2020年2月21日
日経新聞社が第16回日経金融機関ランキングを発表しました。
このランキングは金融機関を評価するものとしては規模も大きく、1つの指標になるものですが、「人気がある金融機関≒たくさんの人が利用している金融機関」が高い評価を得るのではなく、「実際に利用している人の満足度」でランキングをつけているので調査したものなので、1位を獲得した銀行が人気を集めているというわけではなく、「その銀行を利用している人が満足しているか?」を調査してランキング付けしているものなので、規模が小さい金融機関でも上位にランクインする可能性があります。
今回1位を獲得したのは住信SBIネット銀行。住信SBIネット銀行がこの調査で1位を獲得したのは初めてです。利便性・セキュリティ対策が評価されていると共に「低金利の住宅ローンに強みがある」と評価されています。
確かに住信SBIネット銀行の住宅ローンは低金利ですからね。納得の結果といえそうです。他のネット銀も上位に食い込んでいますが、メガバンクや他のネット銀行を抑え高評価を獲得したのはさすが住信SBIネット銀行といったところです。
なお、2位は東京スター銀行・3位はみずほ信託銀行と今年もそれほど利用者が多くない金融機関がランクインしています。それらに続く上位を確認してみると4位にソニー銀行、5位にセブン銀行・6位にジャパンネット銀行とネット銀行が上位を占めています。
最初に上位にランクインした金融機関を確認しておきましょう。昨年の順位も参考に紹介しておきます。今年は4つの金融機関がランキング外から大幅ランクアップしています。
銀行名(総合点数) | 前回順位 | |
1位 | 住信SBIネット銀行(92.8) | 2位 |
2位 | 東京スター銀行(91.2) | ランキング外 |
3位 | みずほ信託銀行(90.9) | 1位 |
4位 | ソニー銀行(90.0) | 3位 |
5位 | セブン銀行(89.1) | 5位 |
6位 | ジャパンネット銀行(89.0) | 6位 |
7位 | イオン銀行(88.7) | 4位 |
8位 | 東邦銀行(88.5) | ランキング外 |
9位 | 三菱UFJ信託銀行(87.8) | 8位 |
10位 | 労働金庫・伊予銀行(87.7) | いずれもランキング外 |
ネット銀行と信託銀行の評価が非常に高く、メガバンクは全て10位圏外になっています(日本最大の銀行の三菱UFJ銀行は21位。)。この調査が利用者が多いことが必ずしも有利というわけではなく、利用者は少なくても利用者が満足していればランキング上位に入ることができる「顧客満足度調査」らしい結果だと思います。
続いて、世代別のランキングを確認してみましょう。
面白いのは「20代」の上位3位が信託銀行で占められていること。50代・60代の方がネット銀行の評価が若者より高いことです。20代が信託銀行を使うイメージがあまりありませんし、60代が若者よりネット銀行を高く評価している結果になっているのは、インターネットが登場してから20年以上たっているということが影響していると言えそうです。
インターネット銀行は若者のための銀行という時代はとっくに終わっていて、全世代に浸透していることがわかります。
20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | |
1位 | 三井住友信託銀行 | 住信SBIネット銀行 | 住信SBIネット銀行 | 住信SBIネット銀行 | 住信SBIネット銀行 |
2位 | 三菱UFJ信託銀行 | ジャパンネット銀行 | ソニー銀行 | イオン銀行 | ソニー銀行 |
3位 | みずほ信託銀行 | 三菱UFJ信託銀行 | 大垣共立銀行 | ソニー銀行 | 新生銀行 |
4位 | 住信SBIネット銀行 | 三井住友信託銀行 | 労働金庫 | 池田泉州銀行 | イオン銀行 |
5位 | イオン銀行 | ソニー銀行 | ジャパンネット銀行 | 楽天銀行 | 大和ネクスト銀行 |
6位 | ジャパンネット銀行 | 楽天銀行 | イオン銀行 | ジャパンネット銀行 | りそな銀行 |
7位 | 楽天銀行 | 三井住友銀行 | 三菱UFJ銀行 | auじぶん銀行 | 労働金庫 |
8位 | 三菱UFJ銀行 | 福岡銀行 | auじぶん銀行 | 三井住友信託銀行 | 三井住友信託銀行 |
9位 | 三井住友銀行 | 新生銀行 | 楽天銀行 | 三井住友銀行 | 楽天銀行 |
10位 | みずほ銀行 | イオン銀行 | 三井住友信託銀行 | 労働金庫 | 三井住友銀行 |
日経金融機関ランキングでは住宅ローンカテゴリのランキングは発表されていませんが、住宅ローンのメイン世代の30代と40代に注目してみると以下のような特徴があります。
結局、ネット銀行の評価が高くでていることに違いはなさそうです。当サイトでメガバンクなどの従来型の住宅ローンとネット銀行の住宅ローンを調査している限りでは、明らかにネット銀行の住宅ローンの方が魅力的ですし、切り口を変えた調査だとしてもネット銀行が上位に食い込むのは自然な流れと言えます。
最後に主要金融機関の変動金利タイプの住宅ローン金利を一覧形式で紹介しておきます。
変動金利 | 特徴 | |
---|---|---|
auじぶん銀行 | 0.410%(全期間引下げプラン) | がんと診断されるだけで住宅ローン残高が半分になる保障とすべてのケガや病気を保障する全疾病保障が無料で付帯。保証料も無料。 |
ミスター住宅ローンREAL(住信SBIネット銀行)※2 | 0.410%(通期引下げプラン) | すべてのケガや病気を保障する全疾病保障が無料で付帯。SBIマネープラザの店舗で相談して申し込み可能。保証料も無料。 |
住信SBIネット銀行※1 | 0.440%(通期引下げプラン) | すべてのケガや病気を保障する全疾病保障が無料で付帯。保証料も無料。 |
新生銀行 | 0.450% (変動フォーカス) | 変動フォーカスの場合。すべてのケガや病気による介護保障が無料で付帯。 |
ソニー銀行 | 0.507% (変動セレクト) | がんと診断されるだけで住宅ローン残高が1/2になる疾病保障が無料付帯。 |
イオン銀行 | 0.520% | 5年間限定でイオングループでの買い物が5%引きになるサービスがセット。保証料も無料。 |
今、注目の住宅ローン
今月のオススメ特集
住宅ローン最新ニュース
2021.01.18
2021.01.18
2021.01.16
サイト更新情報
2021.01.18
2021.01.18
2021.01.16
2021.01.15
2021.01.14
2021.01.12
2021.01.12
2021.01.12
2021.01.12
2021.01.11
住宅ローンの基礎
住宅ローンの審査特集
職業別の住宅ローン審査
年収別の住宅ローン審査
地域別おすすめ住宅ローン
取扱銀行一覧
Copyright © Izit Inc. 2013 - 2020
Copyright © Izit Inc. 2013 - 2020