ソニー銀行の住宅ローン審査基準は厳しい?甘い?

2019年1月15日

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ソニー銀行の住宅ローン審査基準は厳しい?甘い?

ソニー銀行の住宅ローンは審査基準が厳しいという評判をみかけると思います。

この特集ページでは、ソニー銀行の住宅ローンの審査が厳しいという評判が正しいのか、甘い面はないのか、などソニー銀行の住宅ローンの審査基準を中心に解説しています。

ソニー銀行の住宅ローンの金利は基本的に毎月変わりますが、この記事では最新の金利やキャンペーンについては紹介していませんのでこちらのページなどで事前に確認しておいてください。

 

ソニー銀行の住宅ローンの評判・評価について

オリコン 住宅ローン満足度ランキング

最初にソニー銀行の住宅ローンの評価・評判について紹介しておきます。

ソニー銀行の住宅ローンは、様々な商品やサービスの満足度を調査しているオリコンが実施している「オリコン顧客満足度調査(住宅ローン部門)」で2011年~2018年まで8年連続で1位を獲得しています。

このランキングは、実際に住宅ローンの新規借り入れ・借り換えを行った数千人(2018年は6,451人)に対してアンケート形式で利用満足度を調査したもので、住宅ローンを利用している人の評価が反映されているランキングで、ソニー銀行の住宅ローンを利用している人が「ソニー銀行にして良かった、友人にもソニー銀行の住宅ローンを勧めたい」と感じていることがわかります。

 

詳細の項目別の順位も公表されているので確認しておきましょう。

2018年版のソニー銀行の項目別の順位は以下の通りです。8項目中6項目でソニー銀行が1位を獲得していて、ソニー銀行の住宅ローンが幅広い領域で高い評価を得ていることがわかります。

ソニー銀行のオリコン顧客満足度ランキング詳細

※(参考)「付帯サービス」の1位は住信SBIネット銀行、「手数料・保証料」の1位は新生銀行が獲得しています。

オリコン顧客満足度ランキング

 

 

ソニー銀行の住宅ローンを利用している人には高く評価されていますが、ソニー銀行の住宅ローンに満足している人たちは過去にソニー銀行の住宅ローンの審査に通った人たちです。

 

ソニー銀行の住宅ローンの利用者満足度がどんなに高くても、審査に落ちて利用できなければ全く意味がありません。続けて、ソニー銀行の住宅ローンの審査基準を確認していきましょう。

 

ソニー銀行の住宅ローンの審査基準(人物像)

各社の住宅ローンの審査基準を知るには「住宅ローンの商品説明書」を確認するのが確実です。

ソニー銀行の住宅ローンの商品説明書には最低限の利用条件として以下のように記載されています。

以下の条件をすべて満たす方に限ります。ただし、ソニー銀行所定の審査の結果、ご希望に添えない場合がございます。

  • (1)ソニー銀行に円普通預金口座をお持ちのお客さま。
  • (2)お申し込み時のご年齢が満20歳以上満65歳未満で、最終ご返済時が満80歳の誕生日までのかた。
  • (3)前年度の年収(自営業のかたは申告所得)が400万円以上であるかた。
  • (4)ソニー銀行指定保険会社の団体信用生命保険に加入が認められるかた。(保険料はソニー銀行負担となります。)
  • (5)日本国籍、または永住権のあるかた。
  • (6)資金使途の対象物件にソニー銀行第一順位の抵当権を設定していただけるかた。

※保証人は原則として必要ありません。

これはソニー銀行の住宅ローンを利用するための最低条件なので、これだけをみても詳細は理解できませんので深堀して審査基準をさらに詳しく確認していきたいと思います。

年齢について

住宅ローンを申し込んだ時点の年齢が満20歳以上満65歳未満で、かつ、満80歳の誕生日までに住宅ローンを完済することが条件となっています。

この基準自体は一般的なもので特筆すべきことはありません。35年で住宅ローンを借りることができるのは借入時の年齢が45歳までということになるので、60歳で借り入れる場合は20年未満で完済しなければならないと言ったように年齢は借入期間に影響してきますので注意しておくようにしましょう。

がん団信50、がん団信100は49歳まで

ソニー銀行のがん50%保障特約付団信

ソニー銀行の住宅ローンには、がんと診断確定された際に住宅ローンの残高が半分になるがん団信50が無料でついてきますが、がん団信50を利用できるのは加入時の50歳未満なので注意が必要です。ソニー銀行で扱っている他のの疾病保障特約付団信も50歳未満が利用の条件です。50歳以上で無料の疾病保障を利用したい人は楽天銀行の金利選択型住宅ローンなど50歳以上でも加入できる疾病保障を提供している金融機関を検討するようにしましょう。

