住宅ローン 審査に通りやすい銀行は?審査基準を徹底比較

2019年7月17日

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住宅ローン 審査に通りやすい銀行は?審査基準を徹底比較

この特集ページでは、各金融機関の住宅ローンの審査基準に注目して審査に通りやすい住宅ローンについて解説しています。

 

住宅ローンは、数千万円単位を長ければ35年間かけて返済していくことになるので、カードローンや自動車ローンよりも厳格に審査されていますし、住宅ローンの審査の方法や手続きは金融機関によって違います。審査基準(審査の厳しさ・甘さ)は千差万別です。

住宅ローンは審査に通らなければ利用できせん。どんなに低金利で魅力的な住宅ローンでも自分が審査に落ちて利用できなかったり、審査した結果高い金利を提示されてしまったら意味がありません

審査に通りやすい住宅ローンを探す前に

審査に通りやすい住宅ローンについて解説する前に、頭の中に入れておきたい大事なポイントを3つ紹介しておきます。住宅ローン選びの基本として確認しておきましょう。

ポイント①

一般的に、銀行が誰かにお金を貸す時は、返してもらえない可能性を考えて金利を決定します。ストレートに言えば「返してもらえなくなる可能性が高い人たちには高い金利」で「ちゃんと返してもらえそうな人たちには低い金利」でお金を貸さなければビジネスが成り立たないのが融資(ローン)の基本です。

住宅ローンも基本的な考え方は同じで、”審査に通りやすい”という観点だけで住宅ローンを選んでしまうと金利が高い住宅ローンに行きついてしまう可能性があります。

例えば、メガバンクや地方銀行の住宅ローンの金利には、”今月の金利は1.0%~2.0%です”というように幅があります。これは、住宅ローン審査で返済してもらえなくなる可能性などを考慮して人によって貸出金利を変えているためです。

住宅ローンの審査に不安がある人が金利に幅がある住宅ローンに申し込んだ場合、例え審査に通ったとしても高い金利が提示される可能性があるので注意が必要ですし、金利に幅がある住宅ローンは向いていないとも言えます。

また、金融機関によっては、住宅ローンを返済してもらえなくなる可能性が高い人たち向けに高い金利で住宅ローン提供していることもあり、金利が高くても良いのであれば、審査に通りやすい住宅ローンは簡単に見つけられると思います。例えば、不正融資で経営不安に陥ったスルガ銀行などがまさにそうでした。

重要なのは「審査に通りやすくて、金利(条件)が良い住宅ローン」を見つけ出すことです。

 

ポイント②

銀行は預けてもらったお金(預金)をお金を必要としている会社や人に貸す(貸金)ことで利益をあげています。従って、住宅ローンを貸すことで金融機関が手にする利益は、「住宅ローンの利用者からもらえる利息」から「お金を預けている人に払う利息(資金調達コスト)」や「住宅ローンを提供するシステムの費用や人件費などの費用」と「貸した人から返済してもらえなくなった時にかかる費用」などを引いたものです。

 

「住宅ローンを提供するシステムの費用や人件費などのコスト」はそれぞれの金融機関の組織構造で違いますので、「住宅ローンというサービスを提供する為にかかっている費用」が少ない銀行の方が審査に通りやすいですし、低い金利で貸し出しても利益を残すことができます。

 

ネット銀行は人件費と店舗費があまりかからないから、住宅ローンの金利を低くすることができると言われているのはこのためです。

 

ポイント③

住宅ローンを借りるのは30歳~40歳の比較的若い人たちが多くを占めています。銀行にとってそのような若い人たちに住宅ローンを利用してもらうことは、長い間取引をしてくれる可能性が高い人(口座)を獲得することになります。

 

特にどんどん銀行の規模を拡大したいと考えているような勢いのある銀行は「住宅ローンの利益を多少捨てることになったとしても長年取引してくれる人に口座を作ってもらうこと」を重視して低金利の住宅ローンを提供することがあります。

 

住宅ローンの取引以外に、お金の入出金や振り込みなどの取引が増えるし、定期預金や外貨預金や保険などの他の商品を利用してもらえる可能性などを総合的に考える、ということですね。

