2024年11月1日
この特集ページでは、住宅ローンを利用している多くの人から選ばれている変動金利タイプの住宅ローンをランキング形式で紹介しています。
変動金利は、金利を固定できる金利タイプよりも低い金利で借り入れをスタートできる金利タイプです。その代わり、市場の金利動向により金融機関側の判断で返済中に金利が上昇する可能性があります。
金利が変わる可能性があることを嫌がられて、固定金利の人気が高い時代もありましたが、長年、低金利が続いてきたことで住宅ローンを契約する人の7割~8割以上が変動金利を選んでいると言われています。変動金利タイプの金利引き上げが相次いだことで、今後の住宅ローン利用者が選ぶ金利タイプに変化があるかもしれません。
目次
当サイトでは、変動金利で借りることを推奨したいとは考えていません。将来的な金利上昇の可能性も否定しませんが、住宅ローンの金利タイプ選びは冷静に考える必要があります。
例えば、「金利の低さに目がくらんで変動金利の住宅ローンを選ぶと、将来、住宅ローンの金利があがって家計が破たんするリスクがある!」と言うようなニュースを目にすることがあります。
そのようなニュースの内容が100%間違っているわけではありません。ただ、それは「会社の業績が悪くなったら給料が減って破たんする!」とか「保険に入っていないと病気の治療費が払えなくて破産するリスクがある!」、「子供を産むと養育費が膨らんで破産する!」と、当たり前のことを言っているのと大差がありません。
将来のことはだれにもわかりませんし、リスクのことばかりを考えていたらキリがありません。
特に住宅ローンの金利については、具体的に考えないと意味がありません。
2024年になっていよいよ変動金利タイプが上昇局面を迎えていますが、変動金利の金利上昇が具体的にどのようなインパクトがあるのかを把握するために、変動金利と金利上昇が住宅ローンの返済額に与える影響を具体的にシミュレーションしたものを紹介したいと思います。まず、以下の表を確認してください。以下は3000万円を30年返済で借りることを前提にしたシミュレーション(ボーナス返済なし・元利均等返済です)です。
毎月の返済額 | 総返済額 | |
0.5%の変動金利で借りて金利が上昇しない | 10年間:約89,000円 10年後以降:約89,000円 |
約3,200万円 |
0.5%の変動金利で借りて10年後に1%に上昇 | 10年間:約89,000円 10年後以降:約94,000円 |
約3,390万円 |
0.5%の変動金利で借りて10年後に3%に上昇 | 10年間:約89,000円 10年後以降:約113,000円 |
約3,800万円 |
0.5%の変動金利で借りて10年後に5%に上昇 | 10年間:約89,000円 10年後以降:約135,000円 |
約4,300万円 |
1.5%の固定金利で借り入れ | 10年間:約103,000円 10年後以降:約103,000円 |
約3,730万円 |
2.0%の固定金利で借り入れ | 10年間:約111,000円 10年後以降:約111,000円 |
約3,990万円 |
まず、0.5%と1.5%の総返済額の差は約500万円、0.5%と2.0%の総返済額の差は約800万円あることがわかります。また、変動金利が10年後に今の6倍に上昇したとしても、2%の固定金利で借りて払い続ける返済額と大差ないこともわかりました。
一方で、住宅ローンの変動金利が10年後に10倍の5%まで金利が上昇してしまった場合、印象がかなり違ってくることがわかります。もっとも・・・たった10年で住宅ローンの金利が5%になる可能性はほとんどなさそうですが。
この金利が上昇した場合の返済額のシミュレーション結果を見て、どのように感じるかは人それぞれだと思いますが、500万円~800万円の住宅ローンを多く支払う覚悟をしてまで金利上昇のリスクに備えますか?と聞かれた時に、「はい、それでも備えるべきです。」と自信をもって断言できる人はあまりいないと思います。
※このシミュレーション結果を見た時に「変動金利はやはり怖い」と感じた人は変動金利タイプの住宅ローンには向いていない人だと思います。逆に変動金利を選んでおいた方が良さそうだなと感じた人には、この記事は参考になると思いますので、もう少しお付き合いいただければと思います。
まず、当サイトでは変動金利の住宅ローンを選ぶ時に特に重要になってくるのは以下の3つの点と考えています。この当たり前のことを徹底して欲しいと思っています。
