公務員におすすめ住宅ローンは?限度額と審査基準について

2019年10月16日

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公務員におすすめ住宅ローンは?限度額と審査基準について

公務員の種類この特集ページでは公務員におすすめの住宅ローンを紹介しています。

公務員は様々な職業の中でも収入が安定していて、住宅ローンの審査には有利な職業と言われていますが、公務員と一言で言っても、国家公務員・地方公務員に分かれますし、その中にも様々な職業があります。平成26年度末時点で全国に合計で339万人(国家公務員が64万人、地方公務員が275万人)が公務員として働いているとされ、これは日本の就労人口の約10%を占めています。

なお、就労人口の10%が公務員として働いているこの水準は、先進国の中ではかなり低いと言われています。(そのかわり給与水準が高く、公務員の地位が高いのが日本の特徴です)

目次

 

公務員におすすめの住宅ローンとは

昭和~平成初期であれば公務員の人に金利を優遇する住宅ローンもありましたが、現時点では公務員だけの金利を優遇するような住宅ローンは当サイトが調べる限りではありませんでした。公務員共済貸付制度など公務員に対して貸し出す商品もありますが住宅ローンの代わりになるものではありません。

 

公務員専用の住宅ローンが無いと言っても「公務員は安定した収入があると判断してもらえますし、住宅ローンの審査に通りやすく住宅ローンを選びやすい」ことに変わりはありません。公務員として働いている人は、その職業の信用力の高さを最大限活用して、有利な住宅ローンを選ぶようにすることが大切なポイントです。

 

どんなに良い住宅ローンがあっても審査に落ちて利用できなければ意味がありませんが、公務員はそのリスクが少ない職業なので幅広い選択肢があるということですね。その中から住宅ローンを徹底的に選ぶことが重要です。

 

加えて、「公務員は収入は安定しているが、景気が好転しても民間企業より収入に反映されにくい」と言う特性を頭の片隅に入れつつ、どのような住宅ローンがご自身に合っているのかをしっかりと考えると良いでしょう。

 

低金利を選ぶか・安定を選ぶか

住宅ローンを選ぶときには最初にどの金利タイプを選ぶかを決めなければなりません。今、圧倒的な人気を集めているのは変動金利の住宅ローンで、最近では2人に1人以上が変動金利を選んでいて変動金利が大人気と言われていますが、逆に半数の人は「固定金利」を選んでいると言い換えることもできます。

 

収入が安定しているのが公務員の特徴ですが、大きな支出である住宅ローンを安定させる(≒固定金利を選ぶ)ことで、将来の家計をさらに安定化させるのは1つの選択肢と言えるでしょう。

 

変動金利が選ばれている理由は「金利の低さ」で、固定金利が選ばれる理由は「金利が変わらないこと」です。どちらを重視するか答えはありません。最終的には好き嫌いと言っても良いぐらいだと思いますが、参考までに公務員で住宅ローンを借りた人のくちこみや周りの人に聞いてみたところ、以下のような考えを教えてもらうことができましたので紹介しておきたいと思います。

  • 給料は年齢と共に少しずつ増えていくとは思うし、支出(住宅ローンの返済)が変わらなければ、少しずつ生活にゆとりできると言う将来像を描きやすかったので、少し金利は高かったけど固定金利にした。たまにインターネットで安い住宅ローンを見かけることがあるが気にしないようにしている。
  • 職場結婚なので二人とも公務員。ダブルインカムのうちに住宅ローンをどんどん返済していくつもりだったので、一番金利が低い変動金利で借りた。借りてから7年ぐらいで、住宅ローンの残高は半分近くまで減らせた。住宅ローン減税がちょっともったいなかったかなという後悔もあるが、前倒しでローンを減らせたので少しぐらい金利があがってもほとんど生活に支障はないので結果的には良かった。
  • 自分の名義で結婚当初に買った家のローンがある。工務店から紹介されたフラット35。2017年にフラット35に借り換えなおした。それ以外に運用目的で妻とペアローンでマンションを購入してローンを返済しながら賃貸収入をちょっと稼いでいる。そっちは変動金利。変動金利が10倍になると赤字になるかも、とちょっとドキドキしながら貸してます。

