2024年10月20日
auじぶん銀行のウェブサイトを見る限り、リフォームローンやリノベーション専用のローン商品は取り扱っていませんが、住宅ローンとリフォームローンを借りている方は、auじぶん銀行の住宅ローンに借り換えをすることで、住宅ローンの支払い額を軽くできる可能性があります。
住宅のリフォームには、ある程度のまとまったお金が必要になります。中古住宅を購入し、リフォームを検討している方や、すでに購入したマイホームのリフォームを予定している方のなかには、ローンを組み、リフォーム費用の借り入れを検討している方も多いのではないでしょうか?
auじぶん銀行では、他社で借りた住宅ローンとリフォームローンを、借り換え時に合わせて、1本のローンにまとめることができます。
この記事では、auじぶん銀行の住宅ローンをリフォームローンから借り換えるメリットと注意点について解説します。
目次
住宅ローンとリフォームローンは、どちらも住宅に関連するローンですが、目的や条件が異なります。
住宅ローンは、新築や住宅購入資金を長期で借りるローンです。
一方、リフォームローンは住宅の改修資金を短期間で借りるローンで、住宅ローンに比べて金利がやや高めなのが特徴です。
auじぶん銀行は、住宅ローンを取り扱っている銀行の中でも、トップクラスの人気を誇る銀行です。人気を集める主な理由とし下記の特徴があげられます。
※ 審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途発生する保証料はありません。
auじぶん銀行の借入金利は、非常に魅力的な水準となっています。変動金利、固定金利共に、低金利を打ち出しています。
住宅ローンを借りる際に保証会社の利用を必須としている銀行は数多くあります。その場合は債務者が保証料を負担します。保証会社は、債務者が住宅ローンの支払いができなくなった際に、代わりに住宅ローンの残債を返済する役割を担っています。だからといって債務者は返済を免除されるわけではありません。結局、債務者は保証会社に対して立て替えてもらった分の金額を支払わなければいけません。
※ 審査の結果、保証会社を利用する場合は、保証料相当額を上乗せした金利が設定されますが、別途発生する保証料はありません。
auじぶん銀行では原則、保証会社を利用しなくても住宅ローンを借りることができます。そのため、保証料がかからないということです。ただ、審査の結果によっては、保証会社の利用が借り入れの条件になる場合があるので、その際は保証料分の費用が金利に上乗せされる形になります。
(参考)auじぶん銀行 住宅ローンの特徴
https://www.jibunbank.co.jp/products/homeloan/feature/
auじぶん銀行は、その名から連想できるとおり、auサービスとの親和性が高くなっています。
例えば、au IDをauじぶん銀行の口座に紐づけることで、Pontaポイントが貯まるキャンペーンやプログラムの対象になるという嬉しいメリットがあります。
また、
また、auユーザーなら、auじぶん銀行の住宅ローンをよりお得に利用できる「auモバイル優遇割」というサービスがあります。
auモバイル優遇割は、au回線とauじぶん銀行の住宅ローンをセットでご契約いただき、適用条件を満たすと住宅ローン適用金利から年0.07%引き下げることができます。
(参考)auじぶん銀行 au特典
https://www.jibunbank.co.jp/prime_bank/howto/
auじぶん銀行では、がん50%保障団信に金利上乗せなしで加入できます。しかも、保障内容はその名称以上の充実した内容になっています。
まず、「がん」と診断されたら、残債が半分になる保障が付いています。(一部の皮膚がんや上皮内がんなど、対象外になるがんもあります)さらに、精神障害以外の怪我や病気で入院が31日以上になった際には、月々の返済が保険金によって免除されます。そのまま入院が長引いた時には、30日ごとに毎月の返済額が免除されます。最終的に入院が継続180日になった場合には、残債が全て保険金によってなくなります。
例えば、大きな交通事故に遭ってしまった場合や、脳梗塞などの長期入院が必要なケースでも、auじぶん銀行の団信に加入しておけば一定の安心は保たれます。
もちろん、死亡・高度障害保障やリビングニーズ特約(余命6ヶ月と判断された場合に、残債が完済される特約)も、一般的な団信と同様についています。
auじぶん銀行は、完全なネット銀行なので店舗がありません。住宅ローンの申し込みはインターネットで行います。そのため、会社を休んで銀行に来店する必要がなく、夜の空いた時間や、土日でも手続きを進めることができます。
インターネットの操作や、手続きのことで不明なことがあれば、通話料無料でコールセンターに問い合わせることができます。auじぶん銀行は、2022年にHDI-Japan主催の「問合せ窓口格付け」と「クオリティ格付け」で最高評価を受賞しており、親切な対応にお墨付きを得ています。
ここまで述べてきた特徴により、多くの方が「住宅ローンを借りるなら、できればauじぶん銀行を選びたい」と考えると思います。
しかし、auじぶん銀行のウェブサイトを見ても「リフォームローン」という項目はありません。
他の金融機関で借りた住宅ローンとリフォームローンがある方が、それらのローンを1本にまとめて住宅ローンに借り換える、ということは受け付けています。