変動金利タイプのリスクを減らす最初の一歩はとにかく金利の低さにこだわることです。金利の低さは元本の返済スピードに直結します。もし金利が上昇してしまってもその時点で住宅ローンの借入元本が少なければ金利上昇の影響を小さくすることができるのがその理由です。少しでも金利を低い住宅ローンを選んで元本の返済スピードを早めることを意識しましょう。
一部繰上返済手数料も重要です。基本的な考え方は金利の低さにこだわることと同じで、変動金利を選んだらできるだけ繰上返済を行って住宅ローンの借入元本を減らしていくことで金利上昇時の影響を小さくできます。その為には繰上返済を小まめに手数料無料で行える住宅ローンを選ぶことは非常に重要になってきます。
変動金利タイプの住宅ローンは将来の金利を上げる権利を銀行が持つことになりますので、信頼できる銀行を選ぶことも重要なポイントになります。
具体的には他の銀行が金利をあげていないのに、法外に金利を引き上げたりする可能性があるような銀行を選ばないように意識する必要があるということです。(実際、他の銀行の金利は変わっていないのに特定の銀行の変動金利だけ金利があがったこともありました)
例えば、経営や収益が順調に推移していない銀行は、利益を無理やり引き上げるために金利を引き上げる可能性はゼロではありません。また、経営状態が苦しい銀行は金利を引き上げざるを得ない状況に早い段階で追い込まれる可能性がありますので、単体だけでなく関連グループの業績が順調なのかも考えて申込先を選ぶと良いでしょう。
特にここ数年の地方銀行の業績悪化は深刻で、地方銀行の大半は業績悪化に苦しんでいる状況です。地元でよく見かけるのでと根拠なく信頼してしまいがちですが、地銀の住宅ローンを選ぶ時は、その銀行の株価やこの数年の業績は確認しておくようにしましょう。
なお、地方銀行は今、大きな変化を求められています。どの地方銀行でも数年後にはどこかの銀行と合併・経営統合される可能性があると思っておく必要があります。
auじぶん銀行の住宅ローン | ||||
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auじぶん銀行の住宅ローンの中でも目立つのが変動金利の低金利です。金利が低いだけでなく「がん50%保障団信」と言う「がんと診断された時に住宅ローンの残高が半分になる団信」とすべての病気とケガを保障する「全疾病長期入院保障」が無料でセットすることができるという点が大きな魅力です。 がんと診断された時に住宅ローンの残高が半分になり、毎月の住宅ローンの返済額が半分に減ったら、がんの治療中の経済的な負担が緩和されることは間違いありません。 また、精神障害を除く全ての病気や怪我などの理由を問わず180日以上の入院をすると住宅ローン残高がゼロとなる全疾病保障も心強いですね。また、それ以外にもauじぶん銀行の住宅ローンは「保証料※」、「団体信用生命保険料」、「一部繰上返済手数料」が無料です。 ※審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途発生する保証料はありません。
auじぶん銀行の住宅ローンは審査手続きが早いことも特徴の一つで、書類をパソコンやスマホからアップロードして提出することを可能にして契約までの時間を短縮している点もメリットの1つです。 「金利」、「繰上返済の利便性」、「安心感」のどれをとってもトップクラスで変動金利を選ぶときの最有力の住宅ローンの1つと言えるでしょう。 |
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金利 |
変動金利(新規借り入れ):年HPご確認%(全期間引下げプラン) 変動金利(借り換え):年HPご確認%(全期間引下げプラン) |
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保証料 | 無料※審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途発生する保証料はありません。 | |||
一部繰上返済手数料 | 無料 ※ただし、固定金利期間中に全額返済(完済)する場合のみ33,000円(税込) |
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団体信用生命保険料 |
無料 ※満50歳までの方が加入可能。 |
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事務手数料 | 融資金額の2.20%(税込) | |||
※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。
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