2026年9月11日
長崎県で圧倒的なシェアを持つ十八親和銀行の住宅ローンは、2026年9月の優遇金利で変動1.525%・10年固定4.100%・全期間固定35年4.400%(保証料一括型)です。変動金利は「お得」と言い切れる水準ではなく、県内では長崎銀行の「ながさき住宅ローンアドバンス プレミア」(変動1.125%・保証料込)のほうが低く、ネット系のSBI新生銀行(変動1.060%・自己資金10%以上)とも差があります。長崎県は、日本の南西端に位置し、長崎市のグラバー園や世界文化遺産の教会群、軍艦島、九十九島や壱岐・対馬など歴史と自然が豊かな地域です。このページでは、そんな長崎県にお住まいのご家族に向けて、地銀・信用金庫・フラット35・ネット銀行の住宅ローンを比べます。
また、昔から海外との交流が盛んなエリアで、ヨーロッパや中国などの影響を受けた独特の文化や歴史がある地域として知られています。

このページでは長崎県にお住まいの方におすすめの住宅ローンを紹介しています。都道府県を問わない住宅ローンのランキングはこちらのページで紹介していますので合わせて参考にしてください。がん保障付き団信の考え方は滋賀県の住宅ローン比較(滋賀銀行のがん保障)、地銀とネット銀行の使い分けは広島県の住宅ローン比較(広島銀行)でも取り上げています。
長崎県にお住まいの方は長崎県の地銀や信用金庫を利用されていると思われます。
ただし、以下の通り、銀行の規模としては2020年10月に十八銀行と親和銀行が合併した十八親和銀行(ふくおかフィナンシャルグループの完全子会社)が圧倒的な規模ですが、第2地銀の長崎銀行や信用金庫の規模は小さいものです。
| 預金(億円) | 貸出金(億円) | |
| 十八親和銀行 | 55,460 | 40,824 |
| 長崎銀行 | 2,659 | 2,773 |
| たちばな信用金庫 | 1,458 | 869 |
※預金・貸出金の残高は2024年10月末時点
住宅ローンに関しても十八親和銀行を真っ先に思い浮かべる人が多いと思いますが、この特集ページでは、長崎県で利用できる住宅ローンを紹介したいと思います。
早速ですが、長崎県で利用可能な住宅ローンの金利を確認してみたいと思います。
| 金融機関 | 変動金利 | 10年固定金利 | 35年固定金利 |
| 十八親和銀行 | 年1.525%(優遇金利・保証料一括型) | 年4.100%(優遇金利) | 全期間固定35年 年4.400%/フラット35を取り扱い |
| 長崎銀行 | 年1.125%(アドバンスプレミア・保証料込/所定の条件を満たさない場合は年1.300%。建築名人の優遇金利は年1.625%) | 年4.100%(優遇金利) | フラット35を取り扱い |
| たちばな信用金庫 | 店頭で案内 | 店頭で案内 | フラット35を取り扱い |
※金利は2026年9月適用(十八親和銀行 ローン金利=2026年9月1日~30日お借り入れ分、長崎銀行 住宅ローン=2026年9月10日~30日)。十八親和銀行の10年固定は7月の3.800%から4.100%へ、35年固定は4.050%から4.400%へ上がっています。長崎銀行の「建築名人」の優遇金利は給与振込などの条件を満たす方が対象で、基準金利は変動3.775%・10年固定5.700%です。優遇金利の適用には各行所定の条件・審査があります。
次に十八親和銀行とネット銀行の住宅ローンを簡単に比較してみたいと思います。
ネット銀行からは住宅ローンサービスでがん保障で魅力的な商品を提供し人気を集めているネット銀行のauじぶん銀行を取り上げたいと思います。
auじぶん銀行は、『いつどこにいても自分のいる場所が銀行になる』ことが名前の由来となっています。スマートフォンを中心としたサービスを提供し、手軽に銀行取引ができることが特徴です。
auじぶん銀行の住宅ローンにはがんと診断された時に住宅ローンの残高が半分になるがん50%保障団信と、全ての病気とケガ(精神障がいを除く)で入院が180日以上継続した場合に住宅ローンの残高が0円になる全疾病保障が無料でセットされています(借入時満50歳以下の方が対象。2026年時点の公式案内)。
金利も低く、保障も充実しており、auじぶん銀行の住宅ローンが人気を集めています。
一方、十八親和銀行でもがん保障プランの取り扱いがあります。保障内容は100%のがん保障(がんと診断で住宅ローン残高が0円)と、がん先進医療の技術料を最大2,000万円まで保障、がん診断一時金100万円、夫婦の入院保障など手厚いものとなっていますが、利用には金利の上乗せが必要です(上乗せ幅などの条件は十八親和銀行の商品説明書に記載されています)。万一の備えを無料でどこまで確保できるかという点では、ネット銀行に分があると言えます。家計を支える働き手に万一のことがあったとき、家族に返済負担を残さないためにも、団信の内容と保険コストはセットで比較しましょう。
インターネット銀行はインターネット銀行間でも住宅ローン利用者の獲得競争を行っていますが、メガバンクや全国47都道府県の各地域の地銀・地域金融機関と競争し、シェアを奪いにいっています。また、最新の技術と効率的な銀行経営を駆使して、低金利で充実した商品性の住宅ローンを取り扱っている金融機関が多く、さらに日々魅力的な商品開発にも力を入れています。各地域の地銀との競争に負けないように訴求力のある住宅ローンを提供しているネット銀行は長崎エリアで比較してもかなり魅力的な住宅ローンを提供しています。対面で相談しながら進めたい方には、保証料0円・一部繰上返済手数料0円で店舗相談とオンラインの両方に対応するSBI新生銀行のような選択肢もあります。
| 変動金利 | 備考 | |
|---|---|---|