ソニー銀行のがん団信50の利用条件詳細

年収について

前年度の年収が400万円と明確に記載されています。この年収基準がソニー銀行の住宅ローンの審査基準の厳しさの1つです。

この年収基準はネット銀行の中でもかなり厳しめの基準ですし、メガバンクや地銀の住宅ローンよりも厳しい基準と言えます。例えば、イオン銀行は年収100万円以上、じぶん銀行は年収200万円以上から利用できます。

しかも「年収400万円あれば利用できる」ではなく「最低でも年収400万円以上が必要」と理解しておく必要があるので、年収基準はやはり厳しいと言わざるを得ないでしょう。

 

なお、ソニー銀行の住宅ローンは「ペアローン(夫婦で2つの住宅ローンに分けて契約すること)」にも対応していますが、ペアローンを利用する場合、夫婦それぞれが年収400万円以上でなければペアローンを利用できません。(夫が年収350万、妻が年収200万というような組み合わせでは条件を満たすことができません)

職業(雇用形態)について

ソニー銀行の住宅ローンは、派遣社員、契約社員、パート、アルバイトの人は利用できません。パート・アルバイトの場合、フラット35以外の住宅ローンの利用は難しいのですが、最近は派遣社員・契約社員でも利用できる住宅ローンが増えてきていることを考慮すると雇用形態(働き方)の条件も厳しめと言えるでしょう。

 

勤続年数について

ソニー銀行の住宅ローンには勤続年数の基準はありませんので、転職直後でも利用することができます。ただし、「1年前の1月1日以降(今年か去年)」に転職していると、本審査の際に以下の追加書類の提出が必要になります(仮審査の段階では提出不要です)。

 

● 新しい勤務先の人事部などから提示された雇用契約書、採用通知書、あるいは本年度の年収見込証明書等、収入金額記載の書類

● 転職後の給与明細・賞与明細(支給がない場合は不要)

前年度の年収を源泉徴収票で確認しつつ、転職後の年収もこのような書類で確認し、年収400万円以上が維持されるかをしっかり確認されるということです。なお、転職ではなく起業の場合は、3年以上の営業実績が必要になります。

健康状態について

民間の住宅ローンは基本的に団体信用生命保険(団信)への加入が必須です。ソニー銀行の住宅ローンも同様で団信に加入しないと利用することができません。団信に加入するには引受保険会社による団信の加入審査がありますので、健康状態の問題で団信に加入できない場合、住宅ローンの審査にも落ちることになります。

 

ただし、ソニー銀行では団信に加入できる条件を緩和したワイド団信の取り扱っていますので、通常の団信に加入できなくてもワイド団信に加入できれば住宅ローンを利用することができます。

 

ソニー銀行のワイド団信はクレディ・アグリコル生命保険が引受保険会社となっています。クレディ・アグリコル生命は、じぶん銀行やイオン銀行などを代表に多くの金融機関にワイド団信を提供している保険会社で、ワイド団信の引受実績が豊富です。

以下にクレディ・アグリコル生命が公表している過去のワイド団信の引き受け実績を紹介しておきます。

おもな疾病のカテゴリーワイド団信で過去に引き受け実績がある病気
代謝異常による病気糖尿病、脂質異常症(高脂血症・高コレステロール血症)、高尿酸血症・痛風
心臓・血圧の病気狭心症、心筋梗塞、不整脈、心房細動、期外収縮、心臓弁膜症、高血圧症、血栓性静脈炎(静脈血栓症)
脳の病気脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)、脳動脈瘤(脳動脈解離)、てんかん、ギランバレー症候群
精神・神経の病気うつ病・うつ状態、自律神経失調症、適応障害、不安障害、強迫性障害、パニック障害、睡眠障害、神経症
食道・胃・腸の病気潰瘍性大腸炎、クローン病、逆流性食道炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸ポリープ
肝臓・胆道・膵臓の病気肝炎・ウイルス肝炎(B型肝炎・C型肝炎)、肝機能障害、脂肪肝、胆石、胆嚢ポリープ
呼吸器(胸部)の病気喘息、気管支炎、肺炎、肺血栓塞栓症、結核、睡眠時無呼吸症候群
目・耳・鼻の病気緑内障、白内障、網膜剥離、難聴、副鼻腔炎
ホルモン・免疫異常による病気バセドウ病(甲状腺機能亢進症)、甲状腺機能低下症、リウマチ性疾患、橋本病、全身性エリテマトーデス

