2021年1月7日
2020年8月から、ARUHI フラット35にアルヒダイレクト(WEBページ)から申し込んだ時の事務手数料が半額になるようになりました。
WEB申込は来店相談と比較すると手続きに時間がかかりますが新型コロナウイルスへの感染防止にも繋がりますし、事務手数料が半額になるメリットは非常に大きいので、積極的に活用するようにしましょう。
WEB申込でも事前審査の結果は1営業日~2営業日で完了しますが、出社制限やWEB申込数の増加の影響で普段より時間がかかる可能性もありますので、時間がない人や急ぎたい人は早めに手続きしておくことをおすすめします。
※新規借入時でARUHIスーパーフラットを利用する場合は対象外なのでご注意ください。目次
ARUHIはフラット35の実行件数で何年も連続で1位を獲得し続け、日本全国に300社以上あるフラット35取扱金融機関の中で圧倒的なフラット35の取り扱いシェアを誇る金融機関です。
下記のグラフはARUHIが発表しているフラット35のシェアを示すグラフですが、フラット35の実行件数シェアはダントツで、2位と3位を足してもARUHIの融資件数に届かないほどの実績があります。
このように全国にある店舗網を武器に大手銀行に匹敵する規模の住宅ローンを取り扱っているのが住宅ローン専門の金融機関のアルヒです。
この記事では、そんなARUHIの住宅ローン(フラット35)の落とし穴・デメリット・メリットについて解説したいと思います。ARUHIはWEBからも申込できますし、手数料のWEB割引も提供しているぐらいなので店舗が近くになくてももちろん利用できますが、アルヒの店舗一覧や、WEB申込の特典などについてはこちらから確認しておくようにしましょう。
細かい解説はこの記事の中で行っていきますが、最初にメリット・デメリットをまとめてみました。
ARUHIのフラット35事務手数料は融資額の2.20%(税込)となり、フラット35を取り扱う金融機関の中では割高な水準です。(ARUHIダイレクトを利用して所定の条件を満たすと、手数料が半額になるサービスも提供しています)
なお、ARUHIは事務手数料の安さだけではなくARUHIスーパーフラットという独自商品で差別化しています。事務手数料だけを見ると他の金融機関の方が有利に見えることもあるのですが、ARUHIの場合、手厚いサポートと独自のスーパーフラットの低い金利設定が最大の魅力です。
健康状態のために団信に加入できない方向けに加入条件を緩和したワイド団信を取り扱い金融機関が増えていますが、一般的なフラット35ではワイド団信の取り扱いがありません。
ARUHIスーパーフラットにはワイド団信を付帯させることが可能となっていて、これはフラット35としては極めて画期的です。
健康状態が理由で団信に加入できない場合、通常のフラット35の場合団信なしで借りることになりますが、万が一の供えが無い状態で住宅ローンを組むことになります。ARUHIスーパーフラットのワイド団信は健康状態に不安のある人に広い選択肢を与えるもので、健康状態に不安のある人にとって魅力的な商品と言えるでしょう。
ARUHIは住宅ローン専門の金融機関(モーゲージバンク)で、預金を預かれる銀行ではありません。そのため、ARUHIをメインバンクにすることはできません。アルヒ独自のサービスは用意されていますが、ネット銀行の住宅ローンのように銀行サービス全体との連携した特典がありません。
なお、ARUHIが銀行でないことから経営の安定性が少し心配かもしれませんが、ARUHIは2017年12月に東証1部に上場しているだけでなく、業績も問題ありません。そもそもフラット35という仕組みは債権を住宅金融支援機構に売却する(機構買取型の場合)なので、契約先の経営状態を心配する必要はそれほどありません。
なお、ARUHIが銀行サービスを提供していないことに関連して注意したいことが2点あります。まず、ARUHIの住宅ローンの引き落としは収納代行会社経由で行われるので、返済口座(銀行口座)から住宅ローンの返済日より早いタイミングで引き落とされます。
その後、収納代行会社経由でARUHIに返済される流れです。具体的に言うと、ARUHIのフラット35の返済日は毎月13日ですが、銀行口座からの引き落としは毎月5日となっています。
