公開日: 2026年7月16日

みずほ銀行は、2002年に第一勧業銀行・富士銀行・日本興業銀行が合併して誕生したメガバンクです。全国の都市部を中心に幅広い店舗網を備え、住宅ローンでも多くのご家庭に選ばれてきた身近な銀行です。
みずほ銀行は、比較的早い段階からネット専用の住宅ローン(みずほネット住宅ローン)を取り扱っていて、インターネットを活用した住宅ローンの提供に積極的です。正式審査の申し込みから借り入れまで来店不要で完結するため、共働きで平日に銀行へ行く時間を取りにくいご家庭でも手続きしやすいのが特徴です。
また、メガバンクの中で最も経費率が高く利益が出にくい体質と言われていたことがあり、店舗の統廃合やリストラを進めてきた歴史もあります。住宅ローンに関しても例外ではなく2018年3月には一部地方からの住宅ローンサービスからの撤退を発表し、リアルからネットへの転換を積極的に進めています。
例えば、ネット銀行の住宅ローンのようにインターネットで住宅ローン契約が完結する電子契約にも対応しています。他にもワイド団信、がん団信など保障の選択肢を用意し、”ネット住宅ローン専用の金利”を店頭より引き下げた水準としてネット銀行に対抗しています。
みずほ銀行のネット住宅ローンの変動金利は、2026年7月適用分で年1.025%(ローン取扱手数料型・最大引き下げ後)と、メガバンクとしてはネット銀行に近い水準です。10年固定(固定金利選択方式)は年3.200%(2026年7月適用・最大引き下げ後)で、2026年7月は大手行の10年固定に引き下げの動きが見られました。金利は毎月見直されるため、最新の適用金利は必ず公式サイトでご確認ください。
ただし、最大引き下げ後の金利が適用されるのは、住宅ローンの審査で最もよい結果が出たときです。審査に通っても、審査の結果によっては高い金利でしか借りられない可能性があります。
また、がん保障などの疾病保障は金利上乗せや保険料の負担が必要になるので、保障まで含めた総合力では、疾病保障が無料で付帯するネット銀行等ともよく比較したいところです。
人生の中で最も大きい買い物であるマイホームと、マイホームを購入するために利用する住宅ローンは、返済が30年を超えることもあります。お子さまの成長や教育費のピークとも重なる長いお付き合いになるからこそ、できるだけ信頼できる銀行を選びたいものですが、みずほ銀行の住宅ローンの安心感は間違いないでしょう。

子育て世帯にとって心強いのが、みずほ銀行の「ライフステージ応援プラン」です。産休・育休による収入の減少や、お子さまの進学による教育費の増加といったライフイベントに応じて、返済額を増減できます(変更手続き1回あたり5,500円・減額には下限があり、みずほ銀行所定の審査があります)。
教育費のかかる時期は返済を抑え、家計に余裕のある時期に増やすといった調整ができるのは、返済が長期にわたる子育て世帯には実用的な仕組みです。利用条件の詳細は公式サイト・店舗でご確認ください。
みずほ銀行に限らず、メガバンク・地銀の住宅ローンに共通するデメリットとして、住宅ローン金利や保証料が審査結果で変動することがあります。つまり、審査結果が出るまで月々の住宅ローン返済額が確定しません。
みずほ銀行の住宅ローンの場合、審査の結果で金利が変わります。また、審査結果によっては希望の金利プランが利用できない可能性もあると明記されています。本審査が終わるまで適用金利が分からないというデメリットを回避するには、他行の住宅ローンにも申し込んでおき、みずほ銀行から想定どおりの金利が提示されなかった場合の選択肢を用意しておくと、家計の計画も立てやすくなります。
ネット専業銀行や地銀の一部では、がんなどを保障する疾病保障が住宅ローンに無償で付帯されるものが増えていて、住宅ローン業界の潮流は「金利は安く疾病保障は無料で付帯」となっています。
みずほ銀行では、一般団信は上乗せ金利なしで加入できますが、がん団信は年0.100%の金利上乗せ、健康上の理由がある方向けのワイド団信は年0.300%の上乗せが必要です。8大疾病に備える「ローン返済支援保険」は金利上乗せ方式ではなく、保険料を毎月別途支払うタイプです(2026年7月時点・みずほ銀行公式)。
| 保障の種類 | 負担 | 備考 |
|---|---|---|
| 一般団信 | 上乗せなし | 死亡・所定の高度障害で残高0円 |
