ペアローンとは?メリット・デメリット、収入合算との違いは?

2019年3月12日

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ペアローンとは?メリット・デメリット、収入合算との違いは?

ペアローンをご存知でしょうか?先日、Yahoo!のトップページでも紹介され徐々にですがその存在が認知されつつあります。
今回はペアローンがどういったものであるかをまとめ、メリット・デメリットについてもまとめました。
また、収入合算との違いもご紹介していきたいと思います。
最後にペアローンを扱う金融機関もご紹介していきたいと思います。

ペアローンについての報道

 

ペアローンとは?

ペアローンとはご夫婦など生計を1つにし、共同で生活するご家族が協力し、1つの物件に対し、2名で住宅ローンを組むことを言います。

ご夫婦以外にも兄弟、親子、LGBTカップルなどさまざまなご家族の方が活用可能となっています。

2名で住宅ローンを組むことで住宅ローン借入れ額が飛躍的に増えるメリットがある一方で、死別や離婚時にマイホームを売却しても住宅ローンが完済できないケースなどのデメリット・リスクも存在しています。

ペアローンとは?(じぶん銀行)

ペアローンとは?イメージ図をじぶん銀行公式サイトより引用

 

ペアローンのメリット・デメリットとは?

次にペアローンのメリットとデメリットを具体的に確認していきたいと思います。ペアローンによるメリットもありますが、デメリットも多いため、ペアローンを活用した後に後悔しないようにしっかり確認をしていきましょう。

ペアローンのメリット①借入額が増やせる

住宅ローンの借入可能額は年収や返済負担率に応じて決まるため、住宅ローンを2名で組むことで合算の収入が増えることでお一人で借りるよりも多くの住宅ローンを借りることが可能です。

ただし、配偶者の方が妊娠し、育休・産休を取っている期間も住宅ローンを返済しなければなりませんので、しっかりとした返済計画を作り、借入額を決める必要があります。

ペアローンのメリット②住宅ローン控除をダブルで活用可能

ペアローンは住宅ローンの契約を2本結ぶこととなりますので、お二人で住宅ローン控除を受けることが可能です。

ペアローンのメリット③団信をお互いに利用できる

団体信用生命保険(通称;団信)は死亡や高度障害状態となった場合に保険金が支払われ、住宅ローン残高に充当されることで住宅ローン残高がゼロになる生命保険です。住宅ローンを組むには原則団信への加入が必須となっているため、お二人で住宅ローンを組み、一方に万が一の場合があった場合でも保険金が支払われることとなります。

ただし、該当者分のみの保険金支払いとなるため、住宅ローン残高がすべて無くなるものではありません。こうした落とし穴に対応する団信も取り扱われており、楽天銀行(フラット35)デュエット(夫婦連生団信)では一方に万が一の場合があった場合にお二人分の住宅ローン残高がゼロになる保障を実現しています。

ペアローンのデメリット①諸費用が2倍必要

ペアローンは2本の住宅ローンを組むことが必要であるため、印紙代、司法書士に関する必要、各種登記に関する必要などが2倍かかることとなります。また、融資事務手数料に最低ラインが決められている場合には多くの費用が必要となります。たとえば、ARUHIでは最低融資事務手数料を216,000円(融資額の2.16%)としているため、仮に2,000万円の住宅を1000万円ずつのペアローンをARUHIで借りた場合は1名辺りの融資事務手数料は216,000円となります。ペアローンを組む際は融資事務手数料に気をつけたいですね。

ペアローンのデメリット②産休・育休中も返済をしていく必要がある

ペアローンはお二人で住宅ローンを返済していく必要があるため、産休・育休中の収入減を想定して、住宅ローンを組む必要があります。また、産休・育休後に職場に戻らない際は、収入減が一時的ではなくなるので注意したいですね。

ペアローンのデメリット③妻が退職できない?

ペアローンを利用し住宅ローンを組むということは住宅ローン完済時もしくはそれに相当する長期間にわたり夫婦共働きであることを想定することとなります。これは共働きを前提した住宅ローン借入を行い、それに応じた月々の住宅ローン返済をしなければなりません。住宅ローンを滞りなく返済していくために妻が退職できないという状況は覚悟をしていく必要があるでしょう。

ペアローンのデメリット④離婚・別居時にマイホームをどうするか

考えたくは無いことですが、日本の離婚率は35%に及び平成27年度には22万組もの夫婦が離婚をしています。離婚時にマイホームをどう処分するかは大きな問題となるでしょう。

売却し住宅ローンを完済できればいいですが、売却しても住宅ローンが完済できない場合には、離婚後の新居に関わる必要と同時に、残った住宅ローンを払い続けるという2重の経済的な負担が発生します。

ペアローンのデメリット⑤二人とも住宅ローン審査に通る必要がある

ペアローンは2人で住宅ローンを組むため、同時にお二人が住宅ローン審査に通る必要があります。お一人のみ住宅ローン審査に通った場合どうするか想定しておく必要があるかもしれません。

 

収入合算とペアローンの違いは?