| SBI新生銀行 | 年0.990%(金利優遇プログラム適用時) | すべての病気やケガによる就業不能を保障する全疾病保障付団信が金利上乗せなしで付帯。 ※金利優遇プログラム適用時 |
| PayPay銀行※4 | 年1.330%(全期間引下型) | ソフトバンクユーザ限定の金利優遇に注目。 個人事業主・法人経営者向けの専用住宅ローンも用意。 |
| ソニー銀行 | 年1.347%(新規購入) (変動セレクト) | 2023年11月1日以降、物件の購入価格を超えて借り入れる場合は金利が年0.05%上乗せになります(新規購入時)。
がんと診断されるだけで住宅ローン残高が1/2になる疾病保障が無料付帯。 |
| みずほ銀行ネット住宅ローン | 年1.025%~ | メガバンクのみずほ銀行がネット限定の低金利住宅ローンを提供中。50歳まで年0.1%の上乗せでがん団信に加入可能。 |
| イオン銀行 | 年1.040%(金利プラン) | イオングループでの買い物が5%引きになるサービスがセット。保証料も無料。2026年9月の適用金利。 |
住宅ローンの商品性を比べれば、明らかにインターネット銀行の住宅ローンが有利なようにみえますが、実際には地銀の住宅ローンを利用している人の方の大半と言われています。その地域で営業してきた店舗網と営業力を長年培ってきた信用力が支えていて、住宅ローンの利用者が流れているという構図です。
なお、変動金利は各行が基準金利を改定してから、すでに借りている人の返済額に反映されるまで時間差があります。日銀の政策金利が動くと、まず銀行の短期プライムレートと基準金利が見直され、既存の契約には次回の金利見直し月から新しい利率が適用されるのが一般的です。「利上げ=翌月から返済額が上がる」ではないので、いま返済中の方は返済予定表で次の見直し月と返済額の見直しルールを確認しておきましょう。
信用力や店舗で相談できることも重要ですが、住宅ローンは借入額も大きく、利息を何年も支払い続けることになるので、少しの金利差で200万円や300万円も多く返済することになってしまいます。その点を十分考えて、どの住宅ローンを利用すべきかをしっかりと考えつつ申込先を選ぶようにしましょう。
※住宅ローンには所定の審査があり、審査に落ちる可能性もあります。また貸出してくれる金額も金融機関によって変わってきますので、ネット銀行だけ!とか地銀だけ!と最初から絞り込まずに複数の住宅ローンに申し込んで最終的に1つに絞り込むことが重要です。手続きは面倒ですが、数百万円も違ってくる可能性がありますので安易に決めてしまうことの無いようにしましょう。
長期固定型の住宅ローンであるフラット35は、借入時に金利が確定し、毎月の返済額が完済まで変わらないのが特徴です。日銀の利上げを受けて金利水準は上昇しており、2026年9月の金利は返済期間21年以上35年以下・融資率9割以下・団信付きで年3.460%(取扱金融機関が提供する金利で最も多いもの)、返済期間20年以下で年3.140%となっています(7月の3.140%から0.32ポイント上昇)。金利だけを見ると変動型より高めですが、教育費のかかる時期も返済額が変わらない安心感は、子育て世帯にとって大きな魅力です。
そのフラット35は地方公共団体とフラット35を管轄する住宅金融支援機構が提携して「地域連携型」や省エネルギー性、耐震性など質の高い住宅向けの「フラット35S」、こどもの人数などに応じて当初5年間の金利が下がる「子育てプラス」(1ポイントにつき年0.25%の引き下げ)などの幅広いラインナップがあります。国土交通省は2026年9月、子育て世帯が中古住宅を買う場合の優遇を拡充する方針で2027年度予算の概算要求を行ったと報じられていますが、要件や引下げ幅は2026年末にかけて検討される段階で、まだ決まったものではありません。
地域連携型とは、子育て世帯や地方移住者等に対する積極的な取組を行う地方公共団体と住宅金融支援機構が連携し、住宅取得に対する地方公共団体による補助金交付などの財政的支援とあわせて、フラット35の借入金利を一定期間引き下げる制度です。長崎県内でも長崎市・佐世保市・諫早市など多くの自治体が対象となった実績がありますが、対象自治体・引き下げ幅・期間は年度ごとに見直され、予算に達すると受付が終了します。最新の対象自治体・条件は住宅金融支援機構のフラット35サイト(地域連携型のページ)で確認してから資金計画に入れましょう。
| 金融機関名 | 金利(21年以上35年まで・融資率9割以下) | 事務手数料(税込) |
| 十八親和銀行 | 店頭・公式サイトで案内 | 店頭・公式サイトで案内 |
| 長崎銀行 | 店頭・公式サイトで案内 | 店頭・公式サイトで案内 |
| たちばな信用金庫 | 店頭・公式サイトで案内 | 店頭・公式サイトで案内 |
| SBIアルヒ | 3.460%(2026年9月・団信込・21年以上/20年以下は3.140%) | 借入額×2.20%・最低220,000円(Web申込+電子契約の利用で1債権あたり33,000円割引のキャンペーンあり※2026年3月2日~2027年3月31日) |
フラット35の金利は住宅金融支援機構の仕組み上、取扱金融機関の間で横並びになりやすい一方、事務手数料(定率型か定額型か・料率)に違いが出ます。定額型の手数料は初期費用を抑えられる反面、金利が高めに設定されるのが一般的なので、借入額と返済期間に応じたトータルコストで比較しましょう。
フラット35を選ぶなら、実行件数シェア16年連続No.1(2025年度は27.7%)の最大手であるSBIアルヒ(旧アルヒ)も候補に加えておくと安心です。
※2010年度-2025年度統計、取り扱い全金融機関のうち借り換えを含む【フラット35】実行件数(2026年3月末現在、SBIアルヒ調べ)
