公開日: 2026年9月12日 更新日: 2026年9月27日

住宅ローンの審査が早い銀行を公式サイトの案内で比べると、店舗申込のSBIアルヒ(フラット35)が本審査の回答最短3営業日、ソニー銀行が仮審査最短60分回答、PayPay銀行が事前審査当日〜2営業日・本審査3〜10営業日と、いずれも「申し込みから1か月前後で借り入れ」が現実的な水準です(2026年9月時点・各行公式サイト確認)。この特集ページでは、審査スピードが比較的早いと案内されている銀行を、金利・団信・諸費用まで含めて総合的に評価したうえで紹介します。審査が早いだけで魅力的な住宅ローンとは言えないからです。
なお、人件費や店舗費を抑えて条件の良い金利を提示しているネット銀行は、店舗型の銀行と違って書類提出に時間がかかることがあります。ネット銀行の住宅ローンには全国から申し込みがあるため、繁忙期は人気の銀行に申し込みが集中し、郵送で書類を提出する場合は物理的な時間もかかります。
マイホームを購入するとき、その物件の購入を希望している人が他にもいる場合、住宅ローンの審査の問題で購入の優先権利がその人に移ってしまうことがあります。新築物件・中古物件を問わず、物件の売主は高く売りたいと考えているのと同じくらい、少しでも早く売却したいと考えていることが多いためです。
また、不動産会社の担当者としては、基本的には誰に買ってもらってもよいと考えているので、先に「住宅ローンの審査に通って購入できる確度が高いことが確認できた人」のために物件を確保する傾向があります。
もし、審査が遅い住宅ローンを選んで申し込んだ場合、審査結果の連絡まで何週間も待たされ、不動産会社にいつまでも連絡できない状態が続いてタイムアップ(優先交渉権が他の人に移ってしまう)になる可能性もあります。ご家族で「この家に住みたい」と思える物件に出会えたのに、審査の遅れで手放すことになるのは避けたいところです。
ネット銀行の住宅ローンは商品性や金利に優れ、最近は書類の郵送時間を短縮できるネット完結など利便性を高めるサービスも提供されていますが、書類の郵送が必要になったり、審査に時間がかかったりする弱点もあります。「郵送せずにスマホで写真を撮って送る」「AIで仮審査を短時間で終える」といった手法が広がった一方、最終判断は人が行うため、住宅ローンの審査には時間がかかる可能性があることを念頭に手続きを進めましょう。
それでは低金利の住宅ローンを中心に、審査が早い銀行について解説します。まず、大手銀行やネット銀行がホームページなどで公表している住宅ローンの審査にかかる日数をまとめました。住宅ローンの審査には「仮審査・事前審査」と「本審査」がありますが、銀行ごとにそれぞれの審査に要する時間が異なります。
以下の表を見ると、SBIアルヒ(店舗での申し込み)は本審査の回答が最短3営業日、ソニー銀行は仮審査の回答が最短60分で、仮審査の申し込みから借り入れまで通常1か月程度と、早い審査スピードを実現していることがわかります。
| 仮審査 | 本審査 | 契約完了までの期間 | |
|---|---|---|---|
![]() (住宅ローン) | 最短60分 | 最短5日 | 最短2週間程度 |
![]() フラット35(ARUHI店舗申し込み) | 最短当日 | 最短3営業日 | 最短2週間程度 |
![]() | ― | 約7営業日 | 最短21営業日 |
![]() フラット35(ARUHIダイレクト) | 1~2日 | 10日~14日 | 約1ヶ月半 |
![]() 住宅ローン(対面) | ― | ― | 約1ヶ月半 |
![]() | 1~4日 | 7~10日 | 約1ヶ月半 |
![]() みずほ銀行ネット住宅ローン | 5~7日 | 1~4日 | 約1ヶ月半 |
※当サイト調べ。ここで記載している日数は「最短」または「目安」なので、審査内容や状況によって変わります。ここに記載している日数よりも審査期間が長くなることを覚悟して申し込むようにしましょう。特にネット申込の場合、申し込んだ後にコールセンターなどに電話して、時間がない事情をしっかり伝えることをおすすめします。
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SBIアルヒフラット35【店舗での審査申し込み】 | |||
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SBIアルヒは、メガバンクやネット銀行などフラット35を取り扱う金融機関の中で圧倒的なシェアを誇る住宅ローン専門の金融機関です。16年連続でフラット35実行件数が1位というだけでなく、2位に大きな差をつけている国内最大のフラット35取扱金融機関です。
