【特集】新生銀行の住宅ローンの落とし穴やデメリットは?

2019年4月29日

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【特集】新生銀行の住宅ローンの落とし穴やデメリットは?

新生銀行の住宅ローンは「事務手数料」「保証料」「繰上返済手数料」などの住宅ローンを借り入れや返済のための費用を安く抑えている点が最大の特徴です。

じぶん銀行住信SBIネット銀行のような事務手数料が高めの住宅ローンと単純に金利で比較してしまうと、新生銀行の住宅ローンは金利が高くみえます。

新生銀行の住宅ローンの最大の特徴は、金利の低さにこだわった住宅ローンでは数十万円~100万円以上もかかる初期費用がかなり少ないことで、総費用(総返済額)で比較すると見た目の金利差ほどの違いがないという特徴があります。

また、事務手数料が少ないメガバンクや地方銀行の住宅ローンは金利換算で0.2%上乗せになる保証料がかかりますが新生銀行の住宅ローンの場合保証料もかかりません。事務手数料・保証料の2つは住宅ローンの初期費用の大半を占めますので借り入れ・借り換えにかかるお金を少なくできる住宅ローンの代表が新生銀行の住宅ローンです。

オリコン顧客満足度ランキング 手数料・保証料部門1位

 

新生銀行の住宅ローンと事務手数料や保証料が高額の住宅ローンを比べるときに、金利だけで比較して新生銀行の住宅ローンを選択肢から外してしまう人が多いという点が何と言っても新生銀行の住宅ローンの落とし穴と言えるでしょう。

 

また、新生銀行の住宅ローンには、金利・利息以外の費用が安いだけでなく新生銀行だけの独自のサービスが多く、単純比較しにくいという点も特徴です。

 

新生銀行の住宅ローンは独自性が強いのですが、しっかりとその内容を確認するとオトク・便利な商品性が備わっていますので、しっかりと自分に合っている住宅ローンなのかを判断しつつ比較・検討するようにしましょう。

 

この特集ページでは、そんな新生銀行の住宅ローンのデメリットや落とし穴を中心に解説しています。新生銀行の住宅ローンの最新金利やメリットについてはこちらのページなどで事前に確認してから読んでもらうと良いでしょう。

新生銀行のパワースマート住宅ローンの特徴

新生銀行の住宅ローンには様々な独自のサービスがあります。詳しくは後述しますが、新生銀行の住宅ローンの最大の特徴は事務手数料・保証料・繰上返済手数料などの余計な費用がかからないことです。

新生銀行の住宅ローンの特徴

新生銀行の住宅ローンの種類

次に新生銀行の住宅ローンの種類を一覧形式で確認しておきましょう。新生銀行では様々な住宅ローンを提供していますが基本となる住宅ローンは1つです。基本商品にどんなサービスをセットするかで住宅ローンの事務手数料が増減したりします。

基本商品の事務手数料はわずか54,000円(税込)で、セットするサービスによって最大で162,000円(税込)になります。

 

商品名事務手数料特徴
パワースマート住宅ローン(基本商品)54,000円新生銀行の住宅ローンの基本商品。「保証料無料」「団信保険料」「一部繰上返済手数料無料」などは全商品共通
安心パック 108,000円特定の疾病によらず、介護状態に備えることができる「安心保障付団信(団体信用介護保障保険)」と、毎月の返済のうち元本部分の返済を電話一本で一旦お休みできる(繰上返済により短縮した期間分を上限)、コントロール返済(元金据置サービス)を利用可能。
安心パックW 162,000円安心パックに病気の子供でも預かってもらえる病児保育サービスと家事代行・ハウスクリーニングなどの生活サポートが追加。2014年日経優秀製品・サービス賞 最優秀賞を受賞商品。
安心パックW(ダブル)<東急グループプラン> 162,000円通常の安心パックW(ダブル)の基本プランに加えて、東急グループが提供する「放課後および夏休みなどにお子さまを預けられるアフタースクールサービス」と「東急BEが提供するカルチャースクールを受講できるサービス」と「自宅にセキュリティセンサー(不法侵入・火災・ガス漏れなどを検知)を設置して警備してもらえるホームセキュリティサービス」がプラスされたサービス。東急沿線に住んでいる人であればかなりオトク。
安心パックS 162,000円安心パックに予期せぬ自然災害の罹災時に最大24回分の約定返済相当額を免除する「自然災害時債務免除特約」をプラスしたサービス。
Tポイント×ステップダウン金利 162,000円金利が段階的に下がっていくことが確定している住宅ローン。しかも、Tポイントが毎年1万ポイントの最大12万ポイントもらえる。

