2025年4月29日
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・三井住友信託銀行・大手地銀・ネット銀行と日本には数多くの金融機関がありますが、日本でもっとも住宅ローン残高が多い(住宅ローンを貸し出している金融機関は「三菱UFJ銀行」となります。
※「住宅ローン残高」とは、その金融機関が個人に対して融資している住宅ローンの総額を指します。具体的には、銀行などの金融機関が住宅購入やリフォームなどを目的に貸し出した資金のうち、まだ返済が完了していない全てのローンの合計残高です。
三菱UFJ銀行は、三菱UFJフィナンシャル・グループの中核を担う日本最大のメガバンクです。
国内外に幅広いネットワークを持ち、個人向けの銀行業務から法人向けの金融サービス、国際的な事業まで幅広く展開しています。さらに三菱UFJ銀行では、預金、融資、投資、資産運用など多岐に渡るサービスを提供し、信頼性と安定性の高さが特徴です。
住宅ローンを検討する際は「どの銀行が多くの融資を提供しているか気になる」という方も多いでしょう。当然、銀行ごとに融資残高の規模は異なり、規模が大きい銀行ほど信頼性やサービスの充実度が高いと考える方は少なくないでしょう。
この記事では、三菱UFJ銀行などの大手銀行が公表するIR情報・ディスクロージャー誌を参照して主要金融機関の住宅ローン残高を調査してみました。
※ランキングとして表示しているのは「三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行・三井住友信託銀行」の5つの銀行までです。それ以下は近年人気を集めているネット銀行などの住宅ローン残高を参考までに紹介しています。
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行・三井住友信託銀行の5行が国内の住宅ローン利用者が多い銀行トップ5です。
これまで、日本の住宅ローン業界を引っ張ってきたネット銀行が住宅ローンの金利を大幅に引き上げています。業界全体が金利引き上げ傾向ですが、ネット銀行の住宅ローンの引き上げペースはすさまじく、「ネット銀行の住宅ローンの金利は低い」といはとても言えない状況になっています。そんな中で、目立っているのがSBI新生銀行の住宅ローンで、変動金利タイプの金利は年0.660%~と業界最安値水準の低金利です。変動金利で1%を超える金融機関がどんどん増えているなか、SBI新生銀行の注目度は一気に高まっています。
まず初めに2023年3月期末の残高ランキングです。
住宅ローン残高 2023年3月末時点 (億円) |
|
---|---|
三菱UFJ銀行 | 139,177 |
三井住友銀行 | 110,142 |
三井住友信託銀行 | 104,615 |
りそな銀行 | 84,990 |
みずほ銀行 | 77,717 |
住信SBIネット銀行 | 52,959 |
ソニー銀行 | 29,926 |
SBI新生銀行 | 11,117 |
1位は三菱UFJ銀行、2位は三井住友銀行、です。
このランキングから、三菱UFJ銀行が最も多くの住宅ローン残高を有していることがわかります。
また、住信SBIネット銀行がネット銀行としてはトップの6位に位置しており、ネット銀行の中でも住宅ローン市場での存在感を示しています。
三井住友信託銀行が大きく残高を増やしている理由は、子会社のネット銀行である住信SBIネット銀行が代理店として三井住友信託銀行の住宅ローンを販売しているためです。
住宅ローン業界におけるネット銀行の躍進は目覚ましく、逆に大手銀行の住宅ローン残高の減少はこういったネット銀行に住宅ローン利用者が流れていることの証明ともいえます。
親会社の住宅ローン残高を押し上げている住信SBIネット銀行はもちろん、ソニー銀行やSBI新生銀行も堅調に残高を伸ばしていることからも、その傾向があるとわかります。
2016年に導入された日銀のマイナス金利政策により、住宅ローン金利は過去に例を見ないほどの低水準となり、多くの人が借り換えを行いました。そのため「借り換えブームは一巡した」と言われがちですが、実際にはいまだ多くの人が高金利のままローンを放置しているのが現実です。
特に、2018年以前に借入をした人の中には、当時の金利水準のまま返済を続けているケースも多く、金利の差によって数十万円〜数百万円単位の損失を出している可能性があります。
2024年3月に日銀はマイナス金利政策を解除し、政策金利は17年ぶりにプラス圏へ転じました。これにより、住宅ローン金利は今後じわじわと上昇していくと予測されています。
ただし、それでも現在の金利(2025年4月時点)は過去の高金利水準と比べると依然として非常に低い水準です。変動金利は0.3〜0.5%台、10年固定でも1%前後と、借り換えによるメリットがまだ十分にある水準にあります。
借り換えを検討するなら、以下のステップで始めましょう。
現在の住宅ローンの情報(残高・残期間・金利)を確認
複数の金融機関の最新金利と条件を比較
借り換えシミュレーションを実施
諸費用を含めた総返済額で比較
ネット銀行などでは借り換え専用の低金利商品も用意されています。
とくに、住信SBIネット銀行、楽天銀行、auじぶん銀行などは、借り換えニーズに積極的です。
住宅ローンは一度組んだら終わりではありません。「借りた後の見直し」こそが家計を改善する鍵です。
2025年以降、金利が上昇していく可能性がある中、今のうちに借り換えで金利を固定することが賢明な判断となるケースも多いでしょう。
「毎月の返済がきつい」「この先の金利が不安」「保障内容を充実させたい」という方は、ぜひ一度借り換えの検討をしてみてください。
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