 

公務員だろうと会社員だろうと住宅ローンの選びの基本は変わりませんが、固定金利を選んで家計の将来設計や返済計画を立てやすくすることを重視する人が公務員には多い印象があります。

 

なお、本来的には、住宅ローンの金利タイプ選びは今後の住宅ローン金利(日本の景気)の動向をどう予想するか、と言うことです。

 

当サイトでは、今後の住宅ローンの金利が上昇することはあっても「変動金利が固定金利を超えるほど金利が上昇する可能性は少ない」と考えています。変動金利の住宅ローンを選んで元本の返済スピードを早めて、さらに余裕資金を繰上げ返済にあてて住宅ローンの元本を減らしていく、という作戦が最終的に良い結果につながるだろうと考えています。

(少子高齢化・人口減少・資金需要の減少が進んでいる日本ではそう簡単に金利は上昇せず、変動金利と固定金利の総返済額が逆転するほど金利が上昇するのはまだまだ時間がかかるという考え)

 

もちろん、「日本の景気なんてよくわからないから計画性を重視したい」という考え方を否定するつもりはありませんし収入が安定している公務員という職業に固定金利による完全返済額固定化に向いているのも確かです。

当サイトと同じように「金利は上昇しにくいし、多少の金利上昇があっても大勢に影響があるほどではない」と考えるのであれば変動金利タイプの住宅ローンがおすすめです。そうでない人は固定金利がおすすめです。

 

いずれにしても選んだ金利タイプの中で最良の住宅ローンを選ぶことが大切です。

 

2019年3月からじぶん銀行の住宅ローンに全疾病保障が追加

じぶん銀行の住宅ローンは、がんと診断された時に住宅ローンの残高が半分になるがん50%保障団信が無料になるサービスを提供していましたが、2019年3月からその”がん50%保障団信”に加えて、精神障がいを除くすべての病気やケガに備える全疾病保障も無料でセットできるという商品改定を行いました。

診断ベースのがん保障とすべての病気やケガによる入院(精神障がいを除く)に無料で備えることができるようになったことで、じぶん銀行の住宅ローンの疾病保障サービスは他社との競争から一歩抜け出したと言えます。

公務員は福利厚生が充実していますが、住宅ローンに疾病保障を付帯することで更に将来に安心感が生まれます。将来への備えを充実させておきたいと考える人は、じぶん銀行の住宅ローンを選択肢に加えておくと良いでしょう。

じぶん銀行のがん50%保障と全疾病保障について詳しくはこちら

 

金利上昇はまだまだ先、低金利にこだわりたい人には変動金利がおすすめ

じぶん銀行の住宅ローン・・・がんと診断された時に住宅ローンの残高が半分になるサービスがついて変動金利 年0.457%

楽天銀行の金利選択型住宅ローン・・・年収400万円以上の人におすすめの全疾病保障&事務手数料が一律固定のネット限定住宅ローン

ジャパンネット銀行の住宅ローン・・・変動金利が年0.415%と国内最低水準を実現。三井住友銀行とヤフーが出資する安定のネット銀行

ミスター住宅ローンREALの通期引き下げプラン(変動金利)・・・全疾病保障がついて変動金利が年0.428%~の店舗相談限定住宅ローン

 

収入と支出の安定性を重視したい人には固定金利がおすすめ

楽天銀行のフラット35・・・ネットからフラット35に申し込むなら金利・手数料が安さがポイント

アルヒのフラット35・・・フラット35取扱実績No.1。店舗網も豊富で店舗で相談しておきたい人向け

新生銀行のステップダウン型住宅ローン・・・20年、35年固定金利はフラット35に匹敵する魅力的な低金利を実現。要介護状態になるリスクを保障。借り入れ後10年目から金利が段々と下がるステップダウン でさらに魅力的な金利を実現