次にペアローンと収入合算の違いを見て行きましょう。

ペアローン収入合算
契約2本の契約を結ぶ1本の契約を結ぶ
諸費用2倍かかる通常の住宅ローンと同じ
団信それぞれで団信に加入が可能契約者のみが団信の保障の対象となる
メリットお互いに住宅ローン控除が使えるお互いに住宅ローン控除が使える
デメリット2人とも住宅ローン審査に通る必要がある住宅ローン控除が契約者分のみ利用できる

 

ペアローンにおすすめの住宅ローンは?諸費用より試算

次に3,000万円のマイホームを1,500万円ずつでペアローンを組んだ際の諸費用を計算してみたいと思います。

銀行名お一人辺りの融資事務手数料(保証料)合計の融資事務手数料(保証料)備考
ソニー銀行324,000円648,000円
au住宅ローン324,000円648,000円
アルヒ324,000円648,000円最低融資事務手数料216,000円
楽天銀行(フラット35)162,000円324,000円最低融資事務手数料108,000円
住信SBIネット銀行324,000円648,000円
SBIマネープラザ324,000円648,000円
じぶん銀行324,000円648,000円
楽天銀行(金利選択型)324,000円 648,000円融資事務手数料が一律324,000円
新生銀行54,000円~108,000円~
三菱UFJ銀行356,400円712,800円
みずほ銀行356,400円712,800円
三井住友銀行356,400円712,800円

最も諸費用が高くなるメガバンクと新生銀行とでは60万円もの差が出ることとなります。

 

ペアローンで登記費用はいくらかかる?

次に3,000万円のマイホームを1,500万円ずつでペアローンを組んだ際の登記関連費用をまとめてみました。

ペアローンにより登記費用で2倍かかる費用としては司法書士の報酬と収入印紙代となります。

銀行名お一人辺りの融資事務手数料(保証料)合計の融資事務手数料(保証料)備考
登記費用(司法書士の報酬)約8万円約16万円
収入印紙2万円4万円じぶん銀行なら無料
抵当権設定登録免許税抵当権設定額の0.1%~0.4%抵当権設定額の0.1%~0.4%条件をクリアすると0.1%
不動産取得税0円~数十万円0円~数十万円
固定資産税3万円~8万円程度3万円~8万円程度

 

同性カップルでも利用できるペアローンを取り扱う銀行は?

渋谷区のパートナーシップ制度導入以後、金融機関でも同性カップルでもペアローンを利用できる導入するケースが増えています。

下記、2019年3月現在で同性カップルでペアローンが利用できる金融機関です。

銀行名特徴
楽天銀行(金利選択型)スーモカウンターで受付
ソニー銀行
住信SBIネット銀行収入合算も利用可能
みずほ銀行収入合算も利用可能
SBIマネープラザ収入合算も利用可能
 三井住友信託銀行収入合算も利用可能

同性カップル

 

パート、アルバイト、派遣社員で利用可能なペアローンは?

パートやアルバイトで利用できる住宅ローンはフラット35に限られます。一方でフラット35はペアローンを取り扱っていません。ただし、フラット35は収入合算には対応していますので、収入合算とペアローンの違いを理解したうえで、フラット35に利用を検討するのも検討されてはいかがでしょうか。

フラット35で銀行業界1位の取り扱い実績を誇る、楽天銀行の公式サイトはことらから https://www.rakuten-bank.co.jp/home-loan/

フラット35の収入合算

 

ペアローンは別々の銀行・金融機関で組むことは可能?

多くの銀行・金融機関では別銀行・別金融機関でペアローンを組むことはできず、同一の銀行・金融機関で住宅ローンを組むことが前提となります。

このため、お二人の年収の低い方に合わせた銀行・金融機関選びが必要となります。たとえば年収500万円の夫と年収300万円の妻の場合、住宅ローン審査基準の年収基準が400万円以上としているソニー銀行には住宅ローン審査申し込みができないこととなります。

 

ペアローンを取り扱う銀行・金融機関は?

楽天銀行(フラット35)
アルヒ
イオン銀行
SBIマネープラザ
住信SBIネット銀行
じぶん銀行
楽天銀行(金利選択型)
新生銀行
au住宅ローン
みずほ銀行
三井住友銀行
三井住友信託銀行
三菱UFJ銀行
スルガ銀行
ソニー銀行
千葉銀行
横浜銀行
優良住宅ローン
福岡銀行
ろうきん
第四銀行

 

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