公開日: 2026年7月21日
近年では、YouTuberやライブ配信といった「配信活動」が人気です。
その人気は「子供のなりたい職業ランキング」にも食い込んでくるほどで、有名なYouTuberが豪邸を購入したという話を聞くと、大変夢のある活動といってもいいでしょう。
ただ、配信活動者が家を建てるといった際に気になるのが住宅ローン問題です。
どんなに登録者が多く人気があったとしても、家をローンなしに一括で購入できる配信者はほんの一握りであり「YouTubeやライブ配信で生計を立てているけど住宅ローンは組めるのだろうか?」と不安を抱えている配信活動者がほとんどかと思います。
実際のところ、会社員と同等(またはそれ以上)の収入を得ている配信活動者が住宅ローンを利用することは可能なのでしょうか?
当記事では、配信活動者の住宅ローン事情について、わかりやすく解説していきます。
目次
事務所などに所属していない多くのYouTuberやライバーは、おそらく制作活動から収入管理まですべて個人(またはチーム)のみで運営しているかと思います。
その場合、配信活動者は会社員ではなく「個人事業主(自営業)」として扱われ、住宅ローンでも個人事業主と同じ条件で審査されるケースが一般的です。
そのため、ここでは「配信活動者だから住宅ローンは難しい・審査が厳しい」と考えるより「個人事業主だから収入面で慎重に審査される可能性が高い」と考えておいたほうがいいでしょう。
住宅ローンを取り扱う金融機関は、ある一定の条件を基に「住宅ローンを利用できる人かどうか」を厳しく審査します。
配信活動者は個人事業主と同じ条件で審査されると仮定すると、金融機関は過去数年間の所得や収入の安定性を重視して審査すると予想されます。
ここで注意したいのが、この時重視されるのは配信活動にかかわる「売上げ」ではなく、売上げから経費を差し引いた「所得」であるという点です。
例えば、1年間に売上げが1,000万円あったとして経費が400万円だとすれば、所得は600万円ということになります。審査で見られるのは所得である600万円です。
さらに、個人事業主の場合は過去2~3年分の確定申告書の提出を求められることが多く、確定申告書の内容で安定した所得があるかどうか確認します。
後にも説明しますが、確定申告がきちんと行われていない年があれば、それだけ審査は厳しいものになるでしょう。
住宅ローンというものは、何十年もかけて返済していく商品です。
収入が安定している会社員や公務員であれば審査も通りやすいとされていますが、世界情勢などの影響を受けやすい個人事業主は「安定した収入があるかどうか」が最重要視されます。
特に、配信活動はその時代の流行や広告単価変更などの影響を受けやすく、毎年の収入に大きな差が出てしまうという状況も珍しくありません。
2~3年間の収入額が一定であれば比較的評価もされやすいですが、去年は300万円だったけど今年は1,200万円の収入だった・・・という風に収入が急増(急減)していると、慎重に審査される可能性が高いといっていいでしょう。
また、一部の配信者では生活費を経費として計上し、所得を少なくしている方もいるかと思います。
所得が少なければ税金などの負担が軽減されるメリットがあるかもしれませんが、住宅ローンにおいては所得が少なければ少ないほど審査が厳しくなりますので注意したいところです。
配信活動者を含む個人事業主になると確定申告はすべて自分で行わなければいけないため、うっかり忘れていた、適切に確定申告を行わなかったなどを理由に怠ってしまったケースも少なくありません。
住宅ローンを申し込む際は、所得税や住民税といった税金を滞納していないことも重要視されます。そのため、確定申告を怠ってしまうと審査は圧倒的に不利になり、住宅ローンを利用することも絶望的です。
もちろん、確定申告だけでなく公共料金やクレジットといった一般的な支払いも滞納すれば審査で不利になります。
こちらに関しては個人事業主以外にも当てはまることでもありますので、住宅ローンを申し込みたいと考えているのであれば、納税や公共料金の支払いは遅延なくきちんと管理しましょう。
安定した収入や納税はもちろん大切ですが、自己資金が多ければ多いほど住宅ローンの審査も有利になるケースがあります。
頭金を多く用意できれば金融機関の貸し倒れリスクも下がるため、審査もかなり有利に進められるでしょう。
より審査に通りやすくしたいのであれば、焦らずに何年も前から準備して十分な頭金をそろえておくのも一つの手というわけですね。
配信でよくあるスーパーチャットやギフトといった「投げ銭」ですが、それらを事業所得として確定申告している場合であれば、住宅ローン審査の際に収入の一部として確認されるのが一般的です。
ただし、こういった投げ銭収入は視聴者数や配信頻度、また配信者の人気によって大きく変動します。そのため、一時的な投げ銭収入だけでは安定した収入と判断しない可能性もあるでしょう。
加えて、投げ銭の収入を申告していなかったり帳簿や入金記録が適切に管理されていないと、適切な収入として認められない場合もあります。
住宅ローンを検討している配信活動者は、売上げや経費を適切に管理して、正確に確定申告を行うようにしましょう。
「配信活動で生計を立てている人でも住宅ローンを借りられるか」という問題に対して、結論としては「可能」であると言えます。
ただし、一般的な会社員やその他の個人事業主と比べると、まだまだ「安心して融資できる職業」と認識されていないのが現状です。
そういった不利な状況から脱却するためにも、配信活動者は住宅ローンを申し込む何年も前から準備をしておく必要があります。
まず、配信者として申し込むのであれば、安定した収入だけでなく「配信活動歴・継続年数」なども重要となってきます。
5年・10年と途切れなく活動して且つ毎年安定した収入があるなら、住宅ローンも受けやすくなります。
一方で、活動歴が1年未満であったり収入に大きな波がある場合だと審査は厳しいものとなるでしょう。
また、上記で挙げた確定申告も抜かりなく行い、数年をかけて「長期的で確実な納税実績がある」ということを証明してく必要があります。そのため、滞納や申告漏れは論外です。
配信活動者は基本的に住宅ローンで不利であるということを認識しつつ、少しでもマイナス要素をプラスにできるように長い年月をかけてしっかりと準備をしましょう。
ではここで、配信活動者におすすめの住宅ローンを紹介します。
自身の活動規模や所得と合わせて比較していきましょう。
住信SBIネット銀行はネット銀行でありながら、全国に50店舗以上ある窓口で相談しながら申し込むこともできるため、住宅ローン初心者でも安心して利用することができます。
住信SBIネット銀行の住宅ローンは金利が低く、万が一の事態に備える「団信」が充実しているのも特長です。
3年ほどの安定した所得実績を求められますが、個人事業主でも利用実績がありますので、一度相談してみるといいかもしれません。
auじぶん銀行は金利が低いことで有名な、今人気のネット銀行です。
ネット一つあれば申し込みから手続きまで全て完結するということもあって、忙しい配信活動者にもぴったりです。(ネットでの対応が難しい場合は電話などでの相談となります。)
自営業者でも住宅ローンの利用実績がありますが、金利が低いぶん審査は厳しめといわれていますので、もしauじぶん銀行を利用したいのであれば、より徹底した下積みと準備が必要となります。気になっている方は一度相談してみましょう。
フラット35は住宅金融支援機構が各金融機関と連携して提供している公的な住宅ローンで、内容はどの金融機関で申し込んでも同じです。
フラット35は通常の銀行の住宅ローンとは違った審査基準のため、自営業やフリーランスといった職業でも比較的利用しやすいのが特徴となっています。そのため、活動を始めて間もない配信者にもおすすめです。
ただ、通常の住宅ローンとは違った条件もありますので、利用したいという方はフラット35について詳しく調べておきましょう。
YouTuberやライバーなどの配信活動者でも、住宅ローンを利用することは十分可能であるといえます。
ただ、配信活動は収入・所得面で不安定だということもあり、金融機関としては審査に慎重にならざるをえません。
配信活動者が少しでも有利に住宅ローン審査を進めるためには、長期的な準備を経て信用を得る必要があります。
長期にわたって活動実績を積み上げることはもちろんのこと、安定した所得と継続的な納税実績は審査を有利に進めるうえで必要不可欠です。
自営業者でも比較的融資を受けやすいフラット35などの公的な住宅ローンもありますので、もし住宅ローンを検討しているのであれば、複数の金融機関へ相談・事前審査を行ってみるといいかもしれませんね。
様々な住宅ローンを比較して、自分の活動に合った金融機関を見つけていきましょう。
今月のおすすめ特集
各社住宅ローンの金利速報
サイト更新情報
2026.07.21NEW住宅ローン
2026.07.21NEW住宅ローン
2026.07.21NEW住宅ローン
2026.07.21NEW住宅ローン
2026.07.21NEW住宅ローン
2026.07.21NEW住宅ローン
2026.07.21NEW住宅ローン
2026.07.19住宅ローン
2026.07.19住宅ローン
2026.07.19住宅ローン
住宅ローンの基礎
住宅ローンの審査特集
職業別の住宅ローン審査
年収別の住宅ローン審査
地域別おすすめ住宅ローン
取扱銀行一覧
執筆・監修者