ミスター住宅ローンREALの当初引き下げプラン(固定金利)・・・全疾病保障がついてフラット35に対抗できる金利水準を提供(店舗相談限定)

※金利は2019年8月。最新の金利は各社の公式サイトで確認してください。

 

条件を満たせれば変動金利と同じぐらいの金利で固定もできる

「国が定めるフラット35Sの適合住宅であること」「自己資金が10%以上用意できる」などの条件を満たすと固定金利なのに変動金利と同じぐらいの低金利で借りられる商品もあります。以下は、アルヒが独自で提供しているフラット35の一種で特定の条件を満たすことで通常のフラット35では考えられないほどの低金利で金利を固定することができます。

アルヒのスーパーフラットの2019年8月の金利

 

上記は2019年8月時点の金利です。特に団信に加入しない場合はかなり金利が低いことがわかります。この商品は住宅価格の2割以上の頭金を用意することで条件が一気によくなる商品です。相対的に公務員の方はしっかりと貯蓄を行って頭金を用意できているケースが多いので参考までに紹介しておきたいと思います。

ARUHIスーパーフラット35S詳細・来店相談はこちら

 

続いて、公務員の住宅ローンの審査の観点を解説していきたいと思います。

 

公務員の住宅ローン審査について

住宅ローン審査で重要視されるのが安定的な収入を継続して得られるか?という点です。

勤務先の企業についても確認され、中小企業よりも大企業のほうが審査上プラスに働きます。公務員は国や地方自治体から雇用されていますので住宅ローン審査には大きくプラスに働きます。財政が破たんして話題になった北海道の夕張市でも公務員の収入は守られていましたので当然とも言えます。

 

なお、役所や公立の施設で働いていても、臨時職員・非常勤などの非正規雇用の場合、公務員ではなく契約社員として審査されます。該当する場合は関連記事:契約社員の住宅ローン審査基準とは?を参考にしてください。

 

民間企業のサラリーマン、自営業・個人事業主、派遣社員、契約社員などと比較して、公務員は住宅ローン審査上で有利な職業ですが、金利が高く・サービスも充実していない住宅ローンを選んでしまっては意味がありません

 

更なる将来の安定のために低金利で病気やケガに備えられる疾病保障が充実した住宅ローンなどを検討するようにしましょう。

今月の疾病保障付 住宅ローンランキング

 

 変動金利10年固定特徴
じぶん銀行0.457%0.570%がんと診断されるだけで住宅ローン残高が1/2に減額!入院が180日継続すると住宅ローン残高がゼロに。
au住宅ローン0.457%0.570%がんと診断されるだけで住宅ローン残高が1/2に。auスマホユーザー限定。毎月500円のキャッシュバック付き。
新生銀行0.450%0.800%要介護保障が利用可能。変動金利は変動フォーカスを選んだ場合。
住信SBIネット銀行0.457%0.710%すべてのケガや病気を保障する全疾病保障が無償付帯。
ミスター住宅ローンREAL(住信SBIネット銀行)0.457%0.710%すべてのケガや病気を保障する全疾病保障が無償付帯。SBIマネープラザで対面サービスが受けられる。
楽天銀行 金利選択型0.527%0.915%全疾病保障が無料付帯。

 

公務員でも住宅ローン審査落ちた・通らないのはなぜ?