新生銀行の住宅ローンの落とし穴

変動金利に要注意

新生銀行の住宅ローンの落とし穴・デメリットの1つ目は、変動金利が住宅ローン契約後、約半年で金利が上がることです。2019年5月現在、新生銀行の住宅ローンの変動金利に適用される金利は年0.600%ですが、この金利が適用されるのは半年間だけで、その後は0.900%になります。

 

新生銀行の店舗に行って相談しながら金利タイプを選ぶ場合は、店舗のスタッフに説明してもらえると思いますが、相談する予定がない人は特に注意しておくようにしましょう。

 

ただ、変動金利で0.900%と聞くと確かに高く感じてしまうのですが、新生銀行の住宅ローンが高額の手数料や保証料がかからないことを考慮すると、ものすごく高い金利というわけでもありません。メガバンクや地方銀行の住宅ローンで必要になる保証料を年0.2%とした場合、新生銀行の年0.9%は、メガバンクや地方銀行が年0.7%の変動金利を提供しているのと実質的に変わらない金利水準です。

 

地方銀行やメガバンクの住宅ローン金利をチェックすると0.7%~1.0%の変動金利の住宅ローンを提供しているケースがたくさんありますので、新生銀行の住宅ローンの変動金利が異様に高いわけではありません。

 

物件価格の100%融資は難しい(頭金が必要に)

新生銀行の住宅ローンでは、借り入れ上限金額が「新生銀行が指定する不動産評価会社による担保評価額の100%以内」と定められています。

これを言い換えると「新生銀行が物件の担保価値をしっかりと評価しなおして、その金額までしか貸さない」ということになります。住宅を販売する不動産会社が決めた販売価格は、このような不動産評価会社の担保評価より高いので物件価格を満額で借り入れるのがなかなか難しい審査ルールと言えます。

もちろん、満額融資してもらえる可能性もありますが、希望する価格を借りられなかったという体験談が非常に多くなっています。

 

新規借り入れで新生銀行の住宅ローンを利用するのであれば、頭金・自己資金を10%程度は用意できるように準備しておくべきと考えておきましょう。

 

2018年後半にJR九州グループのJR九州住宅が本来の住宅価格を水増しして銀行から本来借りるべき金額より大きい金額を借りられるようにするという不正を組織ぐるみで行っていたことが報道されていますが、そのような不正を未然に防ぐためにもこのようなルールを敷いていると考えることができます。

 

残高が少なくなると金利が上がる

新生銀行の住宅ローンは住宅ローン残高が500万円より少なくなると金利優遇が無くなってしまいます。住宅ローンの残高で金利優遇幅が変わるのはめずらしく見逃しがちなので注意するようにしましょう。

最初から理解していれば、住宅ローン残高が500万円になってから繰り上げ返済を一気に行うなどの対策を行うことで回避でき、それほど大きなデメリットにはなりませんので、頭の片隅に入れておくようにしましょう。

仮審査が無い(審査結果を知れるまで時間がかかる?)

新生銀行の住宅ローンには「仮審査がない」がありません。

一般的には事前審査・仮審査などと呼ばれる簡易的な審査がありますが、新生銀行の住宅ローンの場合本審査が一気に進められます。

 

当然、「仮審査」「事前審査」よりも審査に時間がかかる本審査をすぐに行っているので審査回答があるまでに時間がかかってしまいます。逆に、1回目で審査通過の連絡があればもう審査はありませんので、トータルの審査手続きはシンプルです。

単純比較した金利は高い

冒頭でも説明した通り、新生銀行の住宅ローンは金利が高いです。

新生銀行の場合、「住宅ローンを借り入れるときにかかる余計な非常を極小化して」、「住宅ローン全体の総返済額を抑える」というコンセプトがあるので、どうしても表面上の金利が高くなってしまっているという点を理解しつつ、他の住宅ローンと比較するようにしましょう。

