2025年4月25日
SBI新生銀行は旧日本長期信用銀行が前身で、2023年にSBIグループ傘下となり現在の社名に変更されました。個人向けに力を入れており、低金利の35年固定プランなど、ニーズに合わせた住宅ローンを提供しています。
特に注目なのが、2017年から取り扱っている「新生パワースマート住宅ローン(ステップダウン金利)」。これは、返済が進むにつれて金利が段階的に下がっていく珍しいタイプのローンで、将来の家計負担を抑えたい方におすすめです。
SBI新生銀行が扱う「ステップダウン金利型住宅ローン」は、返済期間に応じて金利が段階的に下がっていく、長期型の固定金利型住宅ローンです。
この金利タイプの最大の特徴は、世の中の金利動向に関係なく、将来的に金利が下がっていくことが契約時点で確定している点にあります。
たとえ今後、日本全体の金利が上昇し、変動金利型の利用者の返済額が増えたとしても、ステップダウン金利を選んだ場合は安心して返済を続けることができます。
長期固定型を希望しつつ、将来的な負担軽減も期待したい方には、初期費用も抑えられ、金利も下がっていくこの住宅ローンは非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。
この特集ページではSBI新生銀行のステップダウン型住宅ローンの金利についてメリットやデメリットをわかりやすく解説してきたいと思います。
これまで、日本の住宅ローン業界を引っ張ってきたネット銀行が住宅ローンの金利を大幅に引き上げています。業界全体が金利引き上げ傾向ですが、ネット銀行の住宅ローンの引き上げペースはすさまじく、「ネット銀行の住宅ローンの金利は低い」といはとても言えない状況になっています。そんな中で、目立っているのがSBI新生銀行の住宅ローンで、変動金利タイプの金利は年0.660%~と業界最安値水準の低金利です。変動金利で1%を超える金融機関がどんどん増えているなか、SBI新生銀行の注目度は一気に高まっています。
これまで、日本の住宅ローン業界を引っ張ってきたネット銀行が住宅ローンの金利を大幅に引き上げています。業界全体が金利引き上げ傾向ですが、ネット銀行の住宅ローンの引き上げペースはすさまじく、「ネット銀行の住宅ローンの金利は低い」といはとても言えない状況になっています。そんな中で、目立っているのがSBI新生銀行の住宅ローンで、変動金利タイプの金利は年0.660%~と業界最安値水準の低金利です。変動金利で1%を超える金融機関がどんどん増えているなか、SBI新生銀行の注目度は一気に高まっています。
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SBI新生銀行の「ステップダウン金利」は、契約から10年経過後、5年ごとに金利が段階的に下がることがあらかじめ決まっている住宅ローンです。将来の返済負担を軽くしたい方に適した、安心感のある長期固定型の金利タイプとなっています。
例えば借入期間を35年に設定した場合、SBI新生銀行のステップダウン金利では、最初の10年間は当初の金利が適用され、その後は5年ごとに金利が段階的に引き下げられていきます。
最終的に、31年目から35年目にかけては、当初金利の約半分にまで下がる設計となっており、通常の固定金利型ローンに比べて総返済額が抑えられるのが大きなメリットです。
そのため、他行の一般的な固定金利型ローンと比較する際は、金利の数値だけで判断せず、シミュレーションツールを使うなどして総返済額をシミュレーションすることが重要です。
SBI新生銀行では、「ステップダウン金利型」の返済シミュレーションツールが用意されており、他の住宅ローンとの総返済額や毎月の返済額の変化を簡単に比較できます。
申し込み前に一度試してみることで、より自分に合ったローンを選びやすくなるでしょう。
2025年4月のSBI新生銀行の固定金利タイプとステップダウン住宅ローンの金利は以下です。(手数料定額型)
長期固定 | ステップダウン金利(スタート金利) | |
25年固定 | 年2.100% | 年2.300% |
30年固定 | 年2.100% | 年2.400% |
35年固定 | 年2.150% | 年2.500% |
また、SBI新生銀行では、変動金利タイプや10年固定金利タイプも非常に魅力的な金利で提供されています。
さらに、住宅ローン関連のキャンペーンも定期的に実施されているため、申し込みを検討する際は、必ず公式サイトで最新の金利やキャンペーン情報を確認しておきましょう。
ステップダウン型住宅ローンのメリットとしては、金利が固定されて変動金利タイプのように上昇することがないことに加え、将来的に住宅ローン金利が下がっていくことを考えると、子供が大きくなるタイミングなどで経済的負担が徐々に軽減されていくこともあげられます。
子供は高校生、大学生と大きくなるにつれて進学費などのお金がかかるものです。また、もし高校を卒業して大学に進学するとなると、大学4年間の学費は一般的に500万円程度必要だといわれています。さらに、大学課程を卒業する際も、就職する前の養育期間がありますので、家計の支出を少しでも抑えることは非常に重要です。
