公開日: 2026年9月20日

みずほ銀行の住宅ローン審査は、商品概要を読む限り「特別に厳しい」とは言えません。利用条件は満18歳以上71歳未満・完済時81歳未満、安定した収入、保証会社の保証、団信への加入といったメガバンクとして標準的なもので、年収の下限額も明記されていません(2026年9月時点・みずほネット住宅ローン商品概要で確認)。
ただし「本審査のみ・事前審査がない」「保証会社の審査を通る必要がある」「疾病保障には年齢上限がある」といった、みずほ銀行ならではの注意点はあります。子育て世帯が申し込む前に押さえておきたいポイントを、商品説明書の項目ごとに確認していきましょう。
みずほ銀行は多くの人に住宅ローンを貸し出してきた実績があり、最近はネットから申し込むことでお得な条件で借り入れできるネット専用の住宅ローンに力を入れています。金利引き下げ競争が進んだ結果、変動金利タイプであればネット銀行に近い水準で提供されることもあります。
なお、みずほ銀行ではさらに追加で住宅ローンのキャンペーンなどを実施していることもあります。ここでは審査基準を中心に解説し、最新のキャンペーンや金利情報にはあまり触れていませんので、みずほ銀行の住宅ローンの最新情報について詳しく知りたい人は、こちらのページや以下のページで確認しておくようにしてください。
上記はみずほ銀行のネット住宅ローンの商品概要から抜粋した審査基準(利用条件)です(出典:みずほネット住宅ローン商品概要・2026年9月確認)。次に、各項目に記載されている点について詳しく確認していきましょう。
みずほ銀行のネット住宅ローンは満18歳以上71歳未満の人が利用できます。また、完済は満81歳未満までに行う必要があります。この年齢基準は標準的な条件で特段の特徴はありません。
住宅ローンの返済期間は一般的に35年が最長です。完済時年齢が満81歳未満と定められているため、最長の35年ローンを組むには借入時の年齢が46歳未満である必要があります。お子さまの教育費と返済が重なる期間を短くしたいご家庭は、返済期間と定年時期のバランスもあわせて考えておきましょう。
なお、みずほ銀行の住宅ローンには疾病保障を付帯することができますが、保障を利用できる年齢は別途定められています。
2026年9月時点の公式サイトでは、がん団信は借入時「満51歳未満」、がん・7大疾病補償(ローン返済支援保険)は「満18歳以上56歳未満」が加入条件とされています。一般団信に加えて疾病保障の付帯を考えている人は、住宅ローンの年齢条件だけでなく、団信(疾病保障)の年齢条件にも気を付けるようにしましょう。
みずほ銀行のネット住宅ローンは、一般的な住宅ローンと同様に団体信用生命保険(団信)への加入が必須です。団信は、生命保険の1つで、団信に加入するためには健康状態や病気の治療状況を保険会社に対して告知して、加入審査を経て加入することになります。
そのため、健康状態や病気の治療状況によって団信に加入できないケースがありますが、みずほ銀行では一般の団信に加入できない人のために、加入条件を緩和したワイド団信も取り扱っています(保証料のお支払方式に応じた金利に年0.3%上乗せ・2026年9月時点の公式商品概要で確認)。
がん団信は年0.1%の上乗せ、ペアローン向けの連生団信(ペアローン団信)は一般団信・がん団信のどちらでもお二人とも年0.2%の上乗せです。
ワイド団信の引受保険会社は金融機関ごとに異なるため、他の銀行でワイド団信の加入を断られてしまった場合でも、別の銀行では加入できる可能性があります。「ワイド団信の加入審査を複数の保険会社に行ってもらう」という観点から、みずほ銀行の住宅ローンを申込先の候補に追加することも検討する価値があります。
みずほ銀行のネット住宅ローンの商品概要の説明では、「安定した収入のある方」としか記載されておらず、具体的な年収基準を明記していません。申し込んでみるしかないのですが、原則としては、一般的な住宅ローンで求められる年収300万円以上・勤続年数3年以上を目安として考えて申し込むことをおすすめします。
仮に「年収300万円未満」で「勤続年数3年未満」の場合は、みずほ銀行の住宅ローンと同時にいくつかの住宅ローンに申し込んでおくことをおすすめします。例えば、利用条件で年収基準を明確に示している以下の住宅ローンは、並行して申し込む候補としておすすめです(いずれも2026年9月に各社公式サイトで確認)。
| 住宅ローン | 年収に関する基準 | 備考 |
|---|---|---|