SBIアルヒは全国に店舗(約90拠点・2026年3月末現在)がありますので、審査を急ぎたい場合は店舗で相談しましょう。公式のよくあるご質問では、店舗での手続きなら本審査の回答が最短3営業日と案内されています(追加資料の提出が必要になると日数を要する場合があります)。この審査スピードは「店舗申込」だからこそ実現できるもので、ネット銀行でここまでの審査スピードを実現するのは難しいといえます。
さらに急ぐ場合は、2018年10月から提供されている有料サービス「ARUHIファストパス」を使うと、申込日から最短3営業日後の融資実行が可能です(2026年9月時点も取り扱い中)。対象はフラット35・フラット35&フラットαで、スーパーフラットや借り換えは対象外、取り扱いはファストパス取扱店舗に限られ、手数料など利用条件は店舗担当者への確認が必要です。できれば利用しなくても済むように、少しでも早めに来店予約・申し込みをするのが家計にはやさしい進め方です。 なお、来店不要の「SBIアルヒ ダイレクト支店」は2026年7月1日でWeb事前審査の取り扱いを終了し、Web本申込のみ(審査期間1〜2週間・融資実行予定日まで6週間以上の余裕が必要)となりました。急ぐ場合は店舗ルートを選びましょう。 |
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| 審査期間 | 本審査:最短3営業日(店舗)/ファストパス利用で申込日から最短3営業日後に融資実行 | |||
| 金利(2026年9月) | 年固定金利:20年まで3.140%、20年超3.460% (団信に加入しない場合:20年まで 2.940%、20年超 3.260%)/ |
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| 保証料 | 無料 | |||
| 一部繰上返済手数料 | 無料(インターネット、期間短縮型を選択した場合) | |||
| 団体信用生命保険料 | 込み(加入しない場合は金利が−年0.200%) | |||
| 事務手数料 | 借入金額の2.20%(税込)(店舗相談・店舗での申し込み) | |||
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ソニー銀行 | |||
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ソニー銀行は日本にネット銀行が登場して間もないころから営業を続けているネット銀行で、ネット銀行として初めて住宅ローンの取り扱いを開始した銀行です。保証料無料・低金利といった現在のネット専業銀行の基本的なサービス概念を構築したといっても言い過ぎではないほど、当時としては画期的な商品性を備えた住宅ローンを提供していました。
近年も住宅ローンに力を入れており、2018年5月から仮審査をAI化し、それまで3〜5日かかっていた仮審査を最短60分で回答できるようにしました(2026年9月時点も公式サイトで「最短60分回答」と案内)。契約も電子契約で来店不要のネット完結です。公式サイトでは仮審査の申し込みから借り入れまで通常1か月程度としており、本審査以降は担当のローンアドバイザーが手続きをサポートしてくれます。
ソニー銀行の住宅ローンには、がんと診断されると住宅ローン残高が半分になる「がん団信50」が上乗せ金利なしで付帯し、審査スピードだけでなく高い商品性を兼ね備えています。ただし前年度の年収400万円以上が申込条件で、契約社員・派遣社員の方は申し込めないなど審査基準は厳しめです。年収400万円を超える会社員・公務員の方は選択肢に加えておくとよいでしょう。 |
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| 審査期間 |
仮審査:最短60分回答 仮審査申込から借入まで:通常1か月程度(公式) |
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| 金利(2026年9月) |
年1.347%(新規購入)(変動セレクト住宅ローン) ※2023年11月1日以降、物件の購入価格を超えて借り入れる場合は金利が年0.05%上乗せになります(新規購入時)。 |
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| 保証料 | 無料 | |||
| 一部繰上返済手数料 | 無料(1万円以上1円単位・ウェブで随時) | |||
| 団体信用生命保険料 | 無料(がん団信50付き。がん団信100は年0.1%上乗せ) | |||
| 事務手数料 | 2.20%(税込)(変動セレクト・固定セレクトの場合) | |||
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PayPay銀行 | |||