公務員でも住宅ローン審査に落ちる可能性はあります。安定的な雇用が守られている職業にも関わらず住宅ローン審査に落ちたということは、何かしらの理由があってその理由は身に覚えがあるのではないでしょうか。続いて、その理由として考えられる事例と対策を解説していきます。

知らぬ間にブラックリストに

クレジットカード、割賦(分割払い)、カードローン、携帯電話料金(≒携帯端末代の分割払い)の返済が滞ると最終的に個人信用情報に「異動」と記載されます。この「異動」とはいわゆるブラックリストのことです。

住宅ローンの審査で金融機関は個人信用情報を必ず確認しますので、ブラックリストに登録されていると公務員と言えども審査に落ちることになります。

 

そのような履歴は「契約期間中または契約終了後から5年間」記録されます。ブラックリスト(異動)でなくとも返済遅延も最低でも5年間登録されます。ケアレスミスは誰にでもあるので1回程度の返済遅延であれば審査上で厳しくみられることはありませんが、日ごろから支払い遅延などが無いようにしておく必要があります。

 

身に覚えのある人は、個人信用情報を保管している信用情報機関に自分の信用情報を照会したうえで、カードローンやクレジットカードなどを整理するようにしましょう。また、自分の信用情報に誤りがあれば、修正申請することも可能です。

 

なお、すでに住宅ローンの審査に落ちた人であれば、その金融機関が利用している信用情報機関を特定できると思いますので金融機関のちらしやホームページで確認してから照会すると良いでしょう。基本的には以下の3つの信用機関のいずれかに照会することになると思います。

・日本信用情報機構
・シーアイシー
・全国銀行個人信用情報センター?

住宅ローン借入れ希望額が多すぎる

「審査に落ちたわけではないが、希望する金額を借りられなかった」という話は公務員の人にもよくある話です。

住宅ローンで貸してもらえる上限金額は、「物件の価値」「収入」「住宅ローンと住宅ローン以外の年間返済金」を考慮して、金融機関ごとに定められています。希望金額未満の借り入れしかできないと通知された場合、頭金・自己資金を用意できれば解決できますが、それが難しい場合は対策が必要です。

 

1.住宅ローン以外の借り入れ(クレジットカードや割賦の分割払い、カードローン・自動車ローン・フリーローン)がある時は、借り入れを解消することが有効です。

2.借り入れ期間を長くすることも1つの方法です。住宅ローンをいくらまで貸せるか?は、年間の収入と返済金額が考慮されます。返済金額には住宅ローン以外も含まれるので、上記の「1」の対策が有効なわけですが、借り入れ期間を長くして、住宅ローンの年間返済額を減らすという方法が効果がある場合もあります。

3.低金利の住宅ローンを選びなおすことも1つの方法です。これは一番簡単な対策ですが、金融機関ごとに上限金額の算出ルールはことなりますが、金利が低ければ毎年の返済額も減りますので、低金利の住宅ローンの方が借入可能額が多い傾向があります。

※大手銀行は「審査金利」と言われる金利で審査していることが多く、その場合、選ぶ金利タイプや適用される金利は審査に関係ありませんが、じぶん銀行のように金利タイプ(適用される金利)で借り入れできる金額の上限が変わる金融機関もあります。(参考:実際の借入上限金額をシミュレーションしてみたい人はこちらのじぶん銀行の住宅ローンシミュレーション画面でチェックしてみてください。

 

うつ病など持病や健康状態の問題

住宅ローンを利用するには基本的に団体信用生命保険(団信)への加入が必須です。そのため、住宅ローン審査時に団信の審査にも申し込むこととなります。団信への加入ができなかった場合は、その旨を教えてもらえると思いますので、団信の加入審査が理由で審査に落ちた場合は、ジャパンネット銀行じぶん銀行au住宅ローン、などのワイド団信を取り扱う住宅ローンへの申し込みを検討するようにしましょう。

ワイド団信は高血圧、糖尿病、うつ病、脳卒中などの病気を患っている方、もしくは治療をした方を対象に加入条件を緩和した団信です。

なお、ジャパンネット銀行、じぶん銀行では一般団信→ワイド団信と自動的に審査してくれるので、不安あり程度であればジャパンネット銀行もしくはじぶん銀行の住宅ローンに申し込んで、一般団信・ワイド団信への加入是非を確認してみるのも1つの方法です。

