公開日: 2026年7月21日

この記事ではみずほ銀行の住宅ローンの審査基準について解説しています。当たり前の話ですが、みずほ銀行はこれまで多くの人に住宅ローンを貸し出してきた実績があります。最近はネットから申し込むことでお得な条件で借り入れ可能なネット専用の住宅ローンに力を入れています。タイミングによってはネット銀行の住宅ローンとそん色ない水準の低金利の住宅ローンを提供していることもあります。
大手銀行はネット銀行に住宅ローン利用者を奪われ続けており、その流れを止めるために住宅ローンの低金利化に踏み出しています。金利引き下げ競争が進んだ結果、変動金利タイプであればネット銀行に近いぐらいの金利で住宅ローンを提供しています。
例えば、変動金利タイプは他のメガバンクや地方銀行などの大手銀行の中で魅力的な金利なのはもちろん、ネット銀行と比較してもそん色ない金利水準で提供されています。
なお、このページでは、みずほ銀行の住宅ローンの審査基準について解説しています。住宅ローンの商品説明書を確認しながら、記載されている審査基準や利用条件について、みずほ銀行の住宅ローンの審査が甘いのか・厳しいのか、また、仮に審査が厳しいとして、どのようなポイントに注意すべきかを解説しています。
なお、みずほ銀行ではさらに追加で住宅ローンのキャンペーンなどを実施していることもあります。この記事では最新のキャンペーンや金利情報にはあまり触れていませんので、みずほ銀行の住宅ローンの最新情報について詳しく知りたい人は、こちらのページや以下のページで確認しておくようにしてください。
上記はみずほ銀行のネット住宅ローンの商品説明書から抜粋した審査基準(利用条件)の一部です(2026年7月時点の公式商品概要で確認)。次に、上記の各項目に記載されている点について詳しく確認していきましょう。
みずほ銀行のネット住宅ローンは満18歳以上71歳未満の人が利用できます。また、完済は満81歳未満までに行う必要があります。この年齢基準は標準的な条件で特段の特徴はありません。
住宅ローンの返済期間は一般的に35年が最長です。完済時年齢が満81歳未満と定められているため、最長の35年ローンを組むには借入時の年齢が46歳未満である必要があります。お子さまの教育費と返済が重なる期間を短くしたいご家庭は、返済期間と定年時期のバランスもあわせて考えておきましょう。
なお、みずほ銀行の住宅ローンには疾病保障を付帯することができますが、保障を利用できる年齢は別途定められています。2026年7月時点の公式サイトでは、がん団信は融資実行日時点で「満18歳以上51歳未満」、8大疾病補償(ローン返済支援保険)は「56歳未満」が上限とされています。一般団信に加えて疾病保障の付帯を考えている人は、住宅ローンの年齢条件だけでなく、団信(疾病保障)の年齢条件にも気を付けるようにしましょう(最新の条件はみずほ銀行公式サイトでご確認ください)。
みずほ銀行のネット住宅ローンは、一般的な住宅ローンと同様に団体信用生命保険(団信)への加入が必須です。団信は、生命保険の1つで、団信に加入するためには健康状態や病気の治療状況を保険会社に対して告知して、加入審査を経て加入することになります。
そのため、健康状態や病気の治療状況によって団信に加入できないケースがありますが、みずほ銀行では一般の団信に加入できない人のために、加入条件を緩和したワイド団信も取り扱っています(保証料のお支払方式に応じた金利に年0.3%上乗せ・2026年7月時点の公式商品概要で確認)。
ワイド団信の引受保険会社は金融機関ごとに異なるため、他の銀行でワイド団信の加入を断られてしまった場合でも、別の銀行では加入できる可能性があります。「ワイド団信の加入審査を複数の保険会社に行ってもらう」という観点から、みずほ銀行の住宅ローンを申込先の候補に追加することも検討する価値があります(引受保険会社などの詳細は公式サイトでご確認ください)。
みずほ銀行のネット住宅ローンの商品概要の説明では、「安定した収入のある方」としか記載されておらず、具体的な年収基準を明記していませんので、申し込んでみるしかないのですが、原則としては、一般的な住宅ローンで求められる年収300万円以上・勤続年数3年以上を目安として考えて申し込むことをおすすめします。
仮に「年収300万円未満」で「勤続年数3年未満」の場合は、みずほ銀行の住宅ローンと同時にいくつかの住宅ローンに申し込んでおくことをおすすめします。例えば、利用条件で年収基準を明確に示している以下の住宅ローンは、並行して申し込む候補としておすすめです(いずれも2026年7月に各社公式サイトで確認。最新は各社公式でご確認ください)。
| 住宅ローン | 年収に関する基準 | 備考 |
|---|---|---|
| イオン銀行 | 前年度年収100万円以上 | 給与所得者・会社経営者の場合(個人事業主は前年度所得100万円以上) |
| auじぶん銀行 | 前年度年収200万円以上 | 自営業の場合は申告所得200万円以上 |
| フラット35(SBIアルヒなど) | 年収の下限基準なし | 年収に占める総返済負担率(年収400万円未満30%以下・400万円以上35%以下)で判断 |
みずほ銀行の住宅ローンには連帯債務型の住宅ローンなど、一部の特殊な条件での借入を除けば保証人は不要ですが、みずほ銀行が指定する保証会社の保証を受けられることが利用条件なので、保証会社の審査を通過する必要があります。
また、保証会社には保証料を支払う必要があり、一括前払いする方式のほか、保証料を前払いしない方式(金利上乗せ型=年0.2%の金利上乗せ)で支払うこともできます。
保証料の具体的な金額は「借入期間」「返済方法(元利均等返済・元金均等返済)」や審査結果により大きく異なります。具体的な保証料額は、みずほ銀行公式サイトの保証料に関する案内やシミュレーションでご確認ください。