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キャッシュレス決済「PayPay」を運営するPayPay株式会社の子会社であるPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)は、日本で最初に設立されたネット専業銀行です(2025年4月にPayPay株式会社の子会社となりました)。PayPay銀行が2019年7月から取り扱っているのが住宅ローンで、ネット完結型・電子契約に対応しています。公式のよくあるご質問(2026年8月更新)によると、事前審査は当日〜2営業日程度、本審査は書類提出後3〜10営業日(約2週間)程度、本審査承認後から借り入れまでは最短7営業日です。
PayPay銀行のネット完結型住宅ローンでは、必要書類をスマホなどで撮影してネット上で提出でき、契約書も電子化されているため、郵送にかかっていた時間が削減され、審査スピードが早くなっています。
なお、契約手続き開始前までにPayPay銀行の口座を開設しておく必要があるので、口座開設の申し込みも早めにしておきましょう。
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| 審査期間 | 事前審査:当日〜2営業日程度 本審査:書類提出後3〜10営業日程度 承認後〜借入:最短7営業日 | |||
| 金利 |
変動金利:年1.330%(全期間引下型) ※自己資金10%以上の場合 |
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| 保証料 | 無料 | |||
| 一部繰上返済手数料 | 一部繰上返済は無料 | |||
| 団体信用生命保険料 | 無料(一般団信。がん50%保障団信は年0.1%上乗せ) | |||
| 事務手数料 | ||||
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SBI新生銀行【仮審査なし・本審査一本で結果が確定】 | |||
|---|---|---|---|---|
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SBI新生銀行の住宅ローン審査の特徴は、原則として仮審査がなく、本審査のみで審査手続きが完了することです。公式のよくあるご質問では、申し込みから審査書類の案内発送まで約1週間、書類到着後に結果が出るまで約2〜3週間、審査承認後から融資実行まで約3週間が目安で、申し込みから最短1か月半程度で借り入れできると案内されています。スピードだけを見ると上の3行より時間がかかりますが、借入希望日が迫っていても審査状況によっては対応可能な場合があるとされているので、まず申し込んで担当者に相談するのが得策です。 見逃せないのは、結果が「本審査の承認」としてそのまま使える点です。銀行によっては「事前審査」とは名ばかりで実態はほとんど審査していないケースがあり、不動産会社に「この人は住宅ローンの審査に通った」と認めてもらえないことがあります。SBI新生銀行の場合はしっかりとした審査結果の回答がもらえますので、他行の仮審査承認より不動産会社への説得力が高く、二度手間になる心配がありません。
また、SBI新生銀行の住宅ローンの最大の特徴は、諸費用・初期費用が国内トップレベルで安いことです。保証料・一部繰上返済手数料・団信保険料が無料で、2026年3月からは金利上乗せ0円の全疾病保障付団信も選べるようになりました。万一のときの保障を確保しながら初期費用を抑えられるので、教育費を控えた子育て世帯にも検討しやすい住宅ローンです。審査の詳しい考え方は「SBI新生銀行の住宅ローン審査は厳しい?甘い?審査基準をやさしく解説」で整理しています。 |
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| 審査期間 | 本審査:書類到着後 約2〜3週間 申込から借入まで:最短1か月半程度(公式) | |||
| 金利(2026年9月) |
変動金利:0.990%(金利優遇プログラム適用時) ※自己資金10%以上の場合 |
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| 保証料 | 無料 | |||
| 一部繰上返済手数料 | 無料 | |||
| 団体信用生命保険料 | 無料(全疾病保障付団信も上乗せ0円) | |||
| 事務手数料 | 2.20%(税込) | |||
【参考】住宅ローンの本審査の所要日数(金融機関側の回答)