エントリーが必要なキャンペーンが行われている

新生銀行では、恒常的に住宅ローン契約でお得なキャンペーンを実施しています。TポイントやANAマイレージがもらえるプログラムと呼ばれているものです。エントリーしないとキャンペーン対象外となることがありますので注意しましょう。

過去には期間限定のキャンペーンでAmazonギフト券のプレゼント企画も存在していました。

 

新生銀行の住宅ローンでもらえるポイントやマイレージ

新生銀行のキャンペーン情報はこちらから http://www.shinseibank.com/

 

審査基準に関する落とし穴

審査基準コメント・落とし穴
年齢申し込み時の年齢:満20歳以上満65歳未満
完済予定日の年齢:満80歳未満
高齢でも利用しやすい基準と言える
勤続年数連続した就業2年以上休職期間がなければ良いので転職していても問題ない
年収前年度の税込み年収が300万円以上

(自営業の場合、2年平均300万円以上の所得)

年収制限は普通
雇用形態正社員、契約社員、自営業、公務員など派遣社員はNG
健康状態団信加入必須 ワイド団信の取り扱いはなし
物件関連新生銀行所定の不動産鑑定会社による担保評価担保評価は厳しめ

ワイド団信の取り扱いがない

住宅ローンの付帯サービスで普及してきているのが、加入条件を緩和した団体信用生命保険である、ワイド団信です。ワイド団信は病歴や持病(高血圧、うつ病、糖尿病など)があっても加入できる可能性のある団信で、地銀、メガバンク、ネット銀行などで普及しています。しかし、残念ながら新生銀行では2019年5月、現在取り扱いがありません。

ネット銀行ではじぶん銀行がワイド団信の取り扱いをしていますので、じぶん銀行の公式サイトを確認してみてください。

 

安心パックや安心パックWは魅力的

新生銀行の住宅ローンを組む際にもっとも安い事務手数料の54000円を選ぶことで、安心パックや安心パックWの利用を検討すらしない方がいるようです。

安心パックWは融資事務手数料が162,000円となりますが、付帯される家事代行サービスや安心保障付団信の価値を考えれば十分に加入する価値がありますのでお見逃しなく。

病児保育サービスについて

病児保育サービスはお子さんの急な病気の際に、専門スタッフがお子さんを変わりに預かってくれるサービスとなります。住宅ローン借入額に応じてもらえるクーポンとサービスを交換するものとなります。

家事代行サービスについて

家事代行サービス最大手のベアーズ社による家事代行サービスとなり、住宅ローン借入額に応じてもらえるクーポンとサービスを交換するものとなります。

コントロール返済について

コントロール返済では育休、育児休業、育児休暇などの際に住宅ローンの返済を金利だけにできるサービスとなります。

安心保障付団信について

特定の怪我や病気にかかわらず、要介護3以上に認定された際に、保険金が支払われ住宅ローンが完済される団信です。

新生銀行の住宅ローン安心パックWと安心パックについて

 

フラット35やフラット35Sの取り扱いない

新生銀行が取り扱う住宅ローンは新生銀行独自の住宅ローンだけで、フラット35の取り扱いはありません。また、フラット35と比較すると新生銀行の長期固定型の住宅ローン金利には割高感がありますので、楽天銀行(フラット35)など長期固定金利を考えている人はフラット35の利用を検討した方が総返済額を抑えられる可能性があります。

 

リフォーム資金の取扱いが珍しい

新生銀行の住宅ローンの住宅の購入時、もしくは借り換え時に実施したリフォーム資金を住宅ローンと上乗せして借りることが可能です。

リフォームローン単体の金利相場は年5%程度ですので、リフォームを行う前提である場合、住宅ローンと同じ金利で借りれるメリットがあることはしっかり把握しておきたいですね。

リフォームローン単体ですでに借りてしまった!という落とし穴にはまらないようにきをつけましょう。

新生銀行のリフォームローン

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?新生銀行の住宅ローンは諸費用の安さで他行の追随を許さないもので、魅力的なの住宅ローンです。ただし、いくつかの注意点やデメリットも存在することをご理解いただけたのではないでしょうか?新生銀行の住宅ローンに限らず、商品性を理解していれば何の問題もないことでも、知らないことが一番のリスクであり、理解していないと思わぬ落とし穴はまってしまう可能性があります。少しでもこの特集ページが皆様の参考になれば幸いです。


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