2024年11月1日
この特集ページでは、住宅ローンの審査スピードが比較的早いと言われる銀行を紹介しています。住宅ローンの審査のスピードが早いだけでは、その住宅ローンが魅力的とは言えないので、審査の早さに関して評価するだけでなく、金利や商品の内容など総合的に評価したうえで、おすすめの住宅ローンを紹介したいと思います。
なお、人件費や店舗費を抑えて効率的に銀行サービスを提供することで圧縮した費用を活用することで条件の良い金利を提示しているネット銀行の場合、店舗型の銀行と違って書類提出に時間がかかることがあります。さらに、ネット銀行の住宅ローンには全国から申込があります。そのため、繁忙期だと人気の銀行に申込が集中してしまったりします。郵送手続きで書類を提出する場合、物理的な時間がかかり、住宅ローンの審査に時間がかかることがあります。
目次
マイホームを購入する時に、その物件の購入を希望している人が他にもいる場合、住宅ローンの審査の問題で購入の優先権利がその人に移ってしまうことがあります。新築物件・中古物件問わず、物件の売主は高く売りたいと考えているのと同じくらい、少しでも早く売却したいと考えていることが多いためです。
また、不動産会社の担当者としては、誰に買ってもらっても良いと思っているので、原則として先に「住宅ローンの審査に通って購入できる確度が高いことが確認できた人」に物件を確保する傾向があります。
もし、審査が遅い住宅ローンを選んで申し込んだ場合、審査結果の連絡まで何週間も待たされてしまうと不動産会社にいつになっても連絡できない状態が続き、タイムアップ(優先交渉権が他の人に移ってしまう)になる可能性もあります。
ネット銀行の住宅ローンは商品性や金利は優れていますし、最近は書類の郵送時間を短縮できるネット完結など利便性を高めるサービスも提供されていますが、書類の郵送が必要になったり、審査に時間がかかってしまうという弱点もあります。
ネット銀行の住宅ローンは「郵送せずにスマホで写真を撮って送る」ことができるようになったり、AIを使って審査が早く終るようにしたり、最新の手法が採用されています。それでも、最終判断は人間が行っているため、住宅ローンの審査には時間がかかる可能性があることを念頭に申し込み手続きを進めるようにしましょう。
それでは低金利の住宅ローンを中心に審査が早い銀行について解説したいと思います。まず、大手銀行やネット銀行がホームページなどで公表している住宅ローンの審査にかかる日数をまとめてみました。住宅ローンの審査には「仮審査・事前審査」と「本審査」がありますが、銀行ごととにそれぞれの審査に要する時間が異なっています。
以下の表を見ると、ソニー銀行、アルヒ(店舗での申し込み・審査)は、申し込みから契約まで最短で1か月とかなり早い審査スピードを実現していることがわかります。auじぶん銀行も日本初のネット完結でスピード手続きを実現しています。
本当に時間がない場合、最短3営業日で融資してもらえるARUHIファストパスでスピード審査を提供しているアルヒの店舗で相談してみると良いでしょう。(直営店舗でのみ取り扱い)
仮審査 | 本審査 | 契約完了までの期間 | |
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(住宅ローン) | 最短60分 | 最短5日 | 最短2週間程度 |
フラット35(ARUHI店舗申し込み) | 最短当日 | 最短3営業日 | 最短2週間程度 |
― | 約7営業日 | 最短21営業日 | |
フラット35(ARUHIダイレクト) | 1~2日 | 10日~14日 | 約1ヶ月半 |
住宅ローン(対面) | ― | ― | 約1ヶ月半 |
1~4日 | 7~10日 | 約1ヶ月半 | |
みずほ銀行ネット住宅ローン | 5~7日 | 1~4日 | 約1ヶ月半 |
※当サイト調べ。ここで記載している日数は「最短」なので、審査内容や状況によって変わります。ここに記載している日数よりも審査期間が長くなることを覚悟して申し込むようにしましょう。特にネット申込の場合、申し込んだ後に時間がないことをコールセンターなどに電話するなどして事情をしっかり伝えることをおすすめします。
SBIアルヒフラット35【店舗での審査申し込み】 | ||||
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SBIアルヒは、メガバンクやネット銀行などのフラット35を取り扱っている金融機関の中で圧倒的なシェアを誇っている金融機関です。14年連続でフラット35実行件数が1位なだけでなく、ここ数年は2位に大きな差をつけていて、文句なしの国内最大のフラット35取扱金融機関です。
SBIアルヒは全国に多数の店舗がありますので、審査を急ぎたい場合は店舗で相談するようにしましょう。そして、店舗での申込であれば最短で3営業日で融資実行できるという驚異的な審査の早さを誇っています。この審査スピードは「店舗申込」だからこそ実現できるもので、さすがにネット銀行ではここまで審査スピードの実現は難しいと言えます。
なお、最短の3営業日で融資してもらうには2018年10月が提供を開始している「ARUHI ファストパス」を利用する必要があります。3営業日での融資実行は驚異的ですが、利用するには220,000円(税込)の手数料が必要になりますので、出来れば利用しなくても済むように少しでも早めに来店予約・申込するようにしましょう。 |
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審査期間 | 仮審査:最短当日 本審査:最短3営業日 | |||
金利(2024年11月) | 年固定金利:20年まで1.450%、20年超1.840% (団信に加入しない場合:20年まで 1.250%、20年超 1.640%)/ |
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保証料 | 無料 | |||
一部繰上返済手数料 | 無料(インターネット、期間短縮型を選択した場合) | |||
団体信用生命保険料 | 込み(加入しない場合は金利が-年0.20%) | |||
事務手数料 | 借入金額の2.20%(税込)(店舗相談・店舗での申し込み) | |||
フラット35を所管する住宅金融支援機構が毎年発表している「民間住宅ローンの貸出動向調査」では、金融機関の本審査に所要期間についての調査も行われています。当日回答する金融機関もありますし、2営業日、3営業日と回答した金融機関が多いことが分かります。実態とかけ離れているような気もしますが、参考までに紹介しておきます。
特に直前で困ることがあるのが役所・税務署に行かないと用意できない納税証明書(課税証明書)などです。このような書類はあらかじめ用意しておくようにしましょう。また、審査に落ちる可能性も考慮して複数枚取得しておくことをおすすめします。
なお、住民税の納税証明書であればマイナンバーカードがあり手続きをしておくとコンビニで取得ができ、所得税についてはeTAXに登録をしてあると郵送での取得も可能です。
仮審査時に本人確認の電話をかけてくる金融機関が多くあります。うっかり電話にでれなかったりすると、本人確認が終わらないと言うことで審査手続きが進まないことがあります。また、住宅ローン審査に必要な必要書類の追加提出、質問事項への回答が必要となる場合がありますので、携帯電話への着信に気をつけるようにしておくようにしましょう。知らない番号からの着信は住宅ローン申込先からかもしれませんので折り返しすることも考慮しましょう。
折り返し電話するのが不安な時は電話番号をネットで検索することで、どこからの電話かがわかることが多いので電話番号で検索してから折り返すようにしましょう。
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