フラット35を所管する住宅金融支援機構が毎年度公表している「住宅ローン貸出動向調査」では、金融機関の本審査の所要期間も調査されています。2026年3月公表の2025年度調査(都市銀行から信用金庫・労働金庫まで298機関が回答)では、本審査の所要日数は「3営業日」が最も多く、平均は3.7営業日でした。同じ調査では、8割を超える金融機関が来店せずに手続きできる仕組みを導入済みまたは検討中で、最長返済期間は「50年」が最多になっています。ここでいう「所要日数」は書類がそろってから結果が出るまでの金融機関側の目安で、書類の準備や郵送の時間は含みません。申込者の体感より短く感じられるのはそのためです。
「審査が早い銀行」を探している方の中には、「審査に通りやすい銀行」「審査が緩い住宅ローン」を知りたい方も多いはずです。ただ、審査のスピードと審査基準の緩さは別のものです。例えば仮審査が最短60分のソニー銀行は年収400万円以上・正社員中心と条件は厳しめですし、PayPay銀行やSBI新生銀行も年収・勤続年数・返済負担率など所定の基準で審査します。上記の貸出動向調査でも、金融機関が重視度を高めている審査項目は「返済負担率」がトップで、「職種・勤務先・雇用形態」「借入比率」が続いています。
急いでいるときほど、条件の合う銀行に絞って同時に2〜3行へ仮審査を出すのが結果的に近道です。1行に落ちてから次を探すと、その分だけ物件の優先権を失うリスクが高まります。各行の審査基準は「住宅ローンの審査に通りやすい銀行は?審査基準を比較」で、メガバンクの目安は「みずほ銀行の住宅ローン審査基準は甘い?厳しい?条件を解説」で確認できます。
特に直前で困ることがあるのが、役所・税務署に行かないと用意できない納税証明書(課税証明書)などです。このような書類はあらかじめ用意しておきましょう。また、審査に落ちる可能性も考慮して複数枚取得しておくことをおすすめします。
なお、住民税の納税証明書であればマイナンバーカードがあり手続きをしておくとコンビニで取得でき、所得税についてはe-Taxに登録してあると郵送での取得も可能です。
仮審査時に本人確認の電話をかけてくる金融機関が多くあります。うっかり電話に出られないと本人確認が終わらず、審査手続きが進まないことがあります。また、必要書類の追加提出や質問事項への回答が必要になる場合がありますので、携帯電話への着信に気をつけておきましょう。知らない番号からの着信は住宅ローン申込先からかもしれませんので、折り返すことも考慮してください。共働きのご夫婦でペアローンや収入合算を利用する場合は、おふたりとも連絡が取れるようにしておくと手続きがスムーズです。
折り返し電話するのが不安なときは、電話番号をネットで検索するとどこからの電話かわかることが多いので、確認してから折り返すようにしましょう。
ペアローンや収入合算は、おふたり分の書類と本人確認が必要になるぶん、単独申込より時間がかかります。SBI新生銀行の公式案内でも、ペアローン・収入合算の場合は審査書類の案内発送に10日ほどかかる場合があり、融資実行までに通常より時間がかかるとされています。子育て世帯で共働きの方は、物件探しと並行して早めに書類の準備を始めておくと安心です。
A. 公式サイトの案内では、店舗申込のSBIアルヒが本審査の回答最短3営業日(有料のファストパス利用で申込日から最短3営業日後に融資実行)、ソニー銀行が仮審査最短60分回答です(2026年9月時点)。ただし最短日数は書類がそろっていることが前提で、状況により長くなります。
A. まず申込先のコールセンターやマイページで進捗を確認し、期限があることを伝えましょう。追加書類の依頼メールや本人確認の電話を見落としていて止まっているケースが少なくありません。物件の期限に間に合わない恐れがあるなら、並行して別の銀行にも仮審査を出しておくのが安全です。
A. いいえ。審査の速さと基準の緩さは別です。仮審査が最短60分のソニー銀行は年収400万円以上が条件で、契約社員・派遣社員は申し込めません。年収や雇用形態に不安がある場合は、条件の幅が広い銀行を選んで複数行に申し込むほうが結果的に早く決まります。
A. 通るとは限りません。仮審査は申告内容ベースの簡易審査で、本審査では書類や団信の告知内容まで確認されます。SBI新生銀行のように仮審査を省いて本審査一本で結果を出す銀行なら、承認がそのまま最終結果になるため二度手間がありません。
※各行の審査日数・金利・条件は変わることがあります。最新の情報は各金融機関の公式サイトでご確認ください(出典:SBIアルヒ よくあるご質問「本審査の回答はどれくらいで出ますか」/ソニー銀行「お借入までの流れ」/PayPay銀行「審査にはどのくらい時間がかかりますか」/SBI新生銀行「審査申し込みから借り入れまでの期間」)。
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