ソニー銀行の住宅ローンはフラット35よりお得？

ソニー銀行は日本で最も歴史のあるネット銀行の1つであり、日本で初めて住宅ローンの取り扱いを開始したネット銀行でもあります。

 

ソニー銀行では住宅ローンにかなり力を入れているので、自社の住宅ローンを変動金利から固定金利まで幅広い金利タイプで魅力的になるように開発しています。

そのため、2023年10月時点でも住宅金融支援機構の商品であるフラット35はソニー銀行では取り扱っていません。

 

一般的に固定金利タイプの住宅ローンは、フラット35より低い金利で提供するのが難しいとされてきましたが、ソニー銀行の住宅ローンは変動金利はもちろん、固定金利もかなり低金利に設定しており、疾病保障が無料で付帯するのも大きな魅力と言えます。

 

このページではソニー銀行の住宅ローンをフラット35の比較していきます。フラット35は様々な金融機関で申し込むことができますが、ここでは、フラット35業界で圧倒的な融資実績を誇るARUHIのフラット35と比較していきたいと思います。

 

ソニー銀行とフラット35の商品内容を比較（2024年11月金利）

それでは、ソニー銀行の住宅ローンとARUHIのフラット35について比較していきましょう。

	ソニー銀行の住宅ローン	ARUHIのフラット35
金利	公式サイトで確認	1.840%（35年固定金利・自己資金10％以上）
事務手数料	44,000円（税込）	借入金額の2.2％（税込）
団信保険料	金利に含まれる	金利に含まれる
疾病保障サービス	がん50％保障が無料で付帯可能	有料で3疾病保障が付帯可能
保証料	不要	不要
諸費用の借り入れ	可能	可能

純粋な金利の比較ではフラット35の金利の方が低いことがわかります。一方で、事務手数料はソニー銀行の方が圧倒的に低く、「住宅ローンの金利に換算すると年0.2%程度の違い」があります。また、無料の疾病保障サービスが付帯するのもソニー銀行の住宅ローンの大きな魅力の1つです。

 

ソニー銀行とフラット35の審査基準を比較

次に、ソニー銀行とフラット35の審査基準を比較してみたいと思います。

	ソニー銀行の住宅ローン	ARUHIのフラット35
年収	年収400万円以上	年収100万円前後でも利用可能
職業	公務員・正社員など（派遣社員、契約社員、パート・アルバイト、年金生活者は利用不可）	派遣社員、契約社員、パート・アルバイト、年金生活者も可
勤続年収・転職	明記無し	転職直後でも可能
団信への加入	必須	任意
ワイド団信の取り扱い	あり	なし

ソニー銀行の住宅ローンの年収基準は比較的厳しめで、年収400万円以上の公務員や大手企業の正社員をメインターゲットに住宅ローンを提供しています。（ソニー銀行の場合、どんなに年収が高くても契約社員・派遣社員だと住宅ローン審査には通らないことを明示しています）

 

一方でフラット35は幅広い人が利用できるように審査基準のハードルが低く設定されていることが特徴です。

 

ソニー銀行とフラット35の借り入れシミュレーション

続いて、4,000万円をソニー銀行の住宅ローンとARUHIのフラット35で借りた場合の総返済額の比較をしていきます。それぞれの金額はわかりやすいように概算値としていますので、正確な金額はそれぞれの銀行の公式サイトで確認するようにしてください。

	ソニー銀行の住宅ローン	ARUHIのフラット35
事務手数料（税込）	44,000円	880,000円
保証料	0円	0円
諸費用	約180,000円（WEB契約で収入印紙が不要）	約200,000円
月々の支払い	約12万円	約11.8万円
返済額合計	約5,060万円	約4,930万円
総支払額（返済額＋諸費用）	約5,090万円	約5,040万円

総額ではフラット35の方が少なく抑えられることがわかります。一方で、ソニー銀行の住宅ローンは事務手数料が44,000円で保証料も無料なので初期費用を安価に抑えられることがわかります。

 

なお、ソニー銀行の住宅ローンには、住宅ローンの返済中に、がんと診断された時に住宅ローン残高が半分になる”がん50％保障付き団信”が無料でセットできます。

 

 

 

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