公開日: 2026年7月25日 更新日: 2026年8月4日

三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・三井住友信託銀行・大手地銀・ネット銀行と日本には数多くの金融機関がありますが、日本でもっとも住宅ローン残高が多い(住宅ローンを貸し出している)金融機関は「三菱UFJ銀行」です。
※「住宅ローン残高」とは、その金融機関が個人に対して融資している住宅ローンの総額を指します。具体的には、銀行などの金融機関が住宅購入やリフォームなどを目的に貸し出した資金のうち、まだ返済が完了していない全てのローンの合計残高です。
三菱UFJ銀行は、三菱UFJフィナンシャル・グループの中核を担う日本最大のメガバンクです。
国内外に幅広いネットワークを持ち、個人向けの銀行業務から法人向けの金融サービス、国際的な事業まで幅広く展開しています。さらに三菱UFJ銀行では、預金、融資、投資、資産運用など多岐に渡るサービスを提供し、信頼性と安定性の高さが特徴です。
マイホームを考えるご家庭にとって、「どの銀行が多くの融資を提供しているか」は気になるポイントのひとつです。銀行ごとに融資残高の規模は異なり、規模が大きい銀行ほど信頼性やサービスの充実度が高いと受け止める方も多いでしょう。とはいえ、住宅ローンは家族が何十年もつき合っていく借り入れですから、残高の大きさだけでなく、金利・団信・手続きのしやすさもあわせて見ていくことが大切です。
この記事では、三菱UFJ銀行などの大手銀行が公表するIR情報・ディスクロージャー誌を参照して主要金融機関の住宅ローン残高を調査してみました。
※ランキングとして表示しているのは「三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行・三井住友信託銀行」の5つの主要銀行のみです。それ以外の金融機関は、近年人気を集めているネット銀行などの住宅ローン残高を参考までに紹介しています。
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行・三井住友信託銀行の5行が、国内の住宅ローン利用者が多い銀行トップ5です。
まず初めに2023年3月期末の残高ランキングです。
| 住宅ローン残高 2023年3月末時点 (億円) |
|
|---|---|
| 三菱UFJ銀行 | 139,177 |
| 三井住友銀行 | 110,142 |
| 三井住友信託銀行 | 104,615 |
| りそな銀行 | 84,990 |
| みずほ銀行 | 77,717 |
| ドコモの銀行 | 52,959 |
| ソニー銀行 | 29,926 |
| SBI新生銀行 | 11,117 |
1位は三菱UFJ銀行、2位は三井住友銀行です。
このランキングからも、三菱UFJ銀行が最も多くの住宅ローン残高を有していることがわかります。
また、ドコモの銀行(旧・住信SBIネット銀行)がネット銀行としてはトップの6位に位置しており、ネット銀行の中でも住宅ローン市場での存在感を示しています。
三井住友信託銀行が大きく残高を増やしている理由は、子会社のネット銀行である住信SBIネット銀行が代理店として三井住友信託銀行の住宅ローンを販売しているためです。
住宅ローン業界におけるネット銀行の躍進は目覚ましく、逆に大手銀行の住宅ローン残高の減少は、ネット銀行に住宅ローン利用者が流れていることの表れともいえます。
親会社の住宅ローン残高を押し上げているドコモの銀行はもちろん、ソニー銀行やSBI新生銀行も堅調に残高を伸ばしていることからも、その傾向がうかがえますね。
ご家庭の目線でいえば、残高が多い銀行=多くの家族に選ばれてきた銀行ともいえます。ただし「みんなが選んでいるから安心」で決めてしまうと、金利や団信の面でわが家に合った選択を逃すこともあります。次に、いま(2026年)の金利環境を確認しておきましょう。
