2026年9月14日
埼玉県で住宅ローンを選ぶなら、変動金利は埼玉りそな銀行の年0.950%(金利プラン・最大引下げ後)とSBI新生銀行の年1.060%(SBIハイパー預金の利用で年0.990%)が県内で使える中で低い水準にあり、固定金利や団信の内容まで含めると武蔵野銀行・埼玉縣信用金庫・ネット銀行をあわせて比べるのが近道です(2026年9月1日時点・各金融機関公式サイトで確認)。埼玉県の銀行と言われて最初に思いつくのは埼玉りそな銀行かと思いますので、まずは県内の金融機関の顔ぶれから見ていきましょう。
埼玉りそな銀行はあさひ銀行などを前身としており、りそなホールディングス傘下でりそな銀行と同様に都市銀行の1つとなっています。預金残高も16兆円を超える規模で地銀とは規模感に大きな違いがあります。2021年3月末にりそなグループ(りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらいフィナンシャルグループ傘下の関西みらい銀行、みなと銀行)の住宅ローン残高が16.6兆円となっており、国内ナンバーワンの残高となっています。

埼玉りそな銀行に次ぐ基盤を有しているのが武蔵野銀行です。2番手ではありますが預金残高は約5兆円、最大手、埼玉りそな銀行の1/3程度の規模感となっています。子育て世帯向けには、産休・育休中に元金の返済を据え置ける「武蔵野銀行の産休・育休特例」のような地元密着ならではの仕組みもあります。
このように埼玉県では埼玉りそな銀行の1強となっています。
埼玉県で第3位は埼玉縣信用金庫で、預金残高は3兆1,566億円と、信用金庫としてはかなり大きな規模で営業を行っており、埼玉県が人口の多い地域であることも分かりますね。
| 金融機関名 | 預金残高 |
| 埼玉りそな銀行 | 16兆8,904億円 |
| 武蔵野銀行 | 4兆8,808億円 |
| 埼玉縣信用金庫 | 3兆1,566億円 |
| 飯能信用金庫 | 1兆3,687億円 |
※2024年9月末現在
このページでは、埼玉県にお住まいの方におすすめの住宅ローンを一覧形式で紹介しています。なお、都道府県を問わない住宅ローンのランキングはこちらのページで紹介していますので合わせて参照してください。
埼玉県は東京都のベッドタウンとなっている都道府県で、選べる住宅ローンの種類も豊富です。特にさいたま市、川越市、所沢市など埼玉県の都市部であれば、メガバンクの支店もあるため、メガバンクの住宅ローンの利用も検討可能となり、住宅ローンの選択肢の広い都道府県と言えるでしょう。
もちろん、ネット銀行はどこに住んでいても平等なサービス提供を受けられるのがメリットの1つなので、埼玉県にお住まいの人も積極的に利用を検討すると良いでしょう。子育て世帯の多い埼玉県では、金利だけでなく団信の保障内容や教育費とのバランスも含めて、家族の暮らしに合った1本を選ぶことが大切です。

次に埼玉県に営業拠点を置く主な金融機関と埼玉県でも利用可能なネット専業銀行もしくは新たな形態の金融機関の住宅ローン金利(2026年9月1日現在・当編集部が各金融機関公式サイトで確認)を紹介したいと思います。いずれも最優遇(最大引下げ)適用時の金利で、審査結果や取引条件により実際の適用金利は異なります。
| 変動金利 | 10年固定 | 35年固定 | |
| 埼玉りそな銀行(りそなグループ共通商品) | 年0.950%~ | 年3.955%~ |
公式サイトでご確認ください |
| 武蔵野銀行(スーパー大満足・手数料型) | 年0.980%~1.080% | 年2.850%~ | フラット35を取り扱い(21年以上・9割以下 年3.460%) |
| 埼玉縣信用金庫(さいしん住宅ローン金利プラン) | 年0.995%~1.195% | 年3.670%(当初10年) | 全期間固定型あり(窓口でご確認ください) |
| SBI新生銀行 |
年1.060%(SBIハイパー預金の利用で年0.990%) |
年3.230% |
年4.230% |
※上表の固定金利は、自己資金の割合(借入額が物件価格に占める割合)など各金融機関所定の条件を満たした場合の金利です(SBI新生銀行の固定金利は自己資金10%以上の優遇適用後)。出典:りそなグループ 住宅ローン金利/武蔵野銀行 ローン金利/埼玉縣信用金庫 金利一覧/SBI新生銀行 住宅ローン金利(いずれも2026年9月1日現在)。2026年9月は日銀の利上げ(6月・政策金利1.0%程度)を受けて固定金利を中心に上昇しており、適用条件や最新の金利は各公式サイトでご確認ください。
