公開日: 2026年7月31日

【重要】SBI新生銀行の「ステップダウン金利」は、現在、新規のお取り扱いを終了しています(2026年7月時点・公式サイトで確認)。あわせて、かつてこの商品に付帯していた「安心保障付団信(介護保障)」も新規申込を終了しています。
この記事では、ステップダウン金利がどのような住宅ローンだったのかを記録として振り返るとともに、「将来の返済負担を軽くしたい」「固定金利の安心感がほしい」という同じ願いを、いまのSBI新生銀行の商品でどう叶えられるかを家族目線で解説します。
目次
SBI新生銀行は、旧日本長期信用銀行を前身とし、2021年にSBIグループ入りして2023年1月に現在の社名へ変更された銀行です。個人向けサービスに力を入れており、住宅ローンでも独自色のある商品を展開してきました。
その代表格が、2017年から取り扱われていた「ステップダウン金利」です。これは、契約から10年経過後、5年ごとに金利が段階的に下がっていく長期固定型の住宅ローンでした。
例えば借入期間を35年に設定した場合、最初の10年間は当初の金利が適用され、その後は5年ごとに金利が段階的に引き下げられ、最終的に31年目から35年目には当初金利の約半分にまで下がる設計でした。世の中の金利動向に関係なく、将来の金利低下が契約時点で確定しているという、他行には見られないユニークな仕組みです。
お子さまの大学進学や定年後など、収入や支出が変化する時期に返済額が自動的に軽くなっていくため、子育て世帯のライフプランと相性のよい商品として人気がありました。しかし、現在は新規の申し込みができません。ポイント付与特典(Tポイント・dポイント)は2024年1月19日契約分で終了し、その後、ステップダウン金利そのものも新規取扱を終えています。
新規取扱の終了は、これから申し込む方が利用できなくなったという意味であり、すでに契約済みの方のローン条件(段階的な金利引き下げのスケジュール)が変わるものではありません。ご返済中の方は、契約時に確定したスケジュールに沿って返済が続きます。
ご自身の適用金利や今後の引き下げ時期を確認したい場合は、住宅ローンマイページやパワーコール(住宅ローン専用)で確認できます。※個別の契約内容については必ずSBI新生銀行へ直接ご確認ください。
ステップダウン金利が支持された理由は、大きく2つありました。①固定金利の安心感と、②教育費のピークや老後など、将来の返済負担が軽くなる見通しです。現在のSBI新生銀行の商品でこの2つに近づける方法を整理します。
| ステップダウン金利で叶えたかったこと | 現在の選択肢 | ポイント |
|---|---|---|
| 完済まで金利が変わらない安心感 | 長期固定金利(21〜35年) | 契約時の金利が完済まで継続。金利上昇局面でも返済額が変わらない |
| 教育費のピーク時に返済負担を軽くする | 一部繰上返済(手数料0円・1円から) | 余裕のある時期に繰り上げて、教育費がかかる前に元本を減らしておく |
| 当初の返済額を抑える | 変動金利・当初固定金利 | スタートの金利水準は低いが、将来の金利変動・固定期間終了後の見直しに備えが必要 |
参考までに、2026年7月のSBI新生銀行の主な金利(新規借入・2026年7月1日現在)は以下のとおりです。
| 金利タイプ | 通常金利 | 自己資金優遇金利※ |
| 変動金利(半年型) | 年1.080% | 年1.060% |
| 当初固定10年 | 年2.950% | 年2.930% |
| 長期固定 21-25年 | 年3.750% | 年3.730% |
| 長期固定 26-30年 | 年3.800% | 年3.780% |
| 長期固定 31-35年 | 年3.900% | 年3.880% |
※自己資金優遇金利は、借入金額が物件購入価格・建築請負価格の合計の90%以内の方が対象(お借り換えは対象外)。金利は毎月見直されるため、最新の金利は必ず公式サイトでご確認ください。
ステップダウン金利に付帯していた「安心保障付団信(介護保障)」は、新規申込を終了しています。死亡・高度障害に加えて一定の要介護状態も保障するユニークな団信でしたが、これから申し込む方は利用できません。
現在のSBI新生銀行で選べる団信は、次のようなラインナップです(2026年7月時点)。
・一般団信(保険料0円):死亡・所定の高度障害状態を保障
・全疾病保障付団信(上乗せ金利0円・2026年3月取扱開始):すべての病気やケガ(所定の条件)による就業不能状態に備えられる保障が、金利上乗せなしで付けられます
・ガン団信:がんと診断された場合の保障を上乗せできるタイプ
介護保障の団信はなくなりましたが、上乗せ0円で全疾病保障まで付けられる現在のラインナップは、働き盛りの子育て世帯にとってむしろ手厚い備えといえます。保障内容・加入条件の詳細は公式サイトでご確認ください。
ステップダウン金利の時代には事務手数料110,000円(税込)の定額型がありましたが、現在のSBI新生銀行の住宅ローンの事務手数料は借入金額×2.20%(税込)の定率型です(旧・定額型は現在取扱がありません)。
一方で、保証料0円・一部繰上返済手数料0円(1円から・いつでも何度でも)という諸費用面の分かりやすさは健在です。繰上返済に手数料がかからないため、「余裕のある時期に少しずつ元本を減らして、教育費のピークに備える」という、ステップダウン金利に期待されていた使い方に近い返済設計を、ご家庭のペースで実現できます。
Q. ステップダウン金利はもう申し込めませんか?
A. 申し込めません。新規のお取り扱いは終了しています(2026年7月時点)。類似の「金利が段階的に下がることが確定している」商品は他行でも一般的ではないため、同じニーズには長期固定金利+計画的な繰上返済の組み合わせなどで近づけるのが現実的です。
Q. 返済中のステップダウン金利はどうなりますか?
A. 契約時に確定した金利引き下げスケジュールがそのまま続きます。新規取扱の終了によって、既存契約の条件が変わることはありません。詳細はご自身の契約内容をSBI新生銀行にご確認ください。
Q. 借り換えでステップダウン金利のような効果は出せますか?
A. 「将来の返済額を段階的に下げる」ことを契約で確定させる商品は選べませんが、金利タイプの見直しや借入残高・期間に応じた借り換えで総返済額を抑えられる場合があります。SBI新生銀行は借り換えにも対応しているので、シミュレーションで比較してみましょう。
SBI新生銀行のステップダウン金利は、「固定金利の安心」と「将来の負担減の確定」を両立した貴重な商品でしたが、現在は新規取扱を終了しています。安心保障付団信(介護保障)も新規申込を終えています。
ただ、この商品が応えようとしていた「家計の将来に無理をさせない」という考え方は、いまのSBI新生銀行でも実現できます。長期固定金利で返済額を確定させる、手数料0円の繰上返済で教育費のピーク前に元本を減らす、上乗せ0円の全疾病保障付団信で万一に備える——こうした組み合わせが、2026年の金利上昇局面における現実的な選択肢です。
まずは公式サイトのシミュレーションで、ご家庭の借入額・期間での毎月返済額を確認してみてください。
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