また、ステップダウン住宅ローンは、12万ポイント分もポイントがもらえる特典が付いています。Tポイントもしくはdポイントが10年間も毎月1000ポイントもらえます。
※Tポイントを受け取るには住宅ローン申し込み後にT会員番号もしくはdポイント会員番号を登録する必要があるので忘れないようにしましょう。
・若年層やこれから収入が増える見込みのある人
・子育て期の出費が多い家庭
・退職金など将来的な一時収入を見込んでいる人
・資産運用や貯蓄を優先したい人
SBI新生銀行の一般の住宅ローンと審査基準は大きく変わっていませんが、少し特有の条件があるので確認しておきましょう。
●借入申込時の年齢が20歳以上65歳以下で、かつ完済時年齢が80歳未満であること。
●団体信用生命保険への加入資格を有すること。
●前年度税込年収が300万円以上の正社員または契約社員であること。
●自営業の方については業歴2年以上、かつ2年平均300万円以上の所得(経費控除後の金額)を有すること。
●日本国籍または永住許可を有すること。なお、永住許可を有しない場合は、配偶者が日本国籍または永住許可を有し、かつその配偶者が連帯保証人となること。
●その他当行所定の資格・要件を満たしていること。
●当行に総合口座パワーフレックスを開設していること。●お借入金額が2,000万円以上3億円以下(10万円単位)であること
※ステップダウン金利の場合は、住宅ローン借入れ金額が2,000万円以上3億円以下(10万円単位)の人しか利用できないことになっています。借り換え時は注意するようにしてください。
ステップダウン型住宅ローンの事務手数料は、110,000円(税込)の定額制になっています。
SBI新生銀行の住宅ローンには、定額制と定率制があります。定率制の事務手数料は「借入額×2.2%(税込)」となっており、変動金利(半年型)タイプ<変動フォーカス>が対象です。
定額制の事務手数料には、55,000円(税込)、110,000円(税込)の2種類があり、110,000円(税込)は定額制の中では最も高額です。
ただ、高額な代わりにステップダウン型住宅ローンには特約が付帯されています。
安心保障付団信は、債務者が死亡または高度障害になった場合だけでなく、一定の要介護状態になったときも残債と同額の保険金が支払われる生命保険です。
一定の要介護状態とは、以下①②のいずれかの場合です。
①公的介護保険制度の要介護3以上に認定
②下記ABCいずれかの状態になり、その状態が180日継続したことが医師によって診断確定
A:「歩行、衣服の着脱、入浴、食物の摂取、排泄(以下、5項目とする)のうち1つが全部介助」+「5項目のうち1つが全部介助か一部介助の状態」
B:「5項目のうち3つが一部介助の状態」
C:「器質性認知症」かつ「意識障害のない状態で見当識障害がある」と診断確定された
住宅ローンが70歳代など高齢時の年齢にまで渡る人にとっては、介護状態の保障は安心だといえます。また、脳梗塞などの後遺症が残りやすい病気によって、若くしても上記の介護状態になることは十分考えられます。介護状態を保障する団信は銀行業界の中ではめずらしい存在となっています。
コントロール返済は、期間短縮型の一部繰り上げ返済をした際に、返済期間を短くした期間分、毎月の返済を抑えたいときに、元本の返済の停止をすることができるサービスです。
収支の余裕のあるうちにコントロール返済をしておけば、後々返済が苦しい時期に元本の返済を休むことができます。
固定金利タイプの住宅ローンなので、金利面に関しては大きな落とし穴になるようなデメリットはありません。ただ、注意すべきは以下の3点でしょうか。
特にTポイントまたはdポイント付与については新規取扱いを2024年1月19日をもって終了しています。ポイント付与によるメリットは現在ありませんので注意しておきましょう。
●借入金額が2000万円未満だと利用できない
●Tポイントまたはdポイント付与は2024年1月19日(金)をもって終了。これから新規契約する人はもらえない
●SBI新生銀行の中では初期費用がやや高め(と言っても110,000円(税込)で他行と比較すると格安)
この記事では、SBI新生銀行のステップダウン住宅ローンの特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説しました。
段階的に金利が下がることが確定している住宅ローンは珍しい商品です。住宅ローンの金利が上昇しないと思っている人は、変動金利タイプを選ぶと思います。そのような人にとっては、ステップダウン金利は魅力的な商品ではありません。
一方で、「金利が上昇するかも」「変動金利タイプのリスクは取りたくない」と考えている人にとっては魅力的な商品と言えるでしょう。
本記事や公式ホームページを参考に、メリットやデメリットをしっかり比較し、あなたに最適なローンかどうかを検討してみてください。
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