なお、かつて提供されていた「ARUHIダイレクト経由の申し込みで事務手数料が半額(1.10%)になる」割引は現在は終了しており、現行はWeb申込+電子契約の利用で1債権あたり33,000円(税込)を割り引くキャンペーン(2026年3月2日~2027年3月31日)です。
国内では取扱金融機関が少ないフラットの「保証型」ですが、フラット35取扱最大手のSBIアルヒでは「保証型のフラット35・ARUHIスーパーフラットを積極的に取り扱っています。通常のフラット35との比較で約年0.1%割安な金利で利用可能なケースもあります。また、借り換え専用のスーパーフラットもあります。フラット35の利用を検討中の人はARUHIスーパーフラットを検討候補に入れておくと良いでしょう。
なお、WEB申込でも事前審査の結果は1営業日~2営業日で完了するため、審査スピードも速いのですが、繁忙期など、利用者全体の申込状況により時間がかかることもありますので、時間がない人や急ぎたい人は早めに手続きしておくことをおすすめします。
それでは、以下に長崎県で利用可能な住宅ローンを一覧形式で紹介します。金利は毎月見直されるため、表のリンク先で最新の水準を確認してください。
| 金融機関名 | 住宅ローン金利 | 一部繰上 返済手数料(税込) | 保証料 |
|---|---|---|---|
| auじぶん銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料(※) |
| PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行) | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
| SBI新生銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
| ソニー銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
| 楽天銀行(金利選択型) | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
| 楽天銀行(フラット35) | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
| SBIアルヒ | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
| ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行) | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
| みずほ銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 有 |
| 三菱UFJ銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 有 |
| 三井住友銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 有 |
| 十八親和銀行 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
| 長崎銀行 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
| たちばな信用金庫 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
| 九州ろうきん | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
| JAバンク長崎 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
A. 2026年9月の優遇金利は変動1.525%(保証料一括型)で、長崎銀行のアドバンス プレミア1.125%やSBI新生銀行の1.060%(自己資金10%以上)と比べると高めです。3,000万円・35年なら、1.525%と1.125%の差だけで月々約5,800円、総返済額で約240万円の違いになります。県内店舗網と相談のしやすさは強みなので、ネット銀行と同時に事前審査を出して、提示された金利と諸費用で比べるのがおすすめです。
A. 「建築名人」「借換応援住宅ローン」の優遇金利は変動1.625%・固定選択型10年4.100%(基準金利は変動3.775%・10年5.700%、2026年9月10日~30日)で、給与振込などの条件を満たす方が対象です。別商品の「ながさき住宅ローンアドバンス プレミア」は変動1.125%(保証料込。所定の条件を満たさない場合1.300%)で、長期優良住宅などは最長50年返済にも対応しています。
A. フラット35の金利は2026年9月で年3.460%(21年以上・9割以下・団信付き)が最も多い水準で取扱機関の差は小さいため、事務手数料(定率型か定額型か)と手続きサポートで選ぶのが基本です。県内では十八親和銀行・長崎銀行・たちばな信用金庫が取り扱い、全国区では実行件数シェア16年連続No.1のSBIアルヒが候補になります。子育て世帯は「子育てプラス」や自治体連携の「地域連携型」の引き下げが使えるかも合わせて確認しましょう。
※本ページの金利は各金融機関の公式サイトで確認した2026年9月時点の情報です。最新の適用条件は各金融機関の公式サイトでご確認ください。
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