2017年2月16日
今回はよく話題・比較対象となる「マイホームの購入」と「賃貸」のどちらが良いのかをテーマとして少し考えてみましょう。このテーマは、住宅や金融の専門家でも意見が分かれている通り、”どちらが良い”とは言い切れず、各家庭や個々人の考え方で変わります。
結論の出ない永遠のテーマと言えるでしょう。一般的には、一国一城の主とまでは言わずとも、いつかはマイホームを手に入れたいと思う人が多いと言われているように感じますね。しかしながら、実際には複雑です。
マイホームと一言で表現されますが、「新築住宅」、「中古住宅」に分かれますし、「新築」と言っても「戸建て」か「マンション」か。さらに戸建ても「注文住宅」「建売住宅」に分かれます。それぞれに特徴やメリットがあり、単純比較は難しいものですが、今回は少しシンプルに「住宅を購入すること」と「住宅を賃貸し続けること」のメリットとデメリットを比較してみたいと思います。
・購入後の用途は自由。購入後に賃貸に出すことも可能
・一般的に、賃貸住宅に比べて内装や設備が充実
・住んでいる最中に不便な点があれば、調整(リフォーム)可能
・住宅ローン減税の適用により節税効果が得られる
・子供・家族に資産として残すことができる
・戸建ての場合、土地が自らのものになり「一定の安心感」が得られる
・マイホーム購入時の住宅ローン完済後の居住費用の負担が大幅に減少
・自分のものなので自分でマイホームをメンテナンスしなければならない
・ある意味高額な借金を背負うことになり長期にわたり住宅ローンの返済が必要
・固定資産税の納税が必要となる
・マンションの場合、そのマンション全体のための修繕積立金や管理費が永遠にかかる
・(特に新築マンション)は、資産価値が極端に下がるケースがある
あたりまえの言葉が並んでいますが、マイホームを購入することは自由に扱える不動産を手に入れることになります。売却も自由ですし賃貸に出すこともできます。一方で、人生最大の借金と言われる住宅ローンの返済負担は決して小さくありませんね。
次に賃貸住宅のメリットを確認してみましょう。
・結婚・出産など家族の人数に応じて適切な居住環境の選択が常に自由
・転勤・子供の就学などに合わせて、居住場所を容易に変更可能
・賃貸費用以外、例えば設備のメンテナンスは基本的に保有者負担
※極端な話大地震で全壊してたとしても、自分のものではないので金銭的なダメージは残りませんね
・収入・支出のバランス調整が容易
・敷金、礼金、契約更新料などの家賃以外の費用の発生
・引っ越しは自由だが、その都度引っ越し費用がかかり安易に引っ越せるわけではない
・収入減少後(特に老後)の家を確保できない可能性がある。
・どんなに家賃を払い続けても自分の不動産が手に入ることはない
賃貸住宅は長期にわたる住宅ローンの返済がなく、負担感が少ないと言えます。一方で、結婚や出産で家族が増えたり、子どもが成長したりとライフスタイルの変化に居住スペースを合わせていく、合理的な人生プランを描きやすいのも事実ですね。
一方で、どんなに家賃を払っても、ご自身の資産は増えませんし、無駄な費用がかかることを考えるとそんなに頻繁に引っ越しできるわけでもありませんね。
永遠のテーマですが、答えはありません。何もトラブルが無ければ「マイホーム」を購入した方が、「資産」の面ではプラスです。ただ、マイホームは動かせませんし、広さも簡単には変えられません。もし、大地震が来て住宅が全壊した時のダメージは計り知れません。一方で、賃貸住宅に住み続けることは「ご自身の不動産」になることが無いにも関わらず、家賃を支払い続けなければならず、「資産」の面だけを考えれば、プラスになることはありませんね。
結論考え方次第ということですね。
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