連携し地域連携型のフラット35を取り扱っています。地域連携型とは、子育て世帯や地方移住者等に対する積極的な取組を行う地方公共団体と住宅金融支援機構が連携し、住宅取得に対する地方公共団体による補助金交付などの財政的支援とあわせて、フラット35の当初5年間の借入金利を年0.25%引き下げる制度です。
神奈川県で地域連携型に対応している自治体は
横浜市 | 川崎市 | 横須賀市 |
厚木市 | 相模原市 | 清川村 |
松田町 | 山北町 | 二宮町 |
中井町 | 小田原市 |
の11の自治体となっています。
神奈川県で人気の住宅ローンはもちろん横浜銀行の住宅ローンなのは言うまでもありません。以前は強気の金利設定でしたが、最近はネット銀行の住宅ローンへの対抗してかなり金利を引き下げていて、金利だけで比べるとネット銀行とそん色ない水準まで下がってきています。給与振込先に指定するなどの条件はありますが、特に変動金利の水準は魅力的な水準です。
住宅ローンの金利だけであればネット銀行とほぼ互角(若干ネット銀行の方が低い)のですが、ネット銀行の住宅ローンには無料の疾病保障がセットされています。一方で、横浜銀行も団体信用生命保険の保障内容は充実しており、豊富なラインアップから自分に合ったものを選ぶことができます。例えばガン保障特約付き団体信用生命保険は+年0.2%の金利で加入することができます。
また、店舗で相談したい人であれば横浜銀行の神奈川県内の店舗網は非常に魅力的ですが、ネットで申し込みできる人はネット銀行と横浜銀行の住宅ローンの両方をチェックして申込すると良いでしょう。
注文住宅でマイホームを建てる場合、土地購入代金や建物建築費用(着工時・上棟時・引渡し時)の支払いが必要となります。通常の住宅ローンは、住宅が完成してから契約して利用することになりますが、それまでの中間の支払いに対応するのがつなぎ融資です。 地銀もつなぎ融資には対応していますが、住宅ローンの金利・手数料・疾病保障などの条件を考えるとネット銀行などが提供する全国区のお得な住宅を利用した方が有利です。以下に住宅ローン金利や条件が優れていて、かつ、つなぎ融資に対応しているおすすめの住宅ローンを4つ紹介しておきます。
auじぶん銀行、SBI新生銀行はアプラスと提携しつなぎ融資を受けることができ、ARUHIでは独自のつなぎ融資を提供しています。
以下に神奈川県で利用可能な住宅ローンを一覧形式で紹介します。最新の金利やサービス内容は各金融機関のホームページなどでご確認するようにお願いします。
金融機関名 | 住宅ローン金利 | 一部繰上 返済手数料 |
保証料 |
---|---|---|---|
auじぶん銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料(※) |
PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行) | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
SBI新生銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
ソニー銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
楽天銀行(フラット35) | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
楽天銀行(金利選択型) | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
SBIマネープラザ | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
アルヒ | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
住信SBIネット銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
みずほ銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 有 |
三菱UFJ銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 有 |
三井住友銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 有 |
横浜銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 有 |
神奈川銀行 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
川崎信用金庫 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
横浜信用金庫 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
湘南信用金庫 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
※auじぶん銀行の住宅ローンは、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途支払う保証料はありません。
横浜銀行は規模が大きく日本を代表する地銀ということもあり、メガバンクのような動きをしている印象がありました。
これまでは、規模が小さい地方銀行のような積極的な動きは少なく、安定した利益率重視の戦略だったと言えますが、最近はauじぶん銀行やソニー銀行にも対抗できる水準まで金利引き下げを行っています。
金利の比較ではまだネット銀行を追い越すには至っていませんが、神奈川県に住み横浜銀行の店舗が近くにあるような人であれば、横浜銀行の住宅ローンの魅力はずいぶん高まってきていると言えるでしょう。
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