なお、「保証料を前払いしない方式(ローン取扱手数料型)」という方式の場合、別途、保証料を支払う必要は無く、事務費用相当のローン取扱手数料として借入金額の2.20%(税込)を支払うことになります。
日本国籍があるか永住権を持っている外国人が利用できることになっています。この基準も一般的と考えて問題ありません。
投資用物件(賃貸用)での利用は行えず、本人が住むための住宅購入の資金として利用できます。ご自身が住むためであってもセカンドハウス・別荘は融資対象外で、その場合は「みずほセカンドハウスローン」などを利用することができます。
みずほ銀行のネット住宅ローンは1億円までの融資に対応しています。1億円を超える借り入れを希望する場合は、店頭申込タイプの「みずほ住宅ローン」が50万円以上3億円以内(2026年7月時点の公式商品説明書で確認)に対応しているため、店舗で相談する方法があります。
また、高額の借り入れでは団信の引受可否も個別の確認が必要になるため、1億円以上の借り入れを希望する場合は、高額融資に対応する他の住宅ローンもあわせて選択肢に加えることをおすすめします(借入上限額は各社公式サイトでご確認ください)。
| ソニー銀行 | 住信SBIネット銀行 | auじぶん銀行 |
借入期間(返済期間)についても大きな特徴はありません。一般的な住宅ローンと同じように、借り入れ可能期間は1年以上35年以内(1年単位)です。
ただし、当初期間固定金利方式(固定金利選択方式)は2年以上35年以内で、借入期間全ての金利を固定できる全期間固定金利方式は11年以上35年以内となっています。
| 正社員 | 契約社員・派遣社員 | 自営業・個人事業主 | 会社役員・社長 | |
|---|---|---|---|---|
| 保険証 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 住民票 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 源泉徴収票 | ○ | ○ | ○ | |
| 住民税決定通知書 | ○ | ○ | ||
| 会社の決算書2期分(勘定科目内訳明細書を含む) | ○ | |||
| 確定申告書2年分(付表を含むすべての申告書類) | ○ | ○(確定申告をしている場合) | ||
| 所得税の納税証明書1年分 | ○ | ○ | ||
| 物件に関する書類 | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 借り換えに関する書類(返済予定表) | ○ | ○ | ○ | ○ |
みずほ銀行に限らず、個人事業主・自営業、会社役員・社長の場合、銀行から求められる提出書類の種類が多くなります。なお、みずほ銀行では決算書・確定申告書を2年分提出する必要があります。
他のメガバンクでは決算書・確定申告書について3期(3年)分の提出を求められる場合もあるので、自営業や会社オーナーの人にとって、みずほ銀行の住宅ローンは書類のボリュームが比較的少なく準備しやすいと言えるでしょう(各行の必要書類は公式サイトでご確認ください)。
みずほ銀行の住宅ローン金利は審査結果で適用する金利を決定しています。そのため、住宅ローンの審査が完了しないと、その人に対して適用する住宅ローン金利が決まりません。これは、みずほ銀行だけではなく、メガバンク、地銀などでは一般的な仕組みです。
みずほ銀行の場合、審査の結果によって適用される金利(引き下げ幅)が変わることがあります。ご自身に適用される金利は、審査完了後の提示条件で確認しましょう。
みずほ銀行の住宅ローン審査期間の目安は
| 仮審査・AI事前診断 | 最短当日から3日 |
| 本審査 | 2週間から3週間 |
とされていますが、仮審査、AI事前診断の申し込みから融資完了まで1ヵ月強の時間がかかると考えておくと良いでしょう。(繁忙期は除く)なお、AI事前診断は借入金額が1億円を超える場合は利用できないため、その場合は直接正式審査に申し込むことになります。
みずほ銀行では、ペアローン利用者向けの連生団信(ペアローン団信)が用意されています。あらかじめ選んだ団信の種類(一般団信またはがん団信・お二人とも同一商品)に応じて所定の金利が上乗せされる仕組みで、夫婦どちらかに万一のことがあった場合の備えを厚くできます。子育て中のご家庭では特に検討する価値のある選択肢です(詳細な条件・上乗せ幅は公式サイトでご確認ください)。
2026年7月時点の公式サイトでは、がん団信は融資実行日時点で満18歳以上51歳未満、8大疾病補償(ローン返済支援保険)は56歳未満とされています。疾病保障は住宅ローン契約時にしか加入できないもの(がん団信は中途加入不可)もあるため、教育費のかかる時期に病気で収入が途絶えるリスクに備えたいご家庭は、申し込み時にあわせて検討しましょう。
審査には落ちる可能性もあるため、条件の近い住宅ローンを複数併願しておくと、万一のときも住宅購入のスケジュールに影響が出にくくなります。本文で紹介したとおり、年収基準を明示している銀行やフラット35を組み合わせるのが定石です。なお、SBI新生銀行のように仮審査がなく本審査のみで手続きが完結する銀行もあり、審査書類の準備が一度で済む点で併願先の候補になります。
みずほ銀行の住宅ローンの審査基準を確認してきました。商品概要を確認する限りでは、みずほ銀行の住宅ローンが特段厳しい審査を行っているとは言えません。
首都圏を中心に営業しているメガバンクなので、都市部向けの住宅ローンになっている傾向はありますが、メガバンクとして、幅広い人が利用しやすい住宅ローンを提供していて、過剰に厳しい審査基準で審査が行われていると身構える必要は無いでしょう。
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