続いて、公的な住宅ローンで完済時までの住宅ローン返済額が確定することでも人気のフラット35を見て行きたいと思います。

フラット35で最初にご紹介したいのは、フラットの金利が割り引かれる「地域連携型」のフラットです。
| 地域連携型 | 地域連携型とは、子育て世帯や地方移住者等に対する積極的な取組を行う地方公共団体と住宅金融支援機構が連携し、住宅取得に対する地方公共団体による補助金交付などの財政的支援とあわせて、【フラット35】の借入金利を一定期間引き下げる制度です。
条件は、都道府県・市区町村などの自治体によって異なります。 |
フラット35の金利引下げは現在「ポイント制」になっており、1ポイント=当初5年間 年▲0.250%として、利用できる制度のポイントを合算して引下げ幅が決まります(2026年9月時点・住宅金融支援機構「金利引下げメニュー」で確認)。地域連携型(子育て支援・空き家対策)は2ポイント=当初5年間 年▲0.500%、地域連携型(地域活性化)は1ポイント=年▲0.250%です。省エネルギー性・耐震性などの基準を満たした質の高い住宅向けの「フラット35S」や、若年夫婦世帯・こどもの人数に応じて金利が引き下がる「子育てプラス」(こども1人につき1ポイント)と組み合わせることもできます。当初5年間の引下げ幅は4ポイント分の年▲1.000%が上限で、合計が4ポイントを超える分は6年目以降に繰り越されます。子育て世帯なら「子育てプラス+フラット35S+地域連携型」で上限に届くケースも多いので、どの制度が使えるかを申込前に整理しておくと安心です。
2023年4月時点で当サイトが調査した埼玉県の市町村で「地域連携型」の制度が利用できる自治体を一覧化しておきましたので参考にしてください。利用できる自治体・制度内容は年度ごとに変わるため、申込前に各自治体の窓口で確認が必要です。
| 春日部市 | 狭山市 | 川島町 |
| 蕨市 | 戸田市 | 寄居町 |
| 長瀞町 |
SBIアルヒ(旧ARUHI)は、フラット35の実行件数シェアで16年連続1位(2025年度は27.7%・SBIアルヒ調べ)を獲得している最大手の住宅ローン専門金融機関です。SBIアルヒの特徴は、全国の店舗で専門のスタッフにじっくりと相談しながら住宅ローンを申し込めることで、対面サービスで契約手続きをサポートしてもらえます。地域連携型や子育てプラスなどの金利引下げ制度についても、自分の家族構成・物件でどれが使えるかを店舗で相談できるのは、初めての住宅購入では心強いポイントです。
| 店舗名 | 住所 | |
| ARUHI 川口店 | 川口市幸町 3-8-12 | 相談予約 |
| ARUHI 川越店 | 川越市南通町 13-2 | 相談予約 |
| ARUHI熊谷店 | 熊谷市石原 1370ー7 | 相談予約 |
| ARUHI 越谷店 | 越谷市南越谷 4-12-1 | 相談予約 |
| ARUHI 大宮店 | さいたま市大宮区桜木町 2-335-1 | 相談予約 |
| ARUHI 南浦和店 | さいたま市南区南浦和 2-40-10 | 相談予約 |
| ARUHI 所沢店 | 所沢市日吉町 14-3 | 相談予約 |
| ARUHI T-FRONTE戸田店 | 戸田市新曽 662 | 相談予約 |
※店舗の一覧は当サイト調査時点のものです。最新の店舗情報・所在地はSBIアルヒ公式サイトに掲載されています。
フラット35はどの金融機関で借りても基準となる金利は同じ(2026年9月は返済期間21年以上35年以下・融資率9割以下・新機構団信付きで年3.460%と、2025年以降の長期金利上昇を受けて高い水準です)ですが、融資事務手数料は金融機関によって大きく異なります。
楽天銀行(フラット35)の融資事務手数料は返済口座を楽天銀行にした場合で借入額の1.10%(税込)、SBIアルヒの店舗申込は2.20%(税込・最低22万円)です。仮に4,000万円を借りる場合、手数料はそれぞれ44万円と88万円になり、その差は44万円と決して小さくありません。