| イオン銀行 | 前年度年収100万円以上 | 給与所得者・会社経営者の場合(個人事業主は前年度所得100万円以上) |
| auじぶん銀行 | 前年度年収200万円以上 | 自営業の場合は申告所得200万円以上 |
| フラット35(SBIアルヒなど) | 年収の下限基準なし | 年収に占める総返済負担率(年収400万円未満30%以下・400万円以上35%以下)で判断 |
みずほ銀行の住宅ローンには連帯債務型の住宅ローンなど、一部の特殊な条件での借入を除けば保証人は不要ですが、保証会社の保証を受けられることが利用条件なので、保証会社の審査を通過する必要があります。
ネット住宅ローンの保証料の支払方式は、2026年9月時点で次の2種類です。どちらも借入時に保証料を一括で支払う必要はなく、保証料は借入金利に含まれます(保証会社の審査結果により保証料が異なる場合があります)。
頭金や引越し費用で手元資金が心細い子育て世帯にとって、借入時負担ゼロ型は初期費用を抑えられる選択肢です。一方で、どちらの方式が総支払額で有利かは金利差と返済期間しだいなので、公式サイトのシミュレーションで両方式を比べてから決めましょう。
日本国籍があるか永住許可を受けている外国人が利用できることになっています。この基準も一般的と考えて問題ありません。
投資用物件(賃貸用)での利用は行えず、本人が住むための住宅購入の資金として利用できます。ご自身が住むためであってもセカンドハウス・別荘は融資対象外で、その場合は「みずほセカンドハウスローン」などを利用することができます。土地だけの購入(建築計画が未確定の場合)や、リフォーム資金のみの借り入れもネット住宅ローンでは扱われません。
みずほ銀行のネット住宅ローンは50万円以上3億円以内の融資に対応しています(2026年9月時点の公式商品概要で確認)。店頭申込タイプの「みずほ住宅ローン」と同じ上限で、ネット申込だからといって借入上限が低く抑えられているわけではありません。
ただし、ネット申込の入口であるAI事前診断は借入金額が1億円を超える場合は利用できず、直接正式審査に申し込む流れになります。また、高額の借り入れでは団信の引受可否も個別の確認が必要になるため、1億円以上の借り入れを希望する場合は、高額融資に対応する他の住宅ローン(auじぶん銀行は2億円以下など)もあわせて選択肢に加えることをおすすめします。
| ソニー銀行 | ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行) | auじぶん銀行 |
借入期間(返済期間)についても大きな特徴はありません。一般的な住宅ローンと同じように、借り入れ可能期間は1年以上35年以内(1年単位)です。
ただし、固定金利選択方式は2年以上35年以内で、借入期間全ての金利を固定できる全期間固定金利方式は11年以上35年以内となっています。
| 正社員 | 契約社員・派遣社員 | 自営業・個人事業主 | 会社役員・社長 | |
|---|---|---|---|---|
| 保険証 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 住民票 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 源泉徴収票 | ○ | ○ | ○ | |
| 住民税決定通知書 | ○ | ○ | ||
| 会社の決算書2期分(勘定科目内訳明細書を含む) | ○ | |||
| 確定申告書2年分(付表を含むすべての申告書類) | ○ | ○(確定申告をしている場合) | ||
| 所得税の納税証明書1年分 | ○ | ○ | ||
| 物件に関する書類 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 借り換えに関する書類(返済予定表) | ○ | ○ | ○ | ○ |
みずほ銀行に限らず、個人事業主・自営業、会社役員・社長の場合、銀行から求められる提出書類の種類が多くなります。なお、みずほ銀行では決算書・確定申告書を2年分提出する必要があります。
他のメガバンクでは決算書・確定申告書について3期(3年)分の提出を求められる場合もあるので、自営業や会社オーナーの人にとって、みずほ銀行の住宅ローンは書類のボリュームが比較的少なく準備しやすいと言えるでしょう。
