住宅ローンの金利タイプには「変動金利」「固定金利」「当初固定金利」の3種類がありますが、それぞれに明確なメリットとデメリットが存在します。どの金利タイプが最適かは、年齢、収入、ライフプラン、リスク許容度などによって大きく異なるため、「全員に最適な正解」はありません。
とはいえ、2025年現在の住宅ローン市場で圧倒的な支持を得ているのは「変動金利型」です。住宅金融支援機構や主要ネット銀行の統計によれば、新規借入の7〜8割は変動金利を選択しているのが実情です。背景には、日本の金利が10年以上にわたって歴史的な低水準にあり、将来も急激に金利が上がるとは考えていない層が多いことが挙げられます。
一方で、筆者自身の住宅ローン体験も紹介しておきましょう。約10年前、某ネット銀行の「疾病保障付き住宅ローン」を利用し、変動金利と10年固定金利を組み合わせたミックス型で借入れました。10年固定を組み込んだ理由は、将来的な金利上昇リスクに部分的に備えたかったこと。そして、固定部分は10年以内に繰上返済することで、満期後のリスクを軽減しようと考えたためです。結果として、金利が長期にわたり低水準だったこともあり、今のところ非常に満足しています。
現在、住宅ローンを提供する各銀行は、金利だけでなく疾病保障や手数料の優遇など、差別化された商品設計に力を入れています。そのため、「誰にとってもベストな1本」は存在しませんが、自分にとって最適な選択肢を見つけるためには、複数の銀行商品を比較することが不可欠です。
当サイトでは、2025年時点で注目を集めている住宅ローンをランキング形式で紹介しています。金利だけでなく、付帯保障や借り換えの柔軟性といった点も踏まえた比較が可能ですので、住宅ローン選びの一助としてぜひご活用ください。