長期金利が3年ぶりの水準に低下/住宅ローン金利は引き下げへ

2019年8月15日

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長期金利が3年ぶりの水準に低下/住宅ローン金利は引き下げへ

長期金利の低下に歯止めがかからず、8月13日の債券市場において長期金利は3年ぶりに低い水準であるマイナス0.24%となりました。

このマイナス0.240%は3年前の夏にマイナス金利政策が導入された後の最も低い水準であり、長期金利の動向から目が離せません。

2018年末の米中貿易戦争の激化以降、金利が低下し、住宅ローン金利も低下を続けていますが、3年ぶりの金利水準となったことで9月も住宅ローン金利を引き下げる金融機関が増えそうです。

また、注目したいのが長期金利がどこまで下がるのかという点です。マイナス0.240%という金利水準は3年前に長期金利が下がり金融機関の収益に大きなダメージが出たために日銀が「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入した際の水準です。

 

直近の長期金利の動向(日本)

米中貿易戦争の激化を背景にした米国の景気先行き不透明感、FRBにより10年ぶりの利下げで金利は一段と傾向でしたが、8月1日にトランプ大統領が急遽、対中制裁関税第4弾を発表したことでさらに金利が低下しています。

冒頭でも触れましたが、マイナス0.240%という金利水準はマイナス金利政策下での最低水準の金利です。特異なことが発生していると考えることが重要でしょう。

2019年7月および8月の長期金利の推移

引用;日本相互証券株式会社

 

 

長期金利のこの1年の動向

長期金利は2018年12月までは0.02%を下限とした推移をみせてきましたが、12月上旬の世界的な株価急落でその下限を突破、マイナス金利に再突入しました。

2019年初めにプラス圏内に戻りましたが、1月半ばからはマイナス金利が定着し、長期金利はなだらかに低下していましたが、3月頃から急激に金利が低下しています。

長期金利の過去1年の推移

引用;日本相互証券株式会社

 

アメリカの長期金利の動向は?

アメリカの長期金利の下落は日本以上に大きな状況です。7月末には2%程度であったものが、昨日は1.5%まで低下、もう少し広い幅で見ると昨年秋に3%であった長期金利は9ヶ月程度で半分の水準にまで急落しています。

アメリカの長期金利の低下は米中貿易戦争の影響によるリスクオフの流れ以外に、米国景気に懐疑的な見方が広がっていることが大きく影響しています。

アメリカの長期金利の推移

引用;Investing.com

 

長期金利の低下の背景・原因

今回の長期金利の下落は米国発になっています。正確に言うと昨年10月に始まった米国の株安をきっかけとして、日本のマイナス金利が定着している中で、再度米国発の事象で長期金利が下落しています。

これはトランプ大統領による対中制裁ともいえる関税の引き上げ第4弾を発表を8月1日に発表したことで

・米中貿易戦争の激化

・米中貿易戦争による世界経済への悪影響

・米中貿易戦争の激化による米国経済への悪影響への対策としてFRBの年内2回目の利下げ見通し

を背景に市場は不安定となっていましたが、8月14日の市場においては長期金利と短期金利の金利差が逆転する「逆イールド」と呼ばれる現象が起き、これが景気後退の兆候として株式が大きく売られています。

 

NYダウ平均株価の過去6ヶ月の推移

引用;Yahoo!ファイナンス

 

 

住宅ローン金利への影響は?

現在の長期金利の水準が続けば、2019年9月は住宅ローン金利を引き下げる金融機関が相次ぎそうです。

本日、楽天銀行とソニー銀行が2019年9月の金利を発表を行いますが、楽天銀行の金利の大幅引き下げを発表しています。

 

【速報】ソニー銀行が2019年9月の住宅ローン金利を発表!

【速報】楽天銀行が2019年9月の住宅ローン(金利選択型)の金利を発表!

 

同様にフラット35も現時点では金利の引き下げが濃厚です。

2019年9月のフラット35金利はどうなる?今後の金利動向を予想!

 

長期金利の低下という要因以外に住宅ローンサービスに参入する金融機関の増加も住宅ローン金利が上がらない一因となります。

2019年7月には三井住友銀行とヤフーのグループ会社であるジャパンネット銀行が住宅ローンサービスに参入し、業界最低水準の金利を打ち出しています。

ジャパンネット銀行の住宅ローン

 

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