みずほ銀行の住宅ローン金利は審査結果で適用する金利を決定しています。そのため、住宅ローンの審査が完了しないと、その人に対して適用する住宅ローン金利が決まりません。これは、みずほ銀行だけではなく、メガバンク、地銀などでは一般的な仕組みです。
みずほ銀行の場合、審査の結果によって適用される金利(引き下げ幅)が変わることがあります。また、借入金利は申込時ではなく実際に借り入れる日の金利が適用されます。変動金利は年2回(4月1日・10月1日)に見直されるため、金利が動いている時期は、審査完了後の提示条件と借入日の金利をあわせて確認しましょう。
みずほ銀行のネット住宅ローンには、他行のような「事前審査(仮審査)」の手続きがありません。最短1分の「AI事前診断」で借り入れの可能性を確かめてから、そのまま正式審査(本審査)に申し込む流れです。審査期間の目安は次のとおりです(2026年9月時点・みずほ銀行公式FAQで確認)。
| AI事前診断 | 最短1分(借入金額1億円超は利用不可) |
| 正式審査(本審査) | 必要書類をすべて提出してから1週間〜10日程度で結果通知 |
| 契約〜借入 | 電子契約手続きを経て3週間程度 |
正式審査の申込日から借入日までは最短でも30日以上必要とされており、書類の準備や司法書士との面談日程によってはさらに日数がかかります。物件の引き渡し日が決まっている場合は、余裕をもって1ヵ月半程度前には正式審査に申し込んでおくと安心です。AI事前診断は事前審査ではないため、診断結果が良くても正式審査で減額・否決になる可能性がある点は覚えておきましょう。
A. ありません。ネット住宅ローンは「AI事前診断」で借り入れの可能性を確かめたあと、直接正式審査(本審査)に申し込みます。AI事前診断は事前審査ではないので、審査結果は正式審査の完了後に通知されます。不動産会社から「事前審査の結果を出してほしい」と言われている場合は、AI事前診断の結果では代用できない点に注意してください。
A. みずほ銀行では、ペアローン利用者向けの連生団信(ペアローン団信)が用意されています。一般団信またはがん団信(お二人とも同一商品)を選び、お二人とも年0.2%の上乗せで、どちらかに万一のことがあった場合に二人分の残高が保障される仕組みです。ペアローンがん団信は借入日時点でお二人とも満51歳未満であることが条件で、子育て中のご家庭では特に検討する価値のある選択肢です。
A. 2026年9月時点の公式サイトでは、がん団信は借入時満51歳未満、がん・7大疾病補償(ローン返済支援保険)は満18歳以上56歳未満とされています。がん団信は住宅ローン契約時にしか加入できませんが、ローン返済支援保険は保険料が別払いのため融資後の中途加入・脱退ができます。教育費のかかる時期だけ補償を厚くする、といった使い方も可能です。
A. 審査には落ちる可能性もあるため、条件の近い住宅ローンを複数併願しておくと、万一のときも住宅購入のスケジュールに影響が出にくくなります。本文で紹介したとおり、年収基準を明示している銀行やフラット35を組み合わせるのが定石です。なお、SBI新生銀行のように仮審査がなく本審査のみで手続きが完結する銀行もあり、審査書類の準備が一度で済む点で併願先の候補になります。
審査基準の比較はSBI新生銀行の住宅ローン審査は厳しい?甘い?、三井住友銀行の住宅ローン審査は甘い?厳しい?もあわせてご覧ください。
みずほ銀行の住宅ローンの審査基準を確認してきました。商品概要を確認する限りでは、みずほ銀行の住宅ローンが特段厳しい審査を行っているとは言えません。
首都圏を中心に営業しているメガバンクなので、都市部向けの住宅ローンになっている傾向はありますが、メガバンクとして、幅広い人が利用しやすい住宅ローンを提供していて、過剰に厳しい審査基準で審査が行われていると身構える必要は無いでしょう。金利・条件は随時見直されるため、最新の内容はみずほ銀行公式サイトでご確認ください。
今月のおすすめ特集
各社住宅ローンの金利速報
サイト更新情報
2026.09.22NEW住宅ローン
2026.09.22NEW住宅ローン
2026.09.22NEW住宅ローン
2026.09.21住宅ローン
2026.09.21住宅ローン
2026.09.20住宅ローン
2026.09.20住宅ローン
2026.09.20住宅ローン
2026.09.20住宅ローン
2026.09.20住宅ローン
住宅ローンの基礎
住宅ローンの審査特集
職業別の住宅ローン審査
年収別の住宅ローン審査
地域別おすすめ住宅ローン
取扱銀行一覧
執筆・監修者