2点目は残高不足で返済しそこなった時の対応です。引き落とし日に引き落とし口座の銀行の残高が不足していた場合、振込みでARUHIの指定口座に返済を行う必要があります。銀行が提供する住宅ローンの場合、不足分を入金すると自動的に引き落とししてもらえたりして手続きが楽だったりするのですが、ARUHIの場合は明示的に所定口座に振り込んで返済するという少し面倒な手続きが必要になります。
ARUHIダイレクトを利用し、フラット35を申し込むと融資実行までに6週間以上の時間が必要となっています。店舗を利用すると1ヶ月程度としてされており、遅いと言わないまでも一定の時間が必要となっています。
アルヒが2018年10月から開始したサービスが”ファストパス”と言われるサービスです。ディズニーランドを思い浮かべてしまうような名前ですが、このサービスは最短3営業日で融資実行できるという特急審査サービスなのですが、このサービスには以下の落とし穴があるので注意して利用するようにしましょう。(できれば利用しないようにしましょう)
・ファストパスの利用には22万円(税込)が必要
・取り扱いはアルヒの直営店舗など(限られた店舗のみ)
・店舗での審査・手続きが前提なのでフラット35の事務手数料は2.20%(税込)が前提
ARUHIは常にフラット35の業界で業界最低水準の金利を提供しています。楽天銀行・イオン銀行など多くの金融機関が業界最低水準の金利で提供していて、ARUHIだけが特別に最低水準の金利を提供しているわけではありません。
ただし、アルヒにはアルヒ独自のフラット35が用意されています。アルヒ独自のフラット35の金利の低さには注目です。
アルヒのフラット35の最新の金利を確認しておきましょう。以下は2021年1月の適用金利です。ARUHIでは通常のフラット35だけでなく、ARUHIスーパーフラットというARUHI独自のフラット35を多数取り扱っています
※ARUHIスーパーフラットを利用している人が非常に多い
金利 | 補足 | |
---|---|---|
ARUHIスーパーフラット5 | 年1.060% | 融資比率が5割以下の場合。2020年9月に新登場。有料のARUHI全疾病保障(入院一時金付) の利用が条件 |
ARUHIスーパーフラット6 | 年1.090% | 融資比率が6割以下の場合。2019年12月に新登場。 |
ARUHIスーパーフラット7 | 年1.140% | 融資比率が7割以下の場合 |
ARUHI スーパーフラット8 | 年1.190% | 融資比率が8割以下の場合 |
ARUHI スーパーフラット9 | 年1.240% | 融資比率が9割以下の場合 |
ARUHI スーパーフラット借換 | 年1.240% | |
ARUHI スーパーフラット6S | 年0.840% | 融資比率が6割以下の場合。2019年12月に新登場。 |
ARUHI スーパーフラット7S | 年0.890% | 融資比率が7割以下の場合の当初金利 |
ARUHI スーパーフラット8S | 年0.940% | 融資比率が8割以下の場合の当初金利 |
ARUHI スーパーフラット9S | 年0.990% | 融資比率が9割以下の場合の当初金利 |
ARUHIフラット35 | 年1.290% | 融資比率が借り入れ:9割以下(借り換えは10割でもOK) |
アルヒでは、リノベ商品に対応した金利優遇など、上記以外にも様々なフラット35に対応しています。全ての商品の最新金利や相談できる店舗は以下から確認してください。
日本全国の店舗でフラット35の借入れに関する相談・手続きが可能です。初めての住宅ローンで手続きが心配だ、実際に住宅ローン専門のスタッフに細かい相談・フォローをして欲しいという方には最適です。
※ただし店舗で相談や住宅ローン申し込みを行うと事務手数料が2.20%(税込)なので割高。、ARUHIダイレクト経由の借り換えの申込・契約時は1.10%(税込)の割引が活用可能
フラット35の審査は原則としてはどの金融機関に申し込んでも同じですが、他の金融機関のフラット35の審査に落ちた人でもARUHI経由で申し込むことで審査に通ったという話も耳にすることが多くありますし、アルヒでは独自のフラット35の提供もあます。様々なフラット35に詳しい専門スタッフの多いことはアルヒの最大の強みと言えるでしょう。
住宅の注文から引渡しまでに必要となえる資金を融資する「つなぎ融資」に対応しています。