ただし、リフォームローンは銀行から借入をしたものに限定されています。ノンバンク等から借り入れた場合は対象外となっているようです。
auじぶん銀行では、新規のリフォームローンの資金の借入や、リフォーム資金のみの借り換えは行っていません。
つまり、現在すでに住宅ローンとリフォームローンを組んでいる方が、auじぶん銀行でリフォーム資金を借りられる対象者ということになります。
前述の通り、auじぶん銀行でリフォームローンを借りられる方は、現在住宅ローンとリフォームローンを合わせて借りている方に限定されます。
それでは、わざわざauじぶん銀行の住宅ローンに借り換えをするメリットはあるのでしょうか。判断のポイントは以下になります。
auじぶん銀行の住宅ローン金利は低水準にあるため、住宅ローンの金利は借り換えによって下げられる可能性があります。
リフォームローンの金利は、一般的に住宅ローンの金利よりも高くなっています。auじぶん銀行で借り換えを行うことで、住宅ローンとリフォームローンの2本立てになっている方は、住宅ローンに1本化されます。そうすることで、リフォームローンがauじぶん銀行の住宅ローンに切り替わる部分は、相当な支払い利息の軽減が期待できます。
ただし、最近はリフォームローンを住宅ローンと同じ金利条件で融資している銀行もあります。「リフォームローンの方が住宅ローンよりも金利が高いだろう」というイメージだけで判断せず、自身のリフォームローンの借入金利を確認しましょう。
借り換えによって、金利のメリットがある場合でも、諸費用の金額を考えた場合、借り換える経済的メリットが得られない場合があります。
auじぶん銀行の住宅ローンの事務手数料は、借入金額の2.2%(税込)となっています。また、借り換えを行う際には、登記関連費用がかかります。auじぶん銀行のウェブサイトでは、シミュレーションツールで住宅ローンの返済金額を計算できます。
シミュレーションツールでは、事務手数料と登記関連費用の概算金額も計算してくれるため、諸費用を含めて借り換えメリットがあるかどうかを調べることができます。借り換えによって金利が下がる、という観点だけで判断せず、必ずシミュレーションをしておきましょう。
先述の通り、auじぶん銀行の団信の内容は非常に充実しています。借り換えによって団信が強化されれば、今加入中の生命保険を多少見直しできる可能性もあります。
逆に、健康状態によっては今までの銀行の団信を継続した方が、保障が有利な場合もあります。例えば、がんをすでに患っている方は、auじぶん銀行のがん50%保障団信に加入できない可能性があるため、借り換えのメリットを1つ失うことになります。
健康体の方であれば、auじぶん銀行の手厚い団信のメリットを享受できるでしょう。
他の銀行で借りた住宅ローンとリフォームローンを、auじぶん銀行のリフォームローンに借り換える場合の注意点は以下の通りです。
◆ 審査で通らないことがある
◆ 建築基準法などの法令に適合している必要がある
住宅ローンの審査は誰でも通るものではなく、しばしば審査落ちとなってしまうケースはあります。
収入要件が重要であることはいうまでもありません。その他、リフォームローンが賃貸事業のためのものであるケース、建築基準法等に適合していないため建て替え不可能となっている土地の建物をリフォームによってもちこたえさせているケースなどは、審査に通らない可能性があります。
リフォームをすることで、既存住宅の性能を高めることが期待できます。結果的に建物を長く使えるようにしたり、環境に優しい住宅を増やすことに繋がります。そのため、リフォームにはいくつかの支援制度があります。ここでは省エネに資するリフォーム補助金制度の一例を取り上げます。
なお、リフォームの補助金制度は、期限が決まっているため、情報を知ってからでは手続きが間に合わないケースが少なくありません。募集上限に達していることや期限が過ぎていることは気にせず情報収集に努めましょう。そして、新しい情報が出る年度変わりなどの時期を待ち、気に入った補助金制度がリリースされたらそれを使う、という形でじっくりと検討することが大切です。また、自治体独自の制度も調べておきましょう。
既存住宅における断熱リフォーム事業は、15%以上の省エネ効果が見込まれるリフォームをした場合に、補助対象経費の3分の1に相当する補助金が受け取れる制度です。補助の対象になる製品は、断熱材、窓、ガラス、玄関ドアの高性能建材です。補助金の上限額は、戸建の場合120万円、マンションの場合15万円で、玄関ドア部分は5万円が上限になっています。
さらに家庭用蓄電池システム、家庭用蓄熱設備、熱交換型換気設備等を導入した場合は、順に20万円、20万円、5万円の補助金の対象になります。詳しくは、「既存住宅における断熱リフォーム事業」の公式情報をご確認ください。
(参考)公益財団法人 北海道環境財団
https://www.heco-hojo.jp/yR03/danref/index.html
中古住宅を購入した方は、購入時に多少のリフォームをしているのではないでしょうか。まだリフォームローンと住宅ローンが残っている方は、auじぶん銀行の住宅ローンへの借り換えで、住宅ローン支出が改善できるかもしれません。
まずは、auじぶん銀行の住宅ローンの条件を見てみましょう。
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