| がん団信 | 年0.100%上乗せ | 所定のがんと診断確定で残高0円 |
| ペアローン団信 | 年0.200%上乗せ(お二人とも) | どちらかの万一でお二人とも残高0円 |
| ワイド団信 | 年0.300%上乗せ | 健康上の理由で一般団信等に加入できない方向け |
| ローン返済支援保険(がん・7大疾病) | 保険料を毎月別払い | 金利上乗せ方式ではなく途中での見直しがしやすい |
保険料を別払いするタイプは、教育費など家計の状況に合わせて保障を後から見直せる柔軟さがある一方、「無料で付帯」ではない点は覚えておきましょう。
| 変動金利 | 10年固定 | 特徴 | |
|---|---|---|---|
| SBI新生銀行 | 年0.990%(金利優遇プログラム適用時)※1 | 年3.030%(自己資金優遇金利) | SBI新生銀行の住宅ローンは、団体信用生命保険の内容を重視する人にとって、非常にコストパフォーマンスの高い住宅ローンです。 |
| PayPay銀行 | 年1.330%(全期間引下型) | 年2.870%(当初期間引下型) | 変動金利タイプの金利の低さに注目。 |
| ソニー銀行 | 年1.347%(新規購入) (変動セレクト住宅ローン) | 年3.413% (固定セレクト住宅ローン) | がんと診断されるだけで住宅ローン残高が1/2に減額! ※2023年11月1日以降、物件の購入価格を超えて借り入れる場合は金利が年0.05%上乗せになります(新規購入時)。 |
なお、SBI新生銀行は上乗せ金利0円の「全疾病保障付団信」(2026年3月開始)を用意しており、保証料や一部繰上返済手数料も0円と諸費用がわかりやすいため、保障と費用のバランスを重視するご家庭には比較候補になります(2026年7月時点・SBI新生銀行公式)。
みずほ銀行のネット住宅ローンは電子契約に対応しており、紙の契約書に貼る収入印紙(印紙税)が不要です。印紙税は借入額に応じて次のようにかかるため、電子契約なら数万円の節約になります。
500万円を超え1千万円以下 1万円
1千万円を超え5千万円以下 2万円
5千万円を超え1億円以下 6万円
1億円を超え5億円以下 10万円
一方で、手続きの内容によっては手数料がかかります。固定金利選択方式への切り換えは店舗手続きで11,000円(みずほダイレクト[インターネットバンキング]なら無料)、一部繰上返済もみずほダイレクトなら無料ですが店舗では33,000円です(2026年7月時点・公式商品概要)。手続きはできるだけインターネットで行うのが節約のコツです。最新の手数料は公式サイトでご確認ください。
「ライフステージ応援プラン」を利用すると、産休・育休時の収入減少や教育費の増加に応じて返済額を増減できます。変更手続き1回あたり5,500円がかかり、減額できる金額には下限(所定の審査あり)があります。産休に入る前に、家計の見通しとあわせて店舗・公式サイトで相談しておくと安心です。
みずほ銀行にはペアローン利用者向けの連生団信(ペアローン団信)があり、どちらかに万一のことがあった場合にお二人とも住宅ローン残高が0円になります(一般団信型・がん団信型とも年0.200%の上乗せ・お二人とも)。共働きの収入を前提に借りるご家庭では、片方の収入が途絶えたときに残された側へ返済が重くのしかかるのがペアローンの弱点なので、連生型の団信は検討する価値があります。
固定金利選択方式の固定期間が終了すると、変動金利方式か固定金利選択方式かを選び直します。特に申し出がない場合は変動金利方式に切り換わります。再び固定を選ぶ場合は切換手数料(店舗11,000円・みずほダイレクトなら無料)がかかる点も、固定期間終了のタイミングで覚えておきたいポイントです。
以上、みずほ銀行の住宅ローンのメリット・評判、デメリットについて確認をしてきましたが、みずほ銀行の住宅ローンの最大のウリは、やはりメガバンクの安心感と、来店不要で完結するネット住宅ローンの利便性でしょう。
一方で、適用金利が審査結果で変わる点や、疾病保障が有料である点は、家計にゆとりを持って返し続けたいご家庭ほど事前に確認しておきたいポイントです。金利・保障・手数料を総合して、ご家族のライフプランに合う1本を複数行の比較から選んでください。
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