公開日: 2026年10月23日

ドコモ契約者向けの専用住宅ローンは、2021年に発表された三菱UFJ銀行との提携からは生まれませんでした。ドコモグループの住宅ローンを選べるようになったのは、2026年8月3日に住信SBIネット銀行が商号を変えてからです。
いまの名前はドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)です。WEB申込コースの仮審査申込は、2026年10月30日(金)17時で受付が終わります。それ以降に申し込む家庭は、SBIマネープラザなどの銀行代理業者が窓口の対面相談コースを使います。
2021年5月11日、NTTドコモと三菱UFJ銀行は金融事業での業務提携を発表しました。携帯料金の値下げで通信の利益が伸びにくくなるなか、ドコモは銀行と組んで金融事業を広げようとしていました。
三菱UFJ銀行の側も、長く続いた低金利で国内の収益力が落ちており、新しい顧客層を求めていました。両社の発表には、取引に応じてdポイントがたまる新しいデジタル口座を共同で提供する計画が示されていました。
さらに発表文には「両社による独自の住宅ローンの開発や資産運用サービスでの協働など、金融サービスの各領域における協働事業も今後検討してまいります」とあり、ドコモ利用者向けの住宅ローンへの期待が高まりました。
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三菱UFJ銀行は2008年にKDDIとじぶん銀行(現・auじぶん銀行)を共同で開業し、住宅ローンの取扱いで業界上位の銀行に育てました。通信会社と組んだ銀行づくりの経験があることも、ドコモとの協業に期待が集まった理由です。
両社の協働は、2022年12月12日に始まったデジタル口座サービスのdスマートバンクとして形になりました。三菱UFJ銀行の口座とdアカウントをひも付け、携帯料金やdカードの引き落としなどに応じてdポイントがたまるサービスです。
dスマートバンクは2025年10月27日に新規申込の受付を終え、2026年1月29日でサービスを終了しました。提携当初に検討されていたドコモ契約者専用の住宅ローンは、この提携からは生まれていません。
ドコモは三菱UFJ銀行との協働とは別に、自らの銀行を持つ道を選びました。2025年10月1日に住信SBIネット銀行を連結子会社とし、三井住友信託銀行と議決権を50%ずつ持つ共同経営に移っています。
そして2026年8月3日、商号が株式会社ドコモSMTBネット銀行に変わりました。金融機関コード・支店番号・口座番号は変わらず、8月20日からは口座とdアカウントの連携機能も使えます。
もともとネット銀行の中でも住宅ローンの取扱額が大きい銀行で、2023年10月には住宅ローンの取扱額が10兆円を超えています。商品を共同で作るのではなく、銀行ごとグループに迎える形で、ドコモの住宅ローンは事実上実現しました。
2026年8月21日からは、全国196店のドコモショップで口座開設や初期設定のサポートも始まりました。ドコモショップでは住宅ローンなど個別の金融商品の案内は行っていないので、住宅ローンは銀行代理業者の窓口などで相談できます。
ドコモSMTBネット銀行のWEB申込コースは、2026年10月30日(金)17時で仮審査申込の受付を終了します。それまでに仮審査を申し込んだ人はWEB申込コースで手続きを続けられ、以降は対面相談コースでの申込になります。
対面相談コースでは、店舗やオンラインで専門スタッフに相談しながら手続きを進められます。2026年10月の通期引下げプランの変動金利は、物件価格の80%以下を借りる場合が年1.600%、80%超は年1.700%です。
審査結果による金利の上乗せは、対面相談コースが最大年0.550%で、WEB申込コースの年0.100〜0.300%より幅があります。環境配慮型住宅への特別金利優遇も、対面相談コースでは2026年9月実行分で終わりました。
全疾病保障のついたスゴ団信は、対面相談コースでも付けられます。子どもが小さいうちに働けなくなったときの返済をどう支えるかは、金利と並んで家族で話し合っておきたい点です。借入額の目安はドコモSMTBネット銀行の借入限度額の試算で紹介しています。
窓口になる銀行代理業者は、金融庁の免許・許可・登録等を受けている事業者一覧で許可を受けているかを調べられます。