ワイド団信を利用することになった場合、保険料を住宅ローンの金利に上乗せする形で負担する必要があります。一般的な住宅ローンのワイド団信利用時の金利上乗せは0.3%ですが、ソニー銀行のワイド団信は0.2%の上乗せで済みますので、ソニー銀行の住宅ローンは健康状態に不安を抱えている人にやさしい料金設定と言えます。

ソニー銀行の住宅ローンの資金使途について

次に資金使途を確認していきましょう。これもソニー銀行の住宅ローンの商品説明書に明確に記載されています。

資金使途・お取り扱い物件
ご本人さまがお住まいになる新築物件の購入、中古マンションの購入、住宅の新築、増改築のための資金。借り換えにもご利用いただけます。マンション以外の中古物件の購入は現在お取り扱いしておりません。

お取り扱い地域など
お取り扱い地域は日本国内全域の市街化区域です。したがって、市街化調整区域、いわゆる非線引き区域、および離島については、お取り扱いしておりません。

 

ここで気をつけたいのが中古戸建ての購入が対象外になっていることです。ただし、中古で購入した戸建物件の住宅ローンの借り換えには対応しています。

 

また、「市街化調整区域」「非線引き区域」の物件については取り扱っていないと明記されています。例えば、住信SBIネット銀行は「市街化調整区域」「非線引き区域」のどちらも利用できる、じぶん銀行は「総合的に判断する」となっていますので、ソニー銀行の住宅ローンが物件の利用条件も厳しく設定されていることがわかります。

 

加えてソニー銀行ではつなぎ融資には対応していませんので注文住宅だと少し利用しにくい住宅ローンと言えます。

 

 

審査期間について

次にソニー銀行の住宅ローン審査期間について確認しておきましょう。ソニー銀行の住宅ローンは仮審査の回答は最短60分、本審査は7日から10日程度を審査期間としています。ソニー銀行の住宅ローンの仮審査は「AIによる効率化とスピード回答」が特徴ですが、本審査は慎重に行われるため少し時間がかかること、また、書類の郵送手続きなどに時間もかかりますので1か月程度はかかると考えておきましょう。

 

例えば、競合ネット銀行のじぶん銀行の場合、住宅ローン仮審査は最短当日でソニー銀行の60分よりは時間がかかりますが、申し込みから契約完了まで最短10日を実現しているのでトータルでかかる時間はじぶん銀行の方が早いようです。

 

AI(人工知能)でスピード審査

ソニー銀行の住宅ローンは、AIにより住宅ローンの仮審査が行われています。最新のAIを導入することで、仮審査の結果を最短60分で通知できるスピード審査を実現しています。(メールで通知がきます)

ソニー銀行の住宅ローンの仮審査はAIが最短60分で回答

60分で仮審査の結果がわかるので、とりあえず申し込んでみると言うのは1つの有効な方法です。

 

ソニー銀行の住宅ローン審査期間

 

 

審査結果の有効期間について、

ソニー銀行の住宅ローン審査結果は以下の期間を過ぎると無効・再審査となります。一般的な住宅ローンより有効期間が短めなので注意しましょう。

  • 仮審査結果:仮審査結果の案内から60日間
  • 本審査結果:本審査結果の案内から90日間(新築物件の購入の場合は最大180日間)

 

特に本審査結果の有効期間は短めで、じぶん銀行の180日、イオン銀行の270日と比べるとかなり短くなっています。このあたりにもソニー銀行が住宅ローンの審査を厳格に考えていることが表れていると言えそうです。

 

まとめ。ソニー銀行の住宅ローン審査は厳しいのか?

ソニー銀行の住宅ローンは、2018年3月時点で1兆円を大きく超える貸出残高を誇っています。住宅ローンの残高は利用者の多さと比例しますので、ソニー銀行の住宅ローンを多くの人が利用していること証明です。

 

決して審査基準が甘くて利用しやすい住宅ローンというわけではありませんが、ソニー銀行の住宅ローンは「年収と雇用形態」を重視している傾向がありますので、「①年収500万円以上、②公務員か正社員(勤続2年以上)、③マンションの購入か借り換え」という条件を満たす人であれば、あっさり利用できる可能性が高いと思います。

 

一方で、個人事業主・自営業、会社経営者・会社役員にとってはハードルが高そうな基準になっていますので、それらの人は楽天銀行(フラット35)住信SBIネット銀行(フラット35)などを検討候補に加えておくと良いでしょう。

ソニー銀行の住宅ローンの審査に落ちた人や、年収500万円未満の人にはじぶん銀行の住宅ローンがおすすめです。じぶん銀行の住宅ローンはソニー銀行の住宅ローンに似ているサービスを提供しているだけでなく、ソニー銀行よりもオトクな金利や付帯サービスを提供していますのでチェックしておくようにしましょう。

 

 

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