2023年6月26日
住宅を購入したら、必ず加入しておいた方が良いのが火災保険です。火災保険に加入しておけば、火災、落雷、水害などで建物や家財が損傷した場合に、保険金が支払われます。もし、火災保険に入っていなければ、多額の修理費用を自己負担しなければならず、資金が足りないという事態も起きえます。
また、火災保険の加入を住宅ローン実行の条件としている銀行もあります。「住宅ローンは残っているのに、家は損傷して住めなくなった」ということのないように、火災保険は積極的に検討しましょう。
この記事では、auじぶん銀行が、同行の住宅ローンの利用者向けに提供している割安な保険「タフ・すまいの保険」を例に火災保険の補償内容を解説します。
目次
※審査の結果によっては、保証付金利プランとなる場合があり、その場合、上記の金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。それぞれの金利プランの詳細はこちらから確認してください。
タフ・すまいの保険は、auじぶん銀行の住宅ローンの利用者向けに提供されている火災保険です。auフィナンシャルグループに属するauじぶん銀行とauフィナンシャルパートナーが共同で取扱代理店になっています。実際の保険の提案、見積もり、契約手続き、問い合わせへの回答は、auフィナンシャルパートナーが対応しています。
「タフ・すまいの保険」は、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と、東京海上日動火災保険株式会社の2社が、共同保険契約の形で提供している火災保険です。
auじぶん銀行の住宅ローンの利用者は、団体割引が適用されるため、保険料が割安になります。勤め先に社員割引が適用される団体保険が特に用意されていない方にとっては、団体割引を利用できる貴重な機会だといえます。
(参考)
タフ・すまいの保険の特徴は、以下の3つに分けられます。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
タフ・すまいの保険の補償内容は、下記の通り幅広くなっています。
タフ・すまいの保険の補償は建物および家財に付けられます。「自分は火の始末には人一倍気を使っている」という方でも、火災については油断できません。日本には失火責任法という法律があり、隣の家で火災が起こり、自分の家に火が燃え移ったようなケースでも、隣の家の人から賠償金を受け取れない可能性があるからです。もちろん、火災を起こした方に重大な過失がある場合は、この限りではありません。しかし、仮に隣家の方に損害賠償責任があるようなケースでも、その方にまとまった金融資産がなければ、支払いを受けるのは難しいことが予想されます。
また、落雷、破裂、爆発も、意図せずに起きる可能性があります。火災保険に加入しておけば、「マイホームが住宅ローンだけ残して焼失してしまった」という事態を防げます。
家財に関しても油断はできません。落雷によって、家電製品が壊れてしまうことがあります。家の購入時に新しく買い換えた家電が、落雷により全滅してしまったら、相当な損害になります。タフ・すまいの保険は家財の損害も補償しています。
日本列島には頻繁に台風が上陸します。台風によって、窓ガラスが割れてしまったり、屋根が破損した場合には、数百万円クラスの修理代がかかることがあります。雹災は雨や雪のように頻繁に降るものではありませんが、全国的に時々雹被害のニュースは耳に入ります。雪災は雪の多い地域の方にとっては身近な災害でしょう。
この火災保険に加入しておけば、このような損害も補償されます。
水道管の破損によって、急に壁や天井が水浸しになることがあります。また、このような水ぬれで家電製品壊れてしまうこともあります。タフ・すまいの保険は、水ぬれによる損害も補償対象です。
日本では毎年のように大規模な水災が起きています。水災の補償を付けておけば、土砂崩れによって、家が倒壊してしまった場合や、床上浸水によって、家電製品が全滅してしまった時に、保険金が受け取れます。
水災に関しては、高台の上や高層マンションなどのように、限りなく起きる可能性が低い物件も存在します。タフ・すまいの保険では、水災に対する補償がないプランを選ぶこともできるようになっています。
子育て世代の家庭では、破損の補償の出番があるかもしれません。例えば、子供が遊んでいて、買ったばかりの高価なテレビを壊してしまったら大変です。家財の破損が補償される契約に加入しておけば、このようなケースでも保険金を受け取ることができます。
実は、火災保険には弱点があります。それが「地震、噴火、これらによる津波(以下、地震等)」です。多くの火災保険では地震等を「保険金を支払わない場合」に規定しています。地震等による損害は、倒壊だけでなく火災も含めて火災保険の補償対象外です。
