2025年4月29日
楽天銀行は、楽天グループ株式会社の子会社として設立された日本有数のインターネット専業銀行です。
2023年6月には、国内ネット銀行として初の1,500万口座を突破し、さらに2024年12月末時点では預金残高が12兆円超に達するなど、急速な成長を遂げています。
利用者の増加は現在も続いており、2023年4月には東証への株式上場も果たしました。名実ともに、楽天銀行は日本最大級のネット銀行となっています。
楽天銀行では、以下の2種類の住宅ローンを取り扱っています:
フラット35(住宅金融支援機構との提携型、全期間固定金利)
金利選択型ローン(変動金利・固定特約付き)
どちらのローンも人気が高く、特に「ネットで完結できる手続きの手軽さ」や「業界最安水準の金利設定」が魅力です。
中でも、楽天ポイントを住宅ローン利用で獲得できるなど、楽天経済圏に親しんだユーザーには非常に相性のよい住宅ローンといえるでしょう。
これまで、日本の住宅ローン業界を引っ張ってきたネット銀行が住宅ローンの金利を大幅に引き上げています。業界全体が金利引き上げ傾向ですが、ネット銀行の住宅ローンの引き上げペースはすさまじく、「ネット銀行の住宅ローンの金利は低い」といはとても言えない状況になっています。そんな中で、目立っているのがSBI新生銀行の住宅ローンで、変動金利タイプの金利は年0.660%~と業界最安値水準の低金利です。変動金利で1%を超える金融機関がどんどん増えているなか、SBI新生銀行の注目度は一気に高まっています。
楽天銀行に限らず、住宅ローンの適用金利は「融資実行日」に確定します。これはどの金融機関も共通のルールであり、各社の公式サイトや契約約款にも明記されています。
つまり、「申し込み時」や「審査承認時」ではなく、実際に住宅ローンの融資が実行されるタイミングの金利が適用されるということです。
たとえば、0.1%の金利差であっても、35年間の総返済額には数十万円単位の差が出るケースもあります。毎月の返済額も100円単位で変わってくることもあるため、少しでも有利な条件で借りたい方にとっては、金利の動向チェックとタイミングの見極めが非常に重要です。
引用;住宅金融支援機構
多くの金融機関の住宅ローンは仮審査申し込みから融資実行(実際にお金が振り込まれる)まで、1ヶ月程度の時間が必要と言われています。
また、仮審査申し込み時点で発表されている住宅ローン金利で借り入れができることはそうありません。多くの場合、仮申し込みをした翌月もしくは翌々月の金利が適用されることになります。
このため、各金融機関の住宅ローンの金利がいつ決まるか?というのは、これから借り入れを行う人達にとって非常に重要となります。金利が決まる大体のタイミングが分かっていれば、その直前・直後に選ぶ金融機関を変えるという選択肢も出てくることでしょう。
では、早速ですが楽天銀行のフラット35と金利選択型の金利がいつ決まるか?という点を解説していきたいと思います。
住宅ローンの金利は、大きく分けて「変動金利」と「固定金利」の2種類があります。それぞれ金利が決まる仕組みが異なり、基準となる指標も違います。
固定金利タイプの住宅ローンは、長期金利、特に10年国債の利回りを基準に決定されます。
国債利回りが上昇すると、銀行が資金を調達するコストも上がるため、住宅ローンの固定金利も引き上げられる傾向にあります。逆に、国債利回りが低下すれば、固定金利も下がる傾向にあります。
固定金利型は、契約時に決めた金利が一定期間(あるいは完済まで)続くため、将来的な金利上昇リスクを避けたい方に向いています。ただし、初期金利は変動金利よりも高めに設定されることが一般的です。
一方、変動金利タイプの住宅ローンは、日銀の政策金利(無担保コール翌日物金利)を基に、短期プライムレートを参考に決定されます。
短期プライムレートとは、民間金融機関が優良企業向けに1年以内で貸し出す際の最優遇金利のことです。このレートを基準に、各銀行が住宅ローンの変動金利を設定します。
つまり、日銀が政策金利を引き下げれば、短期プライムレートも下がり、住宅ローンの変動金利も低下しやすくなります。逆に、日銀が金利を引き上げれば、住宅ローンの変動金利も将来的に上昇するリスクがあります。
「フラット35」は、住宅金融支援機構(日本政府が100%出資する公的機関)と楽天銀行のような民間金融機関が提携して提供する住宅ローンです。
全期間固定金利という特徴があり、借入時に金利が確定するため、将来的な金利上昇リスクを避けたい方に人気があります。
日本国内では2025年時点で約340の金融機関がフラット35を取り扱っていますが、楽天銀行は常に業界最低水準の金利を提供するトップクラスのフラット35取扱機関として高い評価を得ています。
フラット35の金利は、毎月1日に住宅金融支援機構が正式に発表します。これはどの金融機関で申し込んでも共通のルールです。したがって、楽天銀行のフラット35金利も、毎月1日に更新されます。
当サイトではこの予想記事を公開しています。 フラット35金利予想 今後の動向は?
毎月20日前後にこの記事を更新していますので、翌月の楽天銀行のフラット35金利がどうなるか把握いただけるかと思います。
なお、楽天銀行フラット35の仮審査申し込みから融資実行まで住宅の新規購入で6週間程度、借り換えでも5~6週間程度の期間を要しますので仮申し込み時点での金利が適用されることはまずないと考えてよいでしょう。
楽天銀行は、2013年11月に独自の住宅ローン商品である「金利選択型住宅ローン」の取り扱いを開始しました。
この住宅ローンは、楽天銀行が自社で金利を決める「プロパー融資」であり、変動金利と固定金利(例:10年固定など)を自由に選べるのが大きな特徴です。
楽天銀行の金利選択型住宅ローンでは、借入期間中に何度でも金利タイプを変更することが可能です。たとえば、
最初は低金利の変動金利でスタートし、
市場金利の上昇リスクが見えてきたら、10年固定金利に切り替える
といった柔軟な対応ができるため、将来の金利動向が心配な方にも適した商品設計となっています。
※ただし、固定金利期間中は変更不可なので、固定期間が満了するまでは再変更できません。ここは注意が必要です。
楽天銀行の金利選択型住宅ローンの金利は、毎月15日頃に更新されます。
そのため、
住宅ローンの申し込みを検討している人
変動金利→固定金利へ切り替えを考えている人
などは、毎月15日前後の最新金利情報をしっかりチェックすることが重要です。
楽天銀行の金利選択型の金利発表については、当サイトでどこよりもいち早く速報を出していますので参考にしてください。
つまり、多くの金融機関が毎月1日に住宅ローン金利を発表するのに対し、楽天銀行は半月も早く金利を発表していることとなります。
これは極めて異例なことではありますが、我々ユーザーにとっては選択肢を広げる有益な情報ともいえるでしょう。
ただ、楽天銀行 金利選択型の仮審査申し込みから融資実行まで3週間程度の期間を要しますので、仮申し込み時点での金利が適用されるかは微妙なところです。
なお、楽天銀行は2020年1月に金利選択型の住宅ローンに付帯している疾病保障をグレードアップを行い、それまで付帯していた全疾病保障に加え、がん50%保障も追加で付帯させています。2つの疾病保障を無料で付帯する銀行は極めて珍しく、住宅ローン選びの際にぜひ検討先に加えたい商品となっています。
マイホーム購入時には、一般的に住宅ローンを利用し、元本に利息を加えて毎月少しずつ返済します。申請時期によって適用金利が異なり、金利のわずかな差が利息に大きく影響する可能性があります。最新の金利情報を確認し、自分に合った借り方を選んでみてください。
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