 

「成長中」の会社はこのような考え方で利用者を増やそうとする傾向がありますので、新しくできた銀行の方がその傾向が強いと考えることができます。

 

これもネット銀行などの新しい銀行がまさにその状況にあります。さらに、銀行だけでなくグループ会社全体の利益まで視野広げて考えることもあり、その傾向が強いのが、じぶん銀行(au住宅ローンの提供)、楽天銀行(楽天スーパーポイント関連)などです。

 

「住宅ローンの貸出しを増やして儲けるぞ!」と考えずに「住宅ローンを利用してもらうことで取引が増えるかもしれない。もっと広い目で考えよう!」という考え方で住宅ローンを提供している銀行の方が有利な条件の住宅ローンを提供している可能性が高いと言うわけです。

 

また、国の支援で成り立っているフラット35は「幅広い国民が優良な住宅を持てるように支援しよう」という大きな目的を元に提供されているもので、そもそも営利目的ではありません。そのため、フラット35は住宅ローンの方が審査にも通りやすく、かつ、金利などの条件も有利な傾向があります。

 

各金融機関の住宅ローンの審査基準

まず、住宅ローンの審査基準は基本的に公開されていません。もちろん、「うちの住宅ローンは審査に通りやすいですよ!」とアピールすることもありません。

 

住宅ローンの審査の通りやすさを把握するには、「実際に審査に通った人や落ちた人」のくちこみなどを参考にする方法もありますが、確実なのは「商品説明書」や「利用できる人」など公表されている審査基準・利用基準を確認したり、コールセンターに聞いてみたりすることです。

 

まず、各銀行の商品説明書やコールセンターなどで確認・調査した住宅ローンの審査基準を一覧形式でまとめてみましたので確認してみてください。

 

 年収勤続年数年齢雇用形態
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200万円以上基準なし(個人事業主・法人代表は3年以上)満20歳以上満65歳未満個人事業主、派遣社員、年金受給者でも可
jibun
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200万円以上基準なし(個人事業主・法人代表は3年以上)満20歳以上満65歳未満個人事業主、派遣社員、年金受給者でも可
rakuten
さらに詳しく(フラット35)
100万円程度でも可能基準なし70歳未満個人事業主・契約社員・派遣社員・パート・アルバイトでもOK
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さらに詳しく(フラット35)
100万円程度でも可能基準なし70歳未満個人事業主・契約社員・派遣社員・パート・アルバイトでもOK
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300万円以上2年以上20歳以上65歳未満個人事業主・契約社員もOK
sbilogo

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安定かつ継続した収入があること基準なし(個人事業主・法人代表は3年以上)満20歳以上満65歳以下基準なし
mizuho
みずほネット借り換え住宅ローン
安定かつ継続した収入があること基準なし(個人事業主・法人代表は2年以上)満20 歳以上71 歳未満個人事業主・契約社員・派遣社員でも可
sony
住宅ローン
400万円以上基準なし(個人事業主・法人代表は3年以上)満20歳以上満65歳未満個人事業主もOK
rakuten
金利選択型
400万円以上1年以上(個人事業主・法人代表は2年以上)65歳6ヶ月未満で、完済時年齢が満80歳未満個人事業主もOK
200万円以上1年以上(個人事業主・法人代表は3年以上)70歳満で、完済時年齢が満80歳未満個人事業主もOK

 

審査に通りやすい住宅ローンかどうかを判別する簡単な方法は「年収基準」と「職業(働き方)の基準」の違いをチェックすることです。

例えば、フラット35であれば年収100万円程度、派遣社員・パート社員でも利用できる可能性があります。逆にソニー銀行などは年収400万円以上と厳しい基準としています。

 

フラット35以外の住宅ローンではITフリーランスや転職直後でも利用しやすい新生銀行は比較的審査に通りやすい住宅ローンと言えるでしょう。また、じぶん銀行au住宅ローン)は年収200万円以上で派遣社員や年金受給者でも利用可能としており、幅広い人からの申込を受け付けていることがわかります。

 

住宅ローンの審査に通りやすい職業とは?

