2024年9月15日
この特集ページでは青森県にお住まいの方におすすめの住宅ローンを紹介しています。
青森県の銀行でもっとも規模を大きく営業しているのは青森銀行です。そのため、青森県内で人気を集める住宅ローンも青森銀行の住宅ローンです。その青森銀行を追いかける立場にある銀行がみちのく銀行。他にも東奥野信用金庫や青い森信用金庫などいくつかの信用金庫、JAバンク青森や東北労働金庫(ろうきん)も青森県内向けの住宅ローンを提供しています。
青森県で活動する金融機関の経営規模は下記のようになります。青森銀行とみちのく銀行の営業規模には大差がないことがわかります。
金融機関名 | 預金残高 | 貸し出し残高 | 店舗数 |
青森銀行 | 2兆8,797億円 | 2兆0,474億円 | 84 |
みちのく銀行 | 2兆1,561億円 | 1兆7,651億円 | 92 |
青い森信用金庫 | 6,436億円 | 2,369億円 | 41 |
※令和6年9月現在
このような状況ですので、青森県に住んでいる人の大半は、青森銀行かみちのく銀行の銀行口座を保有していると思います。両方の口座を保有している人も多いでしょう。したがって、青森県の人が住宅ローンを借りようと思ったら最初に頭に浮かぶのがこの2つの銀行の住宅ローンだと思います。
最初に青森銀行の住宅ローンについて確認していきましょう。
なお、都道府県を問わない住宅ローンのランキングはこちらのページで紹介していますので合わせて参照してください。
auじぶん銀行は2024年12月の変動金利を年0.434%(全期間引下げプラン・物件価格の80%以内で新規借り入れの場合) という魅力的な金利で提供しています。
※物件価格の80%超で新規お借入れの場合、表示金利に年0.045%上乗せとなります。
※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。
auじぶん銀行の住宅ローンは、ただ金利が低いだけでなく、がんに対する診断保障(がん50%保障団信)、精神障がいを除くすべての病気とケガによる就業不能(入院)に備える全疾病保障などを金利上乗せなしで利用することができます。
青森銀行では「スーパー住宅ローン」「快速住宅ローン(住実パワー)」「退職金引当型住宅ローン」の3つの住宅ローンを取り扱っています。ここでは、主力のスーパー住宅ローンを確認しておきたいと思います。
まず、住宅ローン選びの基本の金利は2024年9月時点で上記の通りとなっています。
変動金利では、年0.800%が最優遇で、金利優遇条件を満たせない人や住宅ローンの審査で1.750%が適用されてしまうこともある、ということになっています。
さらに、「保証料の分割払いを選択する」と、最大で1.0%も金利が上乗せになることがあるので注意が必要で、住宅ローン金利よりも上乗せされる保証料の方が多いなんて可能性があるというおかしな状況になっています。
また、金利を最大限優遇してもらうには「青森銀行を給振口座に指定する」、「公共料金を3つ以上青森銀行から引き落とす」、「青森銀行のカードローンを契約する」「クレジットカードを契約する」、「青森銀行の他のローンを利用する」、「自治体の認定物件である」「他社からの借り換えである」「Visaデビットを契約する」のいずれかの条件を満たす必要があります。Visaデビットであれば、契約さえしてしまえば利用しなくてもよいため、そこまで負担感なく優遇金利を適用させることができます。しかしながらこういった条件を付加して金利を優遇するルールは地方銀行に多く存在していて、なんでもかんでも青森銀行を使う人じゃないと優遇しないよ、という姿勢が読み取れます。
さらに、事務手数料を保証会社と銀行の両方に払う必要があり、保証料もかかります。それでいて金利は高めで、審査結果によっては金利をさらに高くされる可能性があるなど、青森銀行の各種サービスを利用し金利を最大限優遇したとしても都市部の住宅ローンと比べてしまうと見劣りする点が目立っている印象です。
先ほど紹介したauじぶん銀行は、変動金利や10年固定金利を低金利で提供し、保証料は無料※、審査結果で金利が変わることもありませんし、たくさんの取引を無理に契約する必要もありません。
※審査の結果、保証会社をご利用いただく場合がございますが、保証料相当額は金利に含まれており、別途、保証料は発生しません。
ネット銀行の住宅ローンの低金利の住宅ローンは、全国どこでも平等に利用できるので、当然、青森県内に住んでいる人も利用できますが、青森県にはまだまだネット銀行の住宅ローンを利用している人が少ない状況です。
青森県に住んでいる人がネット銀行という存在に慣れて、そして、ネット銀行の住宅ローンをもっと利用するようになれば、青森銀行も焦って本腰をいれてくるのでしょうが、青森県で住宅ローンを借りようと思っている人の多くが、青森銀行に申し込んでおけば間違いないだろうと思い込んでいるうちは、”銀行が利益をあげられる住宅ローン”を提供し続けるものと思います。
この姿勢は利用者にとって、青森県にこれから家を建てて永住しようとしている人にとっては非常に残念なことだと思います。場合によっては数百万円単位で返済額が変わってきますので、これから住宅ローンを検討される方はネット銀行もあわせて比較検討されてみることをおすすめします。
青森銀行では公務員向けに退職金で住宅ローン残高を一括返済する「退職金引当型住宅ローン」を取り扱っています。
2023年4月現在、退職金引当型住宅ローンの金利は10年固定金利は年1.800%、変動金利は年2.725%となっています。この金利に保証料として年0.20%の金利上乗せが必要となるので、10年固定金利で年2.000%という高すぎる金利になってしまう計算です。変動金利でも2.925%という高い金利が提示されることになるので、実際変動金利を利用する人はほとんどいないでしょう。その代わり、3年固定が用意されているので短期で見直していきたい人はこちらを選択するケースが多くなるでしょう。
ただし、この金利であれば、変動金利が安いauじぶん銀行、SBI新生銀行、固定金利であればアルヒのフラット35などを検討したほうが圧倒的に金利が安いものになります。
青森県に住んでいる人でも多数利用しているのが、国の支援で成り立っているフラット35です。
また、国(住宅金融支援機構)と地方公共団体がタッグになって、地方を活性化させるために、特定の条件を満たすことでフラット35の金利が0.25%も引き下げになる地域連携型という制度が用意されていますので簡単に説明しておきます。この条件を満たせるのであれば、銀行の固定金利タイプの住宅ローンを利用するよりもフラット35を利用する方がオトクになる可能性があります。
地域連携型 |
地域連携型とは、子育て世帯や地方移住者等に対する積極的な取組を行う地方公共団体と住宅金融支援機構が連携し、住宅取得に対する地方公共団体による補助金交付などの財政的支援とあわせて、【フラット35】の借入金利を一定期間引き下げる制度です。 利用できない自治体もありますので事前に確認しておくようにしましょう。 |