一方で、かつては「地域連携型は店舗型の機関でないと使いにくい」と言われましたが、現在は楽天銀行でも地域連携型・子育てプラスなどの金利引下げ制度を利用できます(2026年9月時点・楽天銀行公式サイトで確認)。制度面の差は小さくなっているため、「手数料の安さ重視なら楽天銀行、対面での相談・スピーディな手続き重視ならSBIアルヒの店舗」という選び方が現在の実態に合っています。どちらが総額で有利かは借入額・引下げ制度の該当状況で変わるので、両方で事前審査・見積もりを取って比較するのがおすすめです。
注文住宅でマイホームを建てる場合、土地購入代金を用意しなければならないのはもちろん、建物建築費用(着工時・上棟時・引渡し時)をマイホームが完成する前に支払う必要があります。通常の住宅ローンは、住宅が完成してから契約して利用することになりますが、それまでの中間の支払いに対応するのがつなぎ融資です。 地銀もつなぎ融資には対応していますが、住宅ローンの金利・手数料・疾病保障などの条件を考えるとネット銀行などが提供する全国区のお得な住宅を利用した方が有利です。以下に住宅ローン金利や条件が優れていて、かつ、つなぎ融資に対応しているおすすめの住宅ローンを紹介しておきます。
SBI新生銀行はグループ会社のアプラスと連携してつなぎ融資を利用できますし、SBIアルヒでは独自のつなぎ融資を提供しています。
SBI新生銀行の住宅ローンは、銀行代理業者のSBIマネープラザの店舗やオンラインでも相談・申し込みができます。SBIマネープラザではドコモSMTBネット銀行の住宅ローンも取り扱っているので、2行を比べながら専門スタッフに相談できます。
なお、埼玉県の住宅ローンシェア1位となっていますね。りそなホールディングスの発表によると埼玉県県下での埼玉りそな銀行とりそな銀行の貸出金シェアは約44%と圧倒的なものとなっています。

埼玉りそな銀行の住宅ローン(りそなグループ共通商品)は、2026年9月時点で変動金利 年0.950%、10年固定金利 年3.955%(いずれも「金利プラン」の最大引下げ適用後)となっています。変動金利は2026年に入ってからも年0.950%で据え置かれており、都市銀行の中でもトップクラスの低金利水準です。一方で10年固定は7月の年3.615%から2か月で0.34ポイント上がっており、固定を検討するご家庭は月ごとの動きを見ながら判断する必要があります。
ネット専業銀行と比較しても互角の水準と言ってよいでしょう。しかし、ネット専業銀行には疾病保障が無料付帯されている一方で、埼玉りそな銀行の住宅ローンは疾病保障が有料となる点は住宅ローンの商品スペック面で見劣りしていると言ってよいでしょう。
| 変動金利 | 備考 | |
|---|---|---|
| SBI新生銀行 | 年0.990%(金利優遇プログラム適用時) | すべての病気やケガによる就業不能を保障する全疾病保障付団信が金利上乗せなしで付帯。 ※金利優遇プログラム適用時 |
| PayPay銀行※4 | 年1.330%(全期間引下型) | ソフトバンクユーザ限定の金利優遇に注目。 個人事業主・法人経営者向けの専用住宅ローンも用意。 |
| ソニー銀行 | 年1.347%(新規購入) (変動セレクト) | 2023年11月1日以降、物件の購入価格を超えて借り入れる場合は金利が年0.05%上乗せになります(新規購入時)。
がんと診断されるだけで住宅ローン残高が1/2になる疾病保障が無料付帯。 |
| みずほ銀行ネット住宅ローン | 年1.025%~ | メガバンクのみずほ銀行がネット限定の低金利住宅ローンを提供中。50歳まで年0.1%の上乗せでがん団信に加入可能。 |
| イオン銀行 | 年1.040%(金利プラン) | イオングループでの買い物が5%引きになるサービスがセット。保証料も無料。2026年9月の適用金利。 |
年齢の制限はありますが、ソニー銀行ではがんと診断されるだけで住宅ローン残高が半分になる保障が無料で付帯されています。
このように住宅ローンの商品性だけを比べるとネット銀行の住宅ローンに軍配があがるように見えるにも関わらず高い人気を集めているのは、地域に根差した店舗網・営業力の賜物と言えそうですね。ネット銀行は埼玉りそな銀行のように店舗での手厚いサポートがありませんが、その分低金利を追求しています。
どちらの住宅ローンがオトクなのか、今一度、住宅ローンの金利をしっかりと比較して申込先を決めるようにしましょう。
それでは、以下に埼玉県で利用可能な住宅ローンを一覧形式で紹介します。埼玉県に店舗を構える銀行の中で最も住宅ローンを貸し出しているのは、前述の通り埼玉りそな銀行です。
