2021年1月25日
(2021年1月更新)
この特集ページでは青森県にお住まいの方におすすめの住宅ローンを紹介しています。
青森県の銀行でもっとも規模を大きく営業しているのは青森銀行です。そのため、青森県内で人気を集める住宅ローンも青森銀行の住宅ローンです。その青森銀行を追いかける立場にある銀行がみちのく銀行。他にも東奥野信用金庫や青い森信用金庫などいくつかの信用金庫、JAバンク青森や東北労働金庫(ろうきん)も青森県内向けの住宅ローンを提供しています。
青森県で活動する金融機関の経営規模は下記のようになります。青森銀行とみちのく銀行の営業規模には大差がないことがわかります。
金融機関名 | 預金残高 | 貸し出し残高 | 店舗数 |
青森銀行 | 2兆4,758億円 | 1兆8,053億円 | 95 |
みちのく銀行 | 1兆9,847億円 | 1兆6,799億円 | 92 |
青い森信用金庫 | 6,007億円 | 2,291億円 | 49 |
※令和2年3月現在
このような状況ですので、青森県に住んでいる人の大半は、青森銀行かみちのく銀行の銀行口座を保有していると思います。両方の口座を保有している人も多いでしょう。したがって、青森県の人が住宅ローンを借りようと思ったら最初に頭に浮かぶのがこの2つの銀行の住宅ローンだと思います。
最初に青森銀行の住宅ローンについて確認していきましょう。
なお、都道府県を問わない住宅ローンのランキングはこちらのページで紹介していますので合わせて参照してください。
がんと診断された時に住宅ローンの残高が半分になる”がん50%保障”に加えて、精神障害を除く全ての病気や怪我を保障する“全疾病保障”も無料でセットされるauじぶん銀行の住宅ローン。
金利が低いだけでなく、充実した無料の疾病保障サービスの魅力は他の住宅ローンとの競争から頭1つ抜け出しているとも言える状況で、申し込み先候補に加えておきたい住宅ローンです。今後、他のネット銀行が今後どのようにauじぶん銀行に対抗してくるかにも注目です。
青森銀行では「スーパー住宅ローン」「快速住宅ローン(住実パワー)」「退職金引当型住宅ローン」の3つの住宅ローンを取り扱っています。ここでは、主力のスーパー住宅ローンを確認しておきたいと思います。
まず、住宅ローン選びの基本の金利は2021年1月時点で上記の通りとなっています。
変動金利では、年0.800%が最優遇で、金利優遇条件を満たせない人や住宅ローンの審査で1.750%が適用されてしまうこともある、ということになっています。
さらに、「保証料の分割払いを選択する」と、最大で1.0%も金利が上乗せになることがあるので注意が必要で、住宅ローン金利よりも上乗せされる保証料の方が多いなんて可能性があるというおかしな状況になっています。
また、金利を最大限優遇してもらうには「青森銀行を給振口座に指定する」、「公共料金を3つ以上青森銀行から引き落とす」、「青森銀行のカードローンを契約する」「クレジットカードを契約する」、「青森銀行の他のローンを利用する」、「自治体の認定物件である」のいずれかの条件を満たす必要があります。なんでもかんでも青森銀行を使う人じゃないと優遇しないよ、という姿勢が読み取れます。
さらに、事務手数料を保証会社と銀行の両方に払う必要があり、保証料もかかります。それでいて金利は高めで、審査結果によっては金利をさらに高くされる可能性があるなど、都市部の住宅ローンと比べてしまうと見劣りする点が目立っている印象です。
先ほど紹介したauじぶん銀行は、変動金利や10年固定金利を業界最低水準で提供し、保証料は無料、審査結果で金利が変わることもありませんし、たくさんの取引を無理に契約する必要もありません。
ネット銀行の住宅ローンの低金利の住宅ローンは、全国どこでも平等に利用できるので、当然、青森県内に住んでいる人も利用できますが、青森県にはまだまだネット銀行の住宅ローンを利用している人が少ない状況です。
青森県に住んでいる人がネット銀行という存在に慣れて、そして、ネット銀行の住宅ローンをもっと利用するようになれば、青森銀行も焦って本腰をいれてくるのでしょうが、青森県で住宅ローンを借りようと思っている人の多くが、青森銀行に申し込んでおけば間違いないだろうと思い込んでいるうちは、”銀行が利益をあげられる住宅ローン”を提供し続けるものと思います。
この姿勢は利用者にとって、青森県にこれから家を建てて永住しようとしている人にとっては非常に残念なことだと思います。
青森銀行では公務員向けに退職金で住宅ローン残高を一括返済する「退職金引当型住宅ローン」を取り扱っています。
2021年1月現在、退職金引当型住宅ローンの金利は10年固定金利は年1.600%、変動金利は不明となっています。この金利に保証料として年0.20%の金利上乗せが必要となるので、10年固定金利で年1.800%という高すぎる金利になってしまう計算です。おそらく変動金利でもかなり高い金利が提示されるのではないでしょうか。
この金利であれば、変動金利が安いauじぶん銀行、新生銀行、固定金利であればアルヒのフラット35などを検討したほうが圧倒的に金利が安いものになります。
青森県に住んでいる人でも多数利用しているのが、国の支援で成り立っているフラット35です。
また、国(住宅金融支援機構)と地方公共団体がタッグになって、地方を活性化させるために、特定の条件を満たすことでフラット35の金利が0.25%も引き下げになる子育て支援型と地域活性型という制度が用意されていますので簡単に説明しておきます。この条件を満たせるのであれば、銀行の固定金利タイプの住宅ローンを利用するよりもフラット35を利用する方がオトクになると思ってください。
子育て支援型 | 子育て支援型とは、子育てを行っている世帯がフラット35を利用するときに当初5年間の借入金利を年0.25%引き下げる制度です。 「子供の年齢」や「親との同居」などの条件は、都道府県・市区町村などの自治体によって異なります。そもそも「子育て支援型」が利用できない自治体もありますので、利用可否と合わせて利用条件も確認しておくようにしましょう。 |
地域活性型 | 地域活性化型とは、地域活性化に積極的な自治体にUIJターンなどの条件を満たした場合に当初5年間の借入金利を年0.25%引き下げる制度です。 ※UIJターンは、大都市圏の居住者が地方に移住することのまとめて表している名前です。Uターンは出身地に戻ること、Iターンは出身地以外の地方へ移住すること、Jターンは出身地の近くの地方都市に移住することをいいます。 子育て支援型と同様に利用できない自治体もありますので事前に確認しておくようにしましょう。 |
