2019年9月20日
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・三井住友信託銀行・大手地銀・ネット銀行と日本には数多くの金融機関がありますが、日本でもっとも住宅ローン残高が多い(住宅ローンを貸し出している金融機関は三菱UFJ銀行です。
この記事では、三菱UFJ銀行などの大手銀行が公表するIR情報・ディスクロージャー誌を参照して主要金融機関の住宅ローン残高を調査してみました。
※ランキングとして表示しているのは「三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行・三井住友信託銀行」の5つの銀行までです。それ以下は近年人気を集めているネット銀行などの住宅ローン残高を参考までに紹介しています。
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行・三井住友信託銀行の5行が国内の住宅ローン利用者が多い銀行トップ5です。
住宅ローン残高 2017年3月末時点 (億円) | 住宅ローン残高 2018年3月末時点 (億円) | 増減金額 (億円) | |
---|---|---|---|
三菱UFJ銀行 | 143,650 | 141,463 | ▲2,187 |
三井住友銀行 | 103,023 | 99,987 | ▲3,036 |
みずほ銀行 | 103,000 | 99,400 | ▲900 |
りそな銀行 | 102,000 | 102,000 | 0 |
三井住友信託銀行 | 83,786 | 94,504 | +10,718 |
新生銀行 | 13,405 | 12,689 | ▲716 |
ソニー銀行 | 14,524 | 15,255 | +731 |
楽天銀行 | 2,210 | 3,213 | +1,003 |
住信SBIネット銀行 | 住信SBIネット銀行は三井住友銀行の住宅ローンの代理店の割合が多いため割愛 |
大手銀行の住宅ローン残高の減少が目立っていますが、依然として三菱UFJ銀行がやはり頭一つ抜けていることがわかります。
その他の4つの金融機関はほぼ横並びの状況ですが、大手銀行の住宅ローンの中で大きく残高を増やしているのが三井住友信託銀行です。大手銀行の住宅ローンの残高が減少している中で、三井住友信託銀行は約1兆円も残高を増やしています。
三井住友信託銀行の一人勝ちのように見えます。この大きな要因が子会社のネット銀行である住信SBIネット銀行が代理店として三井住友信託銀行の住宅ローンを販売しているためです。住宅ローン業界におけるネット銀行の躍進は目覚ましく、大手銀行の住宅ローン残高の減少は、住宅ローン利用者がネット銀行に流れていることの証明ともいえます。
親会社の住宅ローン残高を押し上げている住信SBIネット銀行はもちろん、ソニー銀行や楽天銀行も堅調に残高を伸ばしていることからもわかります。
2016年のマイナス金利政策の影響で金利が急激に下がったため、住宅ローンの借り換えは一巡したと言われていますが、古くから住宅ローンを取り扱っている大手銀行で住宅ローンを借り入れている人がこれだけいるわけで、まだまだ住宅ローンの借り換えを行っていない人が多いとも言えます。
これだけ金利が低下しているなかで5年以上前に住宅ローンを借りてそのままにしている人は、結果的に金融機関にお金をあげている(払う必要がない額の利息を支払っている)ようなものなので、もったいないとしか言いようがありません。
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