| 金融機関名 | 住宅ローン金利 | 一部繰上 返済手数料 | 保証料 |
|---|---|---|---|
| auじぶん銀行 | — | 無料 | 無料(※) |
| PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行) | — | 無料 | 無料 |
| SBI新生銀行 | — | 無料 | 無料 |
| ソニー銀行 | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
| 楽天銀行(フラット35) | — | 無料 | 無料 |
| 楽天銀行(金利選択型) | — | 無料 | 無料 |
| SBIマネープラザ | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
| SBIアルヒ | 最新の金利を確認 | 無料 | 無料 |
| ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行) | — | 無料 | 無料 |
| みずほ銀行 | — | 無料 | 有 |
| 三菱UFJ銀行 | — | 無料 | 有 |
| 三井住友銀行 | — | 無料 | 有 |
| 埼玉りそな銀行 | — | 無料 | 有 |
| 武蔵野銀行 | — | 有料 | 有 |
| 埼玉縣信用金庫 | — | 有料 | 有 |
| 川口信用金庫 | — | 有料 | 有 |
| JAバンク埼玉 | — | 有料 | 有 |
| 中央ろうきん | — | 有料 | 有 |
※auじぶん銀行の住宅ローンは、審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途支払う保証料はありません。
埼玉りそな銀行は特に変動金利を引き下げていますが、最大の引下げ金利を適用させるためには給与振込などの取引条件を満たす必要があります。(以下は当サイト調査時点の条件例です)
①給与振込、団信革命付保、りそなクレジットカード<クラブポイントプラス>のご利用(1回あたり1,000円以上)のいずれか1つ
②NISA(つみたて投資枠等)、積立投資信託、積立式定期預金のいずれか1つ
これらを満たせない場合は金利が上乗せとなる場合がある点には注意が必要です。優遇の適用条件・上乗せ幅は変更されることがあります。
ソニー銀行、SBI新生銀行などの変動金利は低金利なだけでなく、メガバンクや地銀で優遇金利の適用の条件となりがちな、給与受け取り口座への指定、カードローン・クレジットカードの発行などの金利優遇条件がないのでおすすめです。(店舗に住宅ローンの相談に行ったにも関わらず、カードローンとかクレジットカードなどを作らされるのは納得いかないですよね)
A. 金利プラン(最大引下げ後)の変動金利は2026年7月・8月・9月とも年0.950%で据え置きです(当編集部が各月1日に公式サイトで確認)。ただし日銀が2026年6月に政策金利を1.0%程度へ引き上げ、主要行の短期プライムレートも8月に上がっているため、今後見直される可能性はあります。
A. 「さいしん住宅ローン金利プラン」は変動金利 年0.995%〜1.195%、当初10年固定 年3.670%です(2026年9月1日現在)。利用できるのは同金庫の地区にお住まいかお勤めの方で、適用金利は審査結果で決まります。
A. 子育てプラス(こども1人=1ポイント)・フラット35S・地域連携型(子育て支援は2ポイント)を組み合わせると、当初5年間は最大4ポイント分=年▲1.000%まで引き下がり、超えた分は6年目以降に繰り越されます。地域連携型は自治体ごとに制度の有無が違うので、お住まい予定の市町村で使えるかを先に確認しましょう。
A. 変動金利の水準は互角でも、団信の内容と優遇条件が違います。埼玉りそな銀行は店舗で相談できて変動金利が年0.950%と低い一方、疾病保障は有料で給与振込などの取引条件があります。SBI新生銀行やソニー銀行は取引条件なしで保障付き団信を選べるため、共働きで店舗に行く時間が取りにくいご家庭や、万一の保障を重視するご家庭はネット銀行も並行して事前審査を受けると比べやすくなります。
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