ワイド団信

購入物件の価値の問題

金融機関は「人」以外に物件も審査しています。簡単に言えば融資する住宅ローン金額と物件の評価額を確認しているわけです。住宅ローンの借り換えの場合、返済ペースより物件の価値の下落が早いと住宅ローン残高が物件価値を上回る逆ザヤ状態になっている可能性もあります。

こうした場合に重要になるのが金融機関の担保評価額に対する融資割合です。新生銀行じぶん銀行楽天銀行(フラット35)では担保評価額を上回るローンを組むことが可能ですので、住宅ローン残高が住宅の時価評価額を上回っていても借換えが可能です。

何らかの事情で担保評価額以上の借り入れが必要になる場合、物件の担保評価額よりも収入や職業を重視している住宅ローンを探し出すことがポイントになります。

 

公務員で住宅ローン4,000万円は借りれるか?限度額はいくら?平均借入額は?

次に、具体的な借り入れ可能な住宅ローンの限度額を確認していきたいと思います。

国家公務員給与等実態調査によると公務員の平均月収は416,969円で、これにボーナスを含めて年収は600万円を超えています。

ここで年収600万円で4,000万円の住宅ローン借入れが可能なのかを確認してみましょう。

三菱UFJ銀行とKDDIを母体とするじぶん銀行(住宅ローンシミュレーション)で平均年収600万円でシミュレーションをしています。

借入れ限度額は4,600万円なので4,000万円の借入れは可能と言えそうですね。

住宅ローン借入可能額シミュレーション

年収ごとの借り入れ可能額・限度額・上限額

さらに、年収別の借入限度額・いくらまで借りれるかを合わせて紹介しておきたいと思います。

ご自分の年収で正確なシミュレーションを行いたい場合にはじぶん銀行(住宅ローンシミュレーション)で簡単にできますのでチェックしてみてください。借り入れ限度額に加えて毎月の支払い金額も把握できます。

借入限度額
300万円2320万円
400万円3100万円
500万円3880万円
600万円4650万円
700万円5430万円
800万円6200万円
900万円6980万円
1000万円7760万円

 

公務員限定の優遇金利がある?

過去には公務員専用の住宅ローンや公務員だけに住宅ローン金利を優遇する金融機関も存在していましたが、現在は公務員限定での金利優遇を全面に押し出す金融機関は存在しません。

それに近いのがメガバンクや地銀のように適用される金利に幅を持たせている住宅ローンです。”最優遇金利が適用されやすい人”は非公開情報ですが、公務員が適用されやすいのはほぼ間違いないと言えます。たとえば、国内最大手の三菱UFJ銀行の2019年8月の変動金利は年0.625%~年0.775%ですが、(必ずとは言えませんが)公務員であれば年0.625%を提供してもらえる人は多いでしょう。

ただ、審査結果で金利を変わることがないじぶん銀行住信SBIネット銀行などのネット銀行は年0.475%で、保証料無料・無料の疾病保障がついていますので、こっちの方が良いですね。大手銀行や地方銀行の最優遇金利よりもネット銀行の住宅ローンの金利の方が低いというわけです。

 

公務員がマイホーム購入で住宅手当がもらえなくなる?

廃止の方向ではありますが、地方公務員の一部ではマイホームであっても住宅手当てを支給する地方自治体が存在しています。

平成29年現在で238自治体(全体の13.3%)がこうした手当てを支給しています。

支給額は数千円となっていますが、貴重な手当てと言えるので、お勤めの地自体に確認を忘れずに行いたいですね。

 

公務員の共済貸付は利用すべき?

