2022年2月14日
失われた30年といわれる景気低迷で日本の金利は長期にわたり低位で推移をしてきましたが、2016年に導入された日銀のマイナス金利・ゼロ金利政策などにより金利は一段と低下、住宅ローン金利も急低下したことで、住宅ローンを借り換えることで毎月の返済額を減らしたり、完済を前倒しすることがよりしやすくなっています。
具体的に住宅ローン金利がどう推移しているのか見て行きたいと思います。
メガバンクに次ぐ規模にまで住宅ローン取扱高が拡大している住信SBIネット銀行の住宅ローン金利推移を推移をご紹介したいと思います。
注目したいのが変動金利。2010年当時、年1.00%を超えていた金利が2022年2月時点では年0.40%前後となっており、半分以下の水準となっています。住宅ローン残高が1000万円以上、返済期間が10年以上残っていれば十分な住宅ローン借り換えメリットがあると言えるでしょう。
今回は住宅ローン借り換えをよりお得に実施するための注意点を7つ挙げご紹介したいと思います。
SBI新生銀行が住宅ローンの借り換えキャンペーンを実施中です。詳しい利用条件は公式サイトなどで確認して欲しいと思いますが、例えば、変動金利タイプ<変動フォーカス>の金利は年0.29%と業界最安値水準とも言える低金利です。このキャンペーンにより、間違いなく注目すべき住宅ローンの1つになっていると言えます。
住宅ローン契約時にはメガバンク・地銀・信用金庫では保証料、ネット専業銀行・フラット35では事務手数料としてぞれぞれ2.20%(税込)の諸費用が必要となります。2000万円の借り換えをする場合にはこうした諸費用だけで43万程度となるため、これらを加味して住宅ローン借り換えの効果があるかのシミュレーションを行う必要があります。
なお、ネット銀行の中では、下記のように事務手数料を大幅に引き下げている銀行もあり借り換えユーザーには心強い存在となります。
銀行名 | 事務手数料 |
SBI新生銀行 | 55,000円(税込)~ |
アルヒ | 1.100%(税込)~※ |
※ARUHIダイレクトを使った仮審査、本審査、借入の場合(ARUHIスーパーフラットを除く)
①で触れた諸費用ですが、この費用を用意することが原因で住宅ローン借り換えに二の足を踏まれる方がいらっしゃれば吉報です。
原則すべての金融機関で住宅ローン借り換えに伴う諸費用を、住宅ローンに含めて借り換えを行うことができます。
たとえば、残高2000万円の住宅ローン借り換えを行おうとした場合には60万円程度の諸費用が必要となりますが、借り換え先の金融機関で2060万円の住宅ローンを組むことが可能です。住宅ローン借り換えにより100万円単位の節約ができる場合もあるので、多少の諸費用が発生しても借り換えをするこで住宅ローン総返済額を抑えることが可能となります。
住宅ローン借り換えも住宅ローン審査が必要となりますので、年収や雇用形態に変化があった場合には注意が必要です。退職・転職・独立を考えている方はそうした動きの前に住宅ローン借り換えを終わらせておくことが賢明でしょう。
また、クレジットカードやキャッシングなどの利用をされている場合には支払い遅延などを過去5年以内に起こしている場合、住宅ローン審査にマイナスの影響がありますので支払いを忘れないようにしたいですね。
住宅ローンを組むために団体信用生命保険への加入が必要です。現在契約された住宅ローン申し込み時にも健康状態の告知を行い保険会社による審査がおこなわれ、審査に通ったことで住宅ローンが借りられています。
住宅ローン借り換え時には改めて団信の加入審査が行われます。過去3年間の通院、治療・投薬歴などを告知する必要がるため、現在契約の住宅ローン借入れ後に健康状態が悪化した場合には住宅ローンの借り換えができない可能性があります。
ネット銀行を中心に疾病保障やガン保証、失業保障などさまざまな付帯サービスをつけた住宅ローンを取り扱い銀行が増えています。メガバンクや地銀では年0.2%、年0.3%程度の保険料上乗せが必要なものがネット銀行では無料で付帯される場合もあり、住宅ローン借り換えで月々の返済額が減ったり、完済の前倒しができるとともにもしもの備えが増えるという嬉しいオマケが付いてくることも期待できます。
メガバンク・地銀で住宅ローンを組んでいる方で保証料を前払いで一括で支払いをされている場合、住宅ローン借り換えでこの保証料が返金(戻し保証料)を受けることが可能です。保証料は2.20%ですので、2000万円の残高の借り換えを行えば、40万円近い戻し保証料が受けれます。
サラリーマンの方であれば年末調整で住宅ローン控除により還付を受けていると思いますが、借り換え後も同様に年末調整で住宅ローン控除を適用することが可能です。
住宅ローン借入れ初年度のように税務署での確定申告は不要です。しっかり活用しましょう。
マイホーム購入に辺り資金を借りるのは住宅ローンです。であればより安い金利で無駄な支出を抑えるのが得策だと思います。住宅ローンの借り換えは必要書類を揃えたり面倒な手続きが確かに存在しますが、給料がなかなか増えない、有望な投資先はない時代に確実に節約・お金が増やせる手段と言えます。ぜひ前向きに検討をいただければと存じます。
住宅ローン借り換えには 【最新】住宅ローン借り換えランキング を参考にしていただければと存じます。
変動金利 | 10年固定 | 特徴 | |
---|---|---|---|
auじぶん銀行※1 | 年HPご確認% (全期間引下げプラン) | 年HPご確認% (当初期間引下げプラン) | がんと診断されるだけで住宅ローン残高が1/2に減額!入院が180日継続すると住宅ローン残高がゼロに。 |
PayPay銀行 | 年0.380%(全期間引下型) | 年1.040%(当初期間引下型) (当初引下げプラン) | 変動金利タイプの金利の低さに注目。 |
住宅ローン(対面)(住信SBIネット銀行)※2 | 年0.320% (通期引下げプラン) | 年0.970% (当初引下げプラン) | 通常の団体信用生命保険、全ての病気やケガに備える全疾病保障に加え、お借入時のご年齢に応じてガン診断時給付を含む3大疾病保障特約(50%)を基本付帯。SBIマネープラザで対面サービスが受けられる。 |
新生銀行 | 年0.420% (変動フォーカス) | 年1.100% | 介護保障が無料で利用可能。 |
ソニー銀行 | 年0.397%※3~年0.447%※4 (変動セレクト住宅ローン) | 年0.995※3~年1.045%※4 (固定セレクト住宅ローン) | がんと診断されるだけで住宅ローン残高が1/2に減額! |
今、注目の住宅ローン
今月のおすすめ特集
各社住宅ローンの金利速報
サイト更新情報
2023.05.26
2023.05.26
2023.05.26
2023.05.26
2023.05.24
2023.05.22
2023.05.22
2023.05.22
2023.05.22
2023.05.22
住宅ローンの基礎
住宅ローンの審査特集
職業別の住宅ローン審査
年収別の住宅ローン審査
地域別おすすめ住宅ローン
取扱銀行一覧
執筆・監修者
Copyright © Izit Inc. 2013 - 2023
Copyright © Izit Inc. 2013 - 2023