ARUHIのフラット35は女性にも支持を受けています。2017年にARUHIで住宅ローンを組んだ単身女性にアンケート調査を行っており、パート、アルバイト、契約社員、派遣社員でも利用していること見て取れます。
特にパートやアルバイトとして働いている場合、民間の住宅ローンを組むことはできないため、フラット35は民間金融機関の融資を受けにくい人たちの最後の貸し手として重要な存在と言えます。
ARUHIではフラット35リノベ、フラット35子育て支援型・地域活性化型など幅広いフラット35の取り扱いを行っています。
それ以外にもARUHI スーパーフラットを借り換えに対応したり、フラット35リノベの大幅金利引き下げにも対応しており、まさにフラット35の代名詞のような働きをしています。
ただし、こうした取り扱いがあるものの、事務手数料の割高さで、子育て支援型・地域活性化型、スーパーフラット、フラット35リノベの金利の安さが打ち消されているので注意が必要です。
フラット35は収入合算に対応しており、家族や夫婦で協力して住宅ローンを組むことを考えている人に強い味方となります。なお、ペアローンには対応していないので注意が必要です。
住宅ローンを組んだ際に必ず加入することになる火災保険。災害の多発で頻繁に値上げされており負担がバカにできません。ARUHIの住宅ローン利用者はAIG損害保険の火災保険を最大28%引き(団体割引20%、WEB割引10%)にする割引を受けられます。
火災保険は最大10年分の加入ができますのでARUHIで住宅ローンを組む際に同時の申し込みをしてみましょう。
ARUHIでは他にも東京海上日動、損保ジャパン日本興亜の火災保険を取り扱っていますが、団体割引があるのはAIG損保の火災保険のみとなります。
他の金融機関でも火災保険の団体割引を扱っていますが、多くは10%前後、割引率が大きい住信SBIネット銀行や楽天銀行(フラット35)でも15%です。ARUHIの28%割引はかなり格安といってよいでしょう。
最後にフラット35の実行件数で全体で1位のARUHIと銀行で1位の楽天銀行のフラット35の違いについてまとめてみました。
ARUHIスーパーフラット | 楽天銀行 | |
団信(団体信用生命保険) | 金利に含む | 金利に含む |
疾病保障/その他保険のラインナップ | ARUHI全疾病保障(入院一時金付) 、がん保障、生活習慣病団信<入院プラスα>、デュエット | 3大疾病保障、デュエット、失業・入院保障 |
事務手数料(税込) | ・2.20%(Web申込&契約なら1.10%※スーパーフラットの新規借り入れを除く) | ・借り換えは0.990%から ・新規は1.100%から |
利用できる人(働き方) | パート、アルバイト、個人事業主、転職直後、会社社長・経営者・取締役でも可能 | パート、アルバイト、個人事業主、転職直後、会社社長・経営者・取締役でも可能 |
店舗での対面相談・サービス | あり | なし |
口座引き落とし | ほぼ全ての金融機関 | 楽天銀行(他の金融機関だと不利) |
その他 | ARUHI暮らしのサービスで提携企業のサービスが割引 ワイド団信が利用可能 | ワイド団信は利用できない |
事務手数料に関しては楽天銀行のフラット35の方が魅力的ですが、基本的にはARUHIスーパーフラットの方が魅力的な商品設計になっています。
アルヒのフラット35は商品ラインナップが非常に充実していること、また、それらの商品の金利が一律でフラット35業界でおトクな水準です。フラット35取り扱いシェア1位の実績が示すのは多くの人にに支持されていることであり、色々な背景を持つ人の住宅ローンの相談を受けながら融資してきた実績です。
毎月の金利も業界最低水準ですし、実績・規模・信頼性の観点からもフラット35の申込先の候補の金融機関として申し分ありません。検討中の住宅ローンの比較相手としても申し分ないでしょう。
フラット35の利用を考えているのであれば、アルヒは申し込み先の候補には入れておくべきですし、最終的に他の金融機関に申し込むとしてもアルヒがどのような金利・サービスを提供しているのかはチェックしておくようにしましょう。
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