共済貸付のメリット

地方公務員向け、各省庁、国家公務員の共済組合では住宅購入のための貸付を行っています。保証料や融資事務手数料が不要であるメリットがあるとともに、信用情報機関への照会や登録がない、住宅への抵当権の設定がないなどの特徴があります。こうした住宅ローンとの審査の違いは共済の貸付が退職金を担保にしているところから来ています。

共済貸付のデメリット

共済貸付のデメリットとしては、借入限度額が勤続年数により決まっており、地方公務員の場合ですと、最大でも1800万円までしか借りれません。住宅ローンを主に借りる層である、30代を想定すると、月収の22か月分が借り入れ限度となる仕組みであり、住宅ローンとの比較では借りることができる限度額に大きな差がでます。

次に注意したいのが共済貸付の金利が割高であることです、国家公務員向けの共済貸付は年2.96%、地方公務員向けの共済では平成29年12月分までは年2.66%という高い金利でしたが、平成30年1月からは年1.26%に引き下げが行われています。いずれにしてもネット専業銀行が打ち出す変動金利である年0.500%程度の水準を考えると割高なことは間違いありません。

また、重要視したいのが住宅ローンと違いとして、団信や疾病保障などへの加入が任意であり、有料となる点です。万が一の際に団信に加入してないと退職金や遺族年金などでまかなう必要がある点には注意が必要です。

地方職員共済組合の住宅貸付

参照:地方職員共済組合

 

公務員のろうきんを活用した住宅ローンについて

公務員の方はろうきんの住宅ローンを利用することが可能です。2019年8月のろうきんの最優遇金利が適用された場合の変動金利は年0.625%です。メガバンクの最優遇金利と同じ金利ですね。しかし、これに保証料が審査結果に応じて年0.10%~年0.34%必要となります。また、付帯される保障は一般団信のみですので、全疾病保障が付帯され年0.527%の楽天銀行(金利選択型)や全疾病とがん保障が付帯され年0.457%のじぶん銀行とは大きな差があります。

 

ろうきんでも全疾病保障の取り扱いがありますが金利は年0.1%の上乗せが必要です。このため変動金利に全疾病を付帯させた場合には年0.725%もの金利になります。それらを加味すると楽天銀行(金利選択型)やじぶん銀行とは年0.2%~年0.3%もの差がありますので、公務員だからと言ってろうきんの住宅ローンがもっともおトクというわけではありません。

 

ろうきんの全疾病(就業不能保障)

 

ボーナス払いを前提とした住宅ローンについて

住宅ローンを借りる時に最初からボーナス払いを活用するのは今の時代には合っていません。業績連動型の報酬であるボーナス払いを前提にローン計画を立ててしまうとボーナスが支給されなかったり、減ってしまった時の返済負担が高まることがその理由です。

 

従って、民間企業にお勤めの場合には避けた方が良いボーナス払いですが、公務員であれば業績悪化でボーナスカットというリスクも少ないので、ボーナス払いを前提として住宅ローンを組むことは選択肢に加えても良いでしょう。

 

2017年の国家公務員のボーナス平均支給額は夏で64万円、冬で68万円とされており、合計で130万円近い金額になります。多少の増減はあるでしょうが民間企業と比べれば安定しているのは言うまでもありません。

 

ただし、最近の住宅ローンは一部繰り上げ返済手数料は無料のケースが大半なので、余裕があるときに返済することにしてボーナス払いを利用せずに、支給されたらその何割かをクリア返済するようにコントロールする方法が賢い住宅ローンの返済計画と言えます。

 

2馬力(共働き)の 住宅ローンについて

次に共働き(2馬力)での住宅ローンを組むことに触れたいと思います。共働きで住宅ローンを組むには「ペアローン」「収入合算」いずれかの方法で住宅ローンを組むことが一般的です。多くの金融機関でこれら取り扱いをしていますので、共働きを継続される場合には活用を検討してもよいと思われます。ただし、妊娠時など一定期間、ご夫婦のいずれか、もしくは両方が働けなくなり収入が減少することもしっかりと加味して住宅ローンを組む必要があります。

 

(まとめ)公務員におすすめ住宅ローンを紹介

最後に公務員におすすめの住宅ローンを紹介していきたいと思います。住宅ローン審査に通りやすいという職業の属性を最大限に活用するため変動金利を有利な金利で提供しているネット銀行も積極的に活用していきましょう。

 

楽天銀行の金利選択型 全疾病保障が無料で付帯!