そこで、地震等による火災や損壊、噴火による埋没、津波による流失などの損害を補償するのが「地震保険」です。地震保険は、火災保険とセットで加入するタイプの保険です。設定できる保険金額は、前述した「タフ・すまいの保険」で付けた保険金額の30%〜50%が範囲で、建物は5,000万円、家財は1,000万円が上限です。地震等で損害が生じた際の保険金額は以下の通りになっています。
ここでの注意点が、保険金では再建築するのは難しいという事実です。例えば、建物が全壊する「全損」と判定される損害を被り、地震保険金額の100%が受け取れるようなケースであったとしても、その保険金額は「タフ・すまいの保険」の30%〜50%程度です。
つまり、全壊した建物の再建築費用を地震保険だけで工面するのは、難しいということです。それでも、仮に地震等で自宅が全壊した際に、保険金があるのとないのとでは、生活を再建できるかどうかが変わりますので、地震保険は十分に検討する価値があります。
タフ・すまいの保険には、地震火災費用特約が付けられます。この補償は、地震等による火災時の損害を補償する特約です。タフ・すまいの保険の保険金額の30%〜50%の範囲で設定します。地震保険と併せて加入すると、地震等による火災時に、地震保険と地震火災費用特約の両方から保険金が支払われます。
タフ・すまいの保険には、事故時諸費用特約、特定機械設備水災補償特約、 居住用建物電気的・機械的事故特約、類焼損害・失火見舞費用特約、日常生活賠償特約、受託物賠償特約、弁護士費用特約、自宅外家財特約などのオプションの特約が付けられます。
記に挙げたオプションの中で特に重要だと思われるものを2点取り上げます。
<類焼損害・失火見舞費用特>
同特約は、自宅の火災や爆発によって、近隣の建物等に損害が発生し、修理や見舞金の費用が発生した場合に保険金による補償が受けられる特約です。失火責任法の知識がある人は、「重大な過失がなければ、火災による近隣の建物等に対する損害賠償義務は発生しないのでは?」と思うかもしれません。仮に、そのようなケースであったとしても、近所の方々に迷惑をかけてしまったという事実は消えません。人間関係に影響します。木造建築の密集地に住んでいる人は、他者の損害も守るという意味で類焼損害のオプションは検討しても良いでしょう。
<日常生活賠償特約>
日常生活賠償特約は、例えば自転車事故のような、普段の生活の中で、他人を怪我させてしまった場合等の賠償金を補償する特約です。人を怪我させてしまった場合の賠償金は、億に達する場合もあります。また、タフ・すまいの保険では同特約は電車等の運行不能の損害賠償金も補償の対象にしているようです。個人賠償責任に類する保険に加入していない方は、検討すると良いでしょう。
タフ・すまいの保険には、水回りの修理サービス、鍵開けサービス、法律や税務相談のサービスも付いているので安心です。
タフ・すまいの保険は公式ウェブサイトや「あいおいニッセイ同和損保あんしんサポートセンター」で、24時間365日事故の対応を受け付けています。
タフ・すまいの保険の申込方法は以下の通りです。らくっとネット手続きを利用すると簡単に申し込みができます。手軽に申込みができる割に、補償内容は充実しており、タフ・すまいの保険の評判は比較的良好です。
詳しくは、auじぶん銀行のウェブサイトの住宅ローンのページにおける「火災保険」の箇所をご覧ください。
(参考)
auじぶん銀行の住宅ローン公式サイト
2022年10月に火災保険のルールが改定されました。2022年9月までは、最長10年契約が可能でしたが、10月1日以降は5年契約が最長になりました。
また、木造住宅を中心には全国的に保険料が値上げ傾向にあります。火災保険料は、各社で異なるため、複数の保険会社の条件を見ることが大切です。少なくとも、不動産会社が提案する火災保険のみを見て加入するのは得策とはいえません。本記事でご紹介した、タフ・すまいの保険も含めて、最もお得な保険を選択しましょう。
すでに火災保険に加入している方は、「火災保険の見直しはできないだろうか」と考えると思います。改定後に保険料が下がるケースに当てはまる場合は、見直しもありだといえます。ただ、一般論として、現在の「最長10年契約」の制度に改定される前の、「最長36年契約」の時代に火災保険に加入している方は、火災保険を見直すことで逆に火災保険料が上がってしまったり、契約更新タイミングの短期化で、今後保険料値上げの影響を受けてしまう可能性が高まることから、一般的には見直さない方が良い、という結論になることが多いです。とはいえ、契約内容のスリム化などの観点を含め、一度選択肢を見てみたいという方は、損害保険の代理店などに相談してみると良いでしょう。
火災保険は万が一の時に人生が狂わないようにするための大切な保険です。保険料は保険会社によって多少異なります。タフ・すまいの保険は、団体扱の割引が適用されるので比較的リーズナブルだといえます。auじぶん銀行のウェブサイトで当該保険のパンフレットを閲覧できるので、まずは商品内容を見てみましょう。
参考サイト:auじぶん銀行 住宅ローン 公式サイト
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