2024年9月時点で当サイトが調査した青森県で「地域連携型」の制度が利用できる自治体をまとめましたので参考にしてください。
弘前市 | 横浜町 | 階上町 |
つがる市 | 六ヶ所村 | おいらせ町 |
むつ市 |
思ったより少なかったですが、これらの自治体に住もうと考える人は、役所に相談してオトクな条件でフラット35を借りられるようにしましょう。フラット35を申し込んで、審査が通ったら役所から必要書類を交付してもらい、金融機関所定の手続きを進める必要があります。ちょっと面倒かもしれませんが、毎月の返済額を減額できますので頑張って手続きを行うようにしましょう。
青森県内でフラット35を申し込める金融機関はいくつかありますし、地元の工務店から紹介されることがあると思いますが、フラット35は申し込み先によって条件が違ってきますので、鵜呑みにせずに申し込み先はご自身で決定するようにしましょう。青森県にも店舗を構える全国一位のフラット35取扱い金融機関のアルヒ(ARUHIダイレクトでの審査・契約で事務手数料は税込み1.10%)は申し込み先候補に入れておくと良いでしょう。※ARUHIスーパーフラットの新規借り入れを除く
ARUHIは11連続でフラット35の取り扱い実績が1位を獲得している最大手の住宅ローン専門の金融機関です。ARUHIの特徴は、全国の店舗で専門のスタッフにじっくりと相談しながら住宅ローンを申し込めることで、対面サービスで契約手続きをサポートしてもらえます。
注文住宅でマイホームを建てる場合、土地購入代金や建物建築費用(着工時・上棟時・引渡し時)の支払いが必要となります。通常の住宅ローンは、住宅が完成してから契約して利用することになりますが、それまでの中間の支払いに対応するのがつなぎ融資です。 地銀もつなぎ融資には対応していますが、住宅ローンの金利・手数料・疾病保障などの条件を考えるとネット銀行などが提供する全国区の住宅ローンを利用した方が有利なケースが多くあります。以下に住宅ローン金利や条件が優れていて、かつ、つなぎ融資に対応しているおすすめの住宅ローンを3つ紹介しておきます。
SBI新生銀行はアプラスと提携しつなぎ融資を受けることができ、ARUHIは独自のつなぎ融資を提供しています。
繰り返しになりますが青森県に住んでいるからといって青森銀行やみちのく銀行、地元の信金やJAバンクなどの住宅ローンしか利用できないわけではありません。
首都圏ではすでに大人気のネット銀行の住宅ローンは青森県の人も全く問題なく利用できます。
都市部では住宅ローンの金利引き下げ競争が進みネット銀行と大手銀行が凌ぎを削っています。その結果、都市部はネット銀行以外でも低金利の住宅ローンがどんどん登場しているのですが、金利引き下げ競争があまり進まない地方の場合、そこまで住宅ローンの競争が激化していません。
競争が進まないということは私たち消費者にとってはマイナスで、金利が高かったり、疾病保障などの付帯サービスも充実していなかったりしますので、実は地方にいる人ほど、インターネット専業銀行を積極的に利用するメリットが大きいのです。
ぜひ、青森県にお住まいの方も、最先端のネット銀行の住宅ローンを選択肢の1つに加えて青森銀行やみちのく銀行の住宅ローンと比較してみてください。
金利比較ランキングで上位に食い込む人気のネット銀行を中心に紹介していますので、以下の公式サイトへのリンクから最新の住宅ローン金利を確認してください。
金融機関名 | 住宅ローン金利 | 一部繰上 返済手数料 |
保証料 |
---|---|---|---|
auじぶん銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料(※) |
PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行) | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
SBI新生銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
ソニー銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
楽天銀行(フラット35) | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
楽天銀行(金利選択型) | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
アルヒ | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
住信SBIネット銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
みずほ銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 有 |
三菱UFJ銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 有 |
三井住友銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 有 |
青森銀行 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
みちのく銀行 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
東奥信用金庫 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
青い森信用金庫 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
JAバンク青森 | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
東北ろうきん | 最新の金利を確認 | 有料 | 有 |
※auじぶん銀行の住宅ローンは、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途支払う保証料はありません。
ネット銀行の住宅ローンには地方銀行にはない魅力がたくさん詰まっています。全国各地の地銀から利用者を奪っていくには、当然魅力的な住宅ローンでなければなりません。どちらの住宅ローンがオトクなのかは説明するまでもないのが現実です。
「私は青森銀行!私はみちのく銀行!それ以外の銀行から住宅ローンを借りるなんてありえない!」と決め込んでいる人は別ですが、そうでない人はぜひネット銀行の住宅ローンの魅力を確認するようにしましょう。
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