2000万円以上の住宅ローンを組む予定がある方におすすめしたいのが楽天銀行の金利選択型です。メガバンク・地銀、ネット銀行では住宅ローンの諸費用として住宅ローン借入額の2.20%もの費用が必要となります。3000万円住宅ローンを組む場合には648,000円もの費用となります。一方の楽天銀行(金利選択型)では諸費用である融資事務手数料が330,000円の一律です。年収400万円以上なければ利用できませんが、その条件をクリアできるのであれば楽天銀行の金利選択型住宅ローンは非常に魅力的な住宅ローンです。

また、メガバンクや地銀では住宅ローンに付帯させる疾病保障が有料となりますが、楽天銀行(金利選択型)では無料で付帯されています。

楽天銀行の全疾病保障付きの住宅ローン

 

 

公的な住宅ローン”フラット35″を銀行業界 取り扱いシェア1位の楽天銀行

日本政府が100%出資している住宅金融支援機構と国内の民間金融機関が提携し、提供しているフラット35で2016年度には日本全国でフラットを扱う銀行の中で最も取扱高が多い結果になっています。(取り扱い金融機関全体ではARUHIに次ぐ2位)

この人気の理由は新規購入時は1.100%、借り換え時であれば0.990%と業界標準の半額の水準になっている融資事務手数料です。

契約まで来店不要、Skypeで年末年始以外、毎日朝9時~夜10時まで住宅ローンの相談に応じてくれます。もちろん一般の電話でも相談可能。

また、ATM(セブン銀行、ゆうちょ銀行など)や他行振込み手数料の優遇も受けれるなど日々の生活の節約にもつながるうれしいおまけがついています。

定期的に楽天スーパーポイントがもらえるキャンペーンも実施しているので、お見逃しなく!

楽天銀行の公式サイトはコチラ https://www.rakuten-bank.co.jp/

楽天銀行 住宅ローンの審査は甘い?厳しい?も一読ください。

楽天銀行のフラット35

 

がんと診断されると住宅ローン残高が半分になるじぶん銀行

三菱UFJ銀行とKDDIが母体となっているじぶん銀行の住宅ローンは国内初のネット完結型住宅ローンを実現し、住宅ローン契約が最短10日で済む、日本最先端の住宅ローンです。その特徴はがんと診断されるだけで住宅ローン残高が半分になるがん50%保障団信という保険が無料で付帯する点です。

2019年3月から「全疾病保障」も無料で付帯されることになりその魅力はさらに高まっています。

じぶん銀行の公式サイトはこちら http://www.jibunbank.co.jp/

じぶん銀行のがん50%保障団信

 

【参考】公務員の種類について

公務員と言っても仕事の内容は多種多様です。以下に主な公務員の種類を参考情報としてリストアップしてみました。職種ごとに収入は違ってきますが、公務員である安定性は共通なので、いずれも住宅ローンの審査には有利な面は多くあると言えます。

国家公務員総合職国家公務員一般職東京都特別区職員
法務省専門職員外務省専門職員労働基準監督官
衆議院事務局参議院事務局航空管制官
地方上級公務員地方中級公務員地方初級公務員
市町村職員技術系公務員裁判所職員(総合職・大卒)
裁判所職員(高卒)家庭裁判所調査官国税専門官
税務職員財務専門官警察官
消防士自衛官海上保安官
刑務官入国警備官皇宮護衛官
防衛省専門職員法務教官教員(先生)
保育士国会職員国会図書館(総合職・一般職)
国会図書館(一般職高卒)国立大学法人等職員食品衛生監視員

 

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