商号変更の記念として、2026年8月21日から12月30日までに住宅ローンを新たに借り、対象のドコモサービスをWEBで契約すると、最大10万ポイントのdポイント(期間・用途限定)がもらえるキャンペーンが行われています。
対象はローンプラザや住宅ローンショップなど、銀行代理業者の拠点を通した新規の借入で、借り換えは対象外です。借入金額1,000万円未満も対象外で、1,000万円以上2,000万円未満は最大5万ポイント、2,000万円以上は最大10万ポイントです。
住宅ローンは数千万円を数十年かけて返す契約なので、家計への影響が大きいのは金利・諸費用・団体信用生命保険(団信)の保障です。ポイントは金利と団信で比べたあとの上乗せと考え、教育費を払い続けられる返済額かどうかを先に計算しておきましょう。
通信会社と銀行グループが組んだ金融事業には多くの例がありますが、2025年以降は資本関係の見直しが続きました。主な組み合わせと現在の姿は、下の表のとおりです。
| 出資企業名 | 設立企業・サービスと現在 |
| KDDI、三菱UFJ銀行 | auじぶん銀行(2025年にKDDIの100%子会社へ。三菱UFJ銀行は持分を譲渡) |
| KDDI、三菱UFJフィナンシャル・グループ | auカブコム証券(2025年2月に三菱UFJ eスマート証券へ社名変更・三菱UFJ銀行の100%子会社) |
| LINE、みずほ銀行 | LINE Bank(2023年3月に開業に向けたプロジェクトを中止) |
| LINEヤフー(Zフィナンシャル)、三井住友銀行 | PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行。2025年4月にPayPayの子会社へ) |
| みずほ銀行、ソフトバンク | J.Score(2023年1月に新規の借入枠の申込受付を終了し、事業をLINE Creditへ統合) |
| NTTドコモ、三井住友信託銀行 | ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行。2026年8月に商号変更) |
KDDIと三菱UFJフィナンシャル・グループは2025年に資本関係を見直し、銀行はKDDIへ、証券は三菱UFJへと互いに寄せました。PayPay銀行も2025年4月にPayPayの子会社となり、通信会社のグループがそれぞれ自前の銀行を持つ形がはっきりしてきました。
NTTドコモは、三菱UFJ銀行との提携では専用の住宅ローンに至りませんでしたが、住信SBIネット銀行をグループに迎えて同じ流れに加わりました。家計にとって大切なのは、どのグループの銀行かより、金利・諸費用・団信の中身が自分の家庭に合うかどうかです。
A. 2026年8月3日に住信SBIネット銀行がドコモSMTBネット銀行へ商号を変えたことで、ドコモグループの銀行の住宅ローンになりました。2026年10月30日17時以降の新しい申込は、銀行代理業者が窓口の対面相談コースです。
A. 住宅ローンのキャンペーンでは、特典の進呈時に連携が解除されていると対象外になります。ドコモとドコモFGへの個人情報の第三者提供への同意も必要で、同意を取り消した場合も対象外です。
申し込む前に、ドコモSMTBネット銀行の最新の金利とキャンペーンの条件も確かめておいてください。
ドコモSMTBネット銀行の住宅ローンは、ネットで申し込む「WEB申込コース」のほか、銀行代理業者のSBIマネープラザで、店頭やオンラインで専門スタッフに相談しながら申し込むこともできます。
物件価格の80%以下で借りる場合の金利優遇は、WEB申込コースでは2026年8月実行分で終了しましたが、SBIマネープラザで申し込む住宅ローンでは、2026年9月時点でも物件価格80%以内の金利が案内されています。頭金を入れる予定の人は、WEB申込コースとあわせて比べてみましょう。
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※PR SBIマネープラザは、ドコモSMTBネット銀行とSBI新生銀行を所属銀行とする銀行代理業者です。金利や優遇条件は毎月見直されるため、最新の条件は申込前にご確認ください。
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