2021年1月時点で当サイトが調査した青森県で「子育て支援型」「地域活性型」の制度が利用できる自治体をまとめましたので参考にしてください。
弘前市 | 八戸市 | 階上町 |
つがる市 | 六ヶ所村 | おいらせ町 |
思ったより少なかったですが、これらの自治体に住もうと考える人は、役所に相談してオトクな条件でフラット35を借りられるようにしましょう。フラット35を申し込んで、審査が通ったら役所から必要書類を交付してもらい、金融機関所定の手続きを進める必要があります。ちょっと面倒かもしれませんが、毎月の返済額を減額できますので頑張って手続きを行うようにしましょう。
青森県内でフラット35を申し込める金融機関はいくつかありますし、地元の工務店から紹介されることがあると思いますが、フラット35は申し込み先によって条件が違ってきますので、鵜呑みにせずに申し込み先はご自身で決定するようにしましょう。青森県にも店舗を構える全国一位のフラット35取扱い金融機関のアルヒ(ARUHIダイレクトでの審査・契約で事務手数料は税込み1.10%)は申し込み先候補に入れておくと良いでしょう。
繰り返しになりますが青森県に住んでいるからといって青森銀行やみちのく銀行、地元の信金やJAバンクなどの住宅ローンしか利用できないわけではありません。
首都圏ではすでに大人気のネット銀行の住宅ローンは青森県の人も全く問題なく利用できます。
都市部では住宅ローンの金利引き下げ競争が進みネット銀行と大手銀行が凌ぎを削っています。その結果、都市部はネット銀行以外でも低金利の住宅ローンがどんどん登場しているのですが、金利引き下げ競争があまり進まない地方の場合、そこまで住宅ローンの競争が激化していません。
競争が進まないということは私たち消費者にとってはマイナスで、金利が高かったり、疾病保障などの付帯サービスも充実していなかったりしますので、実は地方にいる人ほど、インターネット専業銀行を積極的に利用するメリットが大きいのです。
ぜひ、青森県にお住まいの方も、最先端のネット銀行の住宅ローンを選択肢の1つに加えて青森銀行やみちのく銀行の住宅ローンと比較してみてください。
金利比較ランキングで上位に食い込む人気のネット銀行を中心に紹介していますので、以下の公式サイトへのリンクから最新の住宅ローン金利を確認してください。
金融機関名 | 住宅ローン金利 | 一部繰上 返済手数料 | 保証料 |
---|---|---|---|
auじぶん銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
ジャパンネット銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
新生銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
ソニー銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
楽天銀行(フラット35) | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
楽天銀行(金利選択型) | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
アルヒ | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
住信SBIネット銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
みずほ銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 有 |
三菱UFJ銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 有 |
三井住友銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 有 |
青森銀行 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
みちのく銀行 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
東奥信用金庫 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
青い森信用金庫 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
JAバンク青森 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
東北ろうきん | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
ネット銀行の住宅ローンには地方銀行にはない魅力がたくさん詰まっています。全国各地の地銀から利用者を奪っていくには、当然魅力的な住宅ローンでなければなりません。どちらの住宅ローンがオトクなのかは説明するまでもないのが現実です。
「私は青森銀行!私はみちのく銀行!それ以外の銀行から住宅ローンを借りるなんてありえない!」と決め込んでいる人は別ですが、そうでない人はぜひネット銀行の住宅ローンの魅力を確認するようにしましょう。
今、注目の住宅ローン
今月のオススメ特集
住宅ローン最新ニュース
2021.01.25
2021.01.22
2021.01.20
サイト更新情報
2021.01.25
2021.01.22
2021.01.20
2021.01.18
2021.01.18
2021.01.16
2021.01.15
2021.01.14
2021.01.12
2021.01.12
住宅ローンの基礎
住宅ローンの審査特集
職業別の住宅ローン審査
年収別の住宅ローン審査
地域別おすすめ住宅ローン
取扱銀行一覧
Copyright © Izit Inc. 2013 - 2020
Copyright © Izit Inc. 2013 - 2020