2016年に導入された日銀のマイナス金利政策により、住宅ローン金利は過去に例を見ないほどの低水準となり、多くの人が借り換えを行いました。そのため「借り換えブームは一巡した」と言われがちですが、実際にはいまだ多くの人が高めの金利のままローンを放置しているのが現実です。
特に、2018年以前に借入をした人の中には、当時の金利水準のまま返済を続けているケースも多く、金利の差によって数十万円〜数百万円単位で総返済額が変わる可能性があります。
2024年3月に日銀はマイナス金利政策を解除し、政策金利は17年ぶりにプラス圏へ転じました。その後も日銀は段階的に利上げを進め、2026年6月には政策金利を1.0%程度に引き上げています(1995年以来およそ31年ぶりの水準)。これにより、住宅ローンの金利は以前よりも上昇圧力がかかりやすい局面に入っています。
もっとも、それでも歴史的に見れば金利はなお低い水準にあります。当社編集部が2026年7月に主要14の金融機関の公式サイトを実際に確認したところ、変動金利(借り換え・2026年7月時点)は主要行でおおむね年1%前後(ドコモの銀行0.950%・三菱UFJ銀行0.995%・SBI新生銀行0.990% など)でした。かつての0.3〜0.5%台と比べると水準は切り上がっていますが、借り換えによって毎月の返済や総返済額を見直せる余地は依然として十分にあるといえます(当社調べ・各行公式サイトを2026-07-01に確認。最新の金利は各金融機関の公式サイトでご確認ください)。
借り換えを検討するなら、以下のステップで始めましょう。
現在の住宅ローンの情報(残高・残期間・金利)を確認
複数の金融機関の最新金利と条件を比較
借り換えシミュレーションを実施
諸費用(事務手数料・保証料など)を含めた総返済額で比較
ネット銀行などでは借り換え専用の低金利商品も用意されています。とくに、ドコモの銀行、楽天銀行、auじぶん銀行などは、借り換えニーズに積極的です。諸費用まで含めて比べたいときは、事務手数料や団信の内容がわかりやすいSBI新生銀行なども、検討に値する選択肢のひとつです。
金利の損得だけでなく、これからのライフイベントと家計のゆとりもあわせて考えると、わが家に合った見直しがしやすくなります。
住宅ローンは一度組んだら終わりではありません。「借りた後の見直し」こそが家計を改善する鍵です。
金利が上昇していく可能性がある局面では、いまのうちに借り換えで金利や返済額を見直しておくことが、家計の安心につながるケースも多いでしょう。
「毎月の返済がきつい」「この先の金利が不安」「保障内容を充実させたい」というご家庭は、ぜひ一度、借り換えの検討をしてみてください。ご家族の将来設計に無理のない返済計画を、いまのうちに整えておくことが大切です。
Q. 住宅ローン残高が多い銀行を選べば安心ですか?
A. 残高が多い銀行は、それだけ多くのご家庭に選ばれてきた実績があり、信頼性やサービスの充実度をはかる目安にはなります。ただし、残高の大きさと「わが家にとっての借りやすさ・返しやすさ」は別問題です。金利・団信・諸費用・手続きのしやすさもあわせて比較して選びましょう。
Q. 大手銀行とネット銀行、家族で借りるならどちらがよいですか?
A. 一概には言えません。対面での相談を重視するなら店舗網のある大手銀行、金利や手数料を抑えたいならネット銀行が向く傾向があります。共働きで来店が難しいご家庭はオンライン完結型、住宅ローンに不安が大きいご家庭は相談できる窓口があると安心です。SBI新生銀行のように店舗とオンラインの両方に対応する銀行もあります。
Q. 借り換えをすると、どのくらい家計は変わりますか?
A. 借入残高・残りの返済期間・金利差によって効果は大きく変わります。一般に「残高が多い・残期間が長い・金利差が大きい」ほどメリットが出やすいとされます。まずは複数行のシミュレーションで、諸費用を含めた総返済額を比べてみることをおすすめします。数値は各金融機関の公式サイトでご確認ください。
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