住宅ローンの審査では、「申し込み時点の年収」だけでなく、「収入の安定性」も考慮されます。最終的には1人1人の状況で判断されますが、ざっくり住宅ローン審査に通りやすい職業をランキングすると以下のようになると考えておきましょう。

職業備考
公務員国や地方公共団体が雇用主であり民間企業で働く人のようにリストラされたり、大幅に収入が減るなどのリスクが少ない。
サラリーマン(正社員)公務員に次いで正社員は審査に通りやすいとされている。特に大企業で長年勤めている人は公務員と比較してもそん色ない評価を得られる可能性が高い。
個人事業主、会社経営者、契約社員短期的には利益が出ても、その利益を維持できない可能性があるので収入が不安定と評価される可能性がある。また、経営者の場合会社や事業の決算資料を多数提出させられることも多く、フラット35を除くと基本的には3期分の決算書の提出が必要。
派遣社員派遣社員への融資は対象外としている金融機関がかなり多いが、フラット35やじぶん銀行・イオン銀行など派遣社員への融資も積極的。
パート・アルバイト民間の住宅ローンの利用は困難。フラット35であれば利用できる可能性がある。

 

住宅ローンの審査に通りやすい時期がある?

都市伝説で、毎年3月と9月は住宅ローンの審査に通りやすいと言われたりしています。そのように言われるようになった理由は、住宅ローンを提供している銀行の中間期や決算期の最終月なので、営業スタッフのノルマが高く、審査を緩くしてでも住宅ローンの貸出しを増やそうとする時期だから、ということのようです。

 

まず、勘違いしてはいけないのは、営業ノルマを抱えているスタッフ(営業部)が住宅ローンの審査を行っているわけではありません。銀行の中には営業とは別に「審査部や審査チーム」が存在していて、審査部の社員が住宅ローンの審査を行っています。

 

基本的に審査部に営業目標が設定されることはありませんので、期末の営業ノルマで住宅ローンの審査基準が変わることはありえないと考えておきましょう。

 

ただ、住宅の完成が3月と9月に集中しているため、住宅ローンは「3月」と「9月」が繁忙期(家がたくさん完成する時期)で、積極的に金利を引き下げるキャンペーンなどが開催されるタイミングではあります。

 

住宅ローンの審査基準が変わるというようなことはありませんが、住宅ローンの審査も最後は人が判断していますので、なんとか住宅ローンの融資件数を伸ばしたいと考えた営業担当者が審査部に粘り強く相談するなど、可能な範囲で調整に動いてくれる可能性はゼロではないとは言えるでしょう。

 

住宅ローンの審査に通りやすいハウスメーカーがある?

住宅ローンは「人(年収・職業・信用情報)」だけでなく、担保になる物件の審査を行っています。担保物件の価値が高ければ、万が一返済してもらえなくなってもその物件を売却することで損失を発生させずに済む可能性が高くなるので、住宅の品質も審査材料とされています。

 

建築実績が少ない零細のハウスメーカーよりも、大手のハウスメーカーが建築した住宅の方が住宅ローン審査に通りやすい(金利が低い、希望金額を借りやすい)傾向は存在していて、特に大手メーカーの住宅の方が「希望金額を借りやすい」という傾向があります。

 

なお、ハウスメーカーを問わず、国が定めた性能基準や品質基準を満たす物件の方が住宅ローンの審査で有利なので「優良住宅」「エコ性能」は物件選びのタイミングで意識しておくと良いでしょう。

 

おすすめの住宅ローンとその理由

冒頭でも解説していますが、「審査に通りやすい住宅ローンなのか?」という観点だけで住宅ローンを選ぶのは得策ではありません。「審査も通りやすくて、かつ、金利や条件が良い住宅ローン」を探すことが重要です。

住宅ローンの「審査基準」と「金利」は表裏一体です。審査に通りやすい住宅ローンは金利が高いのが自然ですし、審査が厳しい住宅ローンは金利が低い傾向があります。

 

住宅ローンの審査に不安がある人は、そういった一般的な住宅ローンとは異なる面がある住宅ローンを探す意識が重要です。ということで「審査に通りやすく、金利も低い住宅ローン」としておすすめの住宅ローンを紹介していきたいと思います。

