2020年3月18日
(この記事を更新しているのは2020年3月18日です。)
2020年2月末以降、日経平均はもちろん世界同時株安が急速に進行しています。特にアメリカのダウ工業株の値動きは非常に激しく、1日で1000ドルを超える値動きを繰り返しています。
今回の暴落は2019年12月に中国の武漢で発生した新型コロナウィルスの感染者が韓国、イタリア、イランなど世界各国に広がっていることに尽きます。もちろん、世界的な株価が割高水準に合ったという話もありますが、少なくとも暴落の原因はコロナウイルスです。
中国政府による新型コロナウィルスの大規模な封じ込めは、(少なくとも表面上は)うまくいっていて収束のきざしがありますが、イタリアを中心とするヨーロッパやイランなどで猛威を振るった結果、WHOもついにパンデミックを宣言せざるを得ない状況に追い込まれました。
世界的に経済活動の自粛は拡大傾向にあり先が見えない状況にありますので、今後は実体経済に大きく影響してくることになりそうです。
● 新型コロナウィルスが世界的なパンデミックに
● 新型コロナウィルスによる企業業績への不安
● 2020年後半の米国大統領選挙の行方を不安視
● 世界的な金融緩和政策により株価が割高な水準まで値上がりしていた
世界経済を引っ張っているアメリカも例外ではなく、急きょ政策金利を1%も下げるなど、経済的な打撃を少しでも抑えようと努力している状況です。
アメリカを含む世界各国で経済活動の自粛が続いている状況で経済へのダメージは計り知れません。今後、世界各国の中央銀行は新型コロナウィルスを理由として、追加の金融緩和を拡大し続ける可能性が極めて高くなってきていると考えられます。
住宅ローンの金利に影響を与えるのは株価よりも市場金利ですが、株価暴落と共に日本の長期金利も大幅に低下しています。長期金利などの市場金利が低下すると住宅ローンの金利も低下傾向になりますので、これから住宅ローンを借りようとしている人や、変動金利で住宅ローンを借りている人にとっては朗報とです。
この新型コロナウィルスがきっかけてリーマンショック以来の不景気に突入するリスクが高まっている状況ですし、政府日銀は金融緩和に踏み切るしかない状況です。もはや「やる」「やらない」の議論はテーブルにはなく「どこまでやるか」が議論されている状況ですが、住宅ローンの金利を占うという意味では、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」でプラス0.1%からマイナス0.1%程度の幅を目標としているとされるマイナス金利の深堀(マイナス0.1%以上の金利誘導を行うか)が実施されるがポイントです。
ただし、日本の長期金利は既に低金利が続いていますし、これ以上の金利引き下げは金融機関の業績に大きな影響を与えすぎるほどでほぼ限界まで到達しています。現在の金利水準はこれ以上大きく下落する余地がありませんので、住宅ローン金利が引き下げられても、その幅はそれほど大きくはならないでしょう。
日本の金利は世界的にも断トツで低く、現時点ではアメリカのように利上げをどんどん進めていくことも難しい環境にあります。少子高齢化・労働者人口の減少・消費税増税・オリンピック実施とその反動などなどあげたらキリがないほどです。
今回の株式市場の乱高下と債券(金利)市場が低位で推移していますが、日本の長期金利自体は下がりきっている状況ですので、住宅ローンの金利は多少の経済の混乱ではほとんど影響を受けない状況と言えます。
ここまで金利が低下していると住宅ローンの借り入れや借り換えを前向きに検討すべきタイミングと言えますが、何よりも数ある住宅ローンの中から、自分の考えにあった商品スペック・低金利の住宅ローンをしっかり選ぶという意識を持つことの方が重要になってきていると言えそうです。
変動金利 | 備考 | |
---|---|---|
auじぶん銀行 | 年0.434%(全期間引下げプラン・物件価格の80%以内で新規借り入れの場合) ・新規借り入れ(※1) | がんと診断されるだけで住宅ローン残高が半分になる保障とすべてのケガや病気を保障する全疾病保障が無料で付帯。保証料も無料(審査の結果で保証会社を利用することになった場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途支払う保証料はありません)。 |
SBI新生銀行 | 年0.410% | すべてのケガや病気による介護保障が無料で付帯。 ※自己資金10%以上の場合 |
住信SBIネット銀行(WEB申込コース)※2 | 年0.448%(通期引下げプラン) | すべてのケガや病気を保障する全疾病保障が無料で付帯。保証料も無料。 |
PayPay銀行※4 | 年0.420%(全期間引下型・キャンペーン適用時) | 変動金利タイプの金利の低さに注目。 個人事業主・自営業、同族企業にお勤めの方は申込不可。 |
住信SBIネット銀行の住宅ローン(対面)※3 | 年0.448%(通期引下げプラン) | 通常の団体信用生命保険、全ての病気やケガに備える全疾病保障に加え、お借入時のご年齢に応じてガン診断時給付を含む3大疾病保障特約(50%)を基本付帯 |
ソニー銀行 | 年0.647%(新規購入) (変動セレクト) | 2023年11月1日以降、物件の購入価格を超えて借り入れる場合は金利が年0.05%上乗せになります(新規購入時)。
がんと診断されるだけで住宅ローン残高が1/2になる疾病保障が無料付帯。 |
みずほ銀行ネット住宅ローン | 年0.375%~ | メガバンクのみずほ銀行がネット限定の低金利住宅ローンを提供中。50歳まで年0.1%の上乗せでがん団信に加入可能。 |
イオン銀行 | 年0.530%(金利プラン) | イオングループでの買い物が5%引きになるサービスがセット。保証料も無料。2024年12月の適用金利。 |
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