2023年3月30日
2016年ごろから徐々に利用者が増えている承認に、高齢者向けの住宅ローンであるリバースモーゲージがあります。この特集ページではリバースモーゲージの特徴について解説しています。
リバースモーゲージと似たような商品にリースバックがあります。リバースモーゲージとリースバックの違いについてこちらの記事で解説していますので合わせて参考にしてください。
リバースモーゲージとは、マイホームを担保にお金を借りることができる金融商品です。「マイホームを担保にお金を借りる」と言われると警戒してしまいがちですが、普通の住宅ローンも完済するまではマイホームを担保としていますし、リバースモーゲージも住宅ローンの一種でしかありません。
リバースモーゲージは、「マイホームを担保にして老後の生活費を充実させること」を目的に開発された一面があり、家を担保に借りたお金は、死亡した後に不動産を売却することで完済させることになっているので、「元本を返済しない」という点が最大の特徴です。
この「家を担保にお金を借りて老後の生活費に充てる」ことができる点が理解され始めたことで、収入がどうしても減ってしまいがちな高齢者が豊かな老後生活を送るためのお金を用意する方法として利用者が増えています。
特に子供が別の住まいに住んでいる人はマイホームをそのまま残してもあまりメリットがありませんので、収入面で問題がない人だとしても、高度な医療費に充てたり、子や孫の学費に充てたりと、マイホームの価値を有効に活用したい人と考える人の支持を集めている商品です。
リバースモーゲージが最初に開発されたのは1980年ごろと言われていて、長い歴史があるわけですが、少子高齢化進行している日本において、「老後の生活のために住まいを有効活用する方法」として、近年、注目を集めているという背景があります。
リバースモーゲージの最大のメリットは「お金が手元に入ってくること」「毎月の返済額は利息分だけなので少ない(利息返済すら不要な商品もある)」という点です。
以下は三井住友銀行で取り扱うリバースモーゲージの特徴などがまとめられた画像ですが、「旅行・レジャー」「趣味」「子や孫のためのお金」などだけでなく、「担保に入れた家のリフォーム(バリアフリー)」として活用したり、老人ホームに入居するための資金として活用するなど、「老後」の様々な資金不足をカバーする方法として利用されています。
リバースモーゲージの商品性についてまとめていますので参考にしてください。商品性は金融機関によって異なりますので、リバースモーゲージ取り扱い金融機関に必ず確認するようにしてください。
リバースモーゲージ | |
概要 | 将来、家を後で売ることを約束してお金を借りる |
マイホームの所有者 | 本人(変わらない) |
契約後にかかる費用 | 金利 |
経済条件 | リースバックや任意売却の売却代金より少ない金額しか融資してもらえないことが多い |
年齢条件 | 50歳以上が一般的 |
同居 | 配偶者しか同居できない(子供は住めない)のが一般的 |
資金使途 | 原則自由。(投資資金・事業資金は認められない) |
契約終了後 | 契約終了後(死後)にマイホーム(自宅)を売却して元本・利息を返済する。もし、売却益が出た場合は相続人に分配。 |
対象物件 | 基本的には戸建住宅(土地の担保価値が重視される) |
審査 | 年金収入などの審査がある |
その他 |
契約者の死後、契約を配偶者に移転させることが可能な商品もある固定資産税は引き続き支払う必要がある 住宅ローン利用中は利用できない |
※上記は一般的な商品性をまとめたものです。金融機関によって商品性は異なります。
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