 

楽天銀行の住宅ローン(フラット35)

楽天銀行のフラット35

まず、審査に通りやすい住宅ローンの代表格として紹介したいのはフラット35です。

フラット35はどの金融機関から審査を申し込んでも同じ基準で審査されますので、フラット35を申し込むのであれば、金利と事務手数料とオプションサービスが有利な金融機関を選ぶことが重要になってきます。

金利・手数料・サービスの3つが優れているのが楽天銀行のフラット35で、金利は常に最低水準ですし、事務手数料も0.972%~、自己資金が足りない時に利用するフラット35パッケージローンの金利も低く、楽天スーパーポイントもたまりやすくなります。

民間銀行の住宅ローンよりはかなり利用しやすいフラット35は300を超える金融機関から申し込むことができますが、楽天銀行は申込先候補に加えておくべき金融機関です。

 

 

じぶん銀行の住宅ローン

じぶん銀行の住宅ローンには「審査が通りやすい」というイメージはほとんどありませんが、商品説明書や利用条件を確認する限りでは、年収200万円以上、派遣社員でも可、年金受給者でも利用可能だったり、他の銀行では受け入れていないケースも受け入れるケースがあります

 

例えば、転職直後の場合、じぶん銀行から「職務経歴書」の提出を求められるケースがあります。「職務経歴書」を提出させられると聞くと審査が厳しいように感じますが、普通なら経歴書を確認することなく審査に落とすケースでも「職務経歴書」から読み取れる情報をもとに審査に通してもらえる可能性があるとも言えるわけです。

 

そもそも、じぶん銀行の住宅ローンは変動金利・10年固定金利の金利が低いだけでなく、がんと診断されたら住宅ローンの残高が半分になるがん50%保障団信が無料でセットされていたり、住宅ローンの諸費用を借りる場合でも金利が変わらないなど非常に魅力的な住宅ローンです。

 

じぶん銀行の住宅ローンは「審査に通りやすい」と断言はできませんが、「審査に通りやすそうな基準になっている箇所がありながら、低金利で魅力的な住宅ローンを提供している」と言う点から3つ目のおすすめ住宅ローンとして紹介しておきたいと思います。(仮審査結果は最短で当日に回答がきますし、融資可能金額も仮審査結果で教えてもらえます)

 

 

新生銀行の住宅ローン

新生銀行の住宅ローンは、「審査が厳しい」という評判をよくみかけますが、実際は、ITフリーランス向けの住宅ローンの優遇サービスを提供していたり、転職直後でも申し込み可能な審査条件としていたり、世の中のイメージ以上に審査に通りやすい住宅ローンです。

 

新生銀行の経営戦略の発表でも「金利引き下げ競争には参加しない」と宣言しているように、新生銀行は住宅ローンの金利をむやみに引き下げるのではなく、商品性を差別化したり、他の金融機関で住宅ローンを利用できずに住宅購入や借り換えをあきらめてしまった人が利用しやすいように工夫して住宅ローンを提供しています。

 

新生銀行の住宅ローンが必ずしも「審査に通りやすい」というわけではありませんが、住宅ローンの審査基準も特徴的なので、複数の住宅ローンを申し込む際の候補の1つに加えておくと良いでしょう。実は、他の住宅ローンの審査に落ちた人でも新生銀行の住宅ローンの審査に通ったという話はよく聞くことがありますし、店舗が近くにある人であれば窓口に相談して、事情を説明できるというのも大きなメリットです。

 

 

審査に通りやすい住宅ローンまとめ

この特集ページでは住宅ローンの審査と審査に通りやすい住宅ローンを解説してきました。住宅ローンの審査申込は無料です。時間がたくさんあれば、条件が良い住宅ローンから順に申し込んで審査に通るかを確認できるのですが、住宅ローンの申し込みは提出書類なども多く、手間がかかるので10社・20社も申し込むのは現実的ではありません。

住宅ローンの魅力と審査基準を確認しながら、2~3個ぐらいの住宅ローンに効率よく申込するようにしましょう。

 


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