2024年11月1日
この特集ページでは借り換えにおすすめの住宅ローンをランキング形式で紹介しています。
一般的には、住宅ローンの借り換えだけに力を入れている金融機関はありません。特別なキャンペーンを実施していない限り、住宅ローンに力を入れている金融機関は、借り換えと新規借り入れ両方の金利が魅力的なケースが大半です。このランキングは新規で住宅ローン借り入れを検討している方にも参考になるランキングです。
※記事前半では最近の住宅ローン業界の動向や基本情報などを解説しています。すぐにおすすめ住宅ローンの確認したい人はこちらから。
長期固定金利タイプの金利が上昇傾向にある中、変動金利タイプはネット銀行を中心に低金利が維持されていますが、いよいよ日銀が政策金利の引き上げに踏み切っており、今後、住宅ローンの金利も上昇傾向が続くことが予想されます。変動金利タイプの住宅ローンの金利も上昇していく可能性が高いでしょう。
それでも、日本の住宅ローン業界では変動金利の金利の低さが際立っていることに違いはありません。大半の人が変動金利タイプで借り入れる流れも当面の間は変わることとはないでしょう。
住宅ローンの借り換えを考える時には、金融機関を選ぶ前に、借り換える住宅ローンの金利タイプを決める必要があります。まず、住宅ローンの金利タイプの特徴を確認しておきましょう。
変動金利タイプの特徴は金利が低いことです。そのかわりに「金利が変動(上昇)」する可能性があります。もし日本国内の各種金利が上昇して銀行が住宅ローンの金利の引き上げることを判断したら、住宅ローンの金利が高くなるリスクがあります。金利があがれば住宅ローンの総返済額も増えますし、毎月の返済額も増加します。
逆に、日本の金利が上昇せずに住宅ローンの金利が変わらなかった場合や多少上昇したとしてもその上昇幅が小さければ、金利の低さから総返済額を少なくできるという特徴があります。
住宅金融支援機構の調査では住宅ローンを組む人の大半が変動金利を選んでおり、圧倒的な人気と言えます。
住宅ローンの金利を確定して契約することで総返済額を確定させることができるタイプの住宅ローンです。変動金利と比較すると適用される金利は高くなりますが、住宅ローンの返済中に金利が変わることはありませんので、毎月の返済額も固定されます。金利を完全に固定できる安心感がある代わりに金利が高めに設定されているわけです。代表的な固定金利の住宅ローンはフラット35があります。フラット35は完済までの金利が確定するので総返済額も確定しています。(一部繰上返済を積極的に行い総返済額を減らすことは可能です)
マイナス金利政策により最も金利が低下したお得な金利タイプと言えます。
変動金利と固定金利の中間の金利タイプが当初期間固定金利です。期間選択型固定金利と呼ばれることもあります。この金利タイプは、「住宅ローンの借入開始から一定の期間」の金利を固定することができます。最初の2年固定・3年固定のように固定期間が短いものもあれば銀行によっては20年固定などの長めの期間の金利を固定できるタイプを用意していることもあります。基本的には固定する期間が長いと金利が高っていきます。この金利タイプの中で特に人気を集めているのは10年固定金利タイプです。10年固定金利は長期金利に連動しており、変動金利と並び代表的な金利タイプです。
この金利タイプの多くは固定期間が終わった後の金利が高くなる商品が多いので、30年・35年と長い期間の借り入れになると総返済額が増える計算になることが多くなるというデメリットがあるので、「マイホーム購入時の新規借入時」は選ばれにくい傾向がありますが、残りの返済期間が短くなってきている借り換えの場合、「10年・15年・20年間の金利を低く固定できること」のメリットが大きくなりますので借り換えに向いている金利タイプと言えます。
「オリコン顧客満足度®」調査の住宅ローン版の最新結果が2024年8月に発表されました。
総合1位はソニー銀行の住宅ローンが獲得しました!2023年に1位を獲得していたソニー銀行が再び1位を獲得した形です。2位はauじぶん銀行の住宅ローンで、3位にイオン銀行、続いてSBI新生銀行と住信SBIネット銀行がランクインしています。
上位の銀行間の得点はかなりの僅差で、いずれも高い顧客満足度を得ていることがわかります。
このように変動金利・固定金利・当初固定金利にはそれぞれメリットもデメリットもあります。1人1人の考え方や状況で最適な金利タイプは変わってくるので全員におすすめできる金利タイプはありません。ただし、実際に人気を集めているのは「変動金利」タイプです。日本の住宅ローン、特に変動金利タイプの金利は10年以上低いままですし、これから先も急に上昇すると考えていない人が多いことがその要因です。
ちなみに、筆者は某ネット銀行の疾病保障付きの住宅ローンを変動金利と10年固定金利をミックスして10年ぐらい前に住宅ローンを借りました。当時、10年固定をミックスさせたのは、金利上昇に半分は備えたいと考えたのと、10年固定金利で借りた分はできるだけ繰上返済して10年後の金利上昇に備える作戦で行こうと考えたためです。
10年前も十分低い金利だと思っていましたが、最近は特に変動金利の水準が更に低下してきているので、今年、auじぶん銀行の変動金利(がん100%保障団信付)に全て借り換えました。住宅ローンの金利が上昇する可能性は低いと考えを少し改めて変動金利の低金利に借り換えつつ将来のがんに対する備えを充実させることができたので今は満足しています。
各金融機関が他の住宅ローンに負けじと様々な住宅ローンを提供しており、誰にとっても1位の住宅ローンは存在しませんが、当サイトで人気を集めている住宅ローンをランキング形式で紹介していますので1つの参考としていただければと思います。
このランキングは当サイトで紹介している各住宅ローンの詳細ページのアクセス数の多い住宅ローンをランキング形式に紹介しています。借り換え以外の新規借り入れを検討している人のアクセスも含まれますが、人気の住宅ローンは新規借り入れでも借り換えでも大きな差異はありませんので、借り換え先の比較検討に活用ください。
(2024年11月現在。金利等は当社サイト調べ、最新の金利などは各金融